ブログ執筆と独学「モチベーション問題」
ブログ執筆にしろ勉強にしろ、とにかく100人中90人は躓くのが、「モチベーションの問題」
最初はモチベーションが上がる要因がほぼ皆無だから、多くの人が挫折してしまうのも当たり前といえる。
まずはとてつもない孤独。
基本的に周りにブログを書いている人なんて一人も居ない、一緒にブログを頑張る仲間なんてものも存在しない。
実はブログ書いているという人は居るかもしれないが、多くの場合公言していないので、実質は居ないといえる。
記事を書いても書いても、アクセスは伸びない。
反応もないから、やりがいも感じられない。
誰も見てないブログだから、収益も発生するわけない。
「ブログは最初が一番辛い」からこそ、モチベーションは上がらなくて当たり前。
だからこそ、どうやって最低限ブログ執筆を継続するモチベーションを維持していくかが、とても大事になってくる。
行動してモチベーションを上げる「作業興奮」
「モチベーションが上がったら行動しよう」という考え方そのものが間違い。
「行動してモチベーションを上げる」という考え方こそが正しい。
人間の脳は行動することでモチベーションが上がる性質を持っている、それが「作業興奮」
ブログもとにかく書き始めるまでが一番つらい。
でも、とにかく書き始める事で、作業興奮を生み出してモチベーションを上げていく事が重要。
そのためには、まずは書き始めるまでのハードルを極力下げる事が重要になる。
とりあえずノートPCを買うべし
ブログを書くための環境というのも大事になってくる。
デスクトップPCでもいいし、スマホでも書こうと思えば書ける。
しかし、個人的にオススメなのはフルキーボード搭載のノートPC。
いつも持ち歩き、隙あらばカフェに寄って執筆。
家に帰ってからも、リビングや寝室に持ち歩き、書ける暇があれば書く。
スマホのフリック入力でもいいが、フルキーボードのノートPCを一度でも使えば、全然効率違ってくるので、出来るなら買っておきたい。
お金に余裕があるなら高級ノートPCを買うべきだが、お金がないならchromebookがオススメ。
とにかくOS自体が軽くて動作が速いので低スペックの格安PCでも快適に使える。
下手に格安のWindowsPCを買ったら後悔する事になる。
2万円出せば買えるんだから、とりあえずで買ってしまっても、損はない。
ブログを勉強ノート・メモ代わりに
最初から稼ごうと思ってブログを始めるのではなく、メモを取るため、勉強ノートの代わりに、自分のために記事を書く。
このブログではまさに、まずは読者の事なんて無視して、面倒くさがりでサボり癖のある自分を奮起させるため、少しでも勉強して、些細なメモでもいいからとにかく文字を買いてアウトプットするためのブログ。
日々ダラダラと、何の生産性も無い人生を、何でもかんでもコンテンツ化出来るようにもなる。
何か成功しても失敗しても記事ネタになる。
旅費も食費も、ブログネタに使えば経費になる。
ブログネタを最優先に考えて行動すれば、生産性の無い悔いの残る時間を過ごす必要もなくなる。
孤独に独学を進めるにしても、モチベーションが生まれる。
本を読んだら「読書メモ」を書く。
「書評記事」を書こうとすると、立派なものを書かなければならないような気がして、結局は後回しにして書かなくなってしまう。
しかし、「読書メモ」と考えれば、気楽に書くことが出来る。
勉強にしても、勉強して分かったこと、考えたことを自分の言葉で、拙さとかは気にせずにメモのつもりで記事に書く。
ごちゃごちゃな記事になるかもしれないが、他人向けの解説記事を書くのは後回しにしてもいいし、本格的なブログアフィリエイトで収益化図るなら、別途ブログを立ち上がればいい。
もしかすると、ごちゃごちゃ考えた形跡こそが、自分以外の勉強している人の共感を呼び、参考になってくれるかもしれない。
いきなり「解説記事」を書こうとせず、「メモ代わりの記事」がいっぱい溜まってきたら、それらをまとめて解説記事を作る。
他人向けにまとめ直して解説記事を作る事は、勉強を他人に教えるのと同様に、自分の中でしっかりと整理して復習する事に繋がる。
精度の高いブログ記事作成スキルも向上させる事が出来て、結果的にブログを収益化する道を切り開く事も可能となるかもしれない。
自分用のメモ記事を大量に作る事によってSEOがどうなるのかなんて分からないが、そんなの気にしてストレスになるぐらいなら、気にすべきではない。
ワードプレスの検索機能というのは、そこそこ優秀なので、過去に自分が書いたメモ記事の中身も含めて検索し、後で見返すのにもとても便利。
よく使う情報をまとめた記事を作っておけば、頻繁に自分で参照する事が出来て、大変便利。
ただ、ブログをメモ代わりにするといっても、インターネット上にアップするため、個人情報などをアップしないように気をつけたい。
あまりに自分の内面やダークサイドを曝け出しすぎた内容、心に秘めた負の感情などを暴発させてしまう事のないように気をつけたい。
SNSで炎上する類の内容は、ブログにも載せない。
勉強メモといっても、あまりにも露骨な丸写しもよくない。
自分の言葉に置き換えたメモを残すようにこころがけたい。
生涯学習 未使用の潜在能力細胞を使って新たな伝達回路をつくる
生涯学習とは、1965年に国連のユネスコによって最初に提唱された概念であり、1972年頃から世界に広がり、日本では1990年に生涯学習振興法が制定された。
一般に「人々が自己の充実・啓発や生活の向上のために、自らの意思に基づいて生涯を通じて行う学習」と定義されている。
その内容は、文化・スポーツ・ボランティア・趣味など多岐にわたる。
神経細胞の数は加齢と共に減少するが、それでも多くの未熟な神経細胞(潜在能力細胞)が使われずに残っている。
脳は、何か初めての経験をするたびに新しい情報伝達回路をつくって働き始める。
潜在能力細胞を成長させる新しい挑戦こそ、生涯学習によって齎される恩恵となる。
俳句なりマラソンなり、中高年になってから新しいことを始めた人たちの脳を調べると、みな活発で若々しい状態を保っている。
「六十の手習い」という言葉もあるが、60歳どころか80歳でも90歳でも成長できる仕組みが脳には備わっている。
学校に通った年月が長ければ長いほど、アルツハイマー型認知症になりにくいという統計がある。
脳を使うと新陳代謝が活発になり、脳が成長する。
アルツハイマー患者の脳に多くみられるアミロイドβという老廃物が脳に溜まりにくくなるという事も確認されている。
学校教育を終えたあと、生涯学習を続ける年数も長いほどボケにくい。
注意しなければならないのは、若い頃バリバリ脳を使っていたほど、使わなくなってからの反動が大きくなる。
定年退職後、さらにFIREを達成してアーリーリタイアを目指す人々、引退してゆっくりしようといきなり脳を使わなくなるのは大変危険であり、どんなにお金を稼いだとしても、完全に引退する事はなく、生涯学習を通じて常に脳を使う事をこころがけたい。
学校の”勉強”と生涯学習の”学び”は全く異なる
生涯学習をしようとする場合、教科書を読んだり問題集を解いたり、「学び直し」は効果が薄く、何か「新しい学び」に取り組むべきである。
ただ、あまりにもハードルが高いと脳にストレスを与えてしまう。
自治体の生涯学習センターの講座やスクール、サークルなどを選ぶのであれば、自分が楽しくやれそうなこと、好奇心をそそられることを選ぶのが肝要。
わくわくしながら学習すると、感情系脳番地が活発になり、隣接する記憶系脳番地にも好影響を与えるので、物忘れの予防にもなる。
学業と違い、やってみて面白くなければ辞めて別のことをすればいいのだから、失敗を恐れず気軽に取り組むべき。
放置された自転車がどんどん錆びついていくように、使われない脳はみるみる退化していく。
高校・大学で学びはお終いというのは、寿命が60年だった頃の古い考え方であり、人生100年時代といわれる現代においては、40歳50歳ならまだまだ学び盛りの青少年である。
お金持ちになる人の脳の使い方
脳には普段から意識しているものを探し出そうとする「引き寄せシステム」のようなものが備わっている。
関心の薄いものは自動的にスルーしてしまうため、お金に無頓着だと、お金に関する情報をどんどん見逃していってしまう。
反対に、お金に強い関心があり、お金を管理する時間・頻度が多い人の脳は、アンテナを張り巡らせて情報を探している。
お金を得るために知るべきこと、行くべき場所、会うべき人などを脳がどんどん見つけてくれる。
お金に関心を持つ第一歩としては、家計簿をつけてお金を管理する時間を増やし、使いみちを明確にして優先順位をつけるなど、出来ることからはじめて、徐々にお金に関心を持っていく事が大事になってくる。
世界一の投資家ウォーレン・バフェットは、6歳のときにコーラを転売して小遣いを稼ぎ、11歳で株式投資を始めた。
同級生が目の前の遊びに夢中になっている頃に、お金を増やす事だけを考え続けていた。
バフェットのようにお金そのものを増やすことが大好きなお金持ちもいれば、豪邸や高級車、地位や権力を得る事が大好きなお金持ちもいる。
それら大富豪たちの共通点は、欲しい物は欲しいとはっきりしており、自分の欲望に蓋をすることなく、それを満たすためにお金を注ぎ込む。
同時に、欲しくないものには一切お金は使わない。
バフェットは自家用ジェットは所有してるが、食事はほとんどファーストフードでコカ・コーラが大好き。
大統領にまで上り詰めたドナルド・トランプも、凄まじい権力欲と自己顕示欲全快でド派手な建築物も大好きだが、食事に関してはマクドナルドが大好きで、お酒も飲まない。
但し、自分の欲望に正直で自分の感情に敏感である代わりに、自分の他人の感情が理解出来ない傾向がある。
世間から非難や嫉妬を浴びても知らん顔で自分のやり方を貫くことで、対人関係でトラブルを起こしがちであり、ドナルド・トランプは合衆国大統領として世界中でトラブルを起こしまくった。
スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツ、ジェフ・ベゾス、IT企業の創業者たちも、プライベートの対人関係はトラブルまみれで有名。
こうした傾向は、自閉症スペクトラムの特徴といえる。
資産総額がある程度に達するとお金の定義も変わり、多額の寄付やボランティアなどのフィランソロピー活動に熱心に取り組む人も多い。
お金持ちは「大きいお金、小さいお金」という言葉をよく口にする。
大きいお金は預かっているお金であり、回す・投資するべきお金。
小さいお金は自分のために使うお金。
資産総額は少ないとしても、「小さいお金」の割合が大きくなりすぎていないか確認していく事も大事になっていく。
スピリチュアル系の「引き寄せの法則」話は脳科学的にも説明可能
スピリチュアル系の分野で大変有名な「引き寄せの法則」
実は、脳にも「引き寄せシステム」といってもいいような能力が備わっている。
◯◯したい、◯◯が欲しいという思い(目的・意識)を脳に与えれば、それに応じて必要なものを見つける・聞きつける・嗅ぎつける、といったシステムが脳には備わっている。
この【思考】→【知覚】→【選択】という脳を介した一連の流れが「引き寄せ」といえる。
脳の引き寄せシステムにおいて知覚する力は思考に依存しており、明確なビジョンを繰り返し思うほど、脳はそのビジョンを目の前で知覚しようとして、五感を研ぎ澄ます。
どんな分野でも月3万円は稼げる
ブログアフィリエイトをしたい、ほんの少しでも収益化したいと思ったとき、たしかに稼ぎやすい分野があるというのは事実。
しかし、あらゆる分野、どんなジャンルでも一定数の需要は存在し、月3万円ぐらいまでなら収益化は可能。
まずは、自分が好きと思えるもの、得意と思えるもの、勉強したいと思ってる分野のもの、に関してとにかく執筆を開始する事が肝要となる。
ブログアフィリエイトの収益は「PV×CTR×CVR」が全て
- PV:ブログのアクセス数
- CTR:広告のクリック率
- CVR:商品が売れる確率
ブログを頑張ったのに稼げない・・・という時には、基本的に上記3つのうちのどれかが原因。
しっかり原因を分析して改善を繰り返し、積み上げていけば月々の収益に必ず繋がる。

勉強の本質『考えること』
毎日ブログを執筆する習慣を身につけられたら、今専門に執筆してるジャンルからどんどん視野を広げて、勉強につなげていきたい。
モバイル機器が発達してインターネットがいつでも使えるようになった現代社会では、他人よりも知識や情報を持っているという事に対する優位性は大きく低下している。
例えば、明治時代には船で何ヶ月もヨーロッパに留学して、洋書を持って帰るだけで偉い学者になれて、更にその洋書を翻訳するだけで一生食べていけるような時代があった。
だが船便や航空便で洋書が手に入るようになり、更にはここ数年でネットを使えば瞬時に海外の論文や本も内容を確認出来る。
ただ、勉強の本質自体は変わっていない。
知識を持っているだけではなく、得た知識を使って何かを決めたり選んだりするときに役立てる事が出来るかどうか、選択を迫られる場面で、少しでも自信を持って決断出来るようになれるかどうかがより重要となっている。
昔はまず知識量を増やす事に重きを置く必要があったが、現代はネットのおかげで知識量の重要性が低下している。
しかし、逆に情報量が多すぎて玉石混交の状態で情報が氾濫してしまっており、深く考える事の重要性は増している。
情報量が大きく増えた現代において、勉強の必要性は低下しておらず、むしろ深く考えて「選ぶ」「決める」という勉強の本質がよりクローズアップされ、勉強の重要性は高まっているといえる。
勉強の仕方も大きく変化が求められており、学校や塾から与えられたコースに従ってただ知識を集めて詰め込んでいくだけの勉強ではもはや通用しない。
自分の頭で考え、自分自身で判断する力を身につけるための勉強、そのための『独学』の重要性がより高まっている。
学校や塾の勉強では、必ず正解が用意された問題のみが用意されている。
受験勉強も考えずに問題を解けるようになるテクニックを身につける勉強が大部分を占めている。
更には、社会人になっても資格勉強や昇格試験だとかいった勉強も同様の問題を孕んでいる。
そういった勉強を続けていると、自分が出した答えが正解かどうかを求めるようになり、答え合わせをして勉強を完結してしまう悪癖が身に付いてしまうようになる。
しかし、世の中のほとんどの事について、何が正解なのかは分かっていない。
仕事においてもプライベートにおいても、本当に重要となるのは正解の無い問題にぶつかったときに、自分なりに答えを出そうとして考えていく事が重要となる。
正解か不正解かがはっきりしている勉強に慣れきってしまうと、いきなり社会に出て正解の無い問題に直面して戸惑い、それまでの勉強のパターンが通用しなくて、「学校で勉強した事は何にも役に立たない」という結論に至ってしまう。
実際には深く勉強していけばいくほど、正解は無い。
学者が研究している問題のほとんどは、はっきりとした答えが無い。
誰も歩いていないところを切り開いて歩いてみて、何か新しい「答え」を発見する事こそが学者の業績となる。
将棋や囲碁は大変複雑なゲームであり、トッププロの頭脳レベルは人類トップクラスといっても過言ではない。
しかし、どんなに複雑でも選択肢は有限であり、選択肢が有限である限り、パターン処理と計算能力さえ向上していけば、必ずコンピュータの能力が上回っていくという未来が運命づけられている。
勉強は情報を加工するための鍛錬
部品や素材を加工して自動車を作るのと同じように、色々な知識や情報という材料を取り入れ、それを違った形、違ったアイディアへと加工する。
そして、それを他の人々に伝えたり、自分の日々の生活や仕事の決定に活かしていく。
加工するためには、素材になる様々な情報や、頭の中に理論という設計図も用意する必要がある。
ありきたりの素材と設計図では、完成品もありきたりのものしか出来ない。
ときには、自分の中にある全く違った引き出しから情報や知識を引き出し、新たな結びつきや編集をしてみる事で、思わぬ製品を生み出す事が可能となる。
学者に限らずどんな人でも、日々、情報を選んだり編集したりという形で、情報を加工している。
直接的に何かを発信していなくとも、自分の選択や判断、行動は、自分の中に取り入れた情報や知識、理論を加工した結果、出力されているものである。
情報の加工を行っていく際に重要となるのが、自分の中で「熟成させる」という過程である。
それは、自分の中でしっかりその情報を吟味して、意味を考え、自分のものにする作業。
多少時間を掛けてでも、学ぶ力を鍛えるためには一番重要なプロセス。
現代は、何もせずとも勝手に大量の情報が流入してくる時代。
情報や知識をどんどん収集する事に力を入れ、すぐに活かして行動に起こす、社会全般が即席生産、促成栽培を促している時代。
こういう時代だからこそ、相対的に得られた情報や知識を自分の中でどう加工するかをじっくり考えて熟成させる事の出来る人間が必要となってくる。
入ってきた情報を使って、じっくり時間をかけて考え、自分なりの考えを生み出し、行動に移す。
これこそが、独学という一人で勉強を進めていく大きな意義である。
自分のペースで独学
自分が学びたいことを自分のペースで学び、考えていく。
他人に合わせるのではなく、自分に合ったペースで勉強をする。
理解の速さというものは人によって大きく異なる。
同じ事を理解するのに1週間もかからない人もいれば、半年かかる人もいる。
特に、半年かかるような人は出来が悪く、素早く理解したり速くマスター出来る人を優秀で頭が良いとされがちだが、学び方のスピードに差があるからといって、そのスピードの速さが理解の質とは必ずしも一致するわけではない。
理解の速さで優秀かどうかを判断するのは、数年に1冊しか出版しない小説家の本は質が悪く、年間何十冊も自己啓発本や新書を出版しまくっている作家の本は質が高い、と判断するぐらい愚かしい。
数年掛けて作られた映画の質は悪く、毎日アップロードしてるYouTuberの動画は質が高い、と判断するぐらい愚かしい。
それぞれのタイプが異なるだけで、学習スピードの差は優劣の差では決して無い。
理解の順番も人によって大きく異なる。
方程式を覚えるときに、式を先に覚えてグラフの描き方を学ぶのか、グラフで視覚的に把握してから式の解き方を学ぶのか。
どっちの順番で学んだ方が理解しやすいのか、それぞれ学ぶ人のクセやタイプによって違いが出てくる。
学校の勉強は、ベルトコンベアのように同じカリキュラムを同じスピードで授業していき、その順番とスピードに合わない人間をふるい落としていく。
そこからふるい落とされた人間は、自分の頭が悪いから授業についていけない、だから勉強なんて出来ないと諦めてしまう。
これが実にもったいない。
ほとんどの人は、学校のベルトコンベア学習にあってないだけで、もう少しゆっくり時間をかけたり、違う手順で学習すれば、普通よりももっと深く理解を得る事が出来た可能性がある。
ベルトコンベアから落っこちた人にとっては、特に独学が大事になってくる。
周囲と比較せず、ペースに惑わされない。
何をどう勉強するのか、自分の興味や必要に応じて、自分のペースで自由に組み立てながら、自分の学びたい事を勉強していく、これが最も重要となる。
教材もひとつに絞らない方がいい。
参考書やテキストも何冊か目を通して、自分の理解のパターンと相性が良いものを見つけていけばいい。
みんなが良いと称賛するテキストが自分にも良いとは限らない。
何冊も読んでいけば、ぴったりと自分にとって相性の良い、よく理解が進むものと出会えるようになるはず。
一冊読んで1ページ目から意味不明、ああ自分は頭が悪いからもう無理だ、なんて思ってはいけない。
一冊読んだだけで自分は駄目だと結論を出してしまうなんて、もったいない。
せっかく独学するのであれば、いくらでも自分の理解のパターンにある参考書を探し続ければいい。
完璧主義は要らない
テーマや目標を無理して明確にする必要はない。
「これをやりたい」という事が決まっている資格勉強でもない限り、無理して目標を決めてしまうと、かえって自分の可能性を縛ってしまう。
まず実際に勉強を始めてみれば、だんだんと思いもかけなかった色々な道が見えてくる。
それに応じて臨機応変に道を選びながら勉強していけばいい。
下手に完璧主義だと、初志貫徹しようとして壁にぶつかったり、止む無く方針をころころ変えてしまう事で自責の念にかられてしまうかもしれない。
完璧主義である必要ないので、気楽な気持ちで独学に取り組めばいい。
漠然と、転職なり起業なり副業なり、何か別の道を歩みたい。
けれども、何をやっていいのか分からない。
そんなときは、ある程度自分が興味あるものを決めて、まずは少しでも勉強してみることが大事。」
このとりあえずやってみる精神こそ、独学の真髄。
学生の就職活動というのは、一生のものを短時間のうちに無理やり決めてしまうように迫られるから、辛くなる。
どんなふうに働くのが幸せなのか、何をやっていると自分が楽しいかなんて、やってみなければ分からない。
独学であれば、いくらでも試行錯誤、トライ・アンド・エラーを繰り返す事が出来る。
必要に迫られて、とりあえず今の会社に就職してしまった会社員でも、次に転職するか起業するか副業に取り組むか、まずは独学をはじめる事で、模索していけばいい。
勉強は人生の方向転換をするための手段、気楽に構えて色々な分野の勉強を試していき、人生の選択肢を広げていきながら、自分の中に新しい世界をどんどんと広げていこう。
常に「自分がどう思うか、どう考えるか」を考える
学生時代の勉強というものは、教科書に書かれている事は全て正しいという事を前提として、書かれている事をいかにきっちり覚えるかという事を強制されてしまう。
一生懸命内容を丸暗記する事が前提となってしまうから、勉強は退屈でつまらなくなってしまう。
しかし、本の内容を覚える必要なんて全くない。
読んだことをそのまま頭の中に入れるだけでは、それは本当の意味で学んだ事にはならない。
偉い先生が言ったことを鵜呑みにするのではなく、教科書でも書籍でも、そこで得た知識をもう一度自分なりに組み立てる。著者である偉い先生とは違う理屈を自分なりに語れるくらいにしてみる。
本当に正しいのかという反論も含めて頭の中で考えていくことが、学びの大事な過程。
頭の中で何度も反論してみた上で、やっぱりこの人の言ってる事は正しい、と自分で納得出来たときに、初めてその内容を理解出来たといえる。
あまりに素直に読みすぎてしまうと、右から左に抜けていってしまい、結局のところ本当の意味では何も身につかない。
受験勉強を真面目に頑張った人ほど、本に書かれていることは疑いもなく信じてしまうし、特に偉い先生が言っていることや、有名な新聞に書かれている事を素直に信用しすぎてしまう傾向がある。
勉強は疑うことからしか始まらない。
学びたいという欲求は、何か疑問があったり反論があったりするところから湧き出てくる。
学ぶクセをつけるためには、教えられた事をただ素直に受け入れるのではなく、疑問を持つことこそが最も大事。
頭の良さは脳内整理能力の高さ。
脳内整理を行うための、日常使いの方法論。
3という数字にこだわる、マジックナンバー3
3つという数字を使えば、脳内の情報をスッキリ整理しやすくなる。
3つの切り口で整理されている情報が世の中には溢れている。
〇〇ベスト3
世界三大美人
上中下
心技体
報連相
過去現在未来
陸運海運空運
陸軍海軍空軍
3度目の正直
朝昼夜
金銀銅
和洋中
大中小
衣食住
赤緑青
守破離
真善美
前中後
優良可
品質コスト納期
国立公立私立
旨い安い早い
売上コスト利益
好き普通嫌い
良い普通悪い
ヒトモノカネ
ホップステップジャンプ
清く正しく美しく
ベスト10や7つの〇〇といった数字もよく使われるが、3という切り口に比べると、一瞬で頭に入らないし、情報を整理する上ではちょっと細かすぎるかもしれない。
まずはざっくりと3つ程度に整理すると、よりシンプルで頭に定着しやすい。
2つに分けるという手立てももちろんあるが、あまりに単純化し過ぎてしまい、2項対立の発想だけで視野が狭くなってしまいやすい。
iPhoneは音楽プレーヤーのiPodと電話、インターネット通信デバイスの3つの要素を盛り込んだ。
吉野家は旨い安い早いを打ち出した。
カメラも三脚で安定感を出し、スピーディーに片付け出来るように設計されている。
自主練で日常生活の中でいつも3つの切り口を見つけて情報を整理する事を心掛け、場数を踏んで経験を積んでいく事によって、脳内整理の達人にだってなれる。
自分の事をアイドルだと思って、趣味や好きな食べ物、特技といったものといったインタビューを自分自身に投げかけて、脳にベスト3として情報を整理させる。
テレビ局からアンケートが送られてきた時にも、一つの質問に対して、1つだけしか挙げなかったリ、ダラダラと要領悪く答えたりせずに、常に整理した3つのシンプルな答えを準備しておけば、番組で取り上げてもらえる可能性は大幅にアップする。
一つ目の回答は様子見ど真ん中ストレート、2つ目の回答は無難なアウトローストレート、3つ目の回答で独自性のある変化球をしっかり決める。
野球が盛んなアメリカではよくスリーストライクという言葉が用いられ、スリーストライク法というものも存在する。
常に3種類の武器を持ち、スリーストライクで勝負を決めるように心がけよう。
相手を口説くときだって、3つの武器。
まず相手に望む結論を先にお伝えして、3つの理由で落とす。
基本的にはちゃんとストライクゾーンにボールを投げて、見逃し三振でアウトを取ろうとする事が大事になる。
漏れもダブりもなく、でも本線から外れてはいない切り口で最後を締める。
相手との会話でも自分と相手の2つの視点だけで会話を進めると対立構造に陥りがち。
自分たちの会話を冷静に俯瞰し、第三者ならここでどのようにアドバイスしてくれるだろうという第三者の視点が大事になってくる。
ハッキリ物事に白黒をつけるように、アメリカは2大政党制で政治が運用されてきたが、トランプに共和党は乗っ取られ、まさに二項対立の構造で国民同士での断裂が進んでいってしまい、もはや多様性を重んじるはずのリベラル派の視野も完全に曇ってしまっている。
今こそ、第3の選択肢が求められているように感じる。
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