ファスティング

何も摂らない「絶食」ではない

何も栄養を摂らずに水だけで過ごすのは「絶食」であって、ファスティングや断食とは別物。

一般的に、固形物は摂らないけれど、発酵ドリンクなどで必要最低限のカロリー(約200〜600kcal)と必要な栄養素は摂取することを「ファスティング」や「断食」と呼ぶ。
ファスティングに明確な定義はなく、それぞれのメソッドによって期間や内容は変わってくるが、水のみで過ごす「絶食」とは明確に区別されている概念である事は、概ね共通している。

水のみで行う絶食は失敗する可能性が高いが、ファスティングなら栄養価の高い発酵ドリンクなどを摂取するので、空腹感を感じにくく、低血糖による頭痛や吐き気なども起きにくいため、普段どおりの生活を維持しながら取り入れる事ができる。

主要な目的は内蔵を休める事

筋トレで筋肉を酷使したらリカバリーのために数日は休ませなければいけないのと同様に、普段働きっぱなしにしている内蔵も、本来なら休ませる必要がある。
ファスティングで内蔵を休ませれば、内蔵本来の機能を回復し、パフォーマンスを上げる事につながる。

消化酵素と代謝酵素

体内で分泌される酵素には、大きく分けて「消化酵素」と「代謝酵素」の2種類がある。
「消化酵素」は食事をしたときに分泌される酵素で、「代謝酵素」は生命活動に携わっている酵素。
体内で分泌されるこのふたつの酵素は、どちらか片方が優先されるようになっているため、食事をすると「消化酵素」の分泌が優先されるため、「代謝酵素」の分泌が弱まってしまう。

かなり疲労が溜まっているときに、暴飲暴食したり、消化酵素を多く必要とする過熱した肉類や高タンパクな食事を摂ると、代謝酵素の働きが弱まってしまい、体のリカバリーが遅れて、より一層疲れが残ってしまう原因となってしまう。
疲れたときほど無理して食事をしない方がいい。

ファスティングでは消化酵素の分泌を抑える事によって、代謝酵素を活性化させるため、免疫力向上や疲労回復といった効果もある。

期間は半日や1日でもいい

1日3食ガッツリ食べてしまっている人であれば、まずは朝食を酵素ドリンクに置き換えるだけでも十分な効果を得る事ができる。

むしろ、慣れていない人がいきなり長期間のファスティングを行うのは危険であり、リバウンドも大きくなりがち。
無理の無い範囲で実践していく事こそが、最も大事である。

準備期間と回復期間

ファスティング期間よりも準備期や回復期がより大切だと言われている。
確かに、本格的なファスティングを実践する人であれば、かなり大事になってくるが、まずは朝食だけ酵素ドリンクに置き換えるなどのプチ断食レベルであれば、神経質になる必要はない。
ただ、プチ断食を実践していく上でも、昼食や夕食の食事内容を健康的な和食などに置換えていくなどの努力をする方がより望ましい。

本格的なファスティングに取り組むのであれば、準備期間と回復期間ともに、ファスティング期間の半分の日数は確保すべきだとされている。
ファスティング前にジャンクフードを食い溜めしておこう、ファスティング明けには好きなもの思いっきり食べよう、という考えは絶対にNGであり、ファスティング前後に暴飲暴食をしてしまうと、むしろ体調がより一層悪化してしまう原因となってしまう。

そもそも論、いきなりファスティングに手を出す前に、まずは暴飲暴食を控える事から始める必要がある。

発酵ドリンクの選び方

発酵ドリンクには、普通のドリンクと異なり、発酵によって得られるアミノ酸などの栄養素が豊富に含まれている。
食事によるカロリーを摂取しない分、発酵ドリンクで必要な栄養素をしっかりと補う必要がある。

原材料の種類が多く、農薬や精製した砂糖、人工甘味料や添加物を使用しておらず、発酵成分の濃度が高いものを選びたい。

目先のダイエット効果を目的とすべきではない

ファスティング経験者に意外と多いのが、「食べなかった割にはあまり痩せなかった」というもの。

成人男性の消費エネルギーんも基本は2200kcal、糖質が1g4kcalなので、丸一日絶食したとしても実は550gしか痩せない計算となる。
しかも、ファスティングの場合、発酵ドリンクでちゃんと栄養素を摂取しているので、食べない事による物理的なダイエット効果は、実はそれほどでもない。

目先の物理的なダイエット効果よりも大事なのは、食生活への意識改革。
ファスティングを実践する事により、今までどれだけの量を食べていたのか意識できるようになるし、少ない量でも満足できる体にもなれる。
体質を改善し、徐々に食生活も変えていく努力を怠らなければ、長期的な目線で健康的に痩せていく事ができる。

間欠的断食でも効果がある

食事の量を普段と変える事なく、食事を抜く期間を周期的に差し挟むのが「間欠的断食」
断食は、カロリーを制限する事が目的ではないので、一定程度の空腹の時間を作る事によって、内臓を休ませてちゃんと効果を得る事が出来る。

食事の量と回数を減らす事は、老化を防ぎ、寿命を延ばす事につながるとされている。
古代ギリシャの医師だったヒポクラテス以来、医師たちは食べる量を制限する事が有益である事を説いてきた。
動物実験によっても、カロリー制限を通して体をギリギリの状態に保つ事によって、サバイバル回路を始動させる事によって、長寿遺伝子であるサーチュインが発動する事が確認されている。

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