銀行・金融・証券

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SBI証券(8473)為替手数料無料化:収益を多様化するSBIの強さとライバル証券会社の苦悩

SBI証券の大胆な決断: 為替手数料の撤廃2023年11月30日、日本の大手証券会社SBI証券が、外国為替取引における重大な変更を発表しました。同社は、2023年12月1日より、米ドルと円の為替取引にかかる手数料を完全に無料にするとのことで...
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ベトナムのサイゴン商業銀行(SCB)が2兆円横領事件:監督するベトナム国家銀行まで隠蔽に加担

ベトナムで発生した歴史的な金融スキャンダルベトナムが過去最大の企業不正事件に揺れています。民営のサイゴン商業銀行(SCB)で2兆円規模の横領事件が発覚しました。この事件では、SCBの実質的経営者と、監督責任を負う中央銀行の検査チームの担当者...
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三井住友フィナンシャルグループ(8316)代表執行役がすい臓がんで逝去:当面の間は執行役副社長の中島達氏が職務を代行

概要2023年11月25日、三井住友フィナンシャルグループの代表執行役社長である太田純氏が逝去しました。死因はすい臓がんでした。彼は銀行の変革とDXの推進、そして経団連副会長として日本の経済競争力強化に取り組んでいました。彼の功績に深く感謝...
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金融庁が2024年春に監督指針改正へ:コロナ禍の資金繰り支援から事業再生支援へ方針転換

金融機関向け監督指針を改正予定金融庁は2024年春に、金融機関向け監督指針の改正を予定しています。この改正は、新型コロナウイルスの影響から経済が正常化したことに対応し、資金繰りから事業再生への支援に重点を移すことを目指しています。改正の背景...
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GMOあおぞらネット銀行(8304)デジタル通貨「DCJPY」を発行:そのインパクトと今後の展望

概要GMOあおぞらネット銀行は、2024年7月にデジタル通貨「DCJPY」を発行する予定です。このプロジェクトは、100以上の大手企業が参加する企業連合の一環として展開され、初めて再生可能エネルギー証書の取引・決済で導入されます。本記事では...
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三井住友銀行がネット銀行に追随、米ドル建て定期預金金利を0.01%から5%台に一気に引き上げ

米ドル建て定期預金金利の大幅引き上げ2023年9月25日から、三井住友銀行は米ドル建て定期預金の金利を0.01%から5.3%へと大幅に引き上げます。この決断は、2022年3月から始まった米国の利上げに伴い、市場金利が上昇したことに対応してい...
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システム障害が相次ぐシンガポール銀行:DX推進する国策に支障

システム障害が頻発するシンガポールの銀行業界シンガポールの銀行業界では近年、システム障害が頻発しています。これは国家全体でデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進している中で生じた問題です。デジタル化は避けられない流れであるため、これ...
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人工知能(AI)が証券業界にもたらす変革:みずほ証券の新AIシステム「デボラ2.0」

みずほ証券のAI活用みずほ証券は新しいAIシステム「デボラ2.0」の導入を開始しました。このシステムは、機関投資家への債券販売を効率化するためのもので、過去の取引データを基にして購入が見込める顧客をリスト化する機能があります。さらに、このA...
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【基準価格の二重計算問題を解消】投資信託のコスト削減:三菱UFJ信託銀行とフィンテック企業の取り組みが業界に風穴

二重計算の問題とは投資信託(投信)業界において、信託銀行と運用会社が投信の基準価格を二重に計算する慣習が、コスト高の一因とされています。この二重計算は、日本独自のビジネス慣習であり、非効率性が指摘されてきました。政府の動き岸田文雄首相は20...
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証券コード枯渇で2024年1月から英字採用:新規上場銘柄への関心低下やシステムトラブルなど懸念山積

証券コードの変更と背景:数字から英文字への移行日本の証券市場は、長年にわたり株式や債券を識別するために4桁の数字コードを使用してきました。これらのコードは、証券コード協議会によって付番され、1993年以降は業種に関係なく割り当てられています...
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楽天証券とSBI証券の売買手数料ゼロ競争開幕:ライバルが公取委に通報もゴーサイン

顧客囲い込みの新局面楽天証券とSBI証券、日本のネット証券業界を牽引する2社が、売買手数料の無料化で新たな戦いを始めました。特にSBI証券は、この動きを4年前から予告しており、楽天証券も迅速に追随する形となりました。調査の背景:公取委が動く...
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約22年に渡ってゴールドマン・サックス証券を牽引した持田昌典社長が退任へ

持田昌典社長の退任アメリカの金融大手ゴールドマン・サックスの日本法人、ゴールドマン・サックス証券の持田昌典社長(68歳)が近く退任することになりました。持田氏は2001年から約22年間にわたり、同社の日本における事業活動を牽引してきました。...
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全国でクレジットカード決済が利用出来なくなる問題が発生:JCB系列「CARDNET」のシステム障害が原因

2023年11月11日:日本全国でクレジットカード決済の大規模障害発生2023年11月11日、日本全国でクレジットカード決済に大規模な障害が発生しました。この障害は、JCB系列の日本カードネットワーク(JCN)のシステムトラブルに起因してお...
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みずほFGとUPSIDERが共同でファンド立ち上げ:AIを使った新興企業向け融資サービスを開始

みずほFGとUPSIDERの新たな試みみずほフィナンシャルグループとUPSIDERは、新興企業に特化した革新的な融資サービスを月内にも開始する。このサービスは、新興企業が従来の銀行から融資を受けられなかったギャップを埋めることを狙っている。...
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みずほ銀行敗訴:最高裁がタックスヘイブンを巡る追徴課税処分を支持

最高裁の判決概要2023年11月6日、最高裁はみずほ銀行による租税回避地(タックスヘイブン)を巡る課税処分の取り消しを求める訴訟の上告審で、銀行側の逆転敗訴を確定させました。最高裁は二審の東京高裁判決を破棄し、課税処分を適法と判断しました。...
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JPモルガン・チェース(JPM)の米国株四季報分析

企業概況JPモルガン・チェースは、1799年に創業され、60カ国以上に拠点を持つ大手金融グループです。2000年のJPモルガンとチェースの合併以降もブランドは併存しています。金融資産の規模は米国内で最大級であり、個人向けのローンや決済サービ...
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問題続きだったマザーズ指数:ライブドアショックに始まりカビ問題のベースフードで終焉を迎える

東証マザーズ指数の終焉と新指数への移行2023年11月6日、新興企業の成長の場として知られる東証マザーズ指数が「東証グロース市場250指数」に名称を変更した。この変更は、投資家にとって馴染み深い「マザーズ」の文字が市場から消えることを意味し...
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東証マザーズ指数が東証グロース市場250指数へと生まれ変わる

2023年11月6日、日本の資本市場は重要なマイルストーンを迎える。20年以上にわたる歴史を持つ東証マザーズ指数が名を変え、「東証グロース市場250指数」として新たなスタートを切る。この変更は、マザーズ指数が2003年の算出開始以来、約3割...
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【隠れ円安恩恵銘柄】JPX(8697)株主優待廃止後に年初来高値更新:機関投資家・海外投資家にとってはプラス材料に

個人投資家に衝撃を与えた株主優待廃止の決定日本取引所グループ(8697)の株主優待廃止発表は、多くの個人投資家にとって意外なニュースだった。同社の株主優待制度は、100株以上を保有する株主に対して1000円相当のクオカードを進呈するという内...
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日銀が長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の再修正を検討:1%を超える金利上昇を一定程度容認か

金融政策決定会合の焦点2023年10月31日、日本銀行(日銀)は金融政策決定会合を開き、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の再修正を議論する予定です。現行の長期金利の事実上の上限は1%ですが、この制限を柔軟に見直し、1%を...