典型的オタクファッションとは
チェック柄のシャツ、ヨレヨレの襟元、履きつぶした汚いスニーカー、清潔感の無い髪型、ダボッとしたパンツ・・・
ひと目見ただけで、こいつファンション興味ない童貞の陰気なオタク野郎だという第一印象を抱かれるのは間違いないし、自分もそのファッションに引きづられてますます殻に閉じこもり、コミュ症は悪化していく悪循環に陥っていく。
ファッションは大事、最低限は。
チェック柄シャツ信者
チェック柄シャツといったら、テンプレートとしてネタにされるレベルのクソダサいヲタク臭いアイテムの代表的存在。
それなのに、選んでしまう。
なんか無難な気がして、選んでしまう。
ユニクロに入ってすぐ、どーんと大きく展開されているチェックシャツは巨大な地雷。
もちろんファッション上級者が着こなす例もある。
だが、ファッションに無頓着なオタクがオシャレっぽいからと、とりあえずでチェック柄のシャツを選べば大惨事に。
上下完全シンクロファッション
上下を黒で統一、デニムで統一といったように、上下でトーンを統一してしまうと、視覚的にメリハリが無くなって非常に野暮ったく見えてしまう。
オシャレでシンクロさせる上級者ももちろんいるが、初心者には危険なので上下シンクロコーデは避けるのが無難。
カメコスタイル
釣り人みたいな多ポケットのフォトベストに大きな一眼レフカメラ。
コスプレイベントやモーターショーなどで大量発生するゴリゴリなオタクファッション。
脱オタしてるつもり装飾過剰ファッション
ある意味ではゴリゴリのカメコスタイルでファッション無頓着ですよアピール全開なオタクよりもより痛々しい。
オシャレのポイントが微妙にズレていて、逆にヲタ感が滲み出てしまう。
華美な装飾デザインが施された服だったり、ネクタイやモノトーンアイテムを多用していたり。
全体的に装飾過剰になってしまいがち。
サイズダボダボファッション
小さくて着られないよりは大きいものを選んでおこう精神。
母親が買ってくる服というのは、どうせ息子は大きくなるんだし精神で、安くて大きい服を買ってくる。
そんな母親と同じセンスで服を選んじゃいけない。
ヒップホップファッションみたいに意図して着こなさない限り、ダボダボの体に合わないサイズの服装は容姿に無頓着なオタク感を際立たせる結果に。
清潔感の無い髪型・眉毛
髪型は清潔感を表すアイコンとして真っ先に注目される要素。
ヘアスタイルは当然の事ながら、フケや脂っぽさ、寝グセ感強めなボサボサ感といった基本中の基本の清潔感の無さが致命的に。
当然オシャレ上級者であれば、凝ったロングヘアーやあえて無造作感を演出したりするが、オシャレ初心者の場合には、清潔感最優先の定番なショートヘアー、ツーブロックスタイルなどのヘアスタイルを選択するのが無難。
ハイテクスニーカー
デザインがやたらと未来的でボリューム感もあるハイテクスニーカー、オシャレ無頓着な人間が履くと、悪目立ちしがちに。
さらに、それが履き古しのボロボロな状態であったりすれば、完全にオタクっぽさが全開に。
まずはローテクスニーカーを清潔感重視でキレイに履く事が重要となる。
パンパンの黒いリュック
とにかく利便性重視で、パンパンに荷物を詰め込んだ黒いリュックは背負ってるだけでオタク確定。
オシャレな人は荷物を詰め込まない。
首元がユルユルなTシャツ
Tシャツの首の部分が伸びてダラダラ、長年着古したものをずっと愛用していたり、とにかく値段重視で品質の悪いTシャツを愛用していたり。
敢えてオシャレで首元を緩くデザインしてるものもあるが、ただ伸びてしまっただけの粗悪なシャツは一目でバレている。
ポケットが大量についたベスト
ポケットが沢山ついたワークベストやフォトベスト。
物を小分けにしてたくさん収納出来るために、機能的でかなり便利。
だが、機能的で便利なものほどオタクが愛用する反面、オシャレとは遠ざかっていくのである。
トップスをパンツにイン
年配の男性にもオタクにも多いシャツをインしてしまうファッション。
カジュアルファッションにおいてはシャツやTシャツの裾はパンツの外に出すのが一般的なので、パンツに仕舞い込んでしまうと、おじさん感オタク感丸出しなイメージになりがち。
英字がたくさん書いているTシャツ
派手な書体の英文字が一面にプリントされたTシャツは時代遅れ感が強く、中学生的オタク感全開なイメージに。
過剰デザインはミスってる感を醸成してしまいがち。
ドクロや十字架のアクセサリー
主張の強いドクロや十字架のネックレスは、まさしく中二病感全開な痛々しいオタクファッションの代表格。
ナルシスト感も全開に。
イケイケな成功した黒光りゴリラ系実業家なんかも多用しているが、対極に居るような一般男性はマネするのは危険。
ウエストポーチ
ウエストポーチを腰に巻くのはまさしく時代遅れのオタク感を強調する要素に。
今はウェストポーチ(ボディバック)は肩から斜めに掛けるのが主流とされているが、愛用しがちなオタク
大容量ショルダーバッグ
ノートPCも入れられる便利さ重視の大きなショルダーバッグを横に持ちがち。
嵩張りがちなので、人にぶつかって迷惑をかけたりする危険性も高い。
ショルダーバッグを持つのであれば、後ろに掛けた方がまだ無難。
変な形のメガネ
やたらと角ばっていたり、レンズが大きかったり、変な形のメガネはオタクっぽさを強調してしまう要素に。
数千円から1万円台で手に入るオシャレメガネはたくさんあるので、旧時代のメガネは封印してしまいましょう。
裾を折り返すとチェック柄
柄の入った生地を折り返して見せるデザインの服、オシャレに目覚めたばかりの人が手を出してしまいがち。
もちろんオシャレに見せる事も可能だが、オシャレをしようとしてミスってる感を演出してしまう危険性も大。
避ける方が無難。
オタクの歴史とファッション
1983年、オタクという言葉が誕生。中森明夫氏がネクラなマニアの事をオタクと呼んだの起源とされている。
1986年、宮崎勤による幼女誘拐殺人事件が発生、オタクのイメージが著しく悪化する。
1990年、オタク評論家宅八郎氏がテレビバラエティに登場し、オタクの印象を決定付けてしまう。
不潔な頭髪にバンダナ、指貫グローブ、アニメTシャツ、アニメのポスターの刺さったリュックサック。
こうしたオタクファッションのマストアイテムを身につけた人々が大量に発生してしまい、オタクのファッションセンスのイメージは最悪のものとなった。
1998年、ユニクロブーム。オタクでも入りやすい優しい服屋さん。脱オタファッションを実践するための最初の一歩。
1999年、脱オタファッションを提案、問題提起するWebサイトがいくつも立ち上がる。
ONE PIECEがアニメ化され、非オタク層もアニメにハマっていくようになり、アニメが世間一般の娯楽として認知されていく。
2005年、電車男が映画ドラマ化、アキバブームにもなってオタクの印象が多少マシに。
2010年、AKB48、ももいろクローバーZ、でんぱ組incなどのアイドルが次々と登場して、社会現象に。オタク趣味を公言する芸能人も続々と現われてメディアで公言していく。
2011年、渋谷の若者たちが大々的にコスプレをして練り歩くハロウィンイベントが大ブームになり、コスプレがかなり身近なものに。
2015年、アニメから派生したアイドルグループμ’sが紅白歌合戦に出場するまでに。
こうしてオタク文化は世間に肯定的に受け入れられていくようになり、外見さえきちんとしていれば、多少のオタク趣味は許容されるように。
だからこそ、やっぱり見た目はとても重要。
オタクを名乗る人々がバラエティ番組に出る事は珍しく無くなったが、握手会にやってくるガチでヤバいオタクは結局は世間から隠匿された存在のまま。
アイドルが出演する番組の観覧であっても、見目がまともな女性しか受け付けられていなかったり。
まずはシンプルさわやか普通
いきなりオシャレを目指す必要なんてない。
オシャレになる必要なんて全くない。
まずは「普通」を目指すべき。ベーシックが基本。
オタクっぽく見える服装というのは、普通の服装と比べた時の「違和感」と「清潔感の無さ」が原因。
オシャレを目指すよりも、まずはこの違和感と清潔感の無さを取り除くのが最優先課題。
女子ウケとい点でも普通っぽい服装というのは好感を持たれやすいベターな選択となる。
オシャレ度が増しすぎても、ナルシストっぽい、理解できない、近寄りづらいという要因で意外と女子ウケが良くなかったりもする。
男性は服も髪も女性よりレパートリーが少なく、フォーマルファッションも基本的には黒スーツ一択。なので、男性は特にファッションに無関心になりやすいというのは事実。
高い物を買えば格好良くなるというわけでもない。
大事なのはコーディネート、全身のバランス。
オシャレは芸術やアートではない。
単なる客観的な見た目の話なので、才能やセンスなんて必要ない。
人が格好良いと思う服装には一定の法則があり、構築的に作る事が可能。
ユニクロはバリューブランドのキング。
品揃え、安さ、ベーシックさの全てにおいて群を抜いた存在。
特にクセの無いベーシックなものを扱っている点が素晴らしく、手軽におしゃれの基盤を作れる。
ただし、地雷アイテムも数多くあり、何も考えずに全身ユニクロで固めてしまうと、ユニクロ感満載でダサくなってしまう危険性も。
チェック柄や派手な色味のシャツ、オタク感全開なコラボTシャツ、ラフ過ぎるパーカーやスウェット系アイテム、街中の人が同じの着てるウルトラライトダウンなどなど・・・
これらのクセ強めアイテムはスルーして、シンプルで落ち着いた色味のアイテムを厳選したい。
まずはボトムス、ユニクロの黒のスキニーフィットテーパードジーンズ。
体にフィットした徐々に細くなる形のジーンズ。
印象のベースはボトムにあり。
モノトーン、白と黒、これが一番大人っぽい色。
大人っぽさの象徴はスーツ。
白と黒は冠婚葬祭にも使われるフォーマルドレスの色。
靴はABCマートで、安くてオーソドックス、コンバースの真っ黒スニーカー
日本人は胴長短足が多いので、脚を長く見せるコーディネートが重要
女性はヒールを履くことでオシャレに脚を長く見せる事が出来るが、男性はそうはいかない
黒のスキニージーンズに、黒い靴下と黒いスニーカーを組み合わせる事で、遠目で見るとパンツと靴の境界線が分かりにくくなり、視覚効果で脚が長く見える。
この境界線をぼかすというテクニックは、体型隠しの基本中の基本
インナーとパンツの色を合わせれば、今度は腰の位置が分からなくなって、これも脚長効果がある。
羽織物として、イージージャケット(カーディガンのようにラフな素材のジャケット)が便利
普通のジャケットほどには堅苦しくなく、かつ大人っぽさも演出出来るアイテム
無地のカットソー、Tシャツとかポロシャツとか
カットソーとは切って縫うという意味で布地を切って縫った服の総称
オシャレに慣れてないと、無地を怖がってついついて柄を入れたアイテムに手を伸ばしてしまいがち。とりわけ無地のカットソーは、下着に見られるような気がして避けてしまいがちになる。
しかし、装飾がなくてシンプルな方が大人っぽさを演出出来る。
デザインがあるほど子供っぽくなりがちで、初心者が着こなすのは難しい。
肌着に見られない形のきれいな細身シルエットの白Tシャツがおすすめ
ユニクロのスーピマコットンフライスTシャツ
ヘインズのジャパンフィットクルーネックTシャツ、華奢な日本人向けにデザインした細身のTシャツ
肩を通す形で大きいバッグ背負うと、服に食い込んでシルエットが崩れる危険あり。
横長のトートは肩にかけても手で持っても様になるし、手で持つだけならコーディネートにも影響しない
ミニショルダーバッグやデイバッグなども、小さなバッグで物が入らず重くならないので、肩を通して持ってもそれほどシルエットが崩れる心配をしなくていい。
クラッチバッグもおすすめ。
セカンドバッグという名称でおじさんが持ってるバッグというイメージも抱かれがちだが、流行は巡り巡って新しくなる。
手で持つだけなのでシルエットも変わらないし、大体何にでも合う便利さがある。
適度にこなれたラフさも演出出来る。
一番大事な服を選ぶ基準、それはドレスとカジュアルのバランス、この2つをうまく融合する事でオシャレが
ドレスというのはスーツや正装の事で大人っぽさを表現できる。
カジュアルは普段着やリラックスウェアのことでラフな印象になる。
サイズ感大事
試着したりするのが面倒だし、無難に大きめのサイズを買っておこう、となりがちだが、サイズが合ってないと致命傷になりがち。
逆にデザインがイマイチな服でも、サイズさえぴったりならそれなりに素敵に見えたり。
面倒くさがらずに可能な限り試着してサイズをしっかり意識することはかなり重要。
柄には無地、明るい色には落ち着いた色
シンプルを基調としながらも、ときには柄物や明るい色味を取り入れるのももちろんアリ。
ただ、チェック柄とボーダー柄を組み合わせたり、明るい色同士を上下に配してしまうと、かなりガチャガチャした印象となってしまう。
柄物には無地のもの、上下いずれかに明るい色を使うなら、もう一方を落ち着いた色にという事を意識すべき。
アクセントは全体の20%以内
アクセントをつけるなら、あくまでもワンポイント。
真っ赤なジャケットを羽織るとそれだけで悪目立ちとなってしまうが、同じ真っ赤でもインナーや小物に取り入れるのに止めれば、良いアクセントになる。
派手な色や柄は最大でもコーディネート全体の20%以内に留めるという事を意識していきたい。
靴は綺麗に
オシャレは足元から、という格言はあまりにも有名。
実際にオシャレな人ほど、より一層靴に気を使っている。
服だけちゃんとしてても、履き古したボロボロの汚いスニーカーを履いていたら全て台無し。
靴は複数足用意しておき、キレイに履きこなす事が大事。
体臭や洋服のニオイに注意
自分のニオイは自覚しにくいもの。
特に夏場は、老若男女、美男美女問わず、適切にケアしないとすぐにニオイが出てしまうもの。
口臭や体臭はもちろん、洋服がイヤなニオイを発する元となってしまったりもするので、要注意。
オタ言葉の封印、相手を気遣う言葉遣いを意識
あまり相手の目を見ずにモゾモゾと口ごもりながら早口で喋べる。
自分の関心のある話題となると、オタ言葉全開でウンチクを語ってしまう。
せっかく外見を整えても、一言発するだけで全部台無しに。
ちゃんと外見を最低限オシャレにしたのだから、自信を持って、落ち着いた口調でハッキリ言葉を発する事を意識して心掛ける。
ビビらずにきちんと相手の目を見て、反応を伺い、興味が無さそうな話題を一方的に話すのは止めて、ときに相手の話を聞いたり質問をしたり、良い聞き役に回ることも意識する事が重要となる。
コーディネートはバランス
服装がダサい、やり過ぎと思われる原因、それはコーディネートのバランスがおかしいから。
色使いが変、ラフ過ぎ、サイズ感がおかしい、全身で見てバランスがおかしいからこそ、そういう印象になってしまう。
色のバランスを図る上では、グレーやカーキ、ネイビーなどの中間色を積極的に活用すると失敗しにくい。
色味が派手過ぎず、暗過ぎず、ほどよいバランスに調整する事ができる。
上下を明るい色同士、暗い色同士で合わせると、単調でモッサリした印象になってしまうので、上下で色のトーンは変えた方が良い。
上下のトーンを変えるだけで、グッと自然な装いになる。
白×白、黒×黒でまとめるスタイルもあるが、難易度の高い上級者向けなコーディネートなので、火傷する危険性が高い。
サイズ感も、上下でバランスを図るといい。
ちょっとルーズめなものとタイトなものを上下で組み合わせると良い。
上下ともにジャストサイズなら、それはそれでOK
無印良品
意外に重要なファッションアイテムを扱っているお店、それが無印良品。
もちろんユニクロほどの品数はないが、無印の名の通り、より普遍的で長く使えるデザインが特徴。
麻やオーガニックコットンなどナチュラル系の素材が充実している。
無印良品の服の中には偉大なデザイナーが関わったアイテムが多くある。
ただ、ブランド名の通り関わったデザイナーやコラボした企業などは敢えて押し出さずに「無印」を貫いているので、一般には知れ渡っていない。
特に「洗いざらしブロードシャツ」は約3000円の格安シャツながらアパレル業界の中でも有名で、ブランド関係者やデザイナーにも愛用者が多い。
シャツのシルエットを左右するのは袖で、袖周りが補足フィットする形になっていると、グッと綺麗に見える。
この洗いざらしブロードシャツは、身幅などには適度なリラックス感を持たせながら、袖周りをやや細めに仕上げているため、着心地良くて楽だけど、形は綺麗と評判になっている。
他にもスニーカーやリュックなどもあるし、ビジネス系の小物も充実している。
大手セレクトショップ
ビームス、シップス、ナノユニバースなどの有名セレクトショップ、多少値は張るけれども、キレイめな服を中心に、高品質で間違いのないものが買える。
オリジナル商品なら比較的安価に買えるし、ユナイテッドアローズには低価格ラインのグリーンレーベルリラクシングもある。
ベーシックで高品質な、長く着られるジャケットやコートはぜひゲットしておきたい。
多くのブランドから選べるカバンや靴も充実している。
WEGOウィゴー
街の流行を反映したベーシックスタイル。
今の定番服が手頃に買える。
アメカジ、ミリタリー、ワーク、古着などストリートのテイスト全般を網羅している。
特にアウター類のコストパフォーマンスが抜群。
RAGEBLUEレイジブルー
トレンドが適度に落とし込まれたシンプルで品の良いアイテム
HAREハレ
モノトーンスタイルが中心で、特に黒系のアイテムが充実。
一見シンプルながら形の変わったモードっぽい服も多く、コーディネートに変化をつけるのに便利。
丸井系
マルイによく入ってるブランド群。
オシャレっぽく見せるための華美な服から、黒を中心としたキレイ系のシンプルなアイテム、スーツ関連のアイテムやカバンまで、色々幅広く抑えられる。
graniphグラニフ
オリジナルからコラボアイテムまであらゆる種類のTシャツが揃っており、それがリーズナブルに買える。
ネット通販
自分の手持ちの服をメジャーで測り、目当ての服と比べる方法がおすすめ。
よく着慣れた服を基準にすれば、例えネット通販であってもお目当てのサイズを見つける事が出来る。
ゾゾタウンやアマゾンでは返品や交換も可能だったり。
到着してサイズが合わなかったらどうしようという不安は軽減可能。
トップス
トップスとは、上半身に身につける服の総称。
目が行きやすい上半身、面積も広い領域になるため、トップスこそがコーディネートの主役となる。
トップスは大きく分けて2種類、内側に着るインナーと外側に着るアウター
インナーは基本的に毎日着替えるものなので、形や色のバリエーションを複数持っておいた方が便利。
とりあえず襟付きの白シャツが無難。
アウターは、季節によって登場する機会が著しく変動する。
特に冬に着る厚手のアウターは毎日のように着る事になるので、なるべく飽きの来ないベーシックなものをチョイスしていきたい。
お気に入りの良質なアウターが1着あるだけで、冬のコーディネートはものすごく楽になる。
3シーズン用軽めのアウター
インナーの上に重ねて着られるけど、コートやジャンパーほど厚手ではない。
これがものすごく便利なアイテムで、春秋は一番外側に着られるし、冬ならコートの下に着られる。
夏以外の3シーズンに渡って活躍してくれるアイテム。
テーラードジャケット
カッチリ感が演出出来る優秀なアイテム。
ラフなスタイルに品の良さを加える事が可能で、カットソーからジーンズまで何にでも合う。
スーツとは異なり、肩パッドの無いカジュアル用にデザインされたものを選びたい。
カーディガン
手軽に着れて、コーディネートを適度に引き締めてくれる。
柔らかな雰囲気も演出出来る。
薄手でシワも付きにくいので、バッグなどに携帯して好きな時に脱ぎ着するのにも便利。
ケーブル編みセーター
縄のような編み模様が施されたセーター。
品の良さと絶妙なアクセント感が魅力的。
白が一番人気。
アラン模様とも呼ばれ、防寒性もある。
冬用厚手のアウター
冬場は同じ厚手のアウターを頻繁に着る必要に迫られる。
多少地味でも毎日着られるのかという事に主眼を置いてアイテムを選ぶ必要がある。
基本的にロング丈のコート類が無難で、品よく合わせやすい。
ジャンパーやブルゾンは、カジュアル過ぎて逆に難易度が高い。
ダッフルコート
保湿性が高く、キレイめな服装とカジュアルな服装、どちらにも合わせられる。
細身のデザインで膝丈ぐらいのものを選ぶと良い。
チェスターコート
チェスターフィールドコート。
襟の形がスーツと同じような形(ノッチドラペル)
上品でフォーマルな印象を演出でき、キレイめスタイルと相性バツグン。
Pコート
ダブルの前合わせと大きなボタンが特徴。
色はネイビーか黒が大半。
学生服に着るアウターとしても用いられているが、大人になってからも万能コートとして使える。
英国海軍の軍服が原型となっている。
重ね着テクニックで季節感を演出
アウターを上手く使いこなし、重ね着を工夫する事で、季節感を演出してオシャレを楽しむ事が可能となる。
というか、重ね着を上手く使いこなさないと、四季を乗り越える事は出来ない。
春 テーラードジャケット×ボーダーカットソー
まだ肌寒い日もある春先。
ボーダーカットソーのようなカジュアルなインナーに対して、テーラードジャケットを組み合わせる事で、自然体でジャケットを着こなすオシャレさを演出出来る。
カッチリとしたジャケットにこそ、春らしい薄いブルーやピンクといった爽やかな色味のインナーを合わせても良い。
夏 襟付きの半袖シャツ×VネックTシャツ
夏はTシャツやポロシャツ1枚でもいいけれど、襟付きの半袖シャツを一枚羽織るだけで、ラフになりすぎる夏の装いをグッと引き締める事が可能になる。
秋 カーディガン×白シャツ
気温的な側面で言えば、春と同じファッションになりがちだが、出来れば色使いという面で工夫をしたい。
ブラウンやボルドー色といった秋らしい色を使う事によって、旬な装いを演出出来る。
秋色のカーディガンやセーターといったニット物に白シャツを組み合わせると上品な感じに。
インナーをカットソーに変えれば、少しカジュアルさも演出出来る。
冬 チェスターコート×ハイネックのカットソー
冬は厚手のアウターをガバっと着込んでしまい、インナーを無視しがちだが、アウターの前を開く事もあるので、ちゃんと相性は意識しておきたい。
ハイネックのニットやカットソーを使えば、暖かいのはもちろん、首元にボリュームが出てオシャレな印象を演出出来る。
特に首元が開くチェスターコートとハイネックの相性は抜群といえる。
マフラーやパーカーを使ったり、とにかく首元にボリュームを持たせると良い感じに。
パンツはシルエットが命
試着は面倒くさい、大きめなの買ってベルトで留めればいいじゃん、裾上げなんて頼むの恥ずかしい・・・
トップスに比べれば見た目のバリエーションも少ないし、どれ選んだって大した違いなんてないんじゃないか・・・
そんな気持ちで適当にダボダボなパンツ履いてると、野暮ったいしパッとしない。
パンツで大事なのは、表面上のデザインじゃなくて、何よりもシルエットである。
逆に形の良いスキニーフィットジーンズをピッタリ合わせる事が出来れば、上が少々適当でもカッコ良く見せる事も出来る。
どうやってシルエットの良いパンツを見つければいいのか?
最終的には、色々と試着しまくって、自分がカッコ良く見えるパンツがどんなものかを体で覚えていくのが一番。
試着したからといって買わなければならないといったルールは無いので、臆する事なくどんどん試着していけばいい。
テーパード
腰や腿の辺りはゆったり、裾に向かって徐々に細くなっていくシルエット。
装いをさり気なくキレイに見せる効果がある。
合わせるアイテムを選ばない万能感もある。
スキニー
スキン=皮
皮のように、脚に張り付くような細身のシルエットが特徴。
履くとコーデ全体が劇的に洗練される。
ストレッチが効いてるものも多いので、そこまで窮屈ではない。
ストレート
裾先がほとんどすぼまらない、直線に近いシルエット。
ジーンズによく見られる形で、脚長効果も期待できる。
裾が長すぎると、足元がダボついてだらしない印象となってしまうので、注意が必要。
グロップド
裾丈が7~9分丈ぐらいのパンツ。
多くはテーパードシルエットとなっている。
足元をスッキリさせたり、抜け感をもたらしてくれたり。
着こなし方を間違えると、ラフ過ぎる印象に。
ブーツカット
ブーツ用に裾がやや広がったパンツ。
難易度高いので、避けるのが無難。
サルエル
股上と激しいテーパードシルエット。
90年代、MCハマーで大ブーム。
一般人にはベリーハードなアイテム。
ローライズ・ヒップハング
股上が浅く、パンツの腰部分が体の下の方にくる。
下着も見えやすく、履きこなすのは至難の業。
ジーンズ
汎用性が極めて高く、あると便利な万能パンツ、それがジーンズ。
どんな装いでも、自然体でこなれた雰囲気をもたらしてくれる。
キレイめのジャケットやシャツから、ラフなパーカーやミリタリーものまで、あらゆるテイストのものと合わせることができる。
テーパードタイプかストレートタイプが王道で汎用性も極めて高い。
スキニーデニムもオシャレ。
色落ちに種類があるのもジーンズの特徴で、ライトウォッシュが無難。
履き込みや加工によって軽く色落ちが進んだような状態で、ネイビーよりもブルーに近い色味、キレイめ過ぎずラフ過ぎない程よい色合い。
一度も水に通されていないものを生デニム、一度だけ水に通されたものをワンウォッシュ。
ネイビーに近い濃い色味が特徴。
カジュアル感が薄く、キレイめな印象のコーデに出来る。
一部が破けているデニム、クラッシュ。
色落ちも激しくなりがち。
ロックやハードコア感を演出できるが、痛い感じにもなりやすく、ハードルは高い。
ハードウォッシュは古着好き感を演出するアイテム。
色落ちが相当激しく進み、水色に近く、部分的にヒゲと呼ばれる横方向のシワ状の色落ちも見られるように。
このヒゲがくっきり出ているほど、マニアは喜ぶものとされている。
ジーンズを洗わない人も存在するが、基本的には定期的に洗って繊維の伸びを戻した方が確実に長持ちさせることができる。
しかし、綺麗に色落ちさせていくためには、洗濯で色を落としてはいけない。
洗濯時にはジーンズを裏返しにして、色落ちのしにくいおしゃれ着用洗剤かジーンズ専用洗剤で洗う必要がある。
洗濯機のモードは、ドライやソフトで。
チノパン
チノクロスと呼ばれる丈夫な綿素材を使ったパンツ。
特徴的なデザインのないベージュやオフホワイトな色をしたパンツが一般的にチノパンと呼ばれる。
太めはおじさんっぽさが出てしまいがちなので、細めのものを選びたい。
カッチリとしたジャケットや革靴に合わせれば、キレイめだけど嫌味のないスタイルに。
カジュアルなカットソーやスニーカーに合わせれば、程よく品のある装いに。
上半身のコードを受け止めて、ほどよさを演出してくれるアイテム。
髪型と美容室
美容室は老若男女、幅広い層の人々が利用している。
オシャレに興味が無い人や今まで床屋に行っていたけど初めて美容室に、という人だっていっぱい居る。
美容師さんはどんな人でも大歓迎で迎えてくれる。
いきなり初めての美容院に突撃する必要はない、ホットペッパービューティーでネット予約すればいい。
どんなアホみたいな初心者丸出しな質問でも笑わずに聞いてくれるから、分からないことがあればどんどん相談すればいい。
髪型で一番大事なのは、不潔感の無いこと。
カットせずに放置していたり、スタイリングをしていなかったりすると、髪が目にかかったり、ピンピンと跳ねてしまいがちで、これが清潔感の無さに繋がってしまう。
髪の毛は一本一本伸びるスピードが異なるので、定期的に整えないと、すぐにボサボサ感全開になってしまう。
眉毛も美容師さんに
眉毛を整える事も身なりを大事になってくるのだが、いきなり自己流で整えようとすると大失敗する可能性が高い。
眉毛に関しても、まずは美容師に相談するのが得策となる。
美容師であれば、顔のバランスを踏まえて、自分の顔にあった形を提案してくれます。
美容室によっては、ちゃんとアイブロー専用のオプションメニューが用意されている。
自分で手入れする場合には、アイブローキットを買ってしっかりと。
コンビニやドラッグストアなどで、ハサミ・コーム・毛抜きなどがセットで千円から二千円ぐらいで入手可能。
アイブローペンシルも買って、ちゃんと下書きもするとより失敗しにくい。
眉の内側にある「眉頭」、眉の一番高い地点「眉山」、眉の外側の端「眉尻」、この3箇所をバランス良く整えると、かなり印象がよくなる。
眉頭から眉山への角度がキツくなりすぎないよう、自然な形にする事を心がけたい。
鼻毛ケアはきっちりと
空気中の異物が気管支に入り込まないように防いでくれる鼻毛。
しかし、ファッション的には厄介な存在。
顔を鏡で確認する際には、顎を上げて鼻の内側まで抜かり無く確認する必要がある。
代表的な処理方法としては、鼻毛カッター、ハサミ、毛抜きで抜く、の3通り。
だが、毛抜きで抜くのは基本的にNG。引きちぎられた傷口から細菌が入ってしまう恐れもある。
鼻毛の多い人だとハサミでもカットしきれないので、電動の鼻毛カッターを使うのが一番確実。
鼻毛カッターは、粘膜に刃が直接触れない安全な構造になっている。
先端を鼻の穴に少し入れて上下左右に動かすだけで、一定の長さにカット出来る。
すきカミソリでムダ毛処理
スネ毛や腕毛、男性としては別にツルツルにする必要はないけれども、人によってはあまりにも濃すぎてキモがられる場合も。
そんな時に便利なのが「すきカミソリ」
目の荒い櫛にカミソリがついたような形状で、スネ毛や腕毛をすいて毛量を調整出来る便利アイテム。
直接肌に当てずに処理が出来るので、毛穴を傷つける心配も無い。
濃すぎず薄すぎず、丁度いいムダ毛を。
スキンケア
脂でギトギト・テカテカ、乾燥してカサカサ、どっちもNG。
朝晩の洗顔は当然で、目ヤニやヨダレの跡、目には見えない細かいホコリなど、しっかりと汚れを落としておきたい。
洗顔フォームでしっかりと泡立て、泡で汚れを包み込んで洗い流す。
ゴシゴシと力強く擦ってはいけない。スクラブ系の刺激の強い男向け洗顔料は使うと爽快だが、肌を痛める原因にもなるので、なるべく避けたい。
洗顔後には、乾燥と余分な皮脂の分泌を防ぐために、化粧水→乳液の順にしっかりと保湿する事が肝要。
秋冬には体も乾燥してくるので、ボディクリームなどを使用して体の保湿をする事も重要。
流行には大まかな流れがある。
一番上がパリやミラノのコレクションブランドで、一番下がファストファッションブランド
海外トップメゾン→海外ブランド・国内ハイエンドブランド→国内ブランド→ファストファッションブランド
一番上にいるファッションデザイナーの作った服がトップのモデルやバイヤーの間で流行って、それを察知したもう少し下のブランドが真似してそこの顧客に流行り、更にその下のブランドが真似して・・・を繰り返していずれ大量生産型のお店にも並び始める。
もちろんこの流れを無視したブランドもあるが、多くはこの流れの中にいる。
空から雨が降ってくるように上層から拡散していく流れ、これが「流行のシャワー効果」
ユニクロで買える黒スキニーにも流行の元があって、元はディオールオムが評価されたスタイルで、結果的にメンズのタイトなカジュアルがスキニーとして普及していった。
ハイエンドブランドが最初に出したデザインの良さを事前に知っておけば、見る目を養ってファストファッションブランドの中からでも良質なアイテムを選ぶ事が出来るようになる。
高い海外ブランドのアイテムでも、別に買わなくてもいいから、チラ見して気になったものを試着だけでもしてみる。
こうするだけでも知見が広がって普段の買い物も洗練されていく。
冬にはストールなんかは、小顔効果が期待できる。
身体の中でも、首・手首・足首の3箇所は「3首」と呼ばれ、視線が集中しやすい箇所。
視線が集まるため、この3箇所の印象は全体を左右する重要なポイントとなる。
パンツをロールアップして足首を見せるスタイルは、脚の最も細い部分である足首を露出する事で、パンツが持つシルエット以上にスッキリと細身の印象を与える事が可能な着こなし。
テーラードジャケットやMA-1のような襟が寝たような状態のアウターは、首部分が露出されたままで寂しい印象になりやすく、サマになりにくい面がある。
スーツスタイルでは、高さのある襟を持つシャツを組み合わせる事で首元の印象をカバーしている。
同じ理屈で、ストールなどを合わせるのも効果的。
ファッションには洗濯でも注意が必要。
まずは服のタグにある洗濯ラベルを見よう。
大体、服の左内側についている。
洗濯機のマークに「40」と書かれていれば、40℃までのお湯で洗濯機で洗えるということ(Tシャツなど)
「手洗イ」「30」と書かれていれば、30℃までのお湯で弱い手洗いが推奨される(セーターなど)
水の入った容器の絵に大きくバツ印がついてるものは、水洗いは不可(レザーなど)
大体の服は通常モードで洗えるが、手洗いマークのついてる服だけは洗面器に水を溜めて手で洗う必要がある。
洗剤の種類としては、液体洗剤、オシャレ着洗剤、漂白剤、襟用洗剤など。
男性の襟の汚れは特に落ちにくいので注意が必要。
服は着るたびにダメージを受け、洗濯でもダメージを受ける。
そのため、洗濯の仕方を工夫すれば服も長持ちする。
傷みやすい服を洗濯ネットに入れて、洗濯機に入れる時には服を裏返すことも大事。
服同士が摩擦で傷まないように、洗濯ネットで他の服と絡んでしまうのを防ぎ、その上で裏返しにして表側の痛みを減らす。
ズボンは洗濯カゴに入れる前にポケットに何か入っていないかの確認は注意しよう。
汚れやすい襟首、すぐに黒ずんだり黄ばんだりしがち。
襟裏や袖裏の黄ばみや黒ずみは皮脂の汚れなので、洗剤よりも手洗い用の石鹸の方が落ちやすいということがある。
気になる部分だけ石鹸で泡立てて軽く洗ってから洗濯してみると、驚くくらい綺麗になったりする。
スーツに合わせて普段使いも出来るアウター、ステンカラー
すごくスタンダードで年齢関係なく誰にでも似合うコート
Aラインシルエット、Aの形で上から下に広がってるこのシルエットが格好良い要素
ステンカラーは羽織るだけでも体のバランスがよく見える。
チェスターコートも流行り、スーツと同じ襟をしているのが特徴
ロングコートはすっぽりと全身を隠すアイテム。
胴長短足など体型に難のある人ほど有効活用したいアイテム。
腰位置も足回りも隠せて、脚が短いのか長いのかもわからなくなる。
全ての上着は英語でアウター
アウターの種類は、大きく「コート」「ジャケット」「ブルゾン」
他にもマウンテンパーカーやダウンベストなど色々
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