漢方健康薬物睡眠

  1. 葛根湯
    1. 葛根
    2. 桂皮
    3. 麻黄
  2. 葛根湯の次に試したい鼻炎関連漢方三兄弟
    1. 【軽症鼻炎】小青龍湯 水っぽい鼻水(アレルギー性鼻炎など)向け漢方薬
    2. 【中症鼻炎】葛根湯加川芎辛夷 鼻づまり向け漢方薬
    3. 【重症鼻炎】荊芥連翹湯 慢性的な鼻詰まり蓄膿症ニキビ向け漢方薬
  3. 日本独自の漢方医学 中医学との違い
    1. 気・血・水(き・けつ・すい)
    2. 気(き)
      1. 気虚 気が足りない
      2. 気滞 気の流れが悪い
        1. 気逆 気が逆行する
        2. 気陥 上に持ち上げる力が低下
    3. 血(けつ)
      1. 血虚 血が足りない
      2. 血瘀 血の流れが悪い
        1. 血熱 体に熱がこもる
    4. 水(すい)
      1. 津液不足 水が足りない
      2. 水滞 水の流れが悪い
  4. 証(しょう)
    1. 虚実と八綱
  5. 漢方の五臓六腑
  6. 漢方薬とは
  7. 同病異治
  8. 異病同治
  9. ゆっくり効く補剤と素早く効く瀉剤
    1. 代表的な補剤の漢方薬
    2. 代表的な瀉剤の漢方薬
  10. 漢方にも副作用はある
  11. 季節と6つの外邪
    1. 風邪(春)
    2. 湿邪(梅雨)
    3. 暑邪・火邪(夏)
    4. 燥邪(秋)
    5. 寒邪(冬)
  12. 漢方で考える勃起力
  13. ノコギリヤシ
    1. 前立腺肥大とノコギリヤシ
  14. マカ
  15. 亜鉛
  16. ギャバ
  17. アルギニン
  18. シトルリン
  19. ブロン 市販の風邪薬と薬物乱用
  20. LIFE SPAN 老いなき世界
  21. 疎経活血湯
  22. 八味地黄丸
  23. 六君子湯
  24. 清肺排毒湯
  25. 口内炎と熱邪
  26. 黄連解毒湯
  27. 夏バテ=胃腸の弱り
  28. 漢方医学と西洋医学の違い
  29. 飲む除菌剤、板藍根
  30. 飲むマスク、玉屏爆術風散
  31. 睡眠時間は必ず7~8時間必要との一般常識は間違い
  32. ゴールデンタイムにも根拠はない
    1. 一般常識による固定観念を捨て去れば、不眠症の問題は解決する!
  33. 長時間睡眠の弊害
  34. 暇と退屈と飽きが眠気を誘う
  35. 短眠で集中力アップ!セロトニンとノルアドレナリンの分泌量が増える
  36. 睡眠の目的は、眠気を除去して思考をリセットすること
  37. レム睡眠「理想的な睡眠」
  38. ノンレム睡眠「ただのレムではない睡眠」
  39. 多相性睡眠と仮眠
  40. アルコールは控えよう
  41. 眠気と糖質
  42. 膵臓の機能
  43. 漢方医学における膵臓と脾
  44. 最終目標は「睡魔をコントロール出来る人間になること」
  45. 蚊刺され、虫刺され
  46. ピラティス
  47. STOTPILATISストットピラティス
  48. 腰痛・肩こり
  49. 腰痛の原因
  50. 肩こりの原因
  51. 覚醒剤の流通経路

葛根湯

配合生薬:葛根、大棗、麻黄、甘草、桂皮、芍薬、生姜

葛根湯はあまりにも幅広い効用があるために、「葛根湯医者」というどんな患者にも葛根湯を出すという医者が落語にも出てくる。
頭痛で訪れた患者にも、腹痛で訪れた患者にも、果ては付き添いの暇を持て余してる人にまで葛根湯を処方する・・・
ヤブ医者の代名詞として葛根湯医者という陰口が言われていたりもする。
ただ、風邪にも頭痛にも腹痛にも眠気にも効果があるのは事実なので、意外と葛根湯医者の処方には合理性があったりもする。

基本的に体力のある「実証」の人向けの薬で、風邪の初期などの頭痛、発熱、首の後ろのこわばり、寒気はするが汗は出ないといった場合に有効。
葛根湯は発汗を促す事で熱を下げて、風邪を治そうとする。
西洋医学的な基礎研究でも、抗炎症作用などが確かめられている。
基本的に急性期に用いられ、発病後1-2日が目安とされる。

風邪に限らず、鼻炎、頭痛など、炎症が起こって熱が出るような急性の病気の初期にも広く使われる。
慢性頭痛、緊張性頭痛や肩こりの治療でも用いられる。
芍薬、甘草は胃の痛み、内臓や筋肉の痙攣に効果あり。
麻黄、生姜は体を温めて発汗を促し、関節痛などの緩和にも用いられる。
麻黄に含まれるエフェドリンは覚醒剤のメタンフェタミンに応用された成分で、目を覚ます覚醒作用が多少存在している。
もちろん、覚醒剤に似ているといっても、麻黄自体に危険性は無い。
葛根湯は、肩こりや首筋の張りなどにも効果的なので、徹夜での勉強やお仕事にも実は相性の良い漢方薬と言える。
ただ、胃腸の調子を崩していたり、徹夜仕事で極度の空腹のまま連用したりするのは危険で、胃腸障害にも繋がるリスクがあるので、その辺は気をつけたい。
葛根湯と補中益気湯を併用する飲み方を元気漢方と称したりも。

葛根

クズ(マメ科)の周皮を除いた根を乾燥させたもの。

含有成分:プエラリン、ダイゼイン、ダイジン、ゲニステイン、マンニトール

この生薬が含まれる漢方薬:葛根湯、葛根湯加川芎辛夷、独活葛根湯、参蘇飲

主な薬効:鎮痙、解熱

桂皮

クスノキ科のケイの樹皮を乾燥させたもの。

含有成分:ケイヒアルデヒド、ケイヒ酸、シンゼイラニン、シンゼイラノールエピカテキン、シンナムタンニン

この生薬が含まれる漢方薬:葛根湯、小青竜湯、柴苓湯、八味地黄丸

主な薬効:発汗、解熱、鎮痛

麻黄

マオウ科のマオウなどの地上茎を乾燥させたもの。

含有成分:エフェドリン、プソイドエフェドリンなどを含有。

この生薬が含まれる漢方薬:葛根湯、麻黄湯、小青竜湯、神秘湯、麻杏薏甘湯などに含まれる。

主な薬効:鎮咳、抗炎症、発汗、解熱、五積散、防風通聖散

麻黄は基本的には風邪の治療効果が期待されており、これを含有する処方を「麻黄剤」、桂皮と組み合わせて使用するときには「桂麻の剤」と呼称されている。

体の治癒力を生かして体温を上げ、眠くならずにだるさも取れる、これが総合感冒薬や抗ヒスタミン薬との大きな違い。

「眠くならない花粉症の薬」として、小青竜湯がテレビCMで宣伝されていたりもする。

冷え症に効く五積散、ダイエット効果で有名な防風通聖散にも麻黄は含まれている。

冷えの改善や脂肪燃焼効果という観点においても、新陳代謝を高めて温熱産生に寄与していると考えられる。

1885年、長井長義博士が麻黄からエフェドリンの成分を単離抽出している。

渋谷駅から六本木通りを数分ほど、軽い傾斜を登りながら高樹町方面へと歩いていくと、「日本薬学会長井記念館」のビルが聳え立っている。

この長井長義博士が抽出したエフェドリンは、喘息に苦しむ多くの患者を救済する事になる。

しかし、その後覚醒剤の主要成分となるメタンフェタミンに応用されて変貌を遂げていく事となる。

皮肉にも、この長井記念館が建つ渋谷から六本木にかけての界隈こそが、日本で最も覚醒剤が蔓延して摘発が絶えないエリアとなっている。

ソーマと呼ばれるヴェーダやゾロアスター教の祭祀用飲料は、古代において原型となったものは麻黄由来ではないかと考証されており、主要成分としてエフェドリンを含んでいた可能性が高い。

伝統的な漢方薬治療においては、エフェドリンは何世紀もの間、気管支喘息と気管支炎に用いられてきた。

西洋医学においては、局所の鬱血除去剤、気管支喘息治療のための気管支拡張剤として幅広く使われてきた。

ただ、西洋医学的には重篤な副作用が発生したり、他の強力な薬が登場してきて、あまり用いられなくなってきている。

ドーピングのためにエフェドリンの薬物乱用が問題になったこともあり、精神依存や選手の熱中症による死亡、繰り返し報告される重量挙げ選手の大動脈瘤による死亡などが問題になっている。

エフェドリン、プソイドエフェドリン、メチルエフェドリンはいずれも世界アンチドーピング機関による禁止薬物に指定されており、感冒薬の服用にも注意が必要となっている。

麻黄とコーヒーなどカフェインを含む飲み物などとの組み合わせには要注意。

カフェインにも中枢神経系、心臓、筋肉、血圧を制御する中枢を刺激する効果があり、交感神経を刺激する効果のあるエフェドリンと一緒に服用すると、中枢神経への刺激が過剰となってしまって深刻な副作用や心臓の異常を引き起こしやすくなるリスクがある。

葛根湯の次に試したい鼻炎関連漢方三兄弟

【軽症鼻炎】小青龍湯 水っぽい鼻水(アレルギー性鼻炎など)向け漢方薬

体の「水(すい)」をうまく排出出来ないと、体内に余分な「水」が溜まりやすくなり、様々な不調を引き起こす。

その「水」が鼻から溢れ出たものが鼻水。

「水」が「気」の流れを妨げるため、その「気」を動かそうとしてくしゃみが出る。

「小青竜湯」は、「水」によって冷えた部分を温めながら水分代謝を促すとともに、「気」を動かして、鼻水やくしゃみなどの症状を抑える。

【中症鼻炎】葛根湯加川芎辛夷 鼻づまり向け漢方薬

体が冷えて体内に余分な「水」が溜まり、鼻の血行が巡らず、鼻の通りが悪くなると様々な不調を起こす。

その余分な「水」が鼻に溜まってむくんだものが鼻づまりとなる。

「葛根湯加川芎辛夷」は、体を温める葛根湯をベースにした処方で、冷えによって溜まった「水」の発散を促して、鼻詰まりなどの症状を改善していく。

【重症鼻炎】荊芥連翹湯 慢性的な鼻詰まり蓄膿症ニキビ向け漢方薬

体の水をうまく排泄出来ないと、体内に余分な水が溜まり、鼻に溜まって鼻詰まりが起きて、それを繰り返していると鼻の部分の「気」や「血」の流れを妨げる。

すると、溜まった気が熱に変わって水分を奪うため、粘ったような鼻水が出るようになる。

顔に余分な熱があるので、目が充血したり、痒くなったり、ニキビが出来たりする。

「荊芥連翹湯」は、余分な熱を冷やして追い出し、鼻の通りを良くする。

気を巡らせる事によっても、鼻詰まりを改善していく。

首から上の炎症に効く処方なので、鼻詰まりや濃い鼻水が出るなどの症状の他、扁桃炎やニキビなどにも効果が期待出来る。

日本独自の漢方医学 中医学との違い

5世紀から6世紀頃に仏教などの大陸文化とともに古代中国の医学が日本に入ってきて、それから長い時代を経て中国医学とは異なる特徴を持つ日本独自の漢方医学が形作られ、漢方薬が誕生し、現在では日本の医師の80%以上が漢方薬を処方するようになっている。

現在、日本で使われている生薬の8割は中国から輸入されている。

本家本元の中国でも生薬からなる伝統的な薬は用いられているが、中国には漢方や漢方薬と呼称されるものは無い。

「漢」は中国の王朝の名前から由来していて、「漢族」「漢字」などのように広く中国を指す時に用いられており、「漢方」とは中国から伝来して始まった医学全般を指す言葉として日本国内で用いられるようになったことばである。

「漢方薬」とは、その漢方の考え方に基づいて生薬を配合した薬のことである。

中国では、自国の伝統医学を「中医学」といい、生薬は「中薬」、漢方薬は「中医薬」、漢方製剤(製品として製造されている薬)は「中成薬」と呼称されている。

日本では西洋医学を学んだ国家資格を持つ医師が漢方薬を処方出来るが、中国では医師資格自体が、「中医」と「西医」に分かれており、中医学と西洋医学を教える大学がそれぞれ別にある。

中国の中医も、日本の漢方医と同じく、四診を行い、患者の証を診断し、治療方針を決めて薬を処方して治療を行う。

その過程が中国では「弁証論治」として理論的に体系化されている。

一方で日本漢方は理論というよりも、積み重ねた経験から実践的に治療していく事を尊ぶようになっており、特に江戸時代以降にその傾向が強まっている。

中医では生薬を組み合わせて細かく量を加減していくオーダーメイド処方中心で、薬の用量は日本の3倍から5倍くらい使用される。

日本漢方では、決められた組成からなる漢方薬をそのまま使うのが一般的となっており、特に漢方エキス製剤を服用している。

日本でも昔は生薬を自由自在に組み合わせ、土瓶で煎じた薬を服用していた。

だが、漢方薬の成分を抽出して作られた顆粒剤や錠剤やカプセル剤などのいわゆる漢方エキス製剤が開発され、医療用エキス製剤として148品目が認定され、市販薬としても大量に発売されていて一般化している。

気・血・水(き・けつ・すい)

「気・血・水」は、不調の原因を探るためのものさしとなるもの。

「気・血・水」の3つの要素が体内をうまく巡る事によって、健康が維持され、これらが不足したり、滞ったり、偏ったりしたときに、不調や病気、障害が起きてくると考えられている。

気・血・水の三要素は、体にとって大切な生理物質であり、異常が起こった場合には、病気の原因となる病理的産物を生み出す事がある。

気の流れが滞れば「気滞」、血が停留して留まれば「瘀血」、水の代謝が悪くなれば「水滞」が生じる。

気(き)

毎日活動するための原動力で、目に見えない生命エネルギー

・内蔵を働かせる

・血と水を作り出し、巡らせる

・体温を保つ

・皮膚を守り、病気の原因の侵入を防ぐ

・排泄を促す

・西洋医学的には、自律神経に近い役割

・元気の気、気力の気、気合の気

気虚 気が足りない

体の中に十分な量の気がある事が健康の基本条件。

気が足りなくなれば、疲れやすくなって風邪も引きやすくなる。

疲れやすい、元気が出ない、顔色蒼白、食欲不振、声が小さい、息切れ、風邪を引きやすい、お腹を壊しやすい、冷え症といった症状が現れる。

→体を休めて消化吸収の良いものを食べるのが大事

生まれつき気が少なかったり、過労やストレスで気が消耗して不足する事により、「気虚」となる。気虚の症状が見られたら、体を休めて消化吸収の良い食べ物を食べて、とにかく気を養う事が大事。

気滞 気の流れが悪い

気が体の至る所に流れる事により、初めて全身の機能が正常に働くことになる。
気の流れが滞れば、血や水の流れも一緒に悪くなり、気分が憂鬱になったりする。

憂鬱な気分に陥りがち、イライラして怒りっぽい、喉に何か詰まってる感、お腹が張って痛い、げっぷやおならがよく出る、咳が出る、体に痛み、痛む場所が変わる、月経の前に乳房が張るといった症状が現れる。

→気分転換でリフレッシュ、体を動かす事が大事

悩み事があったり運動不足になると、すぐに気の流れは滞ってしまい、「気滞」となる。気滞の症状が見られたら、とにかく気分転換して体を動かし、気の流れを促す事が大事。

気逆 気が逆行する

気の循環が乱れ、下降しなければならなかった気が逆流し、上昇してしまう状態。「気の上衝」とも呼ばれる。

イライラ、頭痛、目眩、咳、吐き気、嘔吐といった症状が現れる。

気陥 上に持ち上げる力が低下

内臓の下垂、脱肛、頻尿、長期の下痢といった症状が現れる。

血(けつ)

基本的には血液の事だが、漢方的には血管の中を巡るもっと幅広い作用を持つ液体と捉えられている。

・血管の中を巡る

・内蔵や器官に栄養を運ぶ

・肌や髪に潤いやツヤを与える

・精神を安定させる

血虚 血が足りない

血は血管の中を流れて全身に栄養を与えたり、精神状態を安定させたりする働きがある。

顔色が悪い、ツヤがない、立ちくらみ、目眩、動悸、目の乾き、目のかすれ、視力低下、悪夢を頻繁に見る、肌がかさつく、爪が割れる、爪が変形する、髪が乾燥する、髪が抜ける、といった症状が現れる。

→血を作る食べ物を食し、睡眠を充分に取る事が大事。

血瘀 血の流れが悪い

顔色が暗い、くすみ、目の下にクマ、肌が荒れてシミが出来る、血管が浮き出る、体にいつも痛み、刺すような痛みが同じ場所に、手足の冷え、月経の出血量が多くて血の塊が出来る、といった症状が現れる。

→油っこい食べ物を避け、体を動かす

血の循環が滞ると、内臓や経絡に瘀血が出来て動きが悪くなったり痛みが生じたりする。なるべくストレスを溜めずに油っこい食事を避け、積極的に運動する事が大事となる。

血熱 体に熱がこもる

鼻血、出血、口の渇き、便秘、血尿、といった症状が現れる。

水(すい)

津液とも呼ばれ、体を隅々まで潤す体液全般。涙や鼻水、よだれ、骨髄液、細胞間液なども水と考えれている。

・内蔵や器官に水分を与える

・関節の動きをなめらかにする

津液不足 水が足りない

肌や髪が乾く、鼻や喉が渇く、声が枯れる、空咳が出る、飲み物を頻繁に欲する、頬が赤みを帯びる、夜になると手足が火照る、便が乾いていて便秘がち、関節をスムーズに動かせない、といった症状が現れる。

→胃腸の働きを高め、体を潤す食べ物を食べる

体の中の水が不足すると「津液不足」となり、口や喉が渇き、肌が乾き、手足が火照る。
こうした水が不足した状態に陥った際に、単に水分を補給しただけでは症状は改善されない。
体内で水を作り出している胃腸の働きを高めて、体を潤す効果のある食べ物を食べるようにする必要がある。

水滞 水の流れが悪い

全身が重くてだるい、いつも頭が重い、むくみ、目眩、吐き気、痰が出やすい、喘息症状、胸のつかえ、水っぽい鼻水、下痢、といった症状が現れる。

→体を冷やさず、利尿作用のある食べ物を食べる

水の巡りが悪くなると、停滞した水から飲(さらさらしたもの)や痰(どろどろしたもの)が生じて、益々循環が悪くなっていく。
水滞の症状が現れたら、体を冷やさないようにして胃腸の働きを高め、利尿作用のある食べ物を食べる事によって水の代謝を改善していく事が大事。

証(しょう)

漢方では「証」に従って治療が行われる。

これを「随証治療」という。

「証」とは、そのとき患者に現れている病気の様子を漢方医学的に捉えたもので、様々な視点からの言葉で表現される。

西洋医学でいえば、血液検査、尿検査、画像診断などの検査データを重視して病気を診断した結果としての「病名」が漢方での「証」にあたる。

虚実と八綱

証の中でも、まずは大きく「虚証」と「実証」に分けてから診断が行われる。

虚証と実証を間違えると、効果が出ないばかりか副作用が現れる恐れまであるので、漢方では基本中の基本となるのが虚実の判断である。

「虚」と「実」は、それぞれ「不足」と「過剰」を意味する言葉。

痩せ型で体力が無く病気に対する抵抗力が弱い人は「虚証」、筋肉質のがっちりした体型で体力があって病気への抵抗力が強い人は「実証」、その2つの証の間を「中間証」、大まかに言うとこのように分類されている。

「虚実」の他にも、「寒熱」「表裏」「陰陽」という分類も用いられ、これら8つをまとめて「八綱」と呼ぶ。

「寒熱」は病気の性質が冷たいか熱いかを表し、手足や体の冷えを感じる状態が「寒証」、体を熱っぽく感じる状態を「熱証」

「表裏」は病気の部位や進行度を表し、内側奥深くまで病気が侵入した状態が「裏証」、体の浅い所の病気、悪寒や喉の痛み鼻詰まりなどの状態が「表証」

「陰陽」は最も大きな分類で、活動が鎮静的で冷たい性質を持つ「虚証・寒証・裏証」は全て「陰証」、活動が活発で温かい性質を持つ「実証・熱証・表証」は全て「陽証」

漢方の五臓六腑

漢方では内臓の事を臓腑という。

臓腑は5つの臓「五臓」と6つの腑「六腑」に分けられる。

五臓は「心・肺・脾・肝・腎」気や血、栄養素などを作り出し、貯蔵する器官。

心、血の運行、精神・意識のコントロール。

肺、呼吸から気を作成、気と水の運行、水分代謝のコントロール。

脾、消化吸収の働きをコントロールして栄養を体中に巡らせる。

肝、気の流れをコントロールして血を貯蔵、感情をのびやかに保つ。

腎、生殖機能や発育の源となる精気の貯蔵、水分の貯蔵・排泄。

六腑は「胆・胃・小腸・大腸・膀胱・三焦」食べ物が通り抜ける管で、消化吸収及び排泄を行う器官。

胆、胆汁を貯蔵・排出して消化を助ける。

胃、食べたものの消化。

小腸、食べたものから栄養を吸収して不要なものを送り出す。

大腸、食べたものから水分を吸収して便を作る。

膀胱、不要な水分を集めて貯蔵し、尿を出す。

三焦、皮膚と臓腑の隙間にあるとされる水分の通り道で、上焦・中焦・下焦の3つに分かれている。

臓腑は現代の西洋医学での臓器とよく似ているが、完全には一致しない。

日本の漢方医学では本場中国の中医学ほど五臓は重視されていない。

日本漢方は江戸時代中期以降に架空の理論より薬を飲んだときの実際の効果を重視しながら発展してきた影響であると考えられる。

漢方薬とは

漢方薬は、基本的にはいくつかの生薬を組み合わせて作られている。

例外としては、甘草だけで出来ている甘草湯や甘草と桔梗の2つだけで出来ている桔梗湯などがある。

材料となる生薬はそれぞれ味や性質が異なり、1つの生薬であっても複数の成分が含まれている。

そのため、単一成分の西洋薬にはない複合的な効果が期待出来る。

同じ性質や薬効を持つ生薬同士は作用を増幅しあい、異なる性質や薬効を持つ生薬同士は抑制し合う。

どのような組み合わせで使えば最大限の効果を発揮して副作用を最小限に抑えられるのか、長い歴史の中で試行錯誤されてきた結果、現在使われている漢方薬は最もバランスの良い組み合わせのものとして伝わって残ってきた究極のレシピである。

例えば桂枝湯と桂枝加芍薬湯は使われている生薬は同じだが、用量が違う事で風邪薬と胃腸薬という別の作用の薬になったりしている。

1つの漢方薬で使われる複数の生薬は、君薬(主たる作用を発揮)、臣薬(君薬の作用を補佐)、佐薬(脇役として全体の作用を調整)、使薬(各生薬の調和を図る)の4つに分類される。

同病異治

風邪薬の定番といえば、葛根湯。

ドラックストアの店頭にも山積みになり、今やコンビニでも様々な種類の葛根湯ドリンクが購入可能。

しかし、風邪に効く漢方薬は他にもたくさんある。

葛根湯がぴったり合うのは、風邪の初期、寒気、発熱、頭痛、首や肩の強張りがあり、まだ汗が出ていない状態のとき。

同じような症状でも、体力が低下していて自然に汗が出る場合には桂枝湯の方が良いし、風邪が長引いて食欲不振と吐き気を伴う場合には小柴胡湯、胃腸の弱いお年寄りの場合は香蘇散が良いなど、漢方薬の風邪薬には症状や体質によって様々なものがある。

このように同じひとつの病気でも症状に合わせて薬を変えて異なる治療を行う漢方の治療法が「同病異治」である。

異病同治

風邪薬として有名な葛根湯が使われるのは、風邪だけではない。

肩こり、扁桃炎、中耳炎、乳腺炎、神経痛などの治療にも用いられる。

ひとつの薬が異なる病気に効果があるというのは、西洋医学の世界では考えられない事であるが、葛根湯は七つの生薬から作られている薬で、それぞれの生薬の持つ複数の成分の相乗効果によって多方面の薬効を発揮出来る。

このように異なる病気に同じひとつの薬で治療を行う漢方の治療法が「異病同治」である。

ゆっくり効く補剤と素早く効く瀉剤

漢方薬は自然で出来ている作用が穏やかで体に優しい薬、そんなイメージから全て慢性の病気に対処するものと思われがちだが、ちゃんと急性の病気に効くものもある。

風邪の治療に使用される桂枝湯や麻黄湯、葛根湯などは即効性があり、発汗を促して自身の自然治癒力を高めて治療に導く。

中国の医学書「傷寒論」にも、「汗が出たらすぐ服用をやめる。もし汗が出なければ汗が出るまで3,4時間に1回続けて飲ませる」と記述されており、明らかに即効性が期待されている。

インフルエンザに対して、抗ウィルス薬のオセルタミビルと麻黄湯を比べてみたところ、両者の解熱と全身症状の消失までの時間に差が無かったとされる研究結果も報告されている。

花粉症のときの小青竜湯、こむら返りのときの芍薬甘草湯も即効性が期待され、飲んですぐに治る場合もある。

薬の形によっても効き目が現れるまでの時間が異なり、急性の病気には煎じ液の「湯剤」、進行がやや遅い病気には粉末の「散剤」、非常に進行が遅い病気には固形の「丸剤」が用いられる。

代表的な補剤の漢方薬

補中益気湯、六君子湯、八味地黄丸など。

補剤、補う事で治療に結びつく。ゆっくりと効き目が現れる。

体質改善や慢性病の治療に使われる。

最低でも2週間以上の服薬が推奨される。

代表的な瀉剤の漢方薬

麻黄湯、葛根湯、桂枝湯、大承気湯など。

瀉剤、取り除くことで治療に結びつける。素早く効き目が現れる。

即効性で急性の病気に短期間使用する。

長く使い続けると、副作用が現れてしまうかもしれない。

漢方にも副作用はある

一般的に漢方薬は副作用が無いと勘違いされている事が多く、その点には注意が必要。

漢方は複数の生薬を組み合わせる事で最大限に作用を強め、毒性や不都合な作用は最小限に抑えるという工夫がされており、西洋薬に比べれば、副作用が断然少ないというのは事実である。

作用が強い麻黄や附子などの生薬を含む漢方薬では、血圧上昇、動悸、発汗、のぼせなど。

地黄、麻黄、石膏を含む漢方薬では、胃もたれ、食欲不振、吐き気。

経皮、麻黄、人参で、発疹や掻痒。

大黄で下痢や腹痛。

慢性肝炎や肝硬変の治療に使われた小柴胡湯の副作用で1996年に間質性肺炎が起こって患者が亡くなるという死亡事故も発生している。(但し、極めてレアケースな上に原因は結局はっきりとはしていない。)

当時は、肝障害に対してガンガン小柴胡湯が処方投与されており、当時の日本における漢方薬の年間総売上1600億円のうち、小柴胡湯が5分の1を占めるという異常さであった。

小柴胡湯がエキス剤として気軽に便利に広く投与されていたわけだが、明らかに乱用されていたわけで、漢方薬においても正しい利用方法が大事なんだという教訓になっている。

多くの漢方薬に含まれ、一般用医薬品や食品にも広く使われている甘草では、偽アルドステロン症という重い副作用が起きる可能性がある。

偽アルドステロン症は、体内に塩分と水が溜まって血圧上昇やむくみが起こり、体からカリウムが失われ、手足のだるさやしびれ、筋肉痛が現れるもので、副作用に気付かずに飲み続けると、筋肉が壊れたり不整脈が起きたりする危険な状況に陥る可能性もある。

副作用を避けるためには、証にあった薬を飲むこと、漫然と同じ薬を長期間服用しない事も大事になってくる。

漢方薬だからと過信しすぎずに、とくに服用してから2週間は気をつけるべし。

また、西洋薬はもちろんの事、あらゆる食べ物にもアレルギーを筆頭に副作用がありますので、結局は食事も漢方薬も同じぐらい気をつけて摂取しなきゃならんという事である。

毒性が強い附子(トリカブトの根)、エフェドリンが主成分の麻黄、下剤成分を含む大黄、解熱や渇きを癒す時に重要な石膏。

漢方の古典でも、誤治は厳しく戒められている。

季節と6つの外邪

外邪とは、自然界という外的要因のうち、特に健康に害を与える要素。

極端な夏の暑さや寒さなど、6つに分類される。

風邪(春)

陽気(温める作用を持つ気)が盛んとなる。

肝が盛んとなる。生物が成長し活動を始める時期なので、条達の性質を持つ肝が盛んとなる。

同時に侵入した他の外邪より先に症状を表す。

突然現れて次々と様子を変えて患部も変わっていく。

特に風邪には要注意。

起こりやすい症状:風邪、鼻詰まり、喉の痛み、咳、頭痛、目眩、目の充血、痒み、痺れ、不眠、情緒不安定

湿邪(梅雨)

湿気の塊のようなもの。

気の流れが滞り、症状が長引きやすい。

脾の働きが低下する。

水湿(病理的な水)が溜まりやすくなる。

湿邪は脾を痛め、気の運行を邪魔し、脾虚や気滞になる。

特に胃腸の働きを整えて、湿気を追い払う事が大事。

起こりやすい症状:胸のつかえ、腹部の張り、目眩、頭重感、体が重い、浮腫、冷え、下痢、排尿異常、おりもの、慢性の皮膚病、慢性の関節痛

暑邪・火邪(夏)

津液が不足しがち。

心が盛んとなる。

炎天下で汗をかいて脱水状態になり、体内に熱がこもる。

一方で冷たいものを食べすぎて脾を痛めやすい。

水分を充分に取って脱水を防ぐことが大事。

起こりやすい症状:画面紅潮、多汗、喉の渇き、夏バテ、動悸、不眠、イライラ、食欲不振、下痢

燥邪(秋)

空気の乾燥から津液が不足しがちとなり、津液を巡らせている肺などが影響を受けて、呼吸器に症状が現れやすい。

皮膚や髪も乾く。

起こりやすい症状:口鼻喉の渇き、鼻血、空咳、喘息、痰が切れない、胸の痛み、皮膚の乾燥、抜け毛、尿量減少

寒邪(冬)

極端な冷えが気血水を停滞させ、患部に痛みをもたらす。

胃に入れば嘔吐、脾に入れば下痢などの症状を引き起こす。

腎が盛んになる。

起こりやすい症状:悪寒、冷え、胃痛や腹痛、下痢、頭痛、関節痛、足のつり

漢方で考える勃起力

勃起できなくなるEDやインポテンツ。

西洋医学において超画期的なおクスリであるバイアグラ様が開発されてしまいましたので、基本的に完全なインポ様はそちらを頼りにされいる事でしょう。

とはいえ、病院にお世話になろうと考えるほど完全に勃起しないわけじゃないけど、普通にAV観ながらオナニーして射精ぐらいは出来るんだけど・・・とはいえなんだか勃起力に不安が・・・という殿方が大半であろう。

西洋医学的に勃起障害とまでは認定されないちょっとした精力への不安、これも漢方医学が得意とする未病の一種であるといえる。

漢方医学的には、生命エネルギーのひとつとされる「腎陽」が虚衰する事が勃起不全の病因と考えられているため、「陽萎」と名付けられている。

陰茎が萎えるという意味で、陰萎ともいわれる。

1.腎精の不足

精力は漢方医学では腎に蓄えられているとされており、腎精と呼ばれている。

腎精は人間の生長や発育、生殖といった機能を担っており、腎精が充実すれば人間の体は生長するし、腎精が衰えれば老化がはじまる。

人間の発育や老化は腎精に支配されているといえる。

腎精が一定のレベルに達すると、精子が作られ、性欲も漲り、子供を作る事も可能になる立派な青年男子となる。

性機能と生殖能力は腎精の充実ぶりに左右されている。

温性の補う薬を用いて、腎精の陽のエネルギーを強化する。

2.脾の弱り、気血の不足

脾が弱り、気血が不足すれば、全身に栄養が渡らなくなり、当然の事ながら生殖器にも気血が巡らずに栄養不足となって勃起力にも直結してしまう。

脾は消化器であり、つまりは胃腸が弱って栄養が不足しては性機能も駄目になる。

気血と脾のエネルギーを補って増やす。

3.肝の失調

肝の経絡は生殖器を巡っているので、肝が失調すればダイレクトに生殖器にも影響を及ぼしてしまう。

肝は外界のストレス刺激の影響をまともに受けてしまい、ストレスの症状としておなじみの、イライラや憂鬱感などの精神的症状にも直結してしまう。

肝の働きの失調を治し、正しく働かせるようにする。

4.膀胱や生殖器に温熱が溜まる下焦の湿熱

膀胱も含む下焦が湿熱の状態となると、湿熱によって海綿体が衰えて萎えてしまう原因となる。湿熱を清し、取り去ることが重要となる。

ノコギリヤシ

南アメリカ原産のヤシ科の植物、別名ソーパルメット

北アメリカから中南米にかけて自生し、高さ2〜3メートル、ノコギリ状の尖った葉を持つ。

夏にクリーム色の花を咲かせ、秋の終わりから冬にかけてオリーブの実ほどの大きさの赤い実をつける。

果実には油分が多く含まれており、先住民の伝統食や植物油、ランプの燃料として利用されていた。

現地の先住民たちの間で、ノコギリヤシの実を食べた馬の毛並みがあまりにも美しかった事から、人間に対しての民間療養薬として用いられ、伝承されるようになったとされる。

19世期に入り、アメリカに渡ってきたヨーロッパからの移民がその伝承を聞いて、母国に持ち帰った事がきっかけとなって、本格的にノコギリヤシの研究が始まった。

ノコギリヤシには、脂肪酸ステロール類、オレイン酸が多く含まれ、様々な効果があるとされ、特に悪玉男性ホルモンであるジヒドロテストステロンの抑制作用が重宝されている。

すでにドイツ、イギリス、フランス、イタリア、スウェーデン、ベルギー、ハンガリーでは医薬品として承認されている。

日本ではノコギリヤシの果実エキスがサプリメントとして市販されている。

中国では、棕櫚氏(しゅろし)と呼ばれている。

棕櫚氏とは椰子の木の実という意味で、木の実を潰して乾燥させたものを煎じて飲む。

ノコギリヤシは亜鉛と相性がよく、一緒に摂取する事が推奨されている。

前立腺肥大とノコギリヤシ

前立腺は男性だけにある器官で、膀胱の下にあり、尿道の周りを取り囲んでいる栗の実のような形の臓器。

精液の一部に含まれる前立腺液を作り、精子に栄養を与えたり保護したりする役目を担っている。

前立腺は特に年齢を重ねるごとに肥大していく傾向があり、膀胱を圧迫する事で、尿が出にくい、尿の勢いがない、トイレの回数が増える、といった排尿障害が起きやすくなる。

前立腺が肥大する原因はハッキリしていないが、男性ホルモンが関与している事だけは確かとなっている。

加齢とともに男性ホルモンが減少し、ホルモンバランスが崩れることによって、ジヒドロテストステロンという酵素が作られ、前立腺の肥大が進むものと考えられている。

そこで役立つのがノコギリヤシで、特に多く含まれているオレイン酸やラウリン酸などの脂肪酸には男性ホルモンに関係する酵素を阻害するような働きがあり、前立腺肥大による排尿障害の改善にも効果がある。

マカ

南米ペルーの海抜4000メートルの高地で植生しているアブラナ科の球根で、100種類以上存在する。

約2000年前からアンデス地方で栽培されている。

円錐形の根の部分に、炭水化物、食物繊維、脂肪、プロテイン、必須アミノ酸、鉄分、リノレン酸、カルシウム、パルミチン酸、オレイン酸、植物ステロールなどの様々な栄養素が含まれており、特に男性の健康維持に効果がある。

亜鉛

100種類以上の酵素を構成する成分で、タンパク質やDNAを合成する大切な働きを担っている。

味の感覚が鈍くなる味覚障害は、亜鉛不足が遠因とされている。

味覚は舌の上にある味蕾にある味細胞で感じる事が可能だが、亜鉛が不足すると味細胞の再生が止まってしまう。

亜鉛が不足すれば、皮膚炎や貧血になりやすく、男性の場合には精子の減少も招く。

皮膚や血液、筋肉や骨、腎臓、肝臓、脳といった至るところに亜鉛は存在しており、男性ホルモンであるテストステロンの量にも大きく関係している。

亜鉛は肉類、大豆製品、魚介類、海藻などに豊富で、特に牡蠣には多く含有されている。

亜鉛の多くは動物性の食品に含まれているため、ベジタリアンの人は亜鉛が不足しやすいので要注意。

ギャバ

ギャバはアミノ酸の一種。GABA Gamma Aminobutyric AciD

哺乳動物の脳や脊髄などに多く存在し、ストレスや興奮を抑える役割を果たす。

脳の血流や酵素の供給のサポート、脳細胞の代謝にも関わりがある。

玄米にも多く含まれている。

アルギニン

非必須アミノ酸で、一応体内でも作られるが、その量は大して多くない。

成長ホルモンの分泌に関わる物質で、健康維持にも大きく関わっている。

体内で一酸化窒素を生成するため、血管の拡張を助ける働きをする。

血管が拡張すると、動脈硬化や脳梗塞などの生活習慣病の予防にもつながる。

ゼラチンや落花生、かつお節などに多く含まれている。

シトルリン

アミノ酸の一種で、最初はスイカから発見された。

野生のスイカやウリ科の植物に多く含まれており、人間の体内にも存在している。

シトルリンは体内でアルギニンに変わり、一酸化窒素の生成を行う。

血管の筋肉を柔らかくして、血流の健康を維持する役割も担っている。

ブロン 市販の風邪薬と薬物乱用

ブロンの糖衣錠を一度に1瓶飲む。

市販の風邪薬を薬物乱用する事例も。

真っ白なうんこが出る。

だるさが吹き飛んで、やる気が出る。

リン酸ジヒドロコデインにはモルヒネに似た鎮痛作用がある

塩酸メチルエフェドリンには覚醒剤に似た覚醒作用がある。

麻薬と比べれば効き目は弱いが、大量に摂取すれば市販の風邪薬でも同様の効果が得られる。

市販の風邪薬は乱用しても幻覚などは出づらいし、価格も安いので生活が破綻するまで追い込まれる事態に陥る可能性は低い。

なんせ、一日一瓶のペースで乱用しても、たかだか月4万円程度。

結果的に、乱用者は誰にも知られる事なく摂取を続けることになり、見えない薬物汚染がどんどん進んでいく。

もちろん大量摂取を続ければ、強い依存性が現れ、いくら飲んでも倦怠感に包まれて、仕事にも行けず人と会う意欲のなくなり、食欲も無くなって痩せ細っていくという事態にまで堕ちて逝く事になる。

無動機症候群、薬物によって日常的に脳を刺激していると、脳が形態学的な変化を起こして通常の量のドーパミンでは機能しなくなってしまう。慢性的な虚脱状態に陥り、社会生活が出来なくなり、薬を止めてもも健康な状態に戻れなくなる。

ある程度依存が進んだ状態で薬を止めるのも地獄で、ブロンの禁断症状は覚醒剤よりも辛いと言われている。

焦燥感に駆られて横になっていることもできない。

自分の肉体を恨めしく思うような、身の置き所のないような辛さに延々と苛まれることになる。

厚生労働省はセルフメディケーションという名目で、処方箋が必要だった薬をどんどん市販化していっている。

医療費削減を最優先して、市販薬乱用の歯止めがどんどんと無くなっていく。

LIFE SPAN 老いなき世界

全てが一変する老いなき世界

老化はもはや治療できる病となっている。

年を取り、老いていくことは自然で避けられないものとされる常識は覆る。

なぜ生命には寿命があり、なぜ老いていくのか、生命が老いるメカニズムは老化の情報理論で解明される。

間欠的断食や運動、サウナや寒さに身を晒すなど、生命のサバイバル回路を起動させれば健康で若々しい老いない身体を手に入れる事が可能となる。

iPS細胞を使い、細胞をリプログラミングして、老化を巻き戻す未来がやってくる。

知識や知恵をそのままに肉体だけをリセット出来る未来がやってくる。

病なき老い、老いなき未来。

健康寿命が飛躍的に伸びることにより、社会やビジネス、一人ひとりの生き方、働き方。

何歳でも再挑戦が可能な人生をどういきていくのか。

老化は必然ではない。

老化は科学の力で阻止できる。

それは自然に反する行為ではなく、科学する脳に進化させたのも自然だ。

老化は病気なので、治療を行って長生きを。

疎経活血湯

八味地黄丸

足腰の痛み、頻尿、しびれ。

年齢を重ねるとだんだんと体温が下がっていき、潤いが失われ、体が硬くなっていく。

このような機能低下は、加齢に伴う「気」「血」「水」の不足と、「腎」の低下が原因となる。

「腎」に蓄えられた「腎精」は親から与えられたもので、成長するにつれてどんどん減っていく。

そうすると、夜トイレに行きたくなる、頻尿、尿もれといった尿トラブルの他、疲れやすい、目がかすむ、腰痛などの様々な症状が出てくる。

「八味地黄丸」は体を温め、体全体の機能低下に効果がある。

「気」「血」「水」を増やし巡らせる生薬と、体を温める生薬の組み合わせによって、頻尿や軽い尿もれ、残尿感、夜間尿などを改善していく。

「腎気丸」という別名もあり、昔から腎虚に対しても用いられてきた。

漢方での「腎」は、現代医学での腎臓だけではなく、副腎、膀胱、生殖器の総称となる。

慢性前立腺炎にも効果的。

慢性前立腺炎は、前立腺炎に慢性的な炎症があり、陰茎や陰嚢、下腹部、下半身に痛みや違和感が出る。

日々のストレスや、座りっぱなしも原因となり、新型コロナウィルス流行において、患者が増加している。

検査で特に所見は見当たらず、細菌感染があるわけでもないので西洋医学での治療が難しく、八味地黄丸による治療が最も効果的と考えられている。

40代を超えた辺り男性ホルモンが低下することにより、男性更年期障害が発症し、やる気低下、倦怠感、イラつき、性欲低下などの症状が現れたりする。

男性ホルモンを補充する事でも治療は可能だが、弱った泌尿器生殖器に働きかける八味地黄丸も効果を発揮する。

六君子湯

胃腸の働きを良くして、水分の停滞を改善する。

胃もたれ、胃のチャポチャポ、吐き気、食欲不振、お腹のゴロゴロ、軟便などに効果がある。

痩せ型で顔色が悪い、疲れやすいなど、虚証、寒証、湿証の人向けの代表的な漢方胃腸薬。

蒼朮、白朮、人参、半夏、陳皮、甘草の優れた6種類の生薬を君薬としていることから、六君子湯と名付けられた。

茯苓、大棗、生姜も含まれている。

宋時代の和剤局方という古典書にて紹介されている処方である。

蒼朮と白朮は無駄な水分を取り除く、人参は滋養作用、半夏は吐き気を抑える、陳皮は健胃薬、甘草は緩和作用。

これらが一緒に働くことによって効果を発揮する。

逆流性食道炎にも効果あり。

西洋医学的には胃酸の産生を抑える薬を投与する事で症状を抑えようとするが、六君子湯によって胃腸の働きを改善させる事によって胃腸の排泄を促して症状の改善を図る事もできる。

便秘に対しては、西洋医学では大腸に水分を誘導したり大腸の蠕動運動を促すような薬を投与することによって改善を図っていく。

ただ、こうした薬は腹痛や下痢の原因にもなりやすい。

漢方薬の大建中湯を用いれば、自然な形で便秘を改善していく事が可能となる。

清肺排毒湯

中国でのみ新型コロウィルス治療薬として当局から承認されている漢方薬。

残念ながら、日本では保険診療にて処方することは不可能。

漢方の専門家であれば、似たような成分の薬を調剤する事は可能らしいが・・・

口内炎と熱邪

西洋医学的には、ストレスや疲れ、ビタミン不足、物理的な刺激、ウィルスによる感染などが原因だとされている。

漢方医学的には、熱邪として身体に溜まった過剰な熱が原因だと考える。

過剰な熱が口の粘膜に溜まる事により、炎症を引き起こし、結果として口内炎が出来てしまう。

食べ過ぎれば、胃腸が過剰に働き、オーバーヒート状態となって熱がこもりやすくなる。

熱は上部に上がる性質があるので、胃腸に溜まった過剰な熱は食道を伝って口の粘膜まで伝わり、口の粘膜の炎症やただれ、口内炎などを引き起こす原因となる。

お酒を飲みすぎれば、胃腸だけではなく、解毒器官である肝臓もオーバーヒート状態となるし、そもそもアルコールには身体を温める熱性の性質があり、口内炎の原因となる。

お酒を飲んだ翌日の胃のムカムカ、気持ち悪さや胸焼け胃痛などは、過剰な熱が溜まった事が原因となっている可能性がある。

生姜、唐辛子、胡椒、ニンニクなどの辛味の強い食材は、寒い時期や冷え症の身体には大きな味方となってくれる食材だが、温め過ぎて熱を溜め込みすぎれば害となってしまう。

油っこい食事も食べすぎれば胃腸に負担となり、口内炎の原因ともなる。

風邪による発熱も熱邪であり、口内炎にもつながる。

ストレスは漢方医学的にも熱を伴いやすいものとされており、熱邪と口内炎の原因となる。

ストレスは特に舌と深く関係しており、舌先が赤くなったり、ヒリヒリするなどの症状が出たりして、舌に口内炎が出来てしまう最大の原因となる。

慢性疲労や過度の不眠、虚弱体質、慢性的な胃腸の弱りも熱邪の原因となる。

ストレスや疲れが溜まると口内炎ができやすいという現象は、熱邪が原因とされる漢方医学的な考え方でも説明が出来る。

口内炎には黄連解毒湯がオススメとされている。

黄連解毒湯

黄連、黄芩、黄檗、山梔子の4つの生薬からなる漢方薬。

黄連解毒湯は身体に溜まっている余分な熱を冷まし、炎症を鎮める事で口内炎や皮膚炎などの症状を緩和してくれる。

口内炎、胃炎、二日酔いにも効果効能がある。

夏バテ=胃腸の弱り

ジメジメムシムシで過ごしにくい日本の夏は過酷そのもの。

夏に体がバテることを総称して夏バテと呼んでいるが、具体的な症状は以下の通り。

・カラダが重だるい、全身の倦怠感

・やる気が出ない、無気力

・食欲が無くなる

・下痢、便秘

・イライラ

・カラダが熱っぽい、のぼせる

・目眩、立ちくらみ

・頭痛

・むくみ

夏という季節の特徴は高温多湿だが、健康のために必要な最適な温度と湿度から乖離した過剰な暑さや過剰な湿気は百害あって一利なし。

夏に訪れるこの2つの過剰な気候変動がカラダに襲いかかる事によリ、体調が崩れて様々な症状を引き起こすようになる。

特に夏の過酷な熱と湿気によって一番ダメージを受けやすいのが胃腸である。

「食欲が無くなる」「カラダが重だるい」「全身の倦怠感」「やる気が出ない、無気力」「下痢、便秘」といった主な症状は、漢方の視点から見れば、全て「胃腸の弱り」からくる関連症状であると考えられる。

胃腸は、カラダを支える元気の要。

漢方では特に胃腸の健康を重じている。

疲れると食欲が無くなるように胃腸が弱くなる。逆も然りで胃腸が弱くなるとカラダはとても疲れやすくなり、元気も出にくくなる。

胃腸は「カラダを動かすエネルギーを作り出す製造工場」であり、健康体を維持するには胃腸の健康こそが最も大事となる。

胃腸が健康に働くと、エネルギーがしっかり製造されて、ヤル気も漲る。

しかし、胃腸が弱った状態ではエネルギーが作れず、元気もヤル気も出せなくなる。

疲れを解消するためのエネルギーも不足し、なかなか疲れが取れずにだるさを感じるようになっていく。

夏バテにおいても、食欲が落ちることをきっかけとして元気がなくなり、カラダの重だるさや疲労感を訴える人が増えてくる。

漢方では「脾は燥を好み、湿を嫌う」と言われており、胃腸は乾燥を好んで湿気を嫌う特徴があると考えられている。

脾とは、消化吸収の働きの総称。

梅雨や夏などの湿気の多い季節には、食欲が湧かず胃が重たく感じるものである。

ところが、乾燥が始まる秋になると今までの重い胃腸が嘘だったかのように美味しく食事を楽しめるようになる。

「食欲の秋」とは、胃腸が嫌いな湿気がなくなり、胃腸が元気になることによって訪れる秋の風物詩である。

島国である日本は、四方八方を海に囲まれ、さらに国土の4分の3は山岳地形のために風通しが悪く、湿気がこもりやすいという特徴がある。

そのため、大陸の乾燥した地域に比べ、日本人の胃腸は弱りやすいともいえる。

乾燥した中国大陸内部の四川省では麻婆豆腐に代表される辛い香辛料をふんだんに使った胃腸に刺激的な四川料理が伝統食となっているが、日本では薄口で淡白な胃腸に優しい和食が伝統食となっている。

日本人は元々胃腸の弱い人が多い上に、夏と梅雨の過剰な湿気の洗礼を受けるため、特に胃腸の弱りからくる様々な症状に見舞われやすい。

漢方の世界で胃腸を元気にしてくれるものといえば、朝鮮人参が代表的。

昔から本場中国では胃腸が弱ったときやカラダが疲れたときには朝鮮人参が好んでよく飲まれている。

朝鮮人参が配合された漢方薬の中でも、特に補中益気湯、人参養栄湯、六君子湯などがオススメ。

補中益気湯・・・元気が出ない、カラダがだるくて疲れやすい、胃腸が弱って食欲がない

人参養栄湯・・・カラダがだるくて疲れやすい、胃腸が弱って食欲がない、貧血気味、手足も冷える

六君子湯・・・胃腸が弱って食欲がない、吐き気がある、みぞおちがつかえる、消化不良、カラダも疲れやすい

五苓散・・・カラダがむくむ、水溶性の下痢が続く、飲みすぎで二日酔い、目眩、吐き気、頭痛

漢方医学と西洋医学の違い

漢方医学は、5世紀から6世紀に伝来した中国医学が日本の風土や文化の中で、日本人の体質や生活に合うように少しずつ進化発展してきた日本独自の伝統医学である。

漢方薬を飲む事だけが漢方医学というわけでもない。

西洋医学では病気そのものがターゲットで、漢方医学では病気を持つ人がターゲットとなる。

西洋医学では病気の原因となっている器官などに合わせてピンポイントで治療を試み、漢方医学では人それぞれの体質や心身の状態に合わせて自然治癒力を活かした治療を試みる。

特に漢方医学では未病と称されるささやかな症状にもアプローチする。

未病の例としては、胃もたれ、胸焼け、食欲不振、肩こり、冷え、イライラ、疲れやすいといった症状が挙げられる。

そのため、体調が少し気になる時の予防策にもぴったりなのが漢方医学である。

自然界の中にある薬効を持った植物や動物、鉱物、これらの天然物を調剤のために加工したものが生薬。

体を温める事で知られる生姜「ショウガ」は、生薬として生姜「ショウキョウ」でもある。

漢方薬は、こうした様々な効用を持つ生薬を組み合わせる事によって作られている。

人それぞれの体質や症状に合わせて生薬の配合を変えることによって調整する事も可能。

一方で、西洋医学で処方される薬は、ある症状や病気に対して強い効果を持つ単一成分で作られているというのが一般的。

飲む除菌剤、板藍根

新型コロナ対策としても大注目で、売れ切れ続出な板藍根。

漢方においては清熱解毒薬に分類され、漢方界の抗生物質・抗ウィルス剤と称され、飲む除菌剤といえる代物。

日本国内では、食品に分類される。

中国では肝炎やインフルエンザ、耳下腺炎(おたふくカゼ)、扁桃腺炎などの治療に欠かせない生薬として古くから知られている。

飲むマスク、玉屏爆術風散

黄耆(こうき)、防風、白朮(びゃくじゅつ)の三味から成る。

玉から出来た屏風という意味の処方で、体表に屏風を立てて、外邪から身を守るとされている。

主成分である黄耆は、体表の気を丈夫にして免疫力を高めたり、汗の出過ぎを防止したりする効果がある。

この黄耆の作用を増強するのが防風で、衛気(屏風)を強くする黄耆に対し、防風は体表にやってきた邪気を払う役目を果たす。

この2つの対薬のはとても良く作用する。

玉屏風散は飲むマスク、飲む防護服といえ、自身の免疫でウィルスの侵入を防ぐように作用する。

睡眠時間は必ず7~8時間必要との一般常識は間違い

毎日規則正しく8時間寝て、朝スッキリとした頭で余裕を持って出社して、何事もなく仕事をこなしている人が短眠法を実践する必要はありません。

不眠症に悩まされている、逆に長時間寝ているのに疲れが取れない、時間を無駄にしていると感じてる方は、是非短眠法を実践していただきたい。

この長時間睡眠が大事だというデータの大本となっている調査では、多くの場合被験者から自己申告された睡眠時間が利用されています。
人間は自分の寝ている時間を正確に把握する事はほぼ不可能です。
健康に不安のある人ほど実際より睡眠時間を短く答えやすい傾向がありハードワークや長時間の飲酒喫煙等により睡眠時間が短くなっている人も居るため、睡眠時間だけが要因となって死亡率に影響しているのかどうかは実際のところ明確なデータは存在しません。

脳波を計測する事によって正確に睡眠時間を計測している実験では、睡眠時間の計測が容易な入院患者を対象にしていたり、被験者を監視可能な密室に監禁して実験しており、日常生活を送る人々のデータとは言えません。

結局は何時間寝ないと体や脳に悪いという明確なデータは存在せず、日中に眠気さえ生じないのであれば、睡眠時間は短くても特に問題はありません。

「自分で息を止めて死ねない」「食べ物がある環境で自分の意志で餓死できない」のと同様に、眠れない事で死ぬ事は出来ません。
眠れないと主張している人でも、どこかの時点で必ず小さな睡眠を取って体を休めています。

ゴールデンタイムにも根拠はない

22時~2時というゴールデンタイムに寝ると成長ホルモンが多く出ると言われているが、成長ホルモンは特定の時間に寝ていないと出ないものではなく、ただ寝始めの時間に出ているだけにすぎません。
そもそも、人間が一日に出す成長ホルモンの総量は決まっており、どんな生活でも結局は決まった総量が出ます。

一般常識による固定観念を捨て去れば、不眠症の問題は解決する!

上記の事を踏まえて、必ず8時間寝なければならないという呪縛から逃れられれば、不眠症の問題は自ずと解決されます。
不眠症は思い込みの病気でもあります。

「睡眠が少ないと健康に悪いのではないだろうか?」
少しの睡眠でも健康に問題ない!

「もっと眠りたいのに眠れない」
→短時間なら眠れる!それで問題ない!

「他の人は長時間寝ているのに自分だけなぜ?
→長時間寝ている人より効率良く睡眠が取れている!

長時間睡眠の弊害

逆に長時間寝すぎることには、デメリットもあります。

眠っている間は動かない事で体温が低下し、免疫力も代謝力が下がる。
起き抜けに風邪気味になりがちなのは、免疫力が低下した睡眠時に風邪をひいてしまっている事が要因。

睡眠時には口呼吸にもなりやすく、口が乾きやすい。
口が乾くと殺菌作用のある唾液が無くなる
そのため、「虫歯になりやすい」「口やノドで雑菌が繁殖しやすい(やっぱり風邪も引きやすい)」「口臭が生じやすい」というデメリットがある。
起き抜けの口内は唾液による殺菌が出来ないため、トイレと同じぐらい雑菌が繁殖しているとも言われている
そのため、起き抜けにはまず歯を磨くべき。

長時間睡眠は必ずしもお肌に良いとは限らない。

前述の通り、睡眠中は体温低下により代謝力も下がるため、肌のターンオーバー(新しく綺麗な細胞に入れ替わる)も弱まり、古い細胞のままになりやすくなる。
化粧を落とさないで寝てはいけないというのも、睡眠時に肌の代謝が悪くなる事によるものが一因である。

さらに睡眠時は同じ体勢で枕に顔を押し付ける事にもなるので、必然的に汗・ヨダレ・垢・埃などが顔に付着する事になる。

長時間を汗を欠いて水分補給をしない状態が続くため、水分不足も起こりやすい。

寝ている間に不自然な体制を長時間取ってしまうリスクも高まるため、寝違いも起こりやすくなる。

暇と退屈と飽きが眠気を誘う

車の運転手は眠くならず、何もしていない助手席の人間は眠くなる。

長時間運転で居眠り運転をしてしまうのは、長時間の運転に飽きたから。

退屈な映画、つまらない授業や説教で眠くなる。

乗り物での移動中に眠くなる(何もする必要がないから)

マッサージを受けていると眠くなる(リラックスして何もする必要がなくなるから)

やりがいのある仕事や面白いゲームや漫画を楽しんでいるときは眠くならない。

他の動物でも、例えば野生のキリンは木の葉っぱを一日中食べるために1日20分しか睡眠しないが、動物園に連れてこられてエサを与えられると、睡眠時間が4時間になる。

他の動物でも概ね共通で、人間だって安全に食料が得られて外敵に襲われる危険が無ければ、エネルギー消費を抑えるために長時間睡眠になる。

つまり、疲れるからではなく、食料に困らず安全が確保されていてヒマだから睡眠時間が長くなるのである。

短眠で集中力アップ!セロトニンとノルアドレナリンの分泌量が増える

幸せホルモンといわれる「セロトニン」とやる気ホルモンといわれる「ノルアドレナリン」は睡眠中にはほとんど分泌されない。

例えば、悪夢や悲しい夢は見ても、幸せな夢はあまり見れない。

睡眠中はセロトニンが働かないため幸せな気分になりにくく、明け方には気分が沈みがちになり、うつ病の人でも明け方に症状が悪化する事例が多い。

やる気ホルモンのノルアドレナリンも働かなくなるため、起き抜けには集中力がなく、何時間か経過してからようやく集中出来るようになる。

短眠によってセロトニンやノルアドレナリンが分泌されない時間を減らす事が出来れば、起き抜けにすぐ集中力を高めて勉強や仕事に打ち込めるようになる。

睡眠の目的は、眠気を除去して思考をリセットすること

身体の疲労回復だけであれば、睡眠という意識を失うレベルの休息を取る必要はなく、普通に小休止をしたり、ストレッチやマッサージをすれば充分。

睡眠中に体の緊張が弛緩する事で筋肉が回復したりもするが、やはり最大の目的は眠気の除去であり、脳のリセット。

眠気を作り出すのは、アデノシンやプロスタグランジンD2などの「睡眠物質」、これらが脳に溜まる事によって働きが鈍くなるのが眠気の正体とされている。

そして睡眠によって、これらの睡眠物質が掃除される事で眠気が飛び、思考がリセットされる。

レム睡眠「理想的な睡眠」

レム睡眠とは、1953年睡眠の研究をしていたクレイトマンとアセリンスキーによって発見された概念で、アセリンスキーは息子の睡眠中の目を観察していてすごい勢いで目が動いているのを発見した。

そこから、「Rapid Eye Movement Sleep(急速眼球運動睡眠)」=REM睡眠と名付けられた。

レム睡眠中は、総じて起きているとき以上に脳は活性化しているが、脳と体の連絡の大半が遮断されているため、体が動く事はほぼない。

レム睡眠時に脳波を測るとかなり活動的なので、ActiveSleep(活動的な睡眠)とも呼称されている。

脳が活動する事によって洗濯機を回すように睡眠物質が除去されて眠気が減っていく作用があるため、レム睡眠によって眠気が取れていく。

脳と体の連絡が遮断される事により体が完全に弛緩するため、体もスッキリした気分になる。

レム睡眠時には眠気を除去出来るため、目覚めも良い

目覚めが良いのはちゃんと眠気を除去出来ているからであって、眠りが浅いというのは間違い!

基本的にレム睡眠だけ取れれば問題なく短眠出来る!

『体が寝て脳が起きている』というのは本質ではなく、『脳が大興奮しているが体とは遮断されている』というのがより正確。

ちなみに明確な夢を見るのもレム睡眠時である。

但し、冷静且つ客観的な判断を司る「前頭前野背外側部」という部分の働きは低下しているため、大半の夢は意味不明な内容である。

ノンレム睡眠「ただのレムではない睡眠」

ノンレム睡眠時の脳波はとても静かでQuietSleepとも呼称されている。

日中の「ぼーっとしてやる気がない状態」に近いのが、ノンレム睡眠である。

ノンレム睡眠のときは脳と体の連絡は遮断されないが、脳の働きが純粋にボヤッとしているために、体はほとんど動かない状態。

『脳が寝て体が起きている』というのは本質ではなく、『脳がボヤっとしつつ体とは繋がっている』というのがより正確。

ノンレム睡眠は、眠気を除去する効果が薄く、体温が落ちて免疫や代謝も落ちやすい。

ノンレム睡眠は不要!減らせば短眠出来る!

多相性睡眠と仮眠

生き物の大半は、一日に細かい睡眠を何度も取る「多相性睡眠」を実践している。

外敵に襲われるリスクがあるため、通常はまとまった睡眠時間は確保出来ない。

ライオンのような強くて誰からも食べられるリスクの無い動物だけが、一日に一回だけまとまった睡眠を取っている。

人間に関しても、文明を発展させて他の生物を駆逐したからこそ、まとめて睡眠を取るようになった。

人間は本来「一日に一回長時間睡眠を取る」よりも「短時間の睡眠を小分けに取る」という方がずっと自然で効率的!

つまり、日中に細かく仮眠を取るのが推奨される。

人間は寝入りの時間に最も効率の良いレム睡眠が出来る!

15分を過ぎると、効率の悪いノンレム睡眠に入ってしまうので、仮眠は15分以内に切り上げる!

数秒程度、目を瞑るだけの一瞬の仮眠でも効果はある。

ナノナップ 数秒程度の仮眠

マイクロナップ 1分前後の仮眠

ミニナップ 数分~10分程度の仮眠

パワーナップ 10~20分程度の仮眠

アルコールは控えよう

アルコールには眠りを促し、上気道の筋弛緩による睡眠時無呼吸症候群の引き金になったり、脱水症状に陥ったり、中途半端に覚醒したりと大変質の悪い睡眠となります。

さらに翌日にも酩酊状態を持ち越したりする事から、短眠というより睡眠や健康全般に何の好影響も齎さないので、出来る限り飲酒は控えるべきです。

少なくとも入眠直前の飲酒は控え、意識をしっかり保ってこまめに水分を補給する事が大事です。

眠気と糖質

最も糖を必要とする器官、それは脳。

炭水化物などから変化された糖質は「グルコース(ブドウ糖)」に変換され、主に脳で消費される。

頭脳をよく使う仕事をしていれば、脳を過剰に酷使するために糖をどんどん消費していく。

消費しすぎてしまうと、他の臓器で使うはずのブドウ糖まで脳に送り込むようになってしまう。

すると血中の糖が減少し、肝臓などに蓄えられたグリコーゲンや脂質を分解して緊急使用し、それすらも足りなくなると脳神経の機能が低下していく、神経障害や意識障害など様々な問題が起こっていくまでに至る。

そのため、勉強や仕事で頭脳を酷使した後には、糖質を摂取してエネルギー補給をする必要がある。

ただ、糖質を摂取しすぎると、血中の糖質濃度が上がりすぎて高血糖という状態になってしまう。

糖は体に必要な栄養素として外に排出される事はなく、基本的に腎臓で再吸収されていく。

高血糖の状態が長く続くと、腎臓は過剰な糖を尿として排出させて血中濃度の調整を行う。

排尿の際には体の水分を一緒に排出してしまうので、喉が乾きやすくなるし、トイレの回数も増えていく。

そのため、「口渇」と「多尿・頻尿」という症状につながる。

これは高血糖がもたらす「脱水症状」である。

血液中に糖が多ければ血流も悪くなるため、末梢の循環不全が起きて「冷え」「浮腫」という症状にも繋がる。

糖を多く含んだ尿は粘り気があるので、トイレの際には泡立つという現象も起きる。

他の栄養素や血中成分が送られにくくもなるので、傷が治りにくくもなる。

通常であれば、こうなる前に膵臓からインスリンが分泌される事によって血糖値を下げてくれるので、このような心配は無用である。

しかし、あまりんいも血中の糖質が多いと、インスリンを出す膵臓が疲弊してしまい、やがてインスリンの分泌量は減少し、分泌されなくなってしまう。

ここまで高血糖の状態が悪化した状態、それが「糖尿病」である。

ただ、後天的な糖質の摂りすぎによるものだけではなく、先天的な遺伝の問題で糖尿病となってしまう人もいる。

インスリンが出せなくなれば命に関わるため、人工的にインスリン注射をして血糖値を下げなかればならないようになる。

甘いものなど糖質を大量に含む食べ物を一気に食べると、血糖値も一気に上昇する。

そのため、膵臓も大量にインスリンを分泌するようになる。

すると、インスリンが分泌されすぎて、逆に低血糖状態にまで陥ってしまう。

血糖値が一気に上がって一気に下がる、この現象を「糖質スパイク」という。

糖尿病患者の場合でも、インスリン注射をする際には、低血糖を防ぐために少し糖を補給する必要があるため、常に飴などを持ち歩いていたりする。

膵臓の機能

膵臓は、15センチほどの細長い臓器で、消化管の一つ。

膵臓の頭部は十二指腸につながり、尾部は脾臓にまで達する。

鳩尾の下あたりから、左んお肋骨下部にかけて伸びている。

膵臓は膵液と呼ばれる消化液を出す外分泌部と数種類のホルモンを出す内分泌部を併せ持っている。

膵臓機能の95%以上は外分泌部で、ここで放出される膵液は、三大栄養素の全てを消化出来るほど優秀な消化液である。

糖は基本的には飲食物で補給される。

現代は飽食の時代で、基本的には糖質過多になりやすいが、ハードな運動中や食糧難の地域などでは低血糖が起こりやすい。

「グルカゴン」というホルモンは、肝臓に働きかけて、肝臓や筋肉に蓄えられていた「グリコーゲン」を分解するように指示を出す。

グリコーゲンはグルコースに分解されて、ブドウ糖となって再利用される。

グルカゴンが出ると、同時に脳の視床下部も刺激されて、交感神経が働き始める。

そうして、副腎からアドレナリンと糖質コルチコイドが分泌される。

これらは血糖値を上昇させる働きがあり、低血糖になるとグルカゴンが分泌されて血糖値を上げると同時に、交感神経も興奮させる。

低血糖になるとグルカゴンが分泌されて血糖値が上がり、脈が早くなる、汗をかく、顔面蒼白、イライラ、不安感、手足の震え、などの自律神経症状が表れやすくなる。

逆に高血糖になるとインスリンが分泌されて低血糖となり、生あくびが出る、眠気に襲われる、集中力が切れる、目が霞む、頭痛といった症状が現れ、限界まで下がりすぎると、意識混濁、昏睡、言動がおかしくなる、痙攣、といった末期症状にまで至る。

「ソマトスタチン」というホルモンは、インスリンとグルカゴンの産生の抑制という役割を担っており、血糖値のバランスをとるために働く。

膵臓の機能が働かなくなると、最終的には、消化が上手くいかなくなって体重が減少し、消化液過剰で下痢を起こし、血糖値がおかしくなり、末梢神経障害や血行障害が起きて、傷が治りにくくなり、最終的には意識障害にまで至る事になる。

糖質オフをこころがけたり、ゆっくり噛んで食べたり、ゆっくりと適切な量の糖質を摂取するようにするのが大事になる。

炭水化物を摂取すると、食後すぐに血糖値が上昇し、多量のインスリンが分泌されて、血糖値を下げようとして下げ過ぎてしまって、逆に血糖値が急低下して低くなりすぎてしまいます。

消化のために血流が胃に集中するという事象も重なり、脳がスリープモードに入って強烈な眠気に襲われます。

炭水化物を多量に摂取しての睡眠は、アルコール摂取時と同様に質の低い睡眠に繋がるため、出来る限り炭水化物の摂取量は抑えめにして、タンパク質中心の食生活を心掛けるべきです。

漢方医学における膵臓と脾

漢方医学における臓腑の中には、膵臓は存在しない。

漢方医学では「脾」が存在するが、現代解剖学における膵臓とは異なる。

現代医学の内臓と漢方医学の臓腑は根本的に概念が異なるため、全く同じものは存在しないが、無理やり解釈するのであれば、膵臓と脾臓を併せ持った臓腑が脾であるといえる。

脾は食べたものを消化・吸収してそれを「気血」に変化させて全身へ送り出し、全身の水分代謝を調整する。

これを「運化」という。

血液を血管の外に漏れることを防ぐ「統血」も脾の機能の一つ。

さらに「思」「考」「憂」という意識や感情の働きにも脾は影響を及ぼすと考えられている。

脾の機能が低下、「虚」の状態になると、消化吸収力低下、内臓下垂、下痢や脱肛、浮腫、血便、血尿、出血の多発、気力低下、慢性的肉体疲労、食欲低下、膨満感、顔面蒼白、手足の冷え、口渇、火照り、欠伸、ゲップ、しゃっくり、目が薄黄色になる、といった症状が見られるようになる。

脾は心、肝、肺、腎などにも繋がっているため、脾が弱ることによって他の臓器にも影響が出る。

「食後に眠くなる」という症状も、「脾虚」や「脾気虚」によるものと考えられている。

食事をすると、消化吸収するために「気」が消化器官に集まって消化吸収活動を始める。

この時点で、虚の状態にあると、脳や筋肉、他の臓器に散っていた気も脾に集められることになる。

そのため、筋肉や脳には気血が足りなくなり、疲労感や倦怠感、眠気が出てきてしまうことになる。

現代医学の膵臓が元気なら血糖値のコントールが上手くできて、弱っているとコントロール出来なくなって糖質スパイクが起こる、この現象は漢方医学における脾虚にも通じるものがある。

他にも、血糖値のアンバランスから生じる様々な症状は、脾虚による症状と共通しているものが多い。

脾虚になると、肝実、肝火という状態になりやすいが、これは低血糖になった際に交感神経が刺激されて興奮したりイライラしたりする症状とよく似ている。

脾は乾燥を好む、ともいわれている。

そのため、脾は飲食物を運化させて、湿気の無い環境を作ろうとする。

水分を大量に摂取すると、脾には大きな負担となり、苦手な湿気を排出するためにいつも以上に働いて脾虚に陥る原因となったりする。

脾虚になると、上手く運化が出来なくなるので、水分代謝が悪くなり、浮腫や冷え、身体の重怠さに繋がってしまう。

特に梅雨時などは脾を強くするように意識する必要がある。

最終目標は「睡魔をコントロール出来る人間になること」

日常生活で強い眠気を感じているのに無理やり睡眠時間を削っては駄目。

どうしても眠気が強いならば、10-15分程度のパワーナップを取ったり、1時間ほど睡眠時間を伸ばしてみたりと、工夫を凝らして決して無理をしない事が大事。

蚊刺され、虫刺され

蚊が活動出来る気温は15°から35°、最も活動が活発になるのは20°前後。

蚊は嗅覚受容体とよばれるセンサーを持っており、人のニオイを感知しており、ニオイの強い人は刺されやすい。

蚊の口は熱を感知するアンテナの役割を果たしており、体温の高い人も刺されやすい。

人間の下半身の筋肉は全身の70%を占め、下半身は必然的に体温が高く、体温調整のために汗も出やすい状態となっている。

そのため、長時間暑い中で蒸れた靴下を履いてるクサイ人間は特に刺されやすい。

特に足の常在菌の種類が非常に多い人は、人間が鼻で嗅ぎ分けられるニオイとは別に、一部の常在菌が出す脂肪酸などの化学物質やその割合が蚊を興奮させ、吸血行動を促すのではないかといわれている。

足の常在菌をこまめにアルコール消毒で拭き取ったり、洗ったりして足をキレイにしておくと、格段に蚊に刺されにくくなる。

新型コロナ禍において、手指はしょっちゅう消毒する事が日常となっているが、是非とも足もこまめに消毒したいところである。

アルコールを摂取すると、排出される二酸化炭素が増えて、蚊のセンサーが二酸化炭素を感知してしまうという事もある。

血液型で言えば、O型→B型→AB型→A型の順に刺されやすく、O型はA型の2倍刺されやすいとされる。

漢方的な観点で蚊刺されや虫刺されを改善しようと試みるのであれば、余分な熱を追い出すという事が考えられる。

瘀血や痰湿の兆候が見られるような、身体に老廃物が多く溜まり、そこに熱、炎症が発生すると蚊やダニなどにとっても格好のターゲットとなってしまう。

飲酒などはまさに症状の進行を促す行為で、飲み過ぎれば湿熱が発生する元となる。

運動不足、睡眠不足、便秘など体質的に代謝が上手くいかないタイプの人も老廃物がたまりやすい。

湿熱、血熱、瘀血を取っていったり、代謝を改善するような漢方薬を服用していけば、蚊刺され虫刺され体質も改善していきやすい。

ピラティス

怪我から回復するための機能回復のリハビリ(ポストリハブ)から、トップアスリートやダンサーのコンディショニングまで効果を発揮するエクササイズメソッド、それがピラティス。

フィットネスや医療の分野で、腹部=コアの機能とその重要性に注目が集まり、盛んに研究が行われている。

ピラティスの起源となったジョセフ・ピラティス氏、1945年に発表した著書の中で、身体の中心にあるコアを身体の源と考え、腰や骨盤などを支える筋肉を正しく動くようにする、体幹を安定させることにより、その中にある内臓などの働きも改善していける、機能的に調整されたコアこそ身体にとって最も重要なことだと喝破している。

体への負担の少ない動きによって深層筋肉を鍛え、体の歪みを取り、柔軟性をもたらす。

北米では、より医療的なリハビリの側面でも注目され、実際に医療機関でも実践されている。

現代リハビリテーション医学の考え方とも一致氏、バイオメカニクスでもコアを構成するインナーマッスルの重要性が理解されている。

臨床にも応用され、予防医学やアンチエイジングなどの美容分野からも注目されている。

STOTPILATISストットピラティス

STOTO PILATISは、ピラティスのトップブランドとして知られている。

現代のスタイルの基礎となるジョセフ・ピラティス氏の考えに忠実でありながら、解剖学や生体力学の要素を取り込み、革新的変化を続けるメソッドとして発展を続けている。

脊髄のリハビリ、パフォーマンスの向上についての現代人にあったエクササイズの理論を組み入れている。

柔軟性、可動性、バランス、身体感覚を増し、腰痛やその他身体的な痛みを軽減させるなど、確実に効果を実感できる。

身体へ負担をかけることなく、安定性を確保する上で働く深層部の筋肉を活性化させ、柔軟性と筋力を同時に獲得することができる。

姿勢改善により、身体パフォーマンスの向上や、怪我の予防にも大きな効果が期待できる。

より長くて細い筋肉、かさが少なくより自由に動かせる筋肉

コアの強さ、安定性、末端部の可動性

衝撃が少なく、関節に負担をかけない。

ピラティスによるコンディショニングは、ある面から見ればヨガに非常に似ている。

ピラティス・ヨガ双方ともにマインドとボディを連動して捉えるタイプの動きと考えられている。

筋肉をリラックスさせ、伸ばす、深い呼吸、スムーズで長い動き。

違いとしては、ヨガは繰り返しの無い一つの固定的なポーズから次のポーズに移るのに対して、ピラティスはよりダイナミックで体系的であり、解剖学に基づいた一連の動作で構成される。

STOTPILATISの目的は、最高のファンクショナルフィットネス、機能性の高い身体に到達することである。

腰痛・肩こり

現代人の多くが悩まされている腰痛・肩こり。

小さな頃には感じなかったのに、いつの間にか悩まされるようになっている。

子供の頃は適度に運動をしていたし、関節も柔らかかったので、腰痛・肩こりとは無縁だった。

しかし、大人になるにつれて運動をする機会は減っていき、知らない間に筋力は落ちていき、関節の可動域は減り、しんどい痛いと感じるようになっていく。

二足歩行の宿命だなんて言い訳もあるが、何万年と二本の足で立ち生活を営んでいた我々人類の身体にはちゃんと備わっている十分な機能がある。

それを身体にしっかりと身につけさせているかどうかが鍵となっている。

少ししんどいからとマッサージにいく、症状は一時的に少し緩和する。

しかし、すぐにまた同じ状態へと戻ってしまう。

与えられたもではなく、自ら獲得したものでなければ記憶はされない。

身体に正しい動き方を覚え込ませる必要がある。

腰痛の原因

腰痛の原因の多くは体幹が上手く機能していないこと。

体幹の深層部の筋肉はコアとよばれる。

腕や脚の動作が起こる前に、背骨の関節を準備させるために骨の近くで動く筋肉のグループ、それがコア

腹横筋、骨盤底筋、多裂筋、横隔膜、これらがコア。

いずれも関節の近くで動作が始まる前から、動きに対して関節を準備する筋肉である。

その時間はわずかコンマ数秒で、日常の便利な生活の中で活動の機会が奪われた私達の身体では忘れ去られてしまった機能である。

タイミングがずれたり、力が不足したりすることで体幹を守らないまま動くところに腰痛は起こる。

適切な刺激を動くことでコアに与えることにより、再度訓練する必要がある。

骨盤が身体の前と後ろに傾いたりしても、腰痛の原因となる。

骨盤は上半身と下半身を支える身体の要所。

24個の背骨の土台となる骨の集まりが骨盤。

土台が傾けば、その上に立つ柱である背骨は歪んでしまう。

歪んだ背骨を支えるために周りの筋肉に無理な力が掛かって負担となり、痛みへと繋がっていく。

正しい位置を理解した上で、効率良く骨盤周囲の筋肉を働かせて腰を支える方法を、動きながら学んでいかなければ改善は出来ない、それが骨盤の正しい位置。

ピラティスでセルフコレクト感覚の記憶を養っていくことによって改善していく事が大事となる。

股関節の動きが不足する事により、腰が脚の動きに振り回される。

過剰な骨盤や腰の動きが原因となって腰痛になる。

腰を支える筋肉の多くが股関節周りにある。

体重の3倍から4倍を支える股関節が正しく動けていないと非常にリスクが大きい。

股関節の可動域としては、必ずしも大きく開脚出来る事や脚を高く上げる事が大事だとは限らない。

滑らかに本来の動きが出来ることこそが最も重要となる。

股関節の特性を意識した多方向の動作で可動域の改善を図ることも、ピラティスでは期待出来る。

スイミング・プレップ

四つん這いの状態になり、手足で体を支える。

この姿勢を維持しながら、対角の手と脚を持ち上げて伸ばしていく。

ヒールスクイーズプローン

うつ伏せで脚を肩幅程度に開き、膝を曲げてかかと同士を合わせる。

お尻の力を使ってかかとを押し合わせる。

腰部を安定させて股関節周囲の筋肉を鍛える。

動く関節の無いエクササイズなので、気軽に出来る。

肩こりの原因

肩はとても多くの動きが出来る反面、不安定な関節でもある。

周りの筋肉の役割が重要になってくる。

負担はとても大きく、4キロから5キロはある頭を常に支え、豊富に動く両腕の基盤にもなっている。

不定愁訴の元にもなる肩こりは、たんに肩周辺を揉み解すだけでは解決にならない。

肩の動きの土台となる肩甲骨の位置や姿勢そのものを改善することによって、肩こりは解消される。

肩こりを訴える人には共通の特徴的な呼吸の傾向があり、ほんの僅かながら、肩を小刻みに上げて息をしがち。

呼吸筋には主体となる筋肉と補助的に働く筋肉がある。

補助的な筋肉の多くは肩から首にかけてついていて、胸郭(肋骨)を引き上げて息を吸う。

この胸郭を引き上げて息を吸う動作が過剰になると肩こりの原因となってしまう。

ピラティスでは特に呼吸のテクニックが重視されており、過剰な緊張を防いだ呼吸を繰り返しながら運動する習慣を身につけ、理想的な呼吸法を学ぶ事ができる。

立体的な呼吸が出来るようになる、これが理想。

肩甲骨は体幹の骨格と唯一鎖骨とのみ繋がっている骨。

安定性を犠牲にすることで、豊富な可動域を確保し、腕でいろいろな動きが出来るようにしている。

肩甲骨だけでも6つの方向への動きを持っている。

およそ16の筋肉が肩甲骨を動かして支えている。

肩甲骨の動きこそが、そのまま肩の動きを左右している。

肩甲骨が良い位置にあり、周辺の筋肉がバランスの取れた状態にあれば、肩まわりの筋肉にも過度な負担を掛けずに済む。

日常では肩本来の動作の半分も要求されることはないため、定期的に持てる能力の範囲いっぱいに心地よく肩甲骨を動かす運動を行う事が大切となる。

肩から遠く離れているように思われる骨盤だが、骨盤付近から伸びる筋肉は腕につき、腕を動かしている。

肩周りの筋肉も、肩甲骨から背骨、腕についている。

姿勢が変化すれば必ず頭部の位置も変わり、数センチの前後によって重心と頭を支える筋肉のバランスは大きく変わってくる。

そのために良い姿勢がより一層重要となってくるが、単純に顎を引き、肩を後ろに引き、背骨を伸ばせば良いのかというと、そうとはいえない。

ピラティスなどの正しい運動を通じて、骨盤も含めた背骨全体の姿勢を改善しなければならない。

リフォーマーを使った運動

覚醒剤の流通経路

まずは「元売」と呼ばれる組織が海外の密売組織「マフィア」から商品を仕入れる。

大手の元売は全国で数団体しかないと言われ、その全ては暴力団員や暴力団関係者で構成される闇の組織である。

次に、元売からキロ単位で商品を仕入れて全国の「卸業者」たちに転売するのが「大卸」で、元売がこれを兼ねている場合も多い。当然ながら、暴力団関係者が仕切っている。

そこから「仲卸」と呼ばれる中間密売人に流れて、そこから末端の売人たちは仕入れを行う。

この末端の売人からようやく一般の「ユーザー」の元に商品が届くことになる。

当然、流通段階によって仕入れ値が異なっていくわけだが、グラムあたりの末端価格は輸入時の10倍近くになるというのが一般的

使用目的の一般人は1回の取引で1パケ(0.2〜0.3グラム)の購入が普通で、この場合の相場は1万円から1万5千円ぐらいとなる。

元売が海外マフィアからグラム千円から三千円で仕入れて、大卸に五千円から六千円で卸す。

仲卸がこれを八千円から一万円で仕入れて、一万二千円から一万五千円前後で末端の売人が仕入れて、最終段階のユーザーが二万円から三万円で買う、というのが大まかな流れで、俗に言う末端価格は1グラムあたり2万円から3万円前後という事になる。

警察庁発表の統計によれば、覚醒剤取締法違反での検挙者数は大体1万人前後で推移。

全国の覚醒剤乱用者の総数を推測するにあたり、検挙者数の10倍と見積もるのであれば、ざっと全国で10万人規模の乱用者が居ると推定される。

末端の売人の肌感覚で、一般ユーザーの購入頻度の平均は1回一万円の月2回、約月二万円出費していると想定され、それだけで1ヶ月あたり20億円、年間240億円と推測される。

ただ、大量密輸の手段として一番多いとされる海上での取引に関して、海上保安庁が摘発した密輸事件だけでも年間1000キロオーバーにも及ぶ。

国内に流通する覚醒剤は、末端価格に換算して年間数千億円になると推測されている。

日本で一番売れている向精神薬デパスの売り上げが年間100億円程度なので、日本国内の覚醒剤市場は充分に巨大なマーケットであると言える。

最末端の売人なんて、月の売り上げが30万程度あれっば良い方、クズみたいな自身もシャブ中な商品にガンガン手を付けてしまうようなチンピラであり、最終的に破綻するようなケースがほとんどなので、ビジネス的に成り立っているのは仲卸以上。

覚醒剤特有の事情として、大麻やコカイン、危険ドラッグなどの薬物等と比べて、暴力団関係者が完全に仕切っており、覚醒剤に関してはヤクザの専売特許となっている。

ヤクザにとっては、大麻やコカインの比じゃなく儲かる最大の利権。

暴力団排除の機運が年々厳しくなる中でヤクザにとって覚醒剤利権は命綱のような存在となっており、絶対に死守すべきシノギとなっている。

最終消費者となっているのは、カネを持った中高年のサラリーマン。

一時大ブームとなった危険ドラッグは警察当局の集中摘発によって完全に下火となっている。

危険ドラッグが下火となって、結局は覚醒剤に帰ってくるものが多い。

ただ、危険ドラッグの2倍から3倍と、覚醒剤の値段は高い。

イランイラク戦争休戦後の1988年頃より、ビザ相互免除協定を締結していた日本へ、大量のイラン人が職を求めて来日。

その後、不法滞在者の増加などによって1992年に協定は解除されるが、そのまま日本に居着いた不法滞在者のイラン人の一部が不良化して、日本のヤクザと結びつき、覚醒剤の販売利権を手にしていくようになった、というイラン人ルートも存在する。

ただ、あくまでもイラン人密売グループは末端の売人利権であり、完全にヤクザの支配下に置かれている。

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