ゴキブリ混入事件詳細
2023年8月4日、セブン-イレブンの「梅香る混ぜ飯おむすび紀州南高梅」にゴキブリが混入していたことが、2組の客からの申し出により明らかになりました。
これらのおにぎりはわらべや日洋食品大宮工場で製造され、8月3日と4日に1,972食が販売されました。
事件への対応
わらべや日洋食品は、該当のおにぎりを自主回収し、お客様への謝罪を行いました。
大宮工場では製造ラインの停止、洗浄、殺菌、燻蒸処理などを実施し、所管の保健所に報告しました。
影響とその後
事件は、セブン-イレブンおよびわらべや日洋食品の信頼性と品質管理についての疑問と不安を呼び起こしました。
ゴキブリは食中毒や感染症を引き起こす可能性があるため、おにぎりを食べた人々の健康被害も心配されました。
この事件はSNSで広く伝えられ、多くの人々の反感や批判を招きました。
わらべや日洋食品は、今後、品質管理の強化と徹底、そして再発防止に努めると表明しています。
ただし、これだけでは顧客の信頼を回復するのは難しいかもしれません。
わらべや日洋食品は、この事件を教訓に、真剣な姿勢で改善に取り組む必要があります。
わらべや日洋食品について
わらべや日洋食品は、中食業界で首位を占め、コンビニエンスストア最大手のセブン-イレブン向けが主要な収益源となっています。
同社は、1964年に燃料油販売会社として設立され、その後食品製造に進出しました。
わらべや日洋食品は、おにぎりや弁当、調理パン、総菜などを製造し、これらの製品が売上の80%以上を占めています。
また、グループ企業を通じてセブン-イレブンへの製品配送や、水産加工品などの食材事業、米国のセブン-イレブン向けの食品製造も手掛けています。
事件以前は、堅調な業績と安定した増配傾向が評価され、株価も堅調でした。
しかし、このゴキブリ混入事件はその流れを止め、セブン-イレブンとわらべや日洋食品のブランドイメージに深刻な打撃を与えました。
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