
株とは何か
株とは、株式会社の資本構成単位で、正確には株式会社が発行する「出資証券」の事を指す。
「出資証券」とは、その企業にお金を出した事を証明する文書のことで、出資した金額に応じて間接的にその企業の経営に参加することになる。
それに対して、企業にお金を貸したことを表す文書を「借用証券」という。
企業は出資者に対して返済義務があり、その代表例が「社債」
株式が取引される公共の場を「株式市場」といい、株式市場で公正に決められた値段で日々取引されている。
「株式市場」という公共の場を利用する事によって、手軽に株の売買を行う事が可能となっており、その売買を通じて利益を得ようとする行為が「株式投資」となる。
配当金の受け取り
株式会社はビジネス活動を通して利益を創出している。
得られた利益は、さらなる事業の発展のために再投資を行うか、株主に利益を還元する形で分配される。
この分配されるお金が「配当金」であり、保有する株数に応じて株主は現金を得られる。
株主優待
株を保有してくれている株主に対して、企業側が送る独自のサービスや物品のこと。
これは義務ではなく、企業側の「お気持ち」として実施されるもので、全世界でも日本だけで実施されている珍しい制度。
外国では「優待を送るコスト分を配当金に上乗せして現金で支払うべき」という考えが当たり前である。
日本企業に投資する外個人投資家や機関投資家なども原則として株主優待の特典を受ける事が出来ないため、総じてプロには不評な制度だが、個人には大変人気のある制度。
経営に参加する権利
株主には、定期・不定期に開催される「株主総会」に出席し、意思を表明する事によってその企業の経営に間接的に参加する事が出来る。
意思決定に与える影響度は、一人一票ではなく、保有する株数によって決定される。
株の値上がりによる売却益
日々株式市場で取引されており、需要と供給によって株価は日々刻々と変動している。
その株を購入したい人が多くなれば株価は上がり、売却したい人が多くなると株価は下がる。
株式投資では、基本的に株価の値上がりによって得られる利益を目的とすることになる。
株価は需要と供給
株価は、経済学の基本的な原則である、「需要と供給」によって決定される。
多くの投資家が買いたいと思ったら株価は上昇し、多くの投資家が売りたいと思ったら株価は下落する。
投資家の心理が需要と供給を動かしており、実際の業績には関係なく株価は変動している。
もちろん、業績が良い企業の株価は上昇する可能性が高いが、それはあくまでも「業績が良いから株を買いたい」と考える投資家が多く、需要が集まるから株価が上昇する。
ファンダメンタル分析
企業側が作り出している定量的な側面と、経済全体が持つ定性的な側面を組み合わせて、投資先として有名な企業を導き出して分析する方法。
日本語訳すると「基礎的諸条件」
まずは財務三表の読み方から始めるのが定石とされている。
テクニカル分析
主に売買のタイミングを見極めるために用いられる分析手法。
株価の動きを時系列に並べ、テクニカル指標を加えた「チャート」を用いて分析を行う。
企業業績などのファンダメンタルに関する情報は一切入れずに、純粋にチャートの動きのみにあわせてタイミングを図っていく。
分析の順序は「テクニカル分析」→「ファンダメンタル分析」が効率的
まずはテクニカル分析を行い、「すぐにでも売買出来る会社」を選び出し、そこから「より大きな利益に繋がりそうな銘柄」をファンダメンタル分析で絞り込む。
特に資金が少ない投資家にとっては、「ファンダメンタル分析」だけを行って良い会社を長期間塩漬けにしたまま放置するわけにはいかない。
世の中では、金融庁を筆頭にして「長期投資こそ美徳」とされている風潮があるが、それが正解とは限らない。
株式投資に手間をかけて分析に時間を使うつもりはなく、老後のための貯金代わりにETFや投資信託を積み立てるのであれば、もちろんそれで全く問題はない。
しかし、ちゃんと株式投資について勉強をして、少ない手持ち資金を膨らませて億り人を狙いたいという野心があるのであれば、資金を効率的に回して小さな利益を積み重ね、どんどん資金を大きくしていくという心構えが大事。
どんなに良い銘柄であっても、上昇までに6ヶ月や1年も資金がロックされたままになってしまうのであれば、とても大きい機会損失になってしまう。
小さい資金で時間的に余裕が無い状況であれば、とにかくテクニカル分析で明日から投資出来る銘柄を見つけて、効率的に資金を増やしていく事を目指していくべき姿。
寄り付き前の攻防
寄り付き前の30分間、板情報を巡って投資家の思惑が錯綜し、静寂の中で駆け引きが行われる。
寄り付きは1日で最も注文が多い時間で、投資家達はその勝負の寄り付きに向けて、「注文状況(板状況)」と「成行注文」を注視している。
株探プレミアム・寄前情報
株探プレミアムでは、その日の相場で投資家が注目しているホットな銘柄や売られる銘柄を、「特報記事」でチェックする事が可能となっている。
株式市場が開く前に、余裕を持って株探プレミアムの特報記事をチェックする余裕を持つと、その日の投資戦略をスムーズに組み立てる事が出来る。
・8時33分 寄前【板状況】注文ランキング
─ 買い注文金額と売り注文金額の上位ランキング
・8時35分 寄前【板状況】<材料株>動向
─ 材料が出た個別株の[値上がり率・値下がり率]ランキング
・8時35分 寄前【成行注文】売り越しランキング
─ 売り圧力の強さを表す銘柄ランキング
・8時36分 寄前【成行注文】買い越しランキング
─ 買い圧力の強さを表す銘柄ランキング
・8時52分 寄前【板状況】<業種>動向
─ 寄り前気配値による業種の騰落ランキング
・8時53分 寄前【板状況】注文ランキング
─ 機関投資家の注文も織り込んだ寄り直前の注文ランキング
まずはブレーキの使い方が大事
利益を取るための新しい戦略を学ぶときには、必ずそれに対応する損失限定の対応策という「ブレーキの使い方」をセットで確認しておく必要がある。
巷に溢れる様々な「利益の取り方」を数多く学んだとしても、いざ始めてみて損失が出てしまうと、途端にパニックに陥ってしまう。
人は儲かる話ばかりに目を奪われる習性があるため、魅力的な儲け話であればあるほど、必ず「その方法によって生じる損失の可能性」と「その損失で全てを失わないようにコントロールする方法」という、ブレーキの使い方をしっかりと確認しておく必要がある。
儲かる話があれば、その反対に損失になる可能性が必ずある。
この考え方を理解していないから、未だに金融詐欺などが罷り通ってしまっている。
「絶対儲かります」は、「ブレーキの無い車」
「どんなリスクがありますか?」という当たり前の質問に答えられない儲け話は、車のディーラーに「この車にブレーキは付いてますか?」という質問に答えられないのと同一であり、完全に詐欺といえる。
また、リスクがないと謳ったり、リスクの説明を行わない儲け話は全て法律違反なので、その事だけは肝に命じておく必要がある。
「絶対儲かる話」は、全て法律違反の詐欺。
金融においての「リスク」とは「不確実性」
金融の世界における「リスク」とは、「不確実性」のことを指している。
損失であれ、利益であれ、不確実な事が起こる可能性は全てリスクに含まれている。
「リスクが高い」とは、損失になる可能性も高いが、利益になる可能性も高い、という意味となる。
「リスクが無い」という投資話をもちかけてくる人間は、基本的な投資に関する知識すら持ち合わせていないと暴露しているのと同じ。
リスクの意味は投資の本質を理解するのに大変重要な概念なので、しっかりと理解しておく必要がある。
リスクコントロール=損失と利益の管理
投資で利益をあげるには、コントロール出来るものと出来ないものに分けて、コントロール出来るものに全集中する必要がある。
株価が上がるか下がるか、一見最も大事と思われるこの領域だけは、実は誰にもコントロール出来ない。
これが分かるのであれば、投資にリスク=不確実性なんて存在せずに、必ず儲かる事になってしまう。
利益を出すためにコントロール出来る事とは何か?
まず第一に、過去の成功パターンを研究して、損失の可能性を減らし、利益が出る確率を高めるための努力をすること。
もうひとつは、損失と利益の金額が異なるようにすること。
損失は小さく、利益は大きく。
損失額を限定するためのテクニック「損切り」が重要となってくる。
損切りをマスターすることで、自らがコントロール可能な領域を大きく増やす事が出来るようになる。
人間の本能レベルで、「利益を得られる喜び」よりも、「損をするのが嫌だ」という心理の方が2倍強いと言われている。
テクニカル分析 チャートの基礎知識
テクニカル分析の出発点かつ最終目標地点、それが「チャート」
横X軸には左から右へ時間の経過、縦Y軸には価格の推移を置き、時間の流れによって価格がどのように変化したのかを表すグラフ。
最終的には、このチャートのグラフから「投資家心理」を読み取り、どのように動いていくのかを予想していく事が目標となる。
ローソク足
チャート上にある白か黒の棒のようなもの、それが「ローソク足」(またはキャンドルスティック)
ローソク足は、その日のうちに株価がどのように動いたかを表しており、テクニカル分析上、非常に重要な要素となっている。
全世界のほぼ全ての投資家が、まずローソク足をチェックして取引の戦略を立てている。
そして、実は日本生まれであり、江戸時代に本間宗久という人が発案し、大阪堂島の米取引で使われたのがはじまりだと言われている。
それが今は日本国内だけでなく、全世界で使われるようになった。
日足チャート(日次チャート)
日々の値動きを表しており、1日にローソク足が1本できるのが、「日足チャート」
文字通り「1日単位で株価の変化を表しているチャート」
中短期トレードをする投資家たちが最も注目するチャート。
分足チャート
日足チャートよりさらに短い単位でローソク足が出来るチャートであり、文字通り「分単位で価格の変化を表すチャート」
分単位で価格の変化を表すチャート。
単位を何分にするか調整を行い、5分足や10分足など、更に細かく分けて使われていたりもする。
主にデイトレードなど超短期のトレードで用いられ、取引のサイクルもその日のうちに終了する短いものに向いている。
週足チャート(週次チャート)
日足より長い単位でよく使われるのが、1週間にローソク足が1本できる「週足チャート」
1週間で株価の変化を表すチャート。
特に中期以上の投資サイクルを重視する機関投資家やプロに使われ、本当の意味でのトレンドを把握するのに重要な役割を果たしている。
月足チャート(月次チャート)
最も長い単位で、1ヶ月にローソク足が1本できる「月足チャート」
長期投資家が、歴史的に見て現在の株価がどこの位置にあるのか、年単位で考えるトレンドはどこに向かっているのかを判断するのに参考とされる。
始値・高値・終値・安値
1本のローソク足の中が表すのは、一定期間中の値動きで、その値動きの中でも重要な4つの値段が、始値(取引開始と同時に成立した値段)、高値(期間中最も高かった値段)、終値(取引が終了する時点の値段)、安値(期間中最も安かった値段)の4つで、この4つの値段を4本値と予備、その期間に起きた主な値動きを読み取るのに重要となる。
陽線・陰線
株価が始値と比較して、終値が上がったのか下がったのかによって、「陽線」「陰線」が出来る。
始値と比較して終値が上がって終わると「陽線」になり、始値と比較して終値が下がって終わると「陰線」が出来る。
始値と終値の間の価格帯は「実体」と呼ばれ、ローソク足の「胴体」となり、陽線の場合は白い胴体、陰線の場合は黒い胴体となる。
白い胴体を持つ陽線の場合は胴体の下が始値・胴体の上が終値、黒い胴体を持つ陰線の場合は胴体の下が終値・胴体の上が始値、となる。
始値と終値で構成される胴体部分から、高値まで上に伸びる線は「上ひげ」、安値まで下に伸びる線は「下ひげ」、となる。
「実体・胴体」で勢いの強さが分かる
ローソク足全体が長い場合には、全体の変動幅が大きい事を表している。
そして、同じ変動幅であっても、実体の大きさによって、上昇・下落の勢いの強さが測れる。
実体は始値から最終的な終値の動きを表しており、実体が大きい場合、取引終了にかけて一方的に買われたり売られたりした事を表し、勢いが強かった事を意味する。
「ひげの長さ」で投資家の迷いの大きさが分かる
ひが長い場合、明日も継続して上げていくのか下げていくのか不安になった証拠であり、投資家の迷いが大きいといえる。
価格が上下したものの、終値が始値と同じ値に戻ってきて胴体が無くなり、ひげだけで十字架が構成されている場合、買いと売りが拮抗しており、どっちの方向に進めばいいのか分からなくなっている。
逆にひげ無い場合、上げるのか下げるのか、迷いなくひとつの方向に確信を持って向かっていっているといえる。
テクニカル指標 – 移動平均線
チャートの中をローソク足に絡みながら上下する線、それが「移動平均線」と呼ばれるもので、数あるテクニカル指標のうちの一つで、最も大事なテクニカル指標。
テクニカル分析とは、「時間の流れとともに変化する株価の動きを分析することで将来の値動きを予想する」ものであり、その精度を高めるために参考資料として分析の中に組み込まれるのが、テクニカル指標である。
日々の詳細な動きは、ローソク足を通じて読み取れる一方、ローソク足だけだと日々の動きに惑わされてしまい、大きなトレンドを捉えるという視点を見失ってしまいがちとなってしまう。
その大きなトレンドを捉えるのに役立つのが「移動平均線」である。
ローソク足1本1本の動きにこだわりすぎないように大きな流れを把握するため、ローソク足の役割を補完するために活用していくためのツール。
移動平均とは、一定期間の終値の平均値で、平均の計算期間が一定期間になるように動かしていく。
5日間の移動平均線を計算する場合、まずは1日目から5日目までの終値を足して5で割って値を求める。
6日目になると、1日目を外し、2日目から6日目までの平均を計算する。
この期間がずっと横に移動していくため、移動平均と呼ばれている。
直近の終値を計算に反映し、古い値は外していくで直近の傾向を表している。
その各移動平均値を線で結んだものが移動平均線で、移動平均線をグラフに描写すれば、上昇傾向にあるのか下降傾向にあるのか、視覚的に素早く把握出来る。
株のトレードツールの多くは、デフォルトで「25日移動平均線」と「75日移動平均線」が表示されているのが一般的となっている。
「25日移動平均線」と「75日移動平均線」は、多くの投資家が参考にしている、標準化された移動平均線であるといえる。
75日移動平均線は、短期・長期の傾向を両方見る事ができ、人が収益を考える単位である3ヶ月(四半期)の傾向を表している。
企業は3ヶ月に一度四半期決算を発表しており、それが発表されるサイクルでトレンドが形成されていると考えれば、75日移動平均線こそが基礎中の基礎の移動平均線であるといえる。
75日移動平均線が上向いていれば、直近3ヶ月間の株価が上昇傾向にあると判断する事が出来る。
25日移動平均線は、直近1ヶ月ほどの動きを表している。
75日移動平均線と比較して、直近の動きを敏感に反映しており、より短期目線での動きをチェック出来る。
ゴールデンクロスとデッドクロス
「25日移動平均線が75日移動平均線を下から上にクロスするのがゴールデンクロス」が買いサイン
「25日移動平均線が75日移動平均線を上から下にクロスするのがデッドクロス」が売りサイン
ただ、機械的にこのゴールデンクロスとデッドクロスに機械的に従い、意味も考えずに売買を繰り返すと大変危険である。
なぜゴールデンクロスが大きな買いサインとなるのか、サインが発生した際の株価んも位置がどこなのかを確認する事が大事である。
「株価の位置」とは、移動平均線から見てローソク足がどこにあるのかということ。
ローソク足が移動平均線の上にあるのか、下にあるのか、どれだけ乖離しているのか、をチェックする必要がある。
「移動平均線は一定期間の傾向を分かりやすく表しているが、売買のサインとして使う際には、株価の位置と組み合わせて判断する」事がかなり重要となる。
75日移動平均線が上向いている銘柄を選ぶ
75日移動平均線が上向いているということは、直近2,3ヶ月間、上昇傾向にあることを意味している。
75日移動平均線が上向いている銘柄だけを選べば、必然的に上昇傾向にある銘柄だけを選抜する事が出来る。
逆に、75日移動平均線が下向いているような銘柄は、投資対象から外した方がいい。
更に、株価が75日移動平均線の下にある段階から、移動平均線の上に抜ける瞬間を捉えると、上手く上昇トレンドの初期段階に乗っかる事が出来る。
75日移動平均線を超える瞬間に買う「逆指値」買い
個人投資家は逆張りが基本だが、プロの機関投資家は上昇の勢いが確認できたら買う、高くなったら買う順張り投資を基本としている。
75日移動平均線の値を逆指値で指定して買えば、うまく上昇トレンドに乗っかる事が出来る。
75日移動平均線を下抜ける瞬間に売る「逆指値」売りロスカット・利益確定
株価が75日移動平均線を下抜けたからといって、上昇トレンドが終わって下降トレンドに突入する、というわけでは必ずしもない。
だが、下降トレンドに突っ込んでいって損失が膨れ上がる事を防ぐために、75日移動平均線を下回る水準にロスカット用の逆指値売り注文を出しておくことは有効な手段となる。
上手く上昇トレンドに乗っかる事が出来れば、75日移動平均線の値も上がっていき、それに沿って逆指値売り注文の水準も引き上げていけば、「利益確定」注文になる。
売りの値段を市場価格の条件設定と同じにすると、急速な下落局面では売り注文が執行されずに思わぬ損失を被る危険がある。
ロスカットの逆指値売り注文においては、「値幅注文」を心がけ、条件に設定した価格より下の価格で売る、「1,000円以下になったら、995円で売る」というように設定することが大事になる。
「利益を取る」ことと「損切りをする」ことは同じである。
「上昇の勢いが終わった事を確認して安くなったら売る」
「1,000円の損切りを何回繰り返そうとも、一回の上昇トレンドで何十万円儲ける事が出来るならOK」
直線で増える預貯金 曲線で増える投資 「投資の成果は最後に測るもの」
意外と簡単に減ってしまうし、意外と簡単には増えない、それが投資。
大事なのは「投資の成果は最後に測るもの」という原理原則。
ETFを除く非上場の投資信託において、日本では「毎月分配型」投信ばかりが主流となってきた。
投資を続けながら、毎月ある特定の日、ファンドによって定められた決算日には、持ち分に応じた現金が普通預金などに振り込まれる。
すると、分配金に目が行き過ぎてしまい、途中途中で投資の利益を確定しているように勘違いしてしまいがちになってしまう。
今まで分配金で100まねんもらったから、100万円は利益が出ている、というような勘違い。
しかし、投信の評価額は日々変動しており、運用を継続している「本体部分」の価値は増えたり減ったりしている。
従って、今まで100万円の分配金を回収したといっても、いざ解約しようとすると、本体部分はもっと目減りしているかもしれない。
結局は、最後に解約してみる段階になるまで、勝ち負けは出ない。
最後に売ってみないと最終的な成果は分からない、当たり前のようでいて忘れがちになる「投資の本質」
例えば、預貯金なら貯金した分だけ分かりやすく残高が積み上がる。
ほとんど消滅しているが、いちおうは金利も付くので、金利分も毎年着実に積み上がる。
預貯金の場合、直線的に残高を積み上げる形になるので、10年間でどれだけ預貯金を貯める事が出来るのか、簡単に計画出来る。
一方、投資の場合は「10年間運用してみた結果、◯◯円増えて、年利平均◯%だった」となる。
最初から計画的に積み立てた預貯金とは異なり、残高がどれだけ増えたかは、「結果論」となる。
「ストレス度合い」だけでみれば、目標額に向けて預貯金貯めていく方が、ストレスフリーで心穏やかに過ごせる。
一方、「投資で最終的に〇〇円」と目標額到達しようと思えば、かなりストレスがかかってくる。
上がったら、上がったで「もう売った方がいいんじゃないか?」、下がったら下がったで「このまま下がり続けるんじゃないか?」という気持ちになる。
最終的に「上がっても無視、下がっても無視」を貫いて、目標額に達するまで待てた人が、「ストレスに耐えて勝ちを掴んだ人」ともいえる。
「最後にフォーカスして途中を無視する」という考え方は、投資において避けられない日々の変動のストレスに耐えるためのひとつの考え方。
資本主義という宗教が続く限り経済も市場も右肩上がり
「資本主義」という名の「宗教」を全人類の大半が信奉し続ける限りは、基本的に経済も市場も右肩上がりで成長していく。
それが「資本主義」なのだから。
社会主義を標榜する中国はもちろん、独裁主義の中東諸国なども含めて、基本的に経済成長を頼りにして政治の安定を図っている。
人民を弾圧するためのテクノロジーや軍事力にも金が必要だし、政治の自由が無い代わりにある程度裕福な生活を保障してやるにも金が要る。
マルクスの資本論が見直され、一部の先進的でリベラルな人々が「脱資本主義」を訴えているが、まだまだ実現しそうにはない。
もちろん、資本主義が崩壊すると信じているのなら、投資なんてする必要はない。
いや、将来的に市場は必ず崩壊すると心の底から信じ切っているのなら、ダブルインバースETFをひたすら買い増していってもいいかもしれないが。
過去を振り返っても、世界の名目GDPは、先進国GDPも新興国GDPもずっと増え続けているし、世界株価指数もずっと上昇し続けている。
携帯電話なんて要らないと言っていた人も、全員携帯電話を持つようになったし、ガラケーだけで充分だと言っていた人もスマホに買い換える。
ポケモンGoを筆頭に、お年寄りでも当たり前のようにソシャゲで遊んで課金もするようになっている。
コロナ禍で世界が大混乱に陥り、健康衛生面への注意喚起がなされたとしても、酒は止められないし、みんなで飲み会もしたい。
居酒屋が休業していたら、代わりにコンビニで酒買って路上で飲む。
休業要請無視して営業してる居酒屋は大繁盛。
厳しいロックダウンが敷かれた欧米においても、意地でもマスクしない奴もいたし、パーティー開いたり、ロックダウンに反対する暴力的なデモも頻発したり。
世界的なパンデミックを引き起こす恐るべき感染症が出現したとしても、人々の欲望にはブレーキはかからない。
結局、一瞬コロナショックで下がった株価も、すぐに戻して高値を更新し続け、危ない危ないと警告されながらも、なかなか下がらない。
温暖化防止、脱炭素、というお題目を掲げたとしても、ガソリン車作る代わりにEVを大量生産しようとしてる。
リチウム筆頭に、希少金属掘削しまくって、新たな工場ガンガン建設して電気自動車作りまくる事のどこが環境に良いのかは分からないが・・・
環境を破壊し続けたとしても、成長を模索していく、それが資本主義。
環境以外にも、資本市場だけが上昇する事による格差拡大など、不都合な真実が内包されているのは事実だが、そこに投資しなければその果実を得られないという、敢然とした事実がそこにある。
正論を吠え続け、政治家や資本家を批判し続けても、裕福にはなれない。
1万円から始める投資
1万円以内の超少額投資、失ってもいい「お小遣い」「勉強代」程度の資金による投資であれば、基本的には分散投資をする必要はない。
1万円でも大金だ!生活費の大部分を占めてるぞ!というような人は、そもそも投資を始めてはいけない。
パチンコや競馬、スマホのガチャで浪費するぐらいなら、1万円ぐらい捨て金だと思って投資をやってみよう、ぐらいの精神で始めればいい。
最初に買う1万円は、思い切って自分が良いと思う何かに集中投資をする。
米国の成長株でも、アジア株でも、金プラチナでも、何でもいい。
まずは、自分の気持ち良いものに投資してみる。
自分が良いと思うものに投資するのはいいが、逆に「どんなリスクがあるのか理解出来ない商品」には絶対投資すべきではない。
親身に相談に乗ってくれる優しい人、人間的にも好感持てる「プロの投資家」、どんな人物から薦められようとも、内容が理解出来ないものには絶対投資をしてはいけない。
自分で勉強して、内容を理解出来る商品にだけ投資するようにすべき。
人伝てに説明を受けて理解した気になったとしても、その後必ず時間をおいて一人で調べる時間を設ける必要がある。
米国株だと1株単位で買える個別銘柄が数多くあるので、いきなり米国株の個別銘柄に挑戦してみるのもあり。
現金0円から始めるポイント投資
投資に回す現金がない人、期限内に使う予定のポイントを余らせてる人は、真っ先に検討すべきポイント投資。
楽天証券なら100円から投資信託が購入できるので、100ポイントあれば投資ができる。
ポイント投資と好相性「楽天・バンガード・ファンド」
楽天・バンガード・ファンドは、楽天投信投資顧問がバンガードETFを活用し、低コストで良質な長期国際分散投資に活用できる投資信託を提供している。
バンガード社は、良質なETFを米株式市場に数多く上場させているが、残念ながら東証では買えない。
東証に上場されてる各種ETFにしても、残念ながらバンガードETFに匹敵するような優秀なETFは皆無といっていい。
「楽天・バンガード・ファンド」はノーロードで100円から購入可能で、ポイント投資も可能となっているので、まず投資の第一歩として手を付けやすい。
株マップ活用方法
テクニカル分析
テクニカル分析の最も大事なツボは2つ
1.株価のトレンドに乗る→順張り
「上昇トレンドを描いていて、過熱感も出ていないため、上昇が続きそう」
2.行き過ぎた株価の反動を捉える→逆張り
「上昇トレンドを描いているが、株価が一時的に反落していて、反騰しそう」
「下降トレンドだが、あまりにも株価は急激に下がりすぎ。一時的な反騰が見込めそう」
株マップの「テクニカル分析」を使えば、順張りと逆張りという2つのツボを抑えた情報を閲覧する事が出来る。
ETFやREITなども含めた上場している全ての銘柄について、「順張り指標」「逆張り指標」についての診断結果が閲覧出来る。
株マップの「テクニカルシグナルニュース」を見れば、「テクニカル診断」で強いシグナルが発生した場合だけをピックアップしたニュースが一覧で参照出来る。
テクニカルシグナルニュースにピックアップされている銘柄では、必ず順張りか逆張りのどちらかの指標で強気の診断が出ている。
クォンツスコア
クォンツスコアとは、株の通信簿といえるもの。
6つの観点に集約して、スコアが付与されている。
- 成長性:その銘柄の業績の伸びを表す。業績が良い銘柄ほどスコアは高い
- 割安性:株価の割安性を示す。
- 企業規模:企業の規模を表す。大企業ほど有利な面は多かったりする。
- テクニカル:チャートの形など、テクニカル面での魅力を評価したスコア。
- 財務健全性:企業財務の健全性。資産に占める負債の比率は少ないほどリスクは少ない。
- 市場トレンド:市場の注目が集まっているかどうか、短期的なトレンドを表すスコア
スコアは全て財務データや株価データなどの客観的データを基に、コンピュータ処理と統計処理によって算出されている。
様々な指標の相対的な評価を用いて、クォンツスコアは計算されている。
QRポートフォリオ
クォンツスコアとスクリーニングを組み合わせて選別した「買い20銘柄」「売り20銘柄」が、「QRポートフォリオ」として公表されている。
さらに「パフォーマンス推移」では、「買い20銘柄」と「売り20銘柄」に従い運用を行ったとするとどのような結果になったのかを同時進行で検証している。
あくまでもリアルと同時進行で検証しており、バックテストではない。
20銘柄には毎週入れ替えがあり、その入れ替えの際の売買手数料も運用成績から差し引いている。
実際に運用した結果と類似する数字が算出出来ている。
「QRポートフォリオ」の過去履歴を参照すれば、時期によって多少パフォーマンスの上下はあるものの、平均すればクォンツスコアが高い「買い20銘柄」がTOPIXを上回り、「売り20銘柄」はTOPIXを下回っている事が確認できる。
日柄値幅分析
日柄:株価の上げ下げに掛かる日数のこと。
株価は上昇トレンドと下降トレンドを繰り返しており、それぞれある一定のリズムを持って動いているように見える。
そのリズム、時間的なリズムを「日柄」という。
上昇サイクルはおよそ何日続き、下降サイクルはおよそ何日続くのか、その日数をそれぞれの「日柄」という。
値幅:株価の値幅、上昇トレンドの1サイクルではどの程度の値幅があり、下降トレンドの1サイクルではどの程度の値幅があるのか。
値動き(ボラティリティ)の大きな銘柄ほど、値幅は大きくなるし、長いトレンドを形成するような銘柄も値幅が大きくなる。
株マップの「日柄値幅分析」では、下記のプロセスで分析している。
- 各銘柄の過去の株価から、高値から安値、安値から高値のターニングポイントを探し出し、上昇トレンド期間と下降トレンド期間のサイクルを決定する。
- 上記の各サイクルの平均値を測定する事により、平均的な「日柄」と「値幅」を算出
- 現在の株価の位置と、前回ピークからの日柄、値幅により、現在の株価の状況を判別、今後の株価の方向と、目標値推定
対象の銘柄について、「上昇が10日続いて、下降が6日続くというサイクル」といった分析結果を見る事が出来る。
例えばこの分析結果から、直近の高値から6日経過してるからそろそろ反発しそう、という判断が可能となる。
同期間の値幅も、上昇には○○円、下降には○○円という値幅の平均値も算出し、それを基準とした株価の目標値も算出されている。
「日柄と値幅の規則性」項目にて、「日柄値幅分析」の予想精度も分かるので、必ず確認しておきたい。
比較的短期的なトレードの参考になる分析といえる。
日柄値幅検索
投資金額や市場などの条件を入れて検索すると、現在シグナルが発生している銘柄リストが表示される。
「日柄と値幅の規則性」の条件も設定出来るので、「規則性が高い」ものに絞って検索すると、「日柄値幅分析」が有効に機能する銘柄を絞り込む事が出来る。
「日柄と値幅」の条件も設定でき、買いシグナル5種類、売りシグナル5種類の、計10種類の条件から選択出来る。
銘柄基本情報
銘柄名の右側に表示されている地球のようなマークの画像リンクをクリックすると、その会社のホームページが表示される。地味に便利。
各種基本指標、特に「時価総額」「PER」「PBR」「配当利回り」は指標の中で最もよく見られる基本中の基本の指標なので、常にチェックするように心がけたい。
チャートの下には、ヤフーファイナンスやみんなの株式の掲示板へのリンクも貼られている。
「テクニカルアラート」も一覧表示されており、各テクニカル指標でシグナルが発生していれば、一目瞭然でチェック出来る。
「日柄値幅分析」「理論株価」「クォンツスコア」「チャート足型アラート」などの分析結果も一覧表示されるので、チェックしておきたい。
「イベントアラート」には、業績予想の修正情報や、株式分割予定などが表示されるので、見逃しのないようにチェックしておきたい。
「関連キーワード」ここを見れば、該当企業の事業内容のイメージを掴み、株式市場で注目されているテーマ性をどの程度持ち合わせているかをチェックする事が出来る。
「適時開示情報」も一覧表示されてるので、日々チェックしておきたい。
業績情報
直近5年間の業績と今期の業績予想を分かりやすくグラフ表示しているのが特徴。
「売上高」「キャッシュフロー」「経常利益」「当期利益」「総資産推移」「自己資本比率推移」
企業業績における重要な項目の推移が一覧で見れる。
「売上高」のグラフでは、当然右肩上がりが好ましいが、急激に上がっているよりも、毎年安定して伸びている事が重要。
一番右には今期の予想が表されているので、それが上方修正や下方修正の可能性がないか、注意して分析する必要がある。
赤い折れ線グラフで「売上高経常利益率」の推移も同時に描画されており、このレベルが10%を超えているなら収益率の高い企業であると判断できる。
「キャッシュフロー」実際に「現金」が増えたかどうかを表している。
例えば、利益が黒字なのにキャッシュフローが赤字といったケースがあれば要注意。
利益は多少操作出来ても、実際の現金の動きは誤魔化せない。
「経常利益」「当期利益」どちらも右肩上がりで、可能なら毎年の凸凹が少ない方が好ましい。
当期利益は、通常は経常利益の6割程度となる。(経常利益から4割程度税金を支払うため)
もし、当期利益が経常利益と同程度か多い場合には、過去の赤字により税金の支払いが免除されていたり、特別利益があったものと考えられる。その場合、PERが低くなって割安の場合でも、素直には評価出来ないので注意が必要。
「総資産」「自己資本比率」自己資本比率とは、総資産のうち自己資本の占める割合で、負債(借入金)が少ないほど、自己資本比率は高くなる。
目安として、自己資本比率が50%以上であれば、負債より自己資本が多く、財務は健全だと判断出来る。
ただ、業種によって平均レベルは異なるため、その点は注意が必要。
総資産の推移と合わせて自己資本比率の推移も確認する事によって、負債を減らして財務状況を改善していってるのか、負債を増やして財務状況が悪化していってるのか、判断する事が出来る。
業績予想分析
企業業績には、実績と予想がある。
実績とは、既に終わった期の実績で、予想とは今期(現在進行中)の予想ということになる。
株価というのは、基本的に将来の見通しによって評価されるため、実績の業績よりも、予想の業績が重要だといえる。
代表的な指標であるPERにおいても、通常は今期の予想一株利益を基に計算される。
更に、業績予想というものは、適宜修正が発表されるため、今後の業績予想が上方修正されるのか下方修正されるのかで、株価は大きく変動する。
株価マップにおける「業績予想分析」は、今後の業績予想の修正を占う上で役立つ。
「業績予想修正チャート」には、予想が発表された後に、上方修正や下方修正を経て、実績が出るまでの推移が表示される。
・期初の業績予想と最終的な業績を比較して、増える傾向なのか、減る傾向なのか
これを確認する事により、その企業の期初の予想が、保守的なのか、楽観的なのかを判断する事ができる。
年によって上方修正したり下方修正したりとパターンが異なる事もあるが、いつも同じように上方修正したり下方修正したりしてるようなパターンを見つける事ができれば、今期の予想にも非常に役立てる事が可能となる。
・業績予想の変化幅、期中を通じてあまり変化がないのか、大きく上下にぶれる傾向なのか
これにより、業績予想に対するリスクの大きさが分かる。
例えば、市況や為替レートに大きく影響される企業は、その分だけ業績予想の修正幅も大きくなるため、株価変動のリスクも大きくなりがち。
「業績予想修正チャート」の画面では、株価とPERの推移を示した折れ線グラフも確認出来る。
PERは低いほど割安とされているが、万年低PERのような不人気銘柄では株価上昇の期待も出来ない。
過去のPERの推移を確認する事によって、現在の水準が割安かどうかを確認するようにしておきたい。
理論株価分析
「理論株価」とは、その名の通り、理論的に算出した妥当な株価である。
会社の価値を測る方法としては、その会社の収益=フローを基にする方法と、資産=ストックを基にする方法がある。
フローを基にした指標がPERで、ストックを基にした指標がPBRとなる。
基本的には、純資産が多く、毎年の収益が多いほど、会社の価値は高くなる。
純資産は現在の決算書で既に分かっているが、将来の収益は流動的である。
将来の収益がどんどん成長する見込みがあるなら価値は高くなるし、目減りする一方なら価値は低くなる。
将来の収益は、「期待成長率」という変数を使って算出されている。
「現株価」「市場平均」「同業種平均」の3つの観点から、「期待成長率」が算出されている。
「現株価の期待成長率」では、現在の株価がちょうど妥当になるような将来の期待成長率を表している。
PERやPBRにて、将来の成長性が懸念されているものは割安で、成長性が高く期待されているものは割高となっている。
理論株価も同様に、現株価が純資産や現在の収益に対して割安な場合は、「現株価の期待成長率」も低くなる。
これは期待が低いので「不人気」である事を示しているが、逆にいえば、将来の収益の期待値、つまりハードルが低いわけなので、それを上回れば現在の株価はお買い得だと判断できる。
「現株価の期待成長率」は、現在の株価が妥当となるような将来の収益の成長率を示している。
将来の収益の成長率よりも、実際の成長率が高いのであれば、その銘柄の株価は安い、逆の場合は高いと判断できる。
「同業種平均の期待成長率」は、同業種内の全ての銘柄の「現株価の期待成長率」の平均。
「市場平均の期待成長率」は、東証一部上場の全ての銘柄の「現株価の期待成長率」の平均。
業種全体としてや市場全体として期待される成長率が高いのか低いのかを表している。
簡易スクリーニング
株マップの銘柄探しメニューには、数え切れないほどのツールが用意されているが、その中で最も基本となるのが「簡易スクリーニング」である。
スクリーニングというのは直訳すると「選別する」「ふるい分ける」という意味があり、株式投資においては、3,800銘柄以上もある銘柄群の中から魅力的な銘柄を選別したり絞り込んでいく作業を指す。
株マップの「簡易スクリーニング」では、投資金額と市場に加えて8つの指標で絞り込む事が可能となっている。
特に「自動範囲設定」で「平均以下・平均以上」といった大雑把な条件を指定する事が出来るのが特徴的となっている。
まずは「自動範囲設定」で大雑把な条件を設定しておき、結果を見ながら条件を微調整する事が可能となっている。
典型的な割安株抽出例は以下の通り。
この設定をするだけでかなり銘柄数は絞り込まれるので、結果画面で配当利回りの「並び替え」を降順にして、配当利回りが高い銘柄から順に1銘柄ずつ吟味していけば、財務良好で流動性も確保された良質な高配当割安株を見つけ出す事が出来る。
- PER:平均以下
- PBR:平均以下
- 配当利回り:平均以上
- 自己資本比率:平均以上
- 一日平均売買代金:平均以上
詳細スクリーニング
詳細スクリーニングでは、さらに22個の指標を使ってスクリーニングを行う事が出来る。
財務指標系からテクニカル系の指標まで、通常使う分には必要十分なものが用意されている。
各指標については、指標名のリンクをクリックすれば、ちゃんと説明が表示される。
結果画面の並び替えについても、複数の指標で「昇順・降順」の指定が出来て、更にそれぞれ重み付けの指定も可能になっている。
テーマで探す
「テーマで探す」には、予め注目度が高そうなテーマが用意されている。
大きく分けると「定量的に検索して銘柄を抽出するもの」と「予め銘柄が選ばれているもの」がある。
「売買高急上昇」といったテーマは前者で、「風力発電」といったテーマは後者となる。
後者のテーマには更に「サブテーマ」にも分類されているので、数珠繋ぎで関連するテーマをチェックする事が可能となっている。
更に「テーマ別指数ランキング」というものが集計されており、特に今市場で注目を集めているテーマをランキングで参照する事が出来る。
大雑把に今の相場は「成長株優位」なのか「割安株優位」なのかを一瞥するだけでも価値がある。
「キーワード関連銘柄検索」では、「TDnetの適時開示情報」が出処となっているキーワードで銘柄を検索する事が出来る。
デイトレ株マップ
注目銘柄TOP30
デイトレをするに当たって、今日大きく値を動かしているホットな銘柄をピックアップしてくれている。
直近5分上昇銘柄
特に直近5分で急遽動き出した銘柄をピックアップ。
デイトレに適した銘柄の動き、初動を掴むのに便利。
安定トレンド銘柄
今日、一日を通じて安定して上昇している銘柄をピックアップ。
大口の買いなどが断続的に入り、朝から安定して上昇しているため、今日一日これからも上昇が期待出来る銘柄をピックアップする事が出来る。
下ヒゲ・上ヒゲ銘柄
直近で下ヒゲ・上ヒゲが長くなっている銘柄をピックアップ。
特に長い下ヒゲをつけてる銘柄が狙い目となる。
下ヒゲを付けた所で狙って買いを入れれば、利益を得られる可能性が高まる。
陽線・陰線銘柄
特に陽線、始めより終わりにかけて値上がりしている銘柄に注目し、初動で買いを入れれば利益を得られる可能性がかなり高くなる。
ピックアップされた陽線銘柄の中から、まだ始値周辺にいる銘柄を特に狙いたい。
株価往復銘柄
株価の往復、上下の動きが激しい銘柄をピックアップ。
超短期に利益を上げる事だけを念頭に、タイミングを狙い澄まして参戦したい。
特に値下がりも激しい銘柄群でもあるため、かなり注意が必要にはなってくる。
ミンカブ・ジ・インフォノイド
東証マザーズ上場4436ミンカブ・ジ・インフォノイドは個人投資家向けに「MINKABU(みんかぶ)」や「Kabutan(株探)」といったサイトを運営するメディア事業が主力。
上場企業の業績予想や株価の変動など多岐にわたるデータを提供しており、利用者は月間平均で900万人超に達する。
業績修正の時期をまとめたデータなど投資のヒントをより得やすくなる有料会員も増加傾向にあるが、収益の柱はサイトの広告収入。
ソリューション事業は、金融機関向けを中心に、決算情報の要約や株価分析などを提供している。
顧客基盤の拡充でストック収入が着実に増加傾向にある。
新型コロナウィルス禍で広告収入は減少傾向にあるが、金融機関の非対面需要の高まりでソリューション事業が拡大している。
株式市場の動きをAIが分析し、個人の資産形成を提案する仕組みを新設。
年齢や給与、将来の目標貯蓄額を入力すれば、金融資産のポートフォリオをAIが示してくれる。
月額税込み990円。
株探の米国株版も投入予定。
英文の開示資料をAIが日本語に翻訳して速報するサービスが2021年6月に始まる予定。
米国株に関心を寄せる個人の利用と同時に、米国株の情報を求める企業との取引拡大も期待されている。
みんかぶ
資産形成・資産運用に関わる全ての人に向けた情報メディア。
最新のマーケットニュースや金融商品の情報、資産形成に役立つコラム、個人投資家同士が意見交換できるソーシャル機能などを提供している。
みんかぶPRESSによる、ネット証券・証券会社のランキングや株主優待、株初心者向けのコンテンツが充実している。
みんかぶ FX/為替
FXに関する速報性・正確性に富んだ情報を提供。
FXトレーダーが注目する為替レートの変動要素である「経済指標」について、発表前のカウントダウンから発表後の変動幅を各通貨ごとに記録している。
リアルタイムFXチャート、為替ニュース、マーケットコラム、初心者向けコラムなど、FXを取引する上で必要な情報を幅広く提供している。
個人投資家の売買予想機能も実装している。
FX会社のランキングやFX初心者向けのコンテンツなどが充実している。
みんかぶ 暗号資産
ビットコインをはじめ、多数のアルトコイン価格、アービトラージ情報を配信している。
暗号資産に関する市況ニュース、相場分析だけでなく、ユーザー同士の交流の場を提供している。
暗号資産の取引所ランキングや暗号資産の初心者向けコンテンツなどが充実している。
みんかぶ 投資信託
全ての投資信託の情報を提供している。
国内株式型の場合、全ての組入銘柄が見られる。
個別銘柄に対する自身の意見を書き込んだり、他の人が書いたレビューを閲覧したりする事ができる。
投資信託初心者向けのコンテンツも充実している。
みんかぶ 先物
先物・オプション情報を提供。
日経225先物やNYダウ先物、金・原油のチャート、関連ニュースやコラム、投資セミナー情報などを配信。
先物取引の初心者向けコンテンツも充実。
みんかぶ 不動産投資
全国各地の厳選した収益物件情報やオススメの不動産投資セミナー情報を提供。
初心者のための教育系コンテンツも提供している。
不動産投資のメリット・デメリットから、不動産投資の知識が無い人、これから学びたい人向けのコラムも充実。
みんかぶ 保険
ユーザーに難しい保険の知識がなくても、ロボアドバイザーを利用する事により、自分だけの保険設計書を作成し、保険会社、保険代理店へ連携して相談できる仕組みを提供。
生命保険会社に自社の保険商品を「みんかぶ 保険」に投稿する機能も提供しており、投稿された保険商品がロボアドバイザーを通じてユーザーに通知する仕組みも提供している。
株探
有名株価チャート誌の元編集部が、銘柄分析ノウハウを生かして開発したサービス。
純粋な株式情報サイトとして、銘柄探しと速報性に重点をおいたサービス内容となっている。
注目されているテーマで分類されたテーマ別銘柄データベースや、企業の発表から数秒後に配信される決算速報ニュースには定評あり。
証券会社比較.tokyo
ネット証券の手数料やスマホアプリ、取引ツールなどの各サービスの比較や、利用者の口コミや評判を反映したネット証券会社ランキングなどを掲載した株式投資メディアサイト。
株初心者の口座開設の参考になるような情報を提供している。
FX比較.tokyo
トレードの基礎知識を始め、取引に役立つプチ情報や手数料、スマホアプリといったFX会社のサービス紹介、実際に使った上での比較ランキングなど、これからFXを始める人向けの情報を提供するサイト。
クレカ比較.tokyo
クレジットカードの比較を行っているメディアサイト。
ポイント還元・付帯保険など、様々な角度からクレジットカードを比較している。
Japan REIT.COM
Prop Tech plus株式会社が運営する、J-REIT全銘柄情報を網羅する総合的な役割を果たしつつ、投資家サイドから見た中立・公平な投資情報を提供しているサイト。
J-REITデータやオリジナルコンテンツを中心に様々なコンテンツを豊富に取り揃えた、日本最大のJ-REIT情報ポータルサイト。
JAPAN PRIVATE REIT.COM
Prop Tech plus株式会社が運営する、国内で唯一の私募REITの全銘柄情報を網羅する適格機関投資家向けの会員制情報サイト。
公開情報である投資法人登録簿の情報を中心に、全私募REITの一覧や投資主の一覧を掲載しており、国内の適格機関投資家300社以上が利用している。
株探
個人と機関投資家との間にある情報格差を解消し、個人投資家が株式投資で成功するために必要なすべての情報を盛り込む、そういったコンセプトで作られたウェブサイト。
短期から中長期、ファンダメンタルズ派からイベントドリブン(ニュース)選好まで、あらゆる投資家のニーズに応える情報テンコモリな株式情報サイト。
夜配信の記事コンテンツ「【明日の好悪材料】を開示情報でチェック」では、大量の発表資料から材料になりそうな情報を抽出した上で、株価に対する好悪が判定されている。
更に早朝配信の「今朝の注目ニュース」では、さらに精度を高めて★の数で材料のインパクトが推定されており、当日の株価とほぼ連動する成果が得られている。
「本日の【サプライズ決算】速報」では、AIがサプライズの大きさを判定してくれている。
1日500社にも及ぶ決算集中日にも、しっかりニュース選好を行う事が可能となる。
中長期投資に役立つ個別銘柄情報も充実しており、四半期の業績推移や修正履歴のヒストリカルデータを追い掛ける事で、足元の収益モメンタムや業績予想のクセなどを掴む事が可能となっている。
純現金収支や現預金残高の推移も一覧出来るので、キャッシュフロー分析も可能。
個別株ごとの過去のPER平均値といった独自の指標もあり、企業ごとの成長プレミアムのチェックが可能となっている。
企業業績25期分データ
株探プレミアムの目玉機能として真っ先に挙げられるのが、個々の企業業績25期分を見やすい形で一括して閲覧出来る機能。
特に長期投資にピッタリな企業を探す事に最適。
何年にもわたって売上高・利益の増加が続いている
財務健全性が高く、キャッシュ創出力が強く、景気変動をものともせずに純資産を着実に積み上げている
10年以上にわたり増配を続けている株主還元の優良企業
楽天証券 信用取引
らくらく担保
信用取引、FX取引、先物・オプション取引における保証金・証拠金管理機能。
各取引における保証金・証拠金の状況を一括して把握できる。
信用取引、FX取引、先物・オプション取引において現物株式と投資信託を代用として利用が可能。
信用貸株
信用取引の代用有価証券として利用している株式を楽天証券に貸し出して貸株金利を受け取る事が出来る。
信用貸株で貸出中の株式も、返却手続き等は不要でいつでも好きなタイミングで売却・現渡が可能。
売却した場合、貸し出していた株は自動で返却され、約定日から起算して2営業日まで金利が付与される。
信用貸株は「株主優先・予想有配優先コース」となっており、株主優待や配当金の権利確定日に自動的に株式が返却され、株主優待や配当金が受け取れるようになっている。
株式が自動的に返却され、権利取得が実施される条件
- 東洋経済新報社提供の株主優待情報がある銘柄
- 東京証券取引所の運営するTokyoMarketInformation(TMI)提供の有配(配当あり)の銘柄
- 予想配当情報が未定であるものの、直近過去2回の権利確定日において、1回以上有配実績のある銘柄
- 予想配当情報が未定であるものの、過去の確定配当情報が無い銘柄(新規上場銘柄など)。
株主優待情報がなく、TMI提供の予想配当情報0円となっていたり、予想配当情報が未定で過去2回の確定配当情報が0円となっている場合などのケースでは自動返却されない。
復配銘柄などの場合、自動返却が実行されない可能性があるので、注意が必要。
分別管理
通常の「貸株サービス」は分別管理の対象外となっているが、「信用貸株サービス」は分別管理の対象となっており、楽天証券の資産とは区別して管理されている。
平均取得価額
平均取得価額は、当該銘柄を取得するために要した金額に税込手数料を加えた取得価額を保有数量で割った価額。
「信用取引」の場合、反対売買にて決済した場合の取得価額は、総平均法に準ずる方法によって取得価額の計算を行うのではなく、建玉の単価ごとに計算を行う「個別法」
同一銘柄の他の建玉や現物取引で取得した株式と合わせて取得価額を計算する事はない。
「現物取引」の場合、同一銘柄を複数回にわたって購入した際には、「総平均に準ずる方法」で取得価額が算出される。
特定口座を利用の場合、先入先出法にて保有株式を特定して総平均で計算する。
同一日に売買があった場合、譲渡の都度に取得価額の計算は行われず、一日の取引が終了した段階で総平均法に準ずる方法で取得価額の計算が行われる。
デイトレを行おうとすると、平均取得価額と含み益・含み損の表示がグチャグチャになってしまう。
差金決済の禁止もあるため、現物取引はデイトレには致命的に不向きとなっている。
デイトレを行うのであれば、必ず信用取引で実施する必要がある。
コメント