はじめに
「8190」から始まる電話番号からの着信、あなたも経験したことはありますか?不審に思って受話器を取らないようにしている方も多いのではないでしょうか。
今回は、この「8190」から始まる電話番号の謎に迫ります。
「8190」から始まる電話番号の正体
「81」とは?―日本が世界に発信する「コード」
いざというときに必要とされる「81」。
これは、日本を示す国際ダイヤリングコード(国番号)です。
たとえば、アメリカではこの役割を「1」が果たし、イギリスでは「44」が使われます。
このコードが呼び出し先の番号に付いていると、その電話は国際間で行われている、すなわち、日本からの発信であることを意味します。
しかし、「81」だけでは、その電話が国内からか、海外からかは判明しません。
というのも、日本の携帯電話を海外に持って行き、日本に電話すると、この「81」が自動的にプレフィックスとして付加されるからです。
日本から、日本にかける国際電話―一見矛盾して聞こえるかもしれませんが、それが現実なのです。
「90」とは?―「0」の謎を解明
続いて現れる「90」にも興味深い話があります。
これは日本の携帯電話が通常使う「090」から「0」が除去されたものです。
この「0」は何かというと、それは「国内プレフィックス」です。
これは国内での通話を示す目印として使われ、地域によって異なる番号(例:東京は「03」、大阪は「06」)が通常使用されます。
国際電話の場合、この「0」は必要ありません。
つまり、海外から日本に電話をかける際、または日本の携帯電話で海外から日本にかける際には、この「0」が自動的に取り除かれ、「90」となるのです。
まとめ:海外から日本への連絡が「8190」を生む
ここでポイントとなるのは、この「8190」から始まる不思議な番号がどのような状況で発生するのかということです。
その答えは簡単で、日本の携帯電話を海外に持って行って、日本にかける場合にこのような番号が表示されます。
では、なぜこの情報が重要かというと、一般的に「8190」から始まる番号に対する不安や警戒が少なくありません。
しかし、その正体が明らかになれば、そのような電話はごく普通の人々が海外から愛する人へ、または緊急のビジネスで日本に連絡を取るために使う番号であることがわかります。
この情報があれば、不必要な心配をせず、適切に対応することができるでしょう。
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