関連銘柄
- 2371 カカクコム 東京プライム市場
- 2440 ぐるなび 東京プライム市場
- 7356 レッティ 東京グロース市場
食べログ敗訴 信頼出来ないグルメサイト
2022年6月16日、焼肉・韓国料理チェーン「KollaBo」を展開する韓流村がカカクコムに損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁がカカクコムに対して賠償金約3,840万円の支払いを命じる判決を下した。
ある日を境に評価点が一気に下がるという食べログのアルゴリズム変更はは、点数の変化がはっきりと裁判の証拠になるぐらいにあからさまでお粗末なものであった。
米国の巨大テック企業は、こんなにお粗末なアルゴリズム変更は行わない。
アルゴリズムの変更は、チェーン店の評価を一律に下げ、インフルエンサーとなる「教祖様」が紹介する「通な個人店」を持ち上げるために行われたもの。
一般ユーザーや新規ユーザーがレビューを投稿しても、その点数やレビュー内容は無視され、承認欲求も満たされないので、投稿目的のユーザーも去ってしまう。
その点、グーグルマップはユーザーに対して差別をする事は一切無く、投稿した口コミや写真に対するアクセス数を明確にし、しっかりと承認欲求を満たして、投稿のモチベーションを与えている。
そもそも判決前から、ぐるなびやレッティも含めた日系グルメサイトにおいて評価や表示順位を信頼出来ないというユーザーが急増しており、グルメサイトの代わりにグーグルマップを利用するユーザーが急増している状況があった。
日系グルメサイトとは異なり、グーグルマップの口コミ機能は単なるオマケ機能に過ぎず、収益には直結していない。
それ故に、検索結果に飲食店の広告が溢れる事も無いし、投稿された口コミを恣意的に操作したり、点数を恣意的に操作する必然性も無い。
店側からも料金を徴収しない完全無料なおまけサービスであるからこそ、飲食店からみかじめ料を徴収する専門のグルメサイトよりも高品質で透明性の高いサービスを提供出来ているという皮肉。
当然ながら、グーグルマップは地図がメインであり、日常的にルート検索ナビとしてフル活用されており、レストラン以外、病院にまで口コミが投稿され点数が付いており、容易に検索してルート検索できる。
はっきりいって、日系グルメサイトがグーグルマップに勝てる要素は無い。
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