豊洲市場での水揚げ量が増加
2023年9月、多くの人々が注目する秋の味覚、サンマの水揚げが好調となっています。
特に、東京・豊洲市場での入荷量は昨年の3倍近くに増加し、サイズも大きくなっています。
価格も昨年より3割下がり、消費者にとっては買いやすくなっています。
地域別の水揚げ状況
北海道、岩手県、宮城県など、各地で水揚げされたサンマが豊洲市場に入荷しています。
水揚げ量は1日平均で10トン近くに上り、昨年同時期と比較しても2〜3倍の増加を見せています。
特にサイズは120〜130グラムが主流で、昨年の100〜110グラムから一回り大きくなっています。
9月以降の水揚げ好調
2023年のサンマ漁は、事前の予測では過去最低の水揚げ量が予想されていました。
しかし、9月上旬以降から水揚げ量が上向き始め、好調が続いています。
宮城県気仙沼市では、9月15日に今季初の水揚げが行われ、2022年には見られなかったサンマの群れが観測されるなど、好調な状況が報告されています。
気仙沼市で水揚げされたサンマは、10月8日に開催される目黒のさんま祭で提供される予定です。
2022年は不漁で1000匹のみの提供でしたが、今年は1500匹を配る予定となっています。
好調な水揚げと低迷する売れ行き
2023年9月の水揚げが好調な影響で、サンマの店頭価格も2022年より3割下がっています。
125グラムのサンマが、1匹250円で販売されています。
しかし、この価格設定が消費者に受け入れられていないようです。
消費者の割高感
かつてサンマは1匹100円程度で手に入れられた時代もあり、多くの消費者からは今の価格に割高感を感じています。
この割高感が影響して、売れ行きは鈍い状況にあります。
今後の水揚げに期待
サンマの主な漁獲シーズンは10月から11月にかけてです。
過去数年は不漁が続いており、今年の好調な水揚げがその先行きをどう変えるのか、注目が集まっています。
まとめ
サンマの主要漁期である10月から11月が近づいている中、2023年9月の水揚げは既に好調を示しています。
この状況がピーク時にどれだけ続くのかは多くの関心を集めています。
一方で、売れ行きはまだ伸び悩んでおり、これには価格の割高感が大きく影響していると考えられます。
今後の水揚げ量とそれが売れ行きに与える影響は、引き続き厳しく注視される状況です。
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