![[荒井俊也]の馬王的投資競馬のススメ Vol.1 (「競馬最強の法則WEB」ブックス)](https://i0.wp.com/m.media-amazon.com/images/I/51OFmI7nEYL.jpg?w=1256&ssl=1)
- 南関東競馬攻略
- オッズ理論
- 中央地方共通 【RB☆STRIKE!】+【KSC投票プラグイン】頭空っぽ三連系フォーメーション総流し馬券術
- 夏競馬
- オッズフィルターをフル活用すれば、競馬は「配当金額」を当てるゲームになる
- 平均配当と分布
- オッズ断層で波乱度を見極め決着配当を予想する
- 人気馬軸的中率重視の三連複フォーメーション理論
- スピード指数
- アルゴスピーダー
- 馬王Z
- 「投資馬券」の概念において、勝ち馬予想は時間の無駄
- 投資馬券には買い目のカスタマイズとアレンジが必須
- 投資競馬の極論「資金配分・勝ち逃げ・ころがしは全部無意味」
- 馬体重はとにかく重い馬の回収率は全レースで優秀
- 投資競馬的には騎手の分析は無意味
- 地方競馬
- 少頭数は堅い・差し馬優位
- 長距離少頭数の逃げ切り
- 上がり3ハロン
- JRDB役立ちデータ
- ゴールドジェネレーター
- 競馬予想の入り口「競馬新聞」の基礎知識
- 芝とダート
- 予想の手順 基礎中の基礎
- 一日12レースの大まかな分類
- 日本競馬はパリミュチュエル方式
- ハイレベルレース経験
- 中山替わり
- 平坦コース巧者と急坂コース巧者
- U字コース(コーナー2回)とO字コース(コーナー4回)
- 穴馬バイアス
- オッズフィルターは上限オッズ絞ると効果的
- 人気上位馬多点買い的中率検証
- 三連複2頭軸流し
- ダート未勝利の魅力
- クラス毎の特徴
- 芝スタートのダートコース
- 騎手印◎分析
- 騎手印◎+未勝利ダート分析
- KIWAME
- RB☆STRIKE!
- 充足率と予想精度
- 優良有料情報サイト
- 「同厩舎二頭出しは人気薄を買え」は嘘
- 株式会社AlphaImpactと的中型人工知能
- 馬券の仕組み
- 負け組のメンタル
- 勝ち組のメンタル
- 馬券で最も大事なのはオッズ
- 運で勝ててしまうのが怖い
- かもしれない馬券ではなく仕方ない馬券
- データ競馬のスーパースターソフト『TARGET(ターゲット)』
- 選ぶべき馬券の種類
- JRAとは
- 近代競馬の成り立ち
- クラシック競争
- 高級ブランド品も馬が発祥
- POGとは
南関東競馬攻略
2021年南関東競馬RB☆STRIKE!データ
指数順位1~3位の的中率と回収率が良好。
指数順位4位以下の馬を無作為に加えると、明らかに回収率が落ちる。
RB☆STRIKE!指数◎-○▲をしっかり軸にして、それ以下の馬はオッズと期待値をしっかり見極めた上で加えていく事で、ある程度の的中率と回収率が期待できる。
指数◎単勝1点 的中率34% 回収率98%
指数◎○単勝2点 的中率52% 回収率92%
指数◎○▲単勝3点 的中率65% 回収率87%
指数◎複勝1点 的中率65% 回収率91%
指数◎○ 複勝2点 的中率114% 回収率86%
指数◎○▲ 複勝3点 的中率154% 回収率84%
指数◎○ ワイド1点 的中率30% 回収率86% – 三連複◎○2頭軸総流し的中率30% 回収率72%
指数◎○▲ ワイド3点 的中率71% 回収率85%
指数◎○ 馬連1点 的中率14% 回収率86%
指数◎-○▲ 馬連流し2点 的中率24% 回収率88%
指数◎○▲BOX 馬連3点 的中率30% 回収率82%
指数◎○▲△BOX 馬連6点 的中率45% 回収率74%
指数◎○▲ 三連複1点 的中率8% 回収率88%
指数◎○▲△ 三連複4点 的中率20% 回収率80%
RB☆STRIKE指数 三連複フォーメーション
一列目「1位」二列目「1~3位」三列目「1~5位」
三連複5点 的中率26% 回収率88%
一列目「1~2位」二列目「1~3位」三列目「1~5位」
三連複7点 的中率30% 回収率83%
一列目「1~2位」二列目「1~4位」三列目「1~5位」
三連複9点 的中率34% 回収率78%
一列目「1位」 二列目「1~3位」 三列目「複勝率20%以上」
三連複平均約5点 的中率25% 回収率90%
RB☆STRIKE!的中率
三連複的中率5%以上 平均約5点 的中率27% 回収率92%
三連複 単勝率10%以上 平均約1点 的中率17% 回収率82%
三連複 単勝率5%以上 平均約10点 的中率31% 回収率81%
馬連的中率10%以上 平均約3点 的中率31% 回収率88%
馬連 単勝率10%以上BOX 平均約3点 的中率35% 回収率82%
オッズ理論
オッズはJRAが決定するのではなく、「馬券を買う人すべての投票」によって決まる。
つまり、「予想にまつわる全ての情報が集約された結果」が、オッズであるといえる。
太古の昔から、1番人気の馬の勝率や複勝率には変化がないし、同じ1番人気馬でも、オッズが安ければ安いほど、勝率・複勝率・回収率が高く、単勝1倍台前半の1番人気馬は勝率60%複勝率90%と圧倒的だし、5倍超の1番人気は勝率14%複勝率35%しか無く、回収率も悪化する。
超短期的には1番人気が10連敗する事象も発生する事もあるが、中長期的に見れば2番人気が1番人気よりも成績が良くなる事は全体に無い。
上位人気になるほど成績が向上し、それに伴って平均オッズも下がる。
逆に、下位人気になると平均オッズは高くなるが、勝率が下がる。
どの人気帯でも回収率は100%を超えない。
単勝人気と好走率は綺麗に比例するものであり、これは近代競馬が始まって以来、揺らぐことの無い絶対的な事実となっている。
そんな絶対的な法則に対して、レース毎にどのオッズ帯を狙えれば、期待値100%超えを目指せるのか?
オッズを眺めて堅いのか荒れるのかしっかり見極めて、「安い買い目」を捨てるのか「高い買い目」を捨てるのか判断を下していく。
「全レース」の「全買い目」を買い続ければ回収率80%、そこからレース毎に期待値の低いオッズゾーンを割り出して切り捨てる事により、回収率100%超えを目指す事が可能となる。
時系列オッズViewer2
時系列オッズViewer2のメイン機能は、その名の通り時系列オッズを閲覧出来るソフト。
任意時刻ごとに、単複オッズ出馬表・馬券種別3系列オッズ表・券種別オッズ比較表・断層表、といったものが表示できる。
時系列オッズグラフや、時系列得票率グラフも表示可能。
オッズ断層の確認
オッズ断層とは、オッズを人気順に並べたとき、次位人気との倍率差が大きく開いている箇所のことを指す。
オッズは券種毎に独立して算出されており、単勝や複勝、馬連で異なる箇所に断層が出来ている事も多々ある。
断層が出来る原因として、異常投票があったと考えられている。
本来、断層が無ければ「1番人気4.5倍→2番人気5.6倍→3番人気7.0倍→4番人気9.1倍」というオッズ順になるはずが、3番人気の馬に異常投票があると、「1番人気4.5倍→2番人気5.6倍→3番人気5.8倍→4番人気9.1倍」と、3番人気と4番人気の間に断層が発生する。
このため、断層の手前にいる馬は、異常投票によって押し上げられた可能性が高いため、一般的に好走確率も高いとされている。
また、断層のすぐ後ろにいる馬にしても、「次の断層の中での1番人気」に支持されているともいえるため、好走確率は高くなりやすいと考えられている。
つまり、断層前後の馬はどちらも好走確率が高く、「中穴」として狙い目になる。
インサイダーやプロ馬券師による個別馬に対する異常投票「ぶっこみ」は、複勝>単勝>馬連の順に大量投票されやすいと考えられるため、馬連よりも単勝が売れてる、単勝よりも複勝が売れてる、という馬が絶好の「中穴馬」であり、狙い目とされている。
時系列オッズViewer2のメイン画面には、「断層表」というボタンがあり、簡単に断層を表示できる。
初期設定では1.5倍以上の断層が赤く表示されるようになっており、オッズ断層がどれだけ発生しているのか、オッズ断層の大きさはどれぐらいなのか、すぐにお手軽に視認出来るようになっている。
単勝での断層はもちろん、複勝や馬連での断層も一目で把握できる。
オッズ分布分析
「1番人気が1倍台で2番人気が4倍台」のようなレースもあれば、「1番人気が4倍台で2番人気が5倍台」もある。
「単勝30倍以内の馬が10頭以上いる」大混戦レースもあれば、「単勝30倍以内の馬が6頭以下」のような、上位陣と下位陣のオッズ差がはっきり出ているレースもある。
こうしたオッズの分布の仕方を分析すれば、堅いのか荒れるのか、おおよそのレース傾向を掴む事が出来る。
1番人気が1倍台だったり、単勝30倍以内の馬が少なければ堅く決着するし、1番人気が5倍台だったり単勝30倍以内の馬が多数いれば、一気に大荒れな決着となる傾向が強い。
オッズ順位変動
単勝オッズ順と複勝オッズ順を比較して、複勝の方が売れている馬は期待値の高い狙い目の馬とされている。
単勝オッズは高いのに、複勝だけが異常に売れている馬は狙い目。
異常オッズ分析
「異常オッズ」とは、異常な大量買いによって歪められたオッズの歪みのことを指す。
例えば、合計で1,000万円分の投票を得て1番人気になった馬がいたとして、内訳が「1,000人×1万円」と「800人×1万円+2人×100万円」では、同じ1番人気でも意味合いが大きく異なる。
両者を比較した場合、一般的な競馬ファンが純粋に強い馬に投票した前者のケースよりも、特定のインサイダーや馬券投資家のような存在が大量投票した後者のケースの方が、圧倒的に信頼度が高くなる。
朝一オッズ
レース当日の午前9時40分ぐらいに更新されたオッズは、「朝一オッズ」と呼ばれている。
午前9時40分の段階で、第1レース以外の馬券を買う人はあまり多くないため、大量投票によりオッズが歪みやすい。
なので、朝一オッズを参照する事により、インサイダーや馬券のプロによる大量投票の痕跡を見つける事が出来るとされている。
大量投票は朝一だけでなく、締切に向けて断続的に入ってくるものだが、レースが近づくにつれて全体のパイも増えるため、大量投票によるオッズの変動はどんどん目立たなくなってくる。
インサイダーが本当に参戦しているのかどうかはともかくとして、勝率や複勝率はちゃんと朝一オッズの人気順にも連動しており、朝一オッズの一番人気はちゃんと一番勝率が高い。
朝一オッズで人気していて、直前に人気を落とした馬を狙えば、回収率の向上が見込める。
ローカル開催や午前中のレースでは、売上が少なすぎて朝一オッズなんて当てにならないのでは?とも思われがちだが、どれだけ投票母数が少なくても、統計的にはちゃんと朝一オッズ人気順と勝率はリンクしており、朝一オッズで異常に買われて直前に人気を落とした馬の回収率は良好となっている。
前日オッズ
重賞に関しては、馬券が前日発売されるため、前日の締切オッズというものも存在するわけだが、基本的に前日オッズも直前オッズと比べて精度は大差ない。
むしろ、朝一オッズの例と同様に、前日からしっかり売れている人気馬の方が信頼度は高いといえるため、重賞レースに関してはもう前日の段階で馬券を仕込んでしまってもいい。
当日直前まで粘ることによって、様々なトラックマンから芸能人による様々な予想が公開され、それが地上波TVでも情報が提供される。
直前にパドックで某細江さんが褒め称えて売れていく人気馬に惑わされ、前日オッズで断層付近にいた本来狙いたかった馬の買い目が漏れてしまうかもしれない。
地上波のTVを無視し、当日の馬場読みやパドックや返し馬の診断に関して確固たる自信を持ってるのであれば、直前に決断を下した方が良い。
だが、データ重視の投資競馬派、オッズ理論派であれば、前日の段階で決断を下して馬券を買ってしまえばいい。
レース波乱度さえ分析できれば馬券は勝てる
レース波乱度さえ分かれば、簡単に競馬で勝ち続ける事ができる。
オッズフィルターで、「単勝10倍以上の馬だけ」「三連複100倍以上の買い目だけ」「三連単1000倍以上の買い目だけ」という絞り込みだけすれば、余裕で回収率100%超えを目指せる。
三連複で万馬券になるレースで単勝10倍以上の馬をシンプルに単複で買い続けるだけでも、単勝・複勝回収率ともに100%を超える、というデータもある。
特に狙いたい大穴レースの特徴3点に合致、もしくは類似するレースを積極的に狙っていきたい。
①出走頭数16頭以上
②朝一オッズ単勝1番人気のオッズ5倍以上
③朝一オッズ単勝30倍以内の馬10頭以上
特に「朝一オッズ」でも十分に有効性があるんだという知識さえ身に着けておけば、朝10時の時点で全レースを精査出来るので、後は直前までオッズの流れを見極めて、美味しいオッズゾーンを狙い撃ちする事が可能となる。
大波乱レースにおいて、個別の勝ち馬を予想して的中させる必要なんかない。
美味しい狙い目なオッズゾーンに大きく網を張って、掛かるのを待つだけで良い。
中央地方共通 【RB☆STRIKE!】+【KSC投票プラグイン】頭空っぽ三連系フォーメーション総流し馬券術
精度の高いレースだけに的を絞り、期待値の高い買い目をひたすら狙い撃ちする事で高配当を狙う「RB☆STRIKE!」
自動運転機能も搭載しており、しっかりと軍資金用意してプログラムを走らせれば、それこそ何にも考えずに馬券投票が可能といえる。
しかし、その自動運転の条件について、馬券シミュレーション機能を使いこなし、ひたすら調べ尽くして構築しなければならず、事前の準備段階にとんでもない労力と精神力が必要となる。
そもそもの資金量と根気強さが無ければ、自動運転はまともに機能しない。
「RB☆STRIKE!」は9,900円という比較的お高めな月額費も払ってる高機能ソフトであるので、ついつい全機能を使いこなさなければもったいない!という精神が働きがちだが、他の全機能を無視して「期待値投票画面」にて、期待値の高い買い目とオッズを確認するだけでもかなりの価値がある。
当然ながら、「RB☆STRIKE!」の期待値投票画面からそのまま投票してもいいのだが、機能自体は簡単で気軽なのだが、実は中身のロジックを理解するのはかなり難しい。
「RB☆STRIKE!」公式も、必ずしも「期待値投票画面」から期待値100%を超える買い目だけ買ってればプラスになるよ、とは言っていない。
ちゃんと馬券シミュレーションを繰り返し、このレース条件でこの期待値の買い目を買い続ければプラスになる、というデータを頭に入れた上で、買い目条件をセッティングして投票しなければならない。
更に、機械的に期待値の高い買い目をしっかり組み込むためには、資金量が必要となってくる。
「ラクして頭使わず馬券投票」というわけにはいかない。
馬券投票を行うにあたっては、別のソフト「KSC投票プラグイン」の使い勝手がバツグン。
全ての券種・全ての買い方に対応し、マークシート上のチェックボックスにチェックを入れると同時に、自動的に買い目とオッズが生成されていく。
特にこの「KSC投票プラグイン」において素晴らしい機能なのが「オッズフィルター機能」である。
「下限オッズ」欄と「上限オッズ」欄に数値を入力すれば、勝手に買い目から指定範囲外の買い目を除外してくれる。
「RB☆STRIKE!」の期待値投票画面から、的中率上位で期待値100%を超える買い目をチョイスし、その買い目を「KSC投票プラグイン」上に入力。
その期待値100%を超える買い目のオッズを「下限オッズ」にして、買い目を作る。
「RB☆STRIKE!」によって自動的に抽出された高期待値の買い目をベースにしながら、「KSC投票プラグイン」上でアナログに買い目を作っていく。
自分で一生懸命データ分析して完全自動運転を実現するよりも、ちょっとアナログな買い目作成を組み合わせた方が手っ取り早くてラクだし、直感的に馬券の中身も理解出来て、結果的にアタマを使わずラクして期待値の高い馬券を構築できる。
アタマを使わずラクに高配当を狙える買い方としては、「KSC投票プラグイン」上で三連複フォーメーションor三連単フォーメーションマルチで、三列目総流しにしてしまうこと。
「RB☆STRIKE!」で厳選した至極の軸馬をベースに、一番期待値の高い大本線の買い目は「下限オッズ」で抑えた上で、三列目総流しをすることによって、高配当馬券も同時に狙う。
「RB☆STRIKE!」で算出される期待値も、指数の高い軸馬と大穴馬の組み合わせは総じて高い値が算出されており、「軸馬+穴馬」の組み合わせを狙うのは、非常に合理的である。
総流しによって買い目が多すぎるのであれば、「上限オッズ」を設定する事で買い目を抑えていい。
超高配当の超大穴買い目は的中率が極端に低く、資金力が無いにも関わらず無理に狙うと資金がパンクしてしまう。
コアとなる高的中率で高期待値な馬券を「下限オッズ」設定で抑えておく事が、最も肝要であり、資金量があれば、上限オッズ無制限で大穴馬との組み合わせも狙う、という形になる。
一番の大本線馬券を下限オッズにて抑えておく事によって、資金配分でも大本線に分厚く張る事が出来る。
とにかく「大本線を下限オッズ」にして、「三列目を総流しで上振れを狙う」合理的で理解しやすく納得感もある戦略となる。
夏競馬
夏競馬とは、7月・8月のローカル開催の季節のこと。
基本的に競馬というのは、「東京・中山・阪神・京都」の4場による「中央開催」を中心に行われる。
京都競馬場が改修中の現在は、実質的に「東京・中山」だけが中央開催を担ってきたともいえなくはないが・・・
1年の中で、2ヶ月だけ中央開催が行われず、ローカル開催で競馬が行われる。
夏競馬では牝馬が強い
近年こそ、牝馬の強さが際立っているが、「夏競馬で牝馬が強い」は大昔からある古い格言である。
生物としての構造上、暑い夏競馬において、牝馬のコンディションが上がってくるとされている。
夏の重賞レースでは高齢馬が強い
サラブレッドというものは、通常4歳〜5歳が一番強く、7歳にもなると成績が悪くなってくるのが通常なのだが、夏競馬ではなぜか高齢馬の回収率が高くなるケースが多い。
ただ、8歳以上になるとさすがに走らなくなってくるケースが多くなり回収率も大幅に下がってくるので、7歳馬が狙い目となる。
降級制度廃止後は斤量でも有利な3歳馬が強い
2019年から降級制度が廃止されたことにより、有利な斤量を活かした3歳馬の活躍が目立つようになっている。
オッズフィルターをフル活用すれば、競馬は「配当金額」を当てるゲームになる
オッズフィルターとは、◯倍未満、◯倍以上のオッズの買い目をフィルタ、除外して特定のオッズ範囲の買い目のみを厳選して買う概念。
最大の目的は、期待値の低い馬券を除外することにある。
オッズが低すぎる買い目を除く事によって合成オッズを適切な値に改善し、回収率を一気に改善する効果も期待できる。
このオッズフィルターをフル活用すれば、当該レースが荒れるのか荒れないのか、最終的な配当金額を予想するだけで馬券を的中できるようになる。
三連複10倍〜20倍を狙うガチガチ決着の少頭数レースなのか、50倍〜150倍ぐらいのちょうどいい中穴レースなのか、5万馬券以上を狙いたい大荒れレースなのか、最終的な払い戻し金額だけ予想して馬券を買っても的中させられるようになる。
人気馬から順番に信頼性を検証し、選定した◎◯▲の3頭の組み合わせによるオッズが、下限オッズの目安となる。
人気馬の信頼性がかなり高いと判断出来るレースであれば、上位人気の安い買い目を集中的に狙う事になるし、人気馬が飛びそうであれば、下限オッズを引き上げ、上限オッズも高めに設定して高配当を狙う事になる。
平均配当と分布
平均配当(単純な算術平均)
- 複勝:350円
- 単勝:1,000円
- ワイド:1,900円
- 馬連:5,800円
- 馬単:11,000円
- 三連複:23,000円
- 三連単:151,000円
よく見れられるこの平均値は、単純な算術平均であり、よく出現する配当とはずれた値となっている。
配当の分布は高額になるほど裾の広がる形をしており、遭遇確率は低いものの、平均するとその高額配当ゾーンが全体を引き上げ、実体を無視した高額な値が算出されてしまう。
払い戻しが一定になるように重み付けされた、「調和平均」で計算すると、以下のようになる。
- 複勝:200円(中央値200円)
- 単勝:400円(中央値490円)
- ワイド:600円(中央値850円)
- 馬連:1,100円(中央値1,900円)
- 馬単:2,100円(中央値3,600円)
- 三連複:2,600円(中央値5400円)
- 三連単:12,000円(中央値30,000円)
自分が馬券を購入して的中を狙うべき典型的な配当は、この「調和平均」と「中央値」の辺りとん認識しておいた方が、的中率と回収率が安定する。
馬連だと、全体の約50%が2,000円以下で、75%が5,000円以下の配当、万馬券出現率13%、3万馬券以上出現率3.5%
三連複だと、全体の約50%が5,000円以下で、万馬券出現率35%、3万馬券以上15%、10万馬券以上5%
オッズ断層で波乱度を見極め決着配当を予想する
オッズにある断層を見て、1強〜3強となっていしまっているレースの場合、その断層までの馬で決着してしまい、極端に低い配当で決着してしまう可能性が高く、回収率を上げづらい。
特に断層がなく、大混戦オッズとなっているレースで、中穴以上の配当を狙っていくと、回収率も高めやすいし、ある程度的中率も高めやすい。
オッズ断層をベースにして、牝馬限定戦やハンデ戦、ローカル開催、3勝クラスやGⅢ、雨や重馬場、といった条件をプラスして加味すると、より一層美味しい決着配当を狙いすまして勝負できる。
この荒れるレース条件さえしっかり見極めて厳選すれば、勝ち馬を予想する必要はなく、ただただ全頭買いにオッズフィルターをかけて美味しい配当ゾーンだけを狙うだけで、高的中率・高回収率の実現を目指す事ができる。
人気馬軸的中率重視の三連複フォーメーション理論
- 三連複フォーメーション3列目総流し馬券勝負
- 1列目と2列目としては、1番人気を筆頭に人気馬から軸を選定する。
- 3列目総流しによって買い目が膨らむので、安すぎる買い目と大穴すぎる買い目は、オッズフィルターで下限と上限を設定する事によって排除。美味しい配当ゾーンを狙い撃つ。
- 軸馬の基本は、3着内に突っ込んできそうな差し追い込み馬を重視、激走するか惨敗するかの逃げ馬は3列目総流しで引っ掛ける。
- レース選びは、出来る限り◎が絶対的に信頼出来る堅いと思われるレースを狙う。とりあえず少頭数を優先。
- G1・G2レースも基本的に強い馬がちゃんと信頼出来るので、勝負する。しかも、ヒモには大穴が突っ込んできやすいので、三連複フォーメーション三列目総流し戦略がハマりやすい。
- 堅いレースで堅い馬を軸にして、ヒモとして穴馬が突っ込んでくる事を狙う。
- 少頭数では、三連複オッズが複勝並みに低く偏り、一番人気の買い目が100~200円台という事もザラ。この1番人気の買い目をフィルタするだけで、簡単に高配当が狙える。
- 少頭数レースでの三連複配当2,000円や3,000円には、多頭数レースでの万馬券配当並みの価値がある。人気馬軸流しとオッズフィルター組み合わせる事で、最低限の少ない点数で簡単に仕留める事が可能だから。
- 合成オッズが低すぎる場合、オッズフィルターで下限オッズを引き上げる。
- 合成オッズが低くない場合は、基本的に下限オッズは触らない。
- 購入点数を削って金額を抑えたい、という場合には基本的には上限オッズを引き下げる。
- 上限オッズを引き下げても合成オッズはほとんど上がらないので、合成オッズを上げる目的では上限オッズを触るべきではない。
- 大穴バイアスにより、本命サイドの期待値が高く、大穴サイドの期待値は低い。
- データ的には、下限オッズを引き上げても長期回収率は改善せず、上限オッズは引き下げれば引き下げるほど、長期回収率は改善する。
- 大穴を当てたいなら、豊富な資金量でとにかく購入点数を増やすしかない。資金量が少ないなら、上限オッズを引き下げて本命サイドで勝負した方が効果的といえる。
スピード指数
競馬予想において最も一般的に使用されているのが、「スピード指数」
レースを走ったタイムを数値化したもので、一目で馬の速さを数値でチェックする事が出来るようになっている。
数値が高ければ速い、数値が低ければ遅いと瞬時に判断が出来る。
基準タイムや距離指数を組み込んで計算された指数なので、特に走破タイムを比較する上で非常に重要となってくる。
各競馬新聞や予想サイトが作成している独自指数についても、このスピード指数を基にしているケースが多い。
一般的な計算式:(基準タイム-走破タイム)×距離指数+馬場指数+(斤量-55)×2+80
アルゴスピーダー
JRA-VANで常にベスト10に入っている人気競馬ソフトの予想で、JRA-VANに加入すれば無料で利用出来る上、地方競馬DATAに加入すれば地方競馬の指数まで無料で利用出来てしまう。
予想方法は純粋なスピード指数にスローペースなどの補正を加えて精度を限界まで高めた予想法となっている。
過去3走のスピード指数の平均値と最高値を足して2で割った指数順に予想印を打つ。
休み明け馬は指数を減算、キャリアの少ない若駒は伸びシロ補正を行っている。
JRA-VANにて無料で利用出来る上、netkeibaのウマい馬券にて予想を全公開して驚異の成績を残している。
全レースで機械的に買い目を作成して、中央・地方ともに的中率30%・回収率80%超えを記録しているのはすごいの一言。
明らかにスピード指数が苦手とするはずの障害戦などを全部含めてるし、ウマい馬券の的中率はきちんとプラス収支の予想しか的中率にカウントしてない中、配当調整無しのトリガミで本命を的中している例も多数含まれている。
スピード指数がきちんと機能するレースに絞り込んだ上で、ちゃんと買い目を調整すれば十分に馬券に活かす事が出来る。
馬王Z
「馬王」は、1995年のリリース依頼改良を重ね、投資競馬を実践するための”神ソフト”とも評される競馬ソフト。
ハズレ馬券をめぐる「大阪馬券裁判」で、3年間に1億4千万円の利益を上げた被告男性が愛用していたことでも一躍注目を浴びた。
その「馬王」が2014年5月に全面刷新、地方競馬にも対応した最終進化形バージョン「馬王Z」となってリリースされ、現在に至る。
推奨スペックは、Windows7以降のOS、30ギガバイト以上の空き容量。
機能を限定された状態ならフリーソフトとして利用可能で、「過去180日より新しい予想タイム指数と得点の利用」「完全自動投票機能」の利用には、別途ライセンス料が発生する。
馬王の予想では、馬の実力を正確に測るために独自の「予想タイム指数」がベースになっている。
この「予想タイム指数」と人気が比例しない、人気が無いのに実力がある馬を見つけ出す。
馬王における「予想タイム指数」と「得点」の考え方
馬王の予想タイム指数は、走破タイムよりも馬同士の対戦結果に着目して算出されており、馬の力関係を表現した指数となっている。
一般に出回っているスピード指数との大きな違いであり、馬同士の横の比較をするという点においては、「RB☆STRIKE!」とも共通している。
過去の膨大なレースデータを縦横に参照しながら有機的に作り上げていく独特の仕組みとなっている。
更に、「予想タイム指数」を土台とした「得点」という指標を使って、最終的な買い目が決定されている。
この「得点」は、予想タイム指数の順位と指数の差などから得られた評価点に対して、回収率が高くなるパターンに合致した馬に加点し、回収率が低くなるパターンに合致した馬には減点する事により、最終的な「得点」を算出している。
あるG1レースの過去10年の結果を調べてその法則に従っても馬券が当たらない、といったような過去の少ないデータから好成績のパターンだけを恣意的に細分化して取り出す「過去最適化」を避けるために、馬王の得点においては非常に多くのレースに共通した、細かすぎないざっくりとしたパターンだけを採用するように意識されており、普遍性を持った指数となっている。
得点が高くて単勝オッズが7倍や10倍以上付く単勝馬券を買い続けるだけでも長期回収率が100%を超えるように設計されている。
馬王Zに用意されている3種類の得点
馬王Zには得点V1、得点V2、得点V3の3種類の指数が用意されている。
それぞれ数字通りに、馬王リリース時に一番最初に開発されたのがV1で、2014年馬王Zリリース時に合わせて開発されたのがV3となっている。
2021年現在、20年30年経っても得点V1の精度は決して劣っておらず、ちゃんと結果を出し続けている。
馬王ZではSQLを使ってカスタマイズができる
馬王Zのデータベースは、MicrosoftAccess互換形式のデータベースとなっており、「テーブル」と呼ばれる同じ種類のデータだけをまとめた表が多数集まって構成されている。
これらのテーブルから必要なデータをSQLと呼ばれるデータベース専用言語を使って取り出すのが基本となる。
データ分析や予想設定をするときもSQLの式で記述する。
SQL式を使いこなしてデータ分析をする必要があるため、SQL特有の演算子と関数を使いこなす事が大事になってくる。
また、馬王Z内には専用のマクロも用意されているので、それも使いこなしたい。
マクロの編集を利用すればユーザー独自のマクロも追加出来るので、使い勝手のいいオリジナルのSQL式を編み出した時には、登録しておくようにしたい。
例えば、単勝回収率がプラスになる「単勝オッズ」と「得点」を組み合わせたSQL式だと、以下のように記述できる。
(単勝オッズ >= 5 AND 得点 >= 53 OR 単勝オッズ >= 10 AND 得点 >= 51)
単勝オッズと得点には一定の相関関係があるが、過小評価されていて高得点なのに単勝オッズも高い馬の回収率は良くなる。
これは馬王Zの指数だけでなく、他の指数に関しても人気順と指数順のズレを狙うのは基本的な戦略になってくる。
デフォルトで用意されている得点計算式を選び、そこから馬券の抽出条件のカスタマイズを試みることが馬王Zにおける投資競馬の醍醐味。
レース毎に悩むよりも、全レースに共通する必勝公式を見つけ出すための作業を楽しむ。
馬王Z的三連複攻略
馬券の売り上げというのは、基本的に三連単・三連複の売上が圧倒的に多い。
高配当という魅力がある事はもちろんのこと、賭博性の高い馬券種の方がプラス収支になる人の割合が多くなる、という事も要因のひとつ。
平均回収率という指標で見れば、単複の方が高く、三連単の方が低くなる。
しかし、単複のような単純で当てやすい馬券種ほど平均値に収束しやすいため、大負けする人が少ない一方で、勝ってる人の割合が少なく、少しだけ負けてる人が大半を占めている。
それに比べて、複雑で当てにくい馬券種ほど平均値に収束しにくく、大負けと大勝ちの両極端にに分布するという特徴があるため、勝てる可能性を追求するのであれば、三連複・三連単を選ぶ事に合理性がある。
馬王Zを筆頭にした競馬ソフトを用いた投資競馬においては、当然ながら運任せで奇跡の大勝ちに期待して三連複や三連単を選ぶわけではない。
買い目点数が増えれば増えるほど、馬券の買い目ごとの期待値のバラツキが大きくなるため、プラス回収率が期待出来る買い目を選別しやすくなるからこそ、選択する。
馬王Zで三連複の馬券を絞り込むための基本的な判定条件
- 三頭の得点の最小
最小でも何点以上の馬が含まれるのか。 - 三頭の得点の最大
最大でも何点以下の馬が含まれるのか。 - 三頭の得点の合計
得点の合計値が高いほど、基本的に回収率も高くなる。 - 三頭の馬券評価順位の最小
馬券評価順位とは、一般的な◎◯▲…という予想印を明確に順位として数値化したもの。
「三頭の馬券評価順位の最小 <= 2」という条件であれば、◎か◯の馬のどちらかを必ず三頭の中に含む。
また、更に低いオッズを切り捨てる条件式、例えば三連複オッズ100倍以上、といった条件を追加すれば、回収率を上げる事が出来る。
当てやすい馬券種ほど平均値に収束しやすいという法則と同様に、低いオッズほど平均回収率に収束しやすいという法則も存在する。
そのため、安い買い目を切り捨てた方が、長期回収率を高めて勝てる可能性をアップさせられる。
「投資馬券」の概念において、勝ち馬予想は時間の無駄
的中回数を競う競技であれば、勝ち馬予想が上手な人ほど成績も向上するはずだが、現実の馬券においては回収率に直結することは無い。
勝ち馬予想の名人が予想した馬券も、素人が適当に勝った馬券も、長期的には大差の無い回収率に落ち着いてしまう事が大半であり、投資馬券の観点においては、勝ち馬予想というのは時間の無駄とされる。
馬王Zを筆頭にした競馬ソフトにおいては、馬は確率で走るものと割り切って捉えられている。
個々のレースの勝因や敗因などにはほとんどこだわらずに、ひたすら期待値100%を超えそうな馬券だけを買い続けることによって、長期的に収支プラスを目指す。
物差しとなる優秀な競馬ソフトや指数をベースとして、馬の実力と人気が比例しない馬を見つける事が大事になってくる。
投資馬券における最大のデメリットは、割と競馬が楽しめなくなること。
特に重賞を予想する楽しみが奪われてしまう。
競馬予想TV!のOPで語られている「予想して議論を交わす喜び」は全く感じられなくなってしまう。
ロマンと推理の醍醐味を楽しみ続けたい人は、投資馬券に手を出す事なく、勝ち馬予想を末永く楽しむべきである。
投資馬券には買い目のカスタマイズとアレンジが必須
どんな優れた予想でも、公開されればオッズが下がり、回収率は低下してしまう。
競馬新聞片手に、赤ペン握りしめ、現場でマークシート塗り潰して馬券を購入するのが主流だった、特定のスピード指数やマイニング指数通りに馬券を買うだけで余裕で儲けられる時代もあった。
実は1974年には電話投票が開始されていたし、インターネット投票の即PATサービスも2005年には始まっていた。
こうした先進的な馬券購入方法をいち早く取り入れたデータ派のアーリーアダプターな投資競馬の先駆者たちは、莫大な利益を手にする事が出来た。
しかし、新型コロナウィルス流行による緊急事態宣言発令により、100%インターネット投票のみとなり、ウィンズや競馬場の入場が再開された後も、もはやインターネット投票主流の時代が逆戻りする事はない。
お酒呑みながら赤ペンでマークシート塗り潰すおっさんは絶滅し、当たり前のようにデータを使いこなすインターネット投票の猛者たちがライバルとなって立ち塞がる。
競馬ソフトで回収率高いデータを見つけても、神予想家の買い目を購入しても、一度広まってしまえば、あっという間に回収率は下がっていってしまう。
最近では、AI競馬で名を馳せたアルファインパクト社の提供する的中型人工知能の買い目の成績がみるみる落ちていっている様を見ると、悲しくなってくる。
投資競馬の極論「資金配分・勝ち逃げ・ころがしは全部無意味」
馬王Zなどの競馬ソフトでは、特に何も指定しなければ、全ての馬券を同じ金額で買った場合の回収率が集計される。
しかし、特に競馬ソフト経由で大量の買い目投票を行う際には、オッズの安い買い目を分厚く、オッズが高い買い目は薄めにと資金配分して、的中時の払い戻し額を一定にするように調整するのが一般的となっている。
そこで、同じ条件で資金配分のルールだけ変えてシミュレーションしてみると、あら不思議、長期回収率においては均等買いでも配分買いでも大差がない。
勝ち逃げについても、レース数を厳選して勝負している人であれば、勝ち逃げを徹底する事で回収率が改善するという手応えを感じてる人も多い。
しかし、究極の投資競馬的な観点でいえば、例えば「当日の馬券収支が◯◯円以上プラスになったらその日の買いは控える」という条件で馬券シミュレーションしたとしても、長期回収率が改善する事はない。
さらに、複勝ころがしについても、投資競馬的な観点で「◯回以上ころがしたら成功とみなす」という条件で、ころがしの条件を色々試行錯誤しても、長期回収率ではほとんど差が生まれることはない。
買い目のオッズに応じて資金配分を変えたり、レースの結果を受けて次のレースに投票する金額を決めたり、という手順を踏んだとしても、投資競馬的な観点でいえば、結局は同じ期待値の馬券をランダムに投票金額を変えて買ったに過ぎない。
元々期待値の低い買い目を、馬券の金額配分だけでなんとか回収率プラスに持っていこうとするのは、投資競馬的観点、数学的な考えの元では成立しない。
特に追い上げや転がしは、期待値と無関係に賭け金を膨らませる事になるので、冷静さを欠いたり破産に繋がったりする危険性がある。
馬体重はとにかく重い馬の回収率は全レースで優秀
そのレースの馬体重順位上位馬は明らかに他の馬より回収率良いし、500kg以上の大型馬の回収率も他の軽い馬よりも優秀。
「冬のダートはデカ馬を買え」「良のダートは馬格を重視」という格言もあるが、芝もダートも馬場状態も、全てひっくるめて馬体重の重い馬ほど成績が良い。
馬体重増は成績優秀で、馬体重減は成績悪化
馬体重増減にしても、シンプルに馬体重増の方が馬体重減の馬より成績が良い。
特に馬体重10kg以上減らした馬の成績は特に悪い。
4歳以下だと馬体増によるプラス効果は顕著で、古馬になると成長分での馬体増とはいえなくなるため、馬体増でも好走に直結しなくなってくる。
馬体重で分かる牝馬より牡馬優位
出走時馬体重について統計を取ると、競争条件が上がるほど馬体重が重くなる傾向がある。
馬は基本的に6歳まで馬体重が増えていく傾向にあるが、統計的には馬齢よりも競争条件が上がる事による馬体重増加幅の方が大きい。
これは、牡馬に比べて圧倒的に馬体重が軽い牝馬の割合が、上級条件に行くほど減少していく事が大きく影響している。
単純に、馬体の大きな牡馬に混じって牝馬が勝ち上がる事が難しく、競争条件が上になっていくほど、しっかりとした馬格を備えた牡馬しか生き残っていない。
近年では、G1で大活躍するスーパースターの名牝が数多くいる事からついつい牝馬の方が強いとバイアスがかかりやすくなっているが、平均すると牡馬の方が優位だし、回収率も牡馬の方が優れている。
下級条件で淘汰される小型馬
牡馬限定で馬体重を分析しても、基本的に馬体重が重い馬ほど単勝率が高い。
特に新馬・未勝利戦では、馬体重が単勝率に影響する度合いが高く、上級条件になるにつれて下がっていく。
これは弱い小型馬がどんどん淘汰されていく事を示している。
オープンクラス以上で活躍する小型馬や牝馬というのは、そもそも規格外で例外な部類となる。
クラス細分化された地方競馬では小型馬・牝馬の好走率も高い
厳しい中央競馬の世界では、ひ弱な小型馬や牝馬というのはあっとういまに淘汰されてしまうが、地方競馬ではどんな馬にも勝つチャンスがあるようにクラスが細分化されており、未勝利の古馬でも出走可能なレースが数多く用意されている。
そのため、1勝も出来ない小型馬や牝馬でも生き残り続け、結果的に馬券になる確率もアップする。
投資競馬的には騎手の分析は無意味
投資競馬的な分析においては、馬ごとのオッズや期待値による影響が甚大なため、騎手を分析してもそこまで有意なデータは得られない。
基本的には、騎手個人の単勝率や複勝率、回収率は、騎乗している馬の平均的な人気やオッズに依拠している。
例えば「単勝オッズ10〜20倍の馬限定」で騎手別の成績を算出すると、上位騎手と下位騎手の単勝率・複勝率の差は大きく縮まる。
地方競馬
地方競馬は、毎日どこかしらの競馬場でレースが開催されており、中央競馬が年間約3千レース開催されるのに対し、地方競馬では年間約1万3千レース近く開催されている。
とにかく大量のデータが集まるし、試行回数も大幅に増やせる地方競馬は、データ重視の投資競馬と相性が良い。
コロナ禍においても、地方競馬のインターネット投票額は拡大傾向で、どこの地方競馬も売上は絶好調。
良くも悪くも、地方競馬の馬券購入者にとって本来の意味での「地域」には何の興味もないし、それぞれの地方競馬場の騎手や個別の馬に関心や愛情があるわけでもなく、儲けるための数字とデータが全てという徹底したデータ投資競馬の実践者がほとんどだろう。
中央競馬とは異なり、基本的に各競馬場所属の馬がその競馬場のレースに出走するのが通常で、盛岡競馬の一部芝レースを除き、全てダートで行われる。
少頭数のレースが多いのも特徴で、中央競馬が平均15頭立て前後であるのに対し、最も出走数の多い大井・川崎でも平均13頭前後、他の競馬場では平均10頭前後となっている。
そのため馬単や三連単でも中央競馬より圧倒的に当てやすいが、その割には意外と妙味のある配当も多い。
競馬場ごとに競争条件の基準も異なり、未勝利であっても獲得賞金で出走条件が別れている。
中央競馬における未勝利や1勝クラスレベルの競走馬が大半で、基本的には中央競馬と比べればレベルはかなり低い。
総じて競馬場の直線距離は短く、先行した馬が圧倒的に有利。
一頭の馬の年間出走数が中央競馬の平均約6回に対して、地方競馬は平均約14回と、参考にすべき過去走のデータが豊富なので、データ分析にはより有利といえる。
同競馬場の同コースで同じようなメンバーが競うという完結した世界でもあり、過去成績から馬の能力比較がしやすい反面、微妙な能力差を見抜く必要がある。
地方競馬特有の問題として、売上規模が中央競馬と比べて一桁少ないため、投票が集中してしまうと、簡単にオッズが変動してしまいやすい。
単勝などは売上が10万円ほどしかないレースもあり、基本的には三連単でないと本格的に投資競馬を実践する事は出来ない。
オッズ変動の問題もあるので、締切り直前の投票が有利とは限らず、早めに投票しておいてオッズの回復を待つ、というスタンスも重要となってくる。
楽天競馬でキャンペーンにエントリーして投票すれば、最大10%のポイント還元があるので、必ず忘れずにエントリーしておく必要がある。
回収率に換算して考えれば、10%という数字の大きさが実感出来る。
地方競馬の売上急増
2013年頃まで地方競馬全体の年間売上高は3100億円前後で推移していたが、2014年から急激に売上を伸ばし続けており、2019年には6400億円に。
2020年以降も、コロナ禍による巣篭もりとネット投票を追い風に、まだまだ売上を伸ばし続けている。
かつて全国に23場あった地方競馬は、2001年の中津を皮切りに、益田・新潟・足利・上山・高崎・宇都宮・荒尾・福山と、次々に撤退していく青息吐息の状態にあった。
2012年頃からJRAとの相互販売や楽天競馬がスタート、それに相まって廃止寸前だった高知競馬ではナイター開催を行い、帰宅後のサラリーマンがネット投票に参戦するなどの効果により躍進した。
2013年春から、競馬最強の法則WEBで地方競馬DATAの配信が始まり、馬王Zなど中央競馬で実績のある競馬ソフトが次々と地方競馬に対応していった。
売上が大きくなる事は、馬券を買う側の人間にとっても喜ばしいことで、1万円ほど馬券を買っただけでオッズ急落、なんていう事態は改善傾向に。
売上が伸びれば主催者、地方自治体にとってももちろんハッピーだし、レースの賞金が上がれば馬主、調教師や騎手にとってももちろん嬉しいし、長期的には競走馬のレベル向上も期待できる。
とにかく、地方競馬の売上が増える事には、馬券買う側も含めて関係各位にとって良い事づくめ。
ただ、売上が急増しているといっても中央競馬の4分の1レベルの規模な上に、レース開催数は中央競馬の5倍も多いので、1レースあたりの売上にすると、中央競馬の10%以下であり、圧倒的に小規模だという状況に変わりはない。
その少ない売上のうち、三連単の売上比率は中央競馬よりも高く過半を占めるため、まともに馬券勝負するなら実質的に三連単しか選択肢はない。
地方競馬で購入可能な上限金額計算式
本格的に大金突っ込んで投資競馬実践する猛者になると、売上規模が少ない地方競馬において、オッズに影響を与えずに済む購入額すらも考慮しなければならない。
全体の売上が少ないレースでちょっと高配当な馬券を買っちゃうと、アホみたいにオッズ低下しちゃうため、期待値もクソも無くなってしまう。
オッズの低下幅を10%未満にとどめられる馬券購入額計算式
購入金額 <= 0.1 * 売上金額 / オッズ
少頭数は堅い・差し馬優位
配当金額というものは出走頭数に比例しており、基本的に少頭数は荒れにくい。
基本的に少頭数の場合、詰まったり不利を受けたりする可能性が低くなるため、実力馬が素直に力を発揮しやすい。
一般的な多頭数レースでは逃げ先行が圧倒的有利であり、後ろから勝負する馬ほど、外を回されたり、前が詰まったりしてしてしまうリスクが高まっていく。
そうした多頭数レースにおける差し追い込みのデメリットが全く無くなるため、実力のある差し追い込み馬が順当に活躍しやすいのが、少頭数レースである。
長距離少頭数の逃げ切り
少頭数では、よほどのことが無い限り、逃げたい馬がすんなり逃げる事ができる。
他の先行馬も、一度逃げの態勢を作った馬に無理して競りかける必要もないため、結果的に逃げ馬が逃げの態勢をとった時点でほぼレースの型が決まる。
その結果としてスローペースなマイペースでラクラク逃げ切れてしまうことがある。
「少頭数は荒れる」という格言は、シンガリ人気な逃げ馬にラクラク逃げ切られてしまうレースを観てきた馬券師たちによって生み出されたものだろう。
特に断然人気馬がいるレースだと、基本的にその馬をマークするように全体が動くので、逃げた馬が放置されてしまいがち。
また、単純に距離が長ければ長いほど、ペースがつかみにくく、ただ前に行っただけの馬が馬券圏内に残ってしまう事がある。
上がり3ハロン
レースの残り600mからゴールに達するまでに要したタイムが「上がり3ハロン」
1ハロン=200mという単位なので、最後の600mは「上がり3ハロン」と呼ばれている。
上がり3ハロンには、「レース全体の上がり3ハロン」と「馬ごとの上がり3ハロン」がある。
「レース全体の上がり3ハロン」は、レースで先頭の馬が残り600mを通過してから1着の馬がゴールするまでのタイムを指す。
「馬ごとの上がり3ハロン」は、それぞれの馬が残り600mを通過してゴールするまでに要したタイムを指す。
予想で重視すべきなのは、「馬ごとの上がり3ハロン」となる。
競走馬が全力で走ることが可能な時間は40秒程度とされており、「上がり3ハロンのタイム」=「その馬の全力での走破能力」と捉える事もできる。
そのため、上がり3ハロンのタイムが速い馬は、純粋に走る能力が高い馬、強い馬と見做され、競馬新聞などでも非常に重要視される指標となっている。
もちろん、馬の能力を判断するにあたっては、距離や競馬場ごとの違い、道中の位置取り、全体の走破タイムなど、様々な要素があるわけだけ、そういったコースや馬ごとの特徴に関係なく、「共通の判断材料」として重視されるのが、「上がり3ハロン」となっている。
特に、日本競馬における「東京芝2400m」を頂点としたレース体系においては、「上がり3ハロン」が速いディープインパクト系が無双しており、王道の芝中距離レースを予想していくにあたっては、「上がり3ハロン」は最も大事な指標であるといえる。
2021年夏競馬においても、小倉や函館、新潟などで、アホみたいなレコードタイムが連発されており、日本競馬の高速馬場ぶりはますます顕著になっており、より一層上がり3ハロンの速い馬の活躍が見込まれている。
ハイブリッド競馬新聞「推定上がり3ハロン」
ハイブリッド競馬新聞が提供している「推定上がり3ハロン」というデータは、精度が高いものとして評判が良い。
ハイブリッド競馬新聞の「推定上がり3ハロン」データが生きるのは、やはり王道の芝中距離レース。
短距離レースやダートレースでは、なかなか真価を発揮できないし、当然ながら新馬戦や障害レースでは使えない。
馬場状態が「重」や「不良」のレースも得意じゃない。
JRDB役立ちデータ
騎手期待連対率
騎手別に、基準オッズ範囲毎の連帯成績を集計したもの。
騎手Aが単勝基準オッズBの馬に乗った場合の過去の成績を集計し、算出された連対率を騎手期待連対率としている。
騎手期待単勝率・騎手期待複勝率も同様の算出方法。
連軸にする馬は、基本的に人気馬を軸にすると的中率と回収率を安定させる事が出来るという事が広く知られているが、実際のオッズは振れ幅が大きく、信用性に欠ける。
JRDBの基準オッズを使うのも一手だが、その基準オッズに騎手による期待値を掛け合わせた当指数はより一層信頼性が高い。
Targetに取り込んで過去の成績を分析してみれば歴然、この連対率が示す通りの確率にちゃんと収束している。
そのため、連軸候補としてこの連対率をベースにするのは非常に賢いやり方だと考える。
BB バンカーバスター 番記者番付の略称
特定の騎手、厩舎と密接な関係を持ち、◎などの印で好成績を残すトラックマン。
騎手BBは特定の騎手と密接な関係を持ったトラックマンの推奨、厩舎BBは特定の厩舎と密接な関係を持ったトラックマンの推奨
ゴールドジェネレーター
ゴールドジェネレーター 金の成る木 通称GG
JRDBデータを自分の好みに応じて閲覧する事が出来るデータビューワツール。
says-project(セイズプロジェクト)様という善意ある個人の方が作成された、大変有り難いフリーソフト。
JRDBデータを核にした超強力データベースをもとに、様々な分析が可能。
1999年以降全レースにおけるJRDBの情報が蓄積されている。
最新情報は、JRDBの「前日情報」「直前情報」「成績情報」を取得する事でデータベースに随時蓄積されていく。
レース当日には、JRA-PATからオッズ・出馬情報等の情報を、JRDBからはパドックの直前情報を取得出来る。
IDMが○○以上、○○競馬場芝○○m、○番人気、○○騎手、といった感じで条件を設定して分析が出来る。
様々な条件設定を試していって、優秀な成績が見つかれば、お気に入りという形で条件を保存出来る。
お気に入りに登録しておけば、該当レースで自動的にピックアップしてお知らせしてくれる。
逆に成績の悪いデータもお気に入りに登録しておけば、便利になる。
直前情報も有効活用可能で、パドック指数2.0以上、といった感じで登録しておけば、自動的にデータをダウンロードして条件に合った馬を自動的に知らせてくれる。
自動的にPATで投票する機能にも対応済み。
オリジナルの出馬表を作成する機能も搭載。
出馬表の各項目の表示・非表示、並び替えが出来るので、自由にオリジナル出馬表が作成出来る。
出馬表の項目はデータベースにリンクしているので、項目をクリックするだけでその詳細情報を表示する事が出来る。
競馬予想の入り口「競馬新聞」の基礎知識
競馬新聞とは、馬券の予想に必要な情報が網羅された競馬の予想紙で、競馬新聞紙とも呼ばれている。
競馬専門紙以外にも、一般のスポーツ紙やタブロイド版の夕刊紙にも競馬面はあるが、専門紙の場合は価格も500円とスポーツ紙や夕刊紙の3倍以上する。
その代わり、データ量は豊富で、特に午前中のレース情報などは、夕刊紙等の情報だけでは圧倒的に不足気味。
ちなみに、各紙の専門紙や夕刊紙なんかも競馬専門のネットサービスを展開しており、ぶっちゃけて言えばネット上の有料情報の方が圧倒的に情報量は多い。
競馬新聞の予想印
競馬新聞といえば、予想印。
これは、新聞記者が予想する出走馬の力関係を表す印である。
- ◎ 本命:一番強いだろうと思う馬に打つ印。1頭にしか打てない。
- ○ 対抗:◎の最大のライバル、本命に対抗し得る2番手に打つ印。1頭にしか打てない。
- ▲単穴:単勝の穴、◎や○を負かす可能性も秘めた3番手に打つ印。1頭にしか打てない。
- △連穴、複穴:2着や3着に来る可能性のある馬、複数頭に打たれる印。
- ☆、×、注など:競馬新聞によって意味合いは微妙に異なるが、とりあえず3着以内に来るかもしれない馬に打つ印。ややこしいのだが、×印は要らないという意味の”バツ”ではなく、これも3着以内に来るかもしれないという印。
◎、○、▲の3つの印は、「勝つ可能性がある」という意味が含まれた、重要な印。
基本的にはこの3つの重たい印がどれだけ集まっているかどうかで人気が左右される。
芝とダート
JRAの全ての競馬場には、芝生の上を走る芝コースと、砂の上を走るダートコースがある。
芝コースに用いられる芝のタイプは3つで、野芝・洋芝・オーバーシード(野芝の上に洋芝の種を蒔く)
全国に10ある競馬場の気候や季節に最も適したものを使うことで、常に青々とした芝をキープするとともに、馬の脚にも優しいレースコースを作る事が心掛けられている。
ダートは英語に訳すと”Dirt”、泥という意味だが、これはお手本にしたアメリカの競馬場に倣った言い方。
雨の多い日本の競馬場には、水捌けの悪い泥は使わない。
日本のダートは”Sand”、砂が使われている。
ダートの砂は、JRAの全ての競馬場で、青森県六ケ所の海砂が使用されている。
予想の手順 基礎中の基礎
- 何歳のどのクラスのレースなのか
- 負担重量はハンディキャップかそれ以外か
- 芝なのかダートなのか、距離は何mなのか
- どこの競馬場なのか、右回りか左回りか
- 直線は短いのか長いのか
- 坂はあるのかないのか
こうしたレースの基本的な概要を把握した上で、次はそれぞれの出走馬毎のポイントをチェック
- 競馬記者の予想欄をざっと眺めて、世の中の考える人気をチェック
- 距離別、コース別成績をチェック
当該距離や当該コースが得意な馬、3着以内の回数が出走回数の半分を上回っているような【1211】とか【0321】といった成績の馬は要チェック。 - 初距離、初コース、初芝、初ダート馬をチェック
過去レースの材料が乏しい場合には、血統などを参考に可能性を探ってみる。
特に人気薄馬の『初』には要注目。
逆に、初距離や初ダートにも関わらず、過剰に人気を背負ってしまう馬もいるので、こちらには要注意。 - 斤量をチェック。特にハンデ戦は要注意。
平場のレースでも、見習騎手の減量があれば、そちらには注意を払う。 - ブリンカーのチェック
特に初ブリンカーの馬、逆に外してきた馬はいないかチェック。 - 厩舎をチェック
まずは厩舎の東西を確認。もし、関東圏のレースに関西馬が出走していたら、逆に関西圏のレースに関東馬が出走していたら?
近くで競馬があるのに、わざわざ遠征するのはなぜだろう?
右回り、左回り、坂の有無、メンバー構成等など、狙って遠征してきたとしたら怖い存在に。
関東のレースの関西馬、関西のレースの関東馬は典型的な穴パターンなので、要チェック。 - 持ち時計をチェック
持ち時計は、その馬が記録した『最高タイム』出走馬の能力の基準となるもの。
特にレースのタイムが速くなりやすい、ダートのやや重や重の時、芝の状態が良い開幕週などには持ち時計のチェックは必須となってくる。 - 重の実績をチェック。雨が降って馬場が渋ったときには忘れずにチェックしたい。
- 過去に逃げたことがないかどうかチェック
- 当該クラスの成績をチェック
当該クラスに上がっても通用しているのか、全く歯が立たないのか通用しそうな見込みがあるのかを確認。
分かりやすく言えば当該クラスで3着以内5着以内に入れているのかどうかが基準となるが、大敗している場合にも理由の確認は必要。
昇給後に得意のコースを走れていなかったり、脚質的にレースのペースに恵まれていなかったり。
負け続けている理由を明確にすることが出来れば、穴馬の発見に一歩近づける。
こうしたチェックポイントを踏まえて、人気があっても死角や不安材料が多く疑問があれば、思い切って狙いを下げる。
逆に、人気薄でも可能性を見いだせたなら、思い切って買ってみる。
人気馬が来ない、人気薄が来る、どちらでも配当は大きくなるのだから、そこに競馬予想の醍醐味がある。
着順で見るな、着差で見よ
人気とは人が作るもので、それを左右するのは、記者の予想印と近走着順。
着順が良いとそれだけで走るイメージが湧いてくるし、着順が悪ければシンプルに人気は下がる。
しかし、着順だけでは価値は一切定まらない。
ブッチギリの2頭で決着し、大きく離された3着よりも、直線固まってドドッとゴールに入って僅差の8着なら、僅差の8着の方が価値がある。
なのに、人は単純に3着と8着を比べて、3着が良いと思ってしまう。
だからこそ、そんな8着の馬は、狙って美味しい穴馬となる。
1キロ=1馬身=約0.2秒
一日12レースの大まかな分類
第1〜第6レース午前中の未勝利中心平場レース
一生勝ち上がることの出来ない弱い馬が大多数で、出走馬間の実力差が大きく、強い馬が強い競馬をする事で堅い決着となる事が多い。
ただ、競馬新聞などの情報が極めて少ないため、自分で有料の競馬予想ソフトを契約するなど、積極的に情報を集める努力が重要になってくる。
プロ馬券師の多くは、この午前中のレースで勝負していると言われている。
的中精度の高い予想をしているプロ馬券師が参戦しているせいで配当が跳ねないケースも多いとされ、そういった意味でも難しいとされている。
第7,第8レース 午後の平場レース
第9〜第11レース 午後の特別戦
第11R 重賞
午前中のレースがプロ馬券師の主戦場なら、重賞は初心者が数多く参戦してくる「参加者のレベルが最も低いレース」といえる。
ライバルがひ弱という観点でいえば、ある意味勝ちやすいともいえる。
ただ、重賞レースは本命馬に関しては情報過多になる反面、大穴馬が激走する可能性も高いため、結構的中させるのは難しいという側面がある。
重賞に出てくるレベルの馬というのは、基本的にどれも一流馬であり、平場のレースに比べれば、各馬の実力差が少ない。
重賞ともなれば、テレビ番組・Youtube・競馬予想サイトなどで、プロの予想家たちが様々な馬に◎を付けて、得意満面に解説しているのにも、ちゃんとした根拠がある。
第12R 最終レース
日本競馬はパリミュチュエル方式
パリミュチュエル方式とは、公営競技における投票券などの配当を決定する一つの方法で、投票券の総売上をプールし、主催者はそこから一定割合を差し引き、残りの金額を勝ち投票券に配分する方法。
パリミュチュエル方式では、まず販売所において自分の予想となる投票券を購入。この時点において配当はまだ未確定。
購入額を全てプールし、レースや抽選を行った後に、当選の番号と当選者が確定する。
この時点でプールした金額から、主催者収入として所定の割合(控除率)が差し引かれ、残りを当選者で分配する形となる。
「打倒JRA!」なんて標語は全くの見当違いであり、戦う相手は隣で馬券を買ってる人となる。
競馬におけるパリミュチュエル方式の本質として、「周知の事実であればあるほど勝ちにくい」というパラドックスが生じる。
例えば、前走4着馬より前走2着馬の方が好走率は高いが、回収率は前走4着馬の方が高くなる。
ディープインパクト産駒は基本的にかなり強く、他の種牡馬と比べてダントツで好走率が高い。
しかし、ディープインパクト産駒が強いというのはあまりにも周知の事実となってしまったため、売れすぎて平均回収率は平均よりも下回り、ディープインパクト産駒を買うと儲からない、というような事態に陥ってしまっている。
リーディング上位で回収率もやや高いのはキングカメハメハのみで、リーディング上位馬は軒並み回収率は並み以下。
逆に、シニスターミニスターやゼンノロブロイといったマイナーな産駒の方が回収率が高かったりする。
リーディング上位産駒の馬は複勝率が高いにも関わらず、回収率では複勝率の低いリーディング下位の種牡馬に負けてしまう。
これは、リーディング上位産駒の馬が強い事が周知の事実として知れ渡り過ぎてしまったため、みんなが馬券を買うため、的中者で分配方式をとるパリミュチュエル方式ではオッズが下がってしまうから。
このように生まれた事実と回収率のパラドックスこそ、まさにパリミュチュエル方式で行われる競馬の本質といえる。
大事なのは逆転の発想
近年は、インターネットとともにTARGETという競馬界最強ソフトが普及し、TARGETの情報を元に記事を書くブロガーも急増、基本的な情報は簡単に手に入る環境となっている。
この情報化社会において、TARGETなどで分析され尽くした「事実」は、パリミュチュエル方式の競馬において、「儲かる情報」では無くなってしまった。
【鉄板】や【一強】といった事実は、あっという間に馬券の支持も一極集中する事になってしまい、単純にその馬を買うだけでは儲からない。
その裏返しの事実として、【鉄板】とされている馬が馬券外になった時には、オッズの振れ幅が非常に大きくなり、そこに儲けるチャンスがある。
「競馬において常識とは敗者の理論である」という有名な格言がある。
馬券購入者のうち、多くの人は負けているので、負けている人たちが言う【鉄板】情報については、「果たしてそれで儲かるのか?」とまず疑ってみることが大事となる。
ただ、疑ってみるまでは出来ても、そうした人気馬を嫌う以上は、別の案が必要となる。
もちろん、オッズの高い穴馬を適当に狙えばいいというわけではない。
ちゃんと「逆転の発想」を軸として、しっかり検討しなければならない。
絶対視されているダントツ人気の馬がいて、「これだけ人気を集めているから間違いない!」と、その馬の単勝や頭固定三連単の馬券を買ってしまうようでは、馬券で勝つ事は出来ない。
「単勝1倍台の馬」→「大半の人が勝つと思って買っている馬」→「大半の人は馬券で負けている」→「買ったら勝てない馬」、というような逆転の発想が大事になってくる。
直近の戦績が優秀だから、ルメールが乗ってるからとダントツ人気になっている馬から買うという安易な考えを防ぐために、逆転の発想が重要。
ダントツ人気の馬がいたときに、まずは「負けるだろう」と逆転の発想でスタート地点を設定する。
ダントツ人気の馬が負けると仮定したとき、どういう条件ならば負けるのかを考える。
例えば、重馬場やスタミナ勝負が苦手とか、平坦コースが苦手とか、そういった弱点を考えていく。
そして、1番人気馬が負ける条件が逆に得意な馬を探す。
逆転の発想でどれだけ検討しても1番人気の馬が全ての面で万全との結論に至った場合は、他に相手となる穴馬を探すか、他の人気馬で危険な馬がいないかをチェックしていく。
ハイレベルレース経験
馬券を当てるためには、出走各馬の能力を的確に見抜く必要がある。
しかし、まだ対戦した事のない馬たちの能力比較をどのようにすればいいのかが難しい。
そこで絶対的な指標となり得るのがレースレベルである。
出走メンバーが過去に走ったレースのレベルが分かれば、自ずと今回のメンバーの中で能力の高い馬が見えてくる。
レースレベルを測るのに手っ取り早いのは、次走勝ち上がり馬を調べること。
前走5着に負けているが、そのレースの上位4頭が、次走以降に勝ち上がったり、重賞勝利を収めたりしている。
そんなレースで5着した馬は、レベルの低いレースで2着した馬よりも強い可能性が高い。
しかも、オッズは過去の着順のみに着目しがちで、ハイレベルレース5着の馬よりも、低レベルレース2着の馬が人気するため、美味しいオッズもゲットできる。
特に、試行回数も多く、玉石混交でまともに勝ち上がる能力もない馬も後のG1馬も一緒くたに走る下級条件レース、新馬・未勝利・1勝クラスにおいて、レースレベルの測定は機能しやすい。
中山替わり
1年の競馬の開催スケジュールを整理してみると、東日本では真夏の2ヶ月を除いてほぼ中山か東京のどちらかで競馬が開催されている。
美浦所属の馬は、遠征をしない限りは、1年のほとんどを東京か中山のどちらかに使っていることになる。
この東京と中山は、同じ関東の競馬場でありながら、全くもって好走に必要な条件が異なる。
東京が苦手な馬が東京で負けて人気を落として中山に出走し、中山が苦手な馬が中山で負けて人気を落として東京にやってくる。
逆に、前走好走した馬が、苦手な舞台に変わってるのに過剰人気している事も見分けられる。
似ても似つかぬ両舞台が定期的に開催される事により、着順を落として馬柱を汚くした馬が、穴馬となってレースに出てくる。
ただ、中山→東京替わりでは、それほど穴馬は狙えない。
なぜなら、東京競馬場が得意なのは、ディープ産駒を始めとした現代競馬における主流血統の馬であるため、中山で惨敗したとしても、それほど人気を落としてくれない。
逆に東京競馬場にて、ディープ産駒などに能力の絶対値で負けたマイナー血統の馬は、ちゃんと人気を落として中山に来てくれるので、穴馬として狙いやすい。
また、ローカルで好走した馬を、中山で狙うのも有効。
ローカルで走ってきた馬は、中央で走ってきた馬よりもレベルが低いとみなされ、人気しない事が多いが、ローカルにおける立ち回り力や小回り適性は、中山コースに直結する。
中山巧者を見付ける事が出来れば、年間の半分は安定して穴馬を狙う事が出来るようになる。
平坦コース巧者と急坂コース巧者
競走馬には、分かりやすく平坦コースが得意な馬と急坂が得意な馬がいる。
平坦コースは、スピードがあったり、ギアチェンジがスッと入る馬が得意とする。
急坂コースは、スピードではなくパワーがある馬が得意とする。末脚の持続性が高く、他の馬の脚が鈍った時にもバテずに脚を使える馬が有利になる。
競走馬の過去成績をみれば、明らかに平坦コースか急坂コースのみで好走している馬というのを見極める事が出来る。
平坦コース:小倉・札幌・福島・新潟・函館
やや坂コース:東京
急坂コース:中山・阪神・中京
U字コース(コーナー2回)とO字コース(コーナー4回)
日本の競馬場における中距離レースでは、大きく分けてコーナー2回のU字コースとコーナー4回のO字コースがある。
「有馬記念はマイラーでも好走できる」という格言があるが、コーナーの数が多く、コーナー毎にペースが落ちるため、ペースが緩みやすく特段にスタミナが必要とされない、という事が由来と考えられる。
例え同じ距離のレースであっても、コーナーの数が多ければ緩急のある流れになりやすく、少なければ息の抜けない流れになりやすい。
U字コース
最初のコーナーまでが長く、テンが遅い馬でも促して二の脚さえつけば先行出来る。
コーナーに差し掛かるまでは先行争いが激化しやすく、前半のペースが流れやすくなる。
スピードに乗ったままコーナーに突入するが、勝負を仕掛けるところはコーナーが終わった後になるため、勢いを殺し切らずに上手く制御しながらコーナーを回る必要がある。
逆にコーナーに突入するペースが遅くなると、コーナーでさらにペースが落ち着き、上がり3F勝負になりやすい。
O字コース
スタート後あまり距離がなく最初のコーナーを迎えるため、最初は速くなったとしても、2コーナーでラップが落ちる。
向こう正面ではあまりペースが上がらず、3,4コーナーでペースが上がり、加速をしながらコーナーを回る事が必要とされる。
道中のどこかで息が入るラップになる事が多いため、好走するには緩急の変化に対応する必要がある。
穴馬バイアス
「穴馬バイアス」「本命-大穴バイアス」というものが競馬には存在し、穴馬になればなるほど適正オッズに対して低いオッズになる、過剰に売れやすくなる現象が存在する。
逆に、人気上位馬のオッズは本来のオッズよりも高くなりやすい。
この穴馬バイアスというのは、今でも経済学の分野で研究されており、仕組みや結果が完全に判明しているわけではない。
傾向的に、穴馬が買われやすく、人気馬が過小評価されやすい、という原則だけは覚えておいて損はない。
単勝人気順の回収率は、毎年ほぼ変動が無く、特に1〜8番人気の単勝回収率は70%〜80%前後で常に安定している。
だが、下位人気に行くほど、単勝回収率は右肩下がりとなってしまう。
つまり、人気薄になればなるほど、的中率に見合っていない安すぎるオッズとなってしまっている事を表している。
人気馬の複勝ともなれば、たとえ±0.1倍の変動であってもシビアに見極めて買うか買わないか判断を行うものだが、大穴馬になればなるほど、±1倍ぐらいオッズが変動してしまっても、気にも留めなくなってしまう。
それだけ、穴馬の適正オッズやオッズ変動に対しては、人々は盲目になりやすい。
オッズに多大なる影響を持つ競馬新聞や予想サイトにおいても、人気馬を本命にするトラックマンよりも、穴馬に◎を打つトラックマンやプロ予想家の方が人気になりやすいし、たまに当てる大穴馬券が華々しく宣伝される。
株式市場では常々、SNSをきっかけに「イナゴ投資家」が群がってボロ株や仕手株が火を吹く現象があるが、競馬においても「インフルエンサー予想家」が◎を打った大穴馬は実力以上に売れてしまう。
株式市場と違って、競馬の場合はどれだけイナゴが集まっても値上がりするわけではなく、ただただオッズが下がってしまうだけなので、買いが集まる事に対して、全然メリットはない・・・
「逆穴馬バイアス」というのも当然存在しており、特に名前が売れている、超が付くほどの有名馬には、本来よりも過剰に買いが集まってしまうため、逆に穴馬が本来よりも高いオッズになりやすく、美味しいオッズとなりやすい。
「穴馬バイアス」によって、人気馬の方が過小評価されやすく、オッズも美味しい。
とはいえ、競馬には控除率が存在しており、人気馬だけを買い続ければ、結局は回収率80%前後に収束していってしまう。
「穴馬バイアス」を意識して、無理に人気馬を毛嫌いする事なく人気馬を軸に据えながら、穴馬ほど個別にきっちりと研究し、的中率を最優先に選別する事が重要となってくる。
穴馬ほど的中率を重視し、しっかりと根拠のある穴馬を厳選し、好走する確率が高いと判断した上で穴馬を選別していくことによって、回収率を引き上げる事が可能となる。
オッズフィルターは上限オッズ絞ると効果的
オッズフィルターの目的、それは期待値の低い馬券を除外すること。
基本的に下限オッズよりも上限オッズを制限した方が、単純な回収率は改善する。
大穴サイドの買い目には、「大穴バイアス」が掛かっており、的中率が極端に低いにも関わらず、それに見合ったオッズにはなっていないと考えられる。
逆に、ド本命サイドの買い目は、平均以上の期待値があると考えられる。
高配当を狙うとしても、1列目・2列目の軸馬は人気馬中心にするといい。
上限オッズフィルターは、三連系馬券フォーメーション3列目総流しという買い方とも相性が良い。
大穴狙いの波乱確実なレースでは上限外して下限オッズフィルター、全体の合成オッズを極端に押し下げる安すぎる買い目を削るのにも下限オッズフィルター、という使い方が効果的。
オッズフィルターを導入するにあたって、実は高配当馬券を取り逃がす恐怖が勝ってしまい、ついつい上限は設けずに、下限オッズフィルターで回収率を高めようとだけ考えがちになってしまう。
三連複オッズフィルター検証
21/5/29以前近2年シミュレーション 対象レース6911
全買い「的中率100%」「回収率54%」「平均買い目395点」
全買い上限200倍「的中率79%」「回収率75%」「平均買い目56点」
全買い上限100倍「的中率65%」「回収率74%」「平均買い目30点」
全買い上限50倍「的中率49%」「回収率78%」「平均買い目14点」
全買い上限30倍「的中率35%」「回収率77%」「平均買い目7点」「対象レース6765」
全買い上限20倍「的中率28%」「回収率80%」「平均買い目4点」「対象レース6055」
全買い上限10倍「的中率23%」「回収率83%」「平均買い目1.8点」「対象レース3055」
全買い上限5倍「的中率29%」「回収率87%」「平均買い目1.2点」「対象レース682」
全買い下限10倍「的中率90%」「回収率54%」「平均買い目394点」
全買い下限20倍「的中率75%」「回収率54%」「平均買い目392点」
全買い下限30倍「的中率65%」「回収率54%」「平均買い目388点」
全買い下限50倍「的中率51%」「回収率53%」「平均買い目381点」
全買い下限100倍「的中率35%」「回収率52%」「平均買い目366点」
全買い下限200倍「的中率21%」「回収率51%」「平均買い目341点」
騎手印◎1頭軸総流し「的中率62%」「回収率68%」「平均買い目79点」
騎手印◎○2頭軸総流し「的中率28%」「回収率69%」「平均買い目11.8点」
騎手印◎1頭軸総流し上限100倍「的中率50%」「回収率74%」「平均買い目20点」
騎手印◎○2頭軸総流し上限100倍「的中率27%」「回収率78%」「平均買い目7.5点」
騎手印◎1頭軸総流し上限50倍「的中率41%」「回収率77%」「平均買い目11点」
騎手印◎○2頭軸総流し上限50倍「的中率25%」「回収率77%」「平均買い目5.4点」
騎手印◎1頭軸総流し上限30倍「的中率31%」「回収率76%」「平均買い目6点」
騎手印◎○2頭軸総流し上限30倍「的中率22%」「回収率75%」「平均買い目3.8点」
騎手印◎1頭軸総流し下限10倍「的中率52%」「回収率68%」「平均買い目78点」
騎手印◎○2頭軸総流し下限10倍「的中率20%」「回収率68%」「平均買い目11点」
騎手印◎1頭軸総流し下限20倍「的中率39%」「回収率76%」「平均買い目76点」
騎手印◎○2頭軸総流し下限20倍「的中率11%」「回収率67%」「平均買い目9.6点」
騎手印◎1頭軸総流し下限50倍「的中率21%」「回収率66%」「平均買い目68点」
騎手印◎○2頭軸総流し下限50倍「的中率4%」「回収率63%」「平均買い目6.6点」
人気上位馬多点買い的中率検証
1番人気1点買い
複勝63%
ワイド31%
単勝32%
枠連19%
馬連15%
馬単9%
三連複9%
三連単2%
1-3番人気3点買い
複勝92%
ワイド55%
単勝65%
枠連42%
馬連33%
馬単22%
三連複20%
三連単6%
1-6番人気6点買い
ワイド72%
単勝86%
枠連61%
馬連49%
馬単34%
三連複31%
三連単10%
1-10番人気10点買い
枠連77%
馬連62%
馬単46%
三連複40%
三連単15%
1-20番人気20点買い
馬連80%
馬単63%
三連複55%
三連単24%
1-30番人気30点買い
馬連88%
三連複64%
三連単30%
1-40番人気40点買い
三連複71%
三連単35%
1-50番人気50点買い
三連単39%
三連複2頭軸流し
人気馬2頭を軸にして、中穴相手に流す。
外せない人気馬2頭がいる場合、ガチガチのワイドや馬連1点勝負するよりも、2頭軸で流した方が期待値が高くなる。
人気サイドのワイドや馬連では過剰人気となってしまい、期待値は低くなってしまう。
2軸流しなら、相手が中穴や大穴を相手にするだけで、ちゃんと美味しい配当を狙う事が出来る。
ヒモの数を増やしても、全体の買い目点数はあまり増えないため、簡単なのに意外と高配当を狙いやすい。
ダート未勝利の魅力
馬場差が少ない
芝のレースだと、開催の前半と後半で大きく傾向が代わりがち。
「内枠先行有利」から「外差し有利」にガラッと代わってしまったり。
雨が降って馬場が悪化すればこれまた問われる適性が激変してしまい、実力馬があっさり負けたりもする。
ダートレースなら、芝レースほど劇的に大きな馬場差が起きたりはしない。
雨が降って馬場が悪化したとしても、ダートの場合はむしろ脚抜きが良くなって、時計持ってる実力馬が勝ちやすくなる。
強い馬が実力を発揮しやすい、という点では予想しやすい。
昇級がない
未勝利戦は玉石混交で、2歳の時期には後の重賞馬と生涯未勝利馬が混じって走る。
3歳になれば、ほとんどが横の比較が出来るメンバー構成になってくる。
力関係の把握が比較的簡単で、当てやすいといえる。
コース替わり
最も難しく、最も狙いたいポイント。
坂の有無などで成績が一変する事があるので、注意して狙いたい。
初ダート
基本的には軽視していい要素だが、未勝利戦では無視しづらい。
上級クラスでの初ダート馬は、引退間近の近走不信な実績馬が苦し紛れにやってくる事が多いが、中途半端に過剰人気する事も多く、あまり買いづらい。
しかし、適性も何もはっきりしてないし、若くて頭打ちになったわけでもない2,3歳の未勝利馬の場合、あっさり勝ててしまう事もよくある。
むしろ、芝のレースで惨敗してる馬の方が、大穴として魅力的。
前走ハイペースで惨敗した逃げ先行馬
ダート未勝利戦は、基本的に先行馬殺到の消耗戦になりがち。
道中緩んで直線勝負、みたいにはなりにくい。
前走がハイペースで、ダート未勝利としては異例の差し決着となったようなレースで、逃げて大敗したような馬は狙いやすい。
前走ハイレベルで敗北した馬
未勝利戦には、後の重賞馬も混ざってる。
だからこそ、そんな異次元の馬相手に走った馬は狙い目。
そのレースがハイレベルだったかどうか簡単に見分ける方法としては、出走メンバーが次走で勝ち上がってるかどうかを調べること。
上のクラスであっさり勝ててしまう強い馬に負けた事は、プラス材料になる。
重馬場⇔良馬場
芝レースほどには顕著に差が出るわけではないが、やはりダートでも露骨に重馬場適性の差が出やすい。
走る血統としてはキズナ、リアルインパクト、カジノドライヴなど、走らない血統としてはロードカナロアなどが知られている。
重馬場で走ってなかったロードカナロアが良馬場で激走する、というような事例は特に狙い目となる。
内枠→外枠
ダート戦は基本的に外枠有利。
前走内枠で負けた馬が外枠になったときは、狙いやすい。
クラス毎の特徴
2歳未勝利戦 6〜9月
新馬戦だけ経験した馬が多く、比較対象が少ない事から、新馬戦のレースレベルだけで狙いやすい時期といえる。
1戦走っただけの馬なので、未知数の部分も多く、思わぬ激走によるヒモ抜けが発生しやすい。
とにかく、新馬戦のレースレベルだけしっかり評価できれば、当てやすい。
2歳未勝利戦 9〜12月
一度レースを使ったものの、勝ちきれずに休養に入り休み明けの馬、休み明けを叩いた2戦目の馬、が狙い目になってくる。
特にハイレベルの新馬戦で5着ぐらいに負けた馬が休み明けのレースをプラス体重で敗退というケースは、最高のローテなのに人気は落としてるのでかなり美味しい馬券を狙える。
10月からはクラシックの有力馬が揃ってデビューしてくるので、レースレベルが高くなりやすい時期でもある。
東京の新馬戦で有力馬にキレ負けした馬は、その後の中山などでの未勝利戦で狙い目となる。
2歳・3歳未勝利戦 12〜4月
9,10月中山→10,11月東京→12,1月中山→1,2月東京→2,3,4月中山、という開催代わりの見極めがかなり重要となってくる。
中山芝と東京芝では好走出来る条件が全く異なるため、適性をしっかり見極める事が重要。
芝戻り・ダート戻りにも要注意。
3歳未勝利戦 4〜6月
この時期の未勝利戦は、混沌としており、馬券の難易度が上がってくる。
レースレベルや芝戻り・ダート戻りで狙えるような穴馬は枯渇しており、前の時期に穴で狙って好走した馬も過剰人気に。
この時期まで未勝利に残ってしまっている馬というのは、特に目立ったストロングポイントも無い場合が多く、メンバーレベルが低すぎて団子状態となり、狙い撃ちしにくい。
調整が遅れていた良血馬が初出走で未勝利戦に出走してきて、あっさり通用してしまう事例も多発。
最後の可能性にかけて芝・ダート替わりで出走してくる馬も増えてくるため、適性がかなり読みにくい。
メンバーレベルがかなり低いので、ちょっとでも芝・ダート適性があれば、あっさり通用してしまう可能性も高い。
1勝クラス(500万下)
未勝利戦と比較して、各馬の実力差がかなり小さく、単純な実力差よりも、展開に左右されやすくなってくる。
2勝クラス(1000万下)
2度勝ち上がってきた馬たちが集まっており、1勝クラスと比較しても何かしらのストロングポイントを持った馬たちが多い。
各馬の実力差は更に小さくなり、展開や適性に左右される要素が大きくなる。
準OP・OP
番組数自体がかなり少ないため、過去に一緒に走った事のある馬同士が激突しやすい。
一緒に走った事のある馬同士なので、基本的に前走の着順と人気順はリンクしやすい。
コースの違いによる展開や適性の有利・不利の見極めが重要になってくる。
同じメンバーだから基本的には展開の予想もしやすいのだが、番組数が少ない影響から、いつもとは違う乗り方をして勝ちに来るなどイレギュラーな展開になる事も多々ある。
その結果、意外と全くわけの分からない人気薄の馬が突っ込んできたりもしやすい。
人気薄からブン回して100万馬券狙いたい!という野望があるなら、このクラスが狙い目となる。
芝スタートのダートコース
コースの形状の関係で、ダートのレースなのに、スタートのゲートが芝の上に置かれており、スタートしてしばらくの間は芝の上を走るコースが存在する。
「東京ダート1600m」「中山ダート1200m」「阪神ダート1400m」「阪神ダート2000m」「福島ダート1150m」「新潟ダート1200m」「中京ダート1400m」
内側からダートコースが入り込んでくるため、芝を走る距離は外の方が長くなる。
基本的に芝コースの方がスピードが出るため、芝を長く走れる「外有利」とされているが、芝コースそのものが苦手、スタートダッシュが苦手な馬にとっては必ずしも外有利ともいえない。
芝コースが得意な実績や血統を持った馬、他のダートコースに比べて芝スタートのダートコースで好成績な馬がいれば積極的に狙いたいし、そうした馬が外枠に入っていればなおさら狙い目となる。
逆にゴリゴリのダート血統で、他のダートコースでバツグンの成績を収めて人気している馬であっても、芝スタートに不安要素があると感じられれば、思い切って切るのも面白い。
騎手印◎分析
個人的にもの凄く信頼してるJRDBの騎手印◎分析
GⅠ・GⅡ
GⅠレースでの成績はとにかくバツグン。
8割近くは来るので、基本的に信頼出来る。
次にGⅡの成績も良好。
新馬・未勝利
新馬・未勝利戦も、6割を大きく超える複勝率で成績良好。
障害
障害戦でも、6割を超える複勝率。
10頭以下
10頭以下のレースでは、7割近い複勝率を誇る。
7頭以下
複勝◎的中率(2着以内):67% 3着内率:80% 平均獲得配当:120円
ワイド◎○的中率:52% 平均獲得配当:140円 ○3着内率:71%
三連複◎○▲的中率:26% 平均獲得配当:290円 配当100円台もあり。
8頭
複勝◎的中率:80% 平均獲得配当:110円
ワイド◎○的中率:38% 平均獲得配当:160円 ○3着内率:56%
三連複◎○▲的中率:16% 平均獲得配当:450円
9頭
複勝◎的中率:70% 平均獲得配当:110円
ワイド◎○的中率:39% 平均獲得配当:190円 ○3着内率:60%
三連複◎○▲的中率:16% 平均獲得配当:490円
10頭
複勝◎的中率:68% 平均獲得配当:120円
ワイド◎○的中率:32% 平均獲得配当:200円 ○3着内率:52%
三連複◎○▲的中率11% 平均獲得配当:580円
11頭
複勝◎的中率:65% 平均獲得配当:120円
ワイド◎○的中率:33% 平均獲得配当:230円 ○3着内率:54%
三連複◎○▲的中率:10% 平均獲得配当:770円
12頭
複勝◎的中率:66% 平均獲得配当:120円
ワイド◎○的中率:32% 平均獲得配当:260円 ○3着内率:52%
三連複◎○▲的中率:7% 平均獲得配当:900円
13頭
複勝◎的中率:63% 平均獲得配当:130円
ワイド◎○的中率:29% 平均獲得配当:260円 ○3着内率:49%
三連複◎○▲的中率:8% 平均獲得:1090円
基準オッズ2.2倍以下
騎手印◎で基準オッズ2.2倍以下の場合、複勝率は8割を超える。
騎手期待複勝率
JRDBでは、騎手期待複勝率データも提供されている。
ちゃんと信頼性は高いデータ。
前走1-2着◎ 前走3-4着◯ 前走5着以下× 昇級馬△
騎手印◎に求めるのは、回収率では無く、軸として信頼出来る「複勝率」
複勝率という観点では、単純に前走好走した馬の方が信頼性高い。
昇級戦の馬の信頼性も若干劣るが、現級5着以下に惨敗した馬よりは複勝率高い。
前走同級1-3人気
前走同級で人気していた馬は、複勝率高め。
テン指数・上がり指数
個人的に重視してる指数。
レース条件絞らなくても、テン指数か上がり指数どっちか1位だと、複勝率はアップする。
騎手印◎の中でも、逃げるにしろ追い込むにしろ、しっかりとした決め手を持つ馬の信頼性はアップすると考えられる。
ルメール・川田将雅・福永祐一・武豊・松山弘平
騎手印◎との組み合わせでのリーディングトップ5が「ルメール・川田将雅・福永祐一・武豊・松山弘平」
この5人は複勝率も高く、回収率も安定。
GⅢ・OPEN特別・3勝クラス・ハンデ戦・芝不良 ×
GⅢ・OPEN特別・3勝クラス・ハンデ戦、実力馬の拮抗する中~上級クラスのレースでは騎手印◎の信頼性は劣る。
芝の不良レースでも騎手印の複勝率は5割を下回る。
代わりに、ダートレースでは馬場の違いによる複勝率にそこまで違いは出ない。
500m以上の極端な距離延長・短縮 ×
500m以上に及ぶ極端な距離の変更は、延長・短縮ともに複勝率は悪化する。
200mや400m以内の距離変動なら、そこまで大して複勝率に変化なし。
前走同場所・別場所で大した差は無し
騎手印◎馬においては、前走と競馬場やコースが異なるかどうかによる複勝率の差はあまり無い。
騎手印◎+未勝利ダート分析
連闘
連闘馬は、複勝率77%と飛び抜けて複勝率高い。
数は少ないが、1勝クラス以上の連闘馬は成績悪い。
IDM◎・総合◎
騎手印◎と併せて、IDM◎や総合◎だと複勝率70%を超える。
未勝利戦以外と比較して、露骨に良成績。
少頭数
未勝利ダートでも、10頭以下のレースでの複勝率は80%近くある。
ただ、16頭立てでも65%程度ある。
基準オッズ2.2倍以下
基準オッズ2.2倍以下だと、複勝率は9割程度まで高まる。
騎手期待複勝率
騎手期待複勝率は信頼性高い数字で、ちゃんと同じ程度の複勝率
テン指数・上がり指数
テン指数1位、上がり指数1位、ともに複勝率77%程度を誇る。
前走2着
前走2着馬の複勝率は70%超え。
前走3-5着馬の複勝率は60%台前半。
前走6着以下だと、複勝率60%を切る。
前走脚質・前走人気・前走競馬場
前走脚質や前走人気による複勝率の違いは特に無い。
前走の競馬場が同場所か別場所による違いも特に無い。
前走芝 ×
前走芝だと、複勝率は悪化。
500m以上の極端な距離延長・短縮 ×
500m以上に及ぶ極端な距離の変更は、延長・短縮ともに複勝率は悪化する。
200mや400m以内の距離変動なら、そこまで大して複勝率に変化なし。
福永祐一・三浦皇成・松山弘平・吉田隼人・幸英明
ルメール騎手の成績は、基本的に他の条件と差が無いトップクラスの成績で、複勝率66%。
GIにだけ滅法強いイメージがあるかもしれないが、あらゆる条件でトップクラスの成績を残す凄いジョッキー。
「福永祐一・三浦皇成・松山弘平・吉田隼人・幸英明」が騎手印◎+未勝利ダート戦の着別度数2-6位で、リーディング上位ジョッキー。
そして、ルメール騎手よりも複勝率高く、70%から80%と好成績。
特に「三浦皇成・吉田隼人・幸英明」の複勝率は、上位クラスよりも未勝利ダート戦で大幅に複勝率が高い。
他に「武豊・内田博幸・浜中俊・デムーロ・団野・藤田菜七子・石橋脩」の複勝率が優秀。
「ヘニーヒューズ・キズナ」産駒
「ヘニーヒューズ・キズナ」産駒の成績が特に優秀で、複勝率75%
ヘニーヒューズ産駒が着別度数ダントツトップで、それに次ぐ着別度数がキズナ産駒。
ルーラーシップ産駒がキズナと同等の着別度数で、複勝率69%
「ゴールドアリュール・サウスヴィグラス」産駒も、着別度数トップクラスで、複勝率70%超え。
母父キングカメハメハ
母父キングカメハメハ、着別度数トップで、複勝率77%とダントツの好成績。
勝率47%、連対率72%と、こちらの数字も桁違い。
着別度数上位の中では、母父ブライアンズタイムが複勝率87%と超好成績。
次に、母父シンボリクリスエスが複勝率70%
着別度数上位グループの中で、母父「フジキセキ・サンデーサイレンス・フレンチデピュティ・クロフネ・ダンスインザダーク・アグネスタキオン」が複勝率60%台
着別度数上位、次のグループの中から優秀な複勝率を誇るのが、母父マンハッタンカフェが複勝率73%、母父サウスヴィグラスが複勝率90%
KIWAME
高精度指数をブレンドして独自の高期待値買い目を生み出すためのソフト、それが「KIWAME」
KIWAMEで利用可能な指数一覧
『RB☆STRIKE!』の各指数(中央・地方)
『馬王Z』の指数(中央・地方)
『真AB値』(中央・地方)
『最強HIT指数』(中央・南関東)
『カツラギ』のスピード指数(中央)
『ALGO SPEEDER』のスピード指数(中央・地方)
JRA-VANデータマイニング(中央)
既存のソフトのいいとこ取り
既存ソフトの作り出す指数というものは、長年の研究によって生み出された成果であり、一般の競馬ファンがそれを上回る凄い指数を新たに作り出す事は極めて困難であり、「自分のオリジナル予想で独自に期待値を算出する」などという離れ業は不可能に近い。
『KIWAME』の場合、既存の優れた指数をいいとこ取りしてブレンドし、独自の指数を作れてしまう。
ブレンドして作り出したオリジナル指数をもとに、どんな馬券をどんなふうに買えば儲かるかをシミュレーションする機能も搭載。
こうして、「ちゃんと期待値の高い馬を選定」しながら、なおかつ「他人とは被らない買い目」を追求する事が可能となっている。
『KIWAME』は、『RB☆STRIKE!』や、新AB値を利用するソフト『ABandBET』の開発で知られているプログラム馬券師軍団・億の馬券術研究会によって製作されており、操作体系などは『RB☆STRIKE!』と似ている部分が多い。
『RB☆STRIKE!』が指数ブレンドにおけるベース的な役割を果たしているので、出来る限り『RB☆STRIKE!』指数の購入・利用者登録もしておきたい。
ブレンドする指数の設定と馬券シミュレーション
重要なのは、指数の選択と重み付け。
1つの指数の重みは最大75%と制限されており、1つの指数を単独で利用する事は出来ないようになっている。
RB☆STRIKE!指数60%、馬王Zの得点40%といった具合に設定する。
とりあえず、複数の指数を適当なパーセンテージでブレンドしてみればいい。
適当にブレンドしてみた指数を元に馬券シミュレーションを行えば、どう買えばどんな回収率となるのか検証が出来る。
「検証する期間」「中央or地方」「レース条件」「買い目抽出条件」などを入力して、シミュレーションボタンをクリック。
まずはブレンドを固定したまま検証
ブレンドする指数の種類と比率を決めたら、しばらくはそれを固定したままで馬券シミュレーションを繰り返す。
そうすることで、馬券シミュレーション内の買い目抽出条件・各ファクターがどういう意味と働きを持つか、理解していく事が可能となる。
条件変更は1つずつ
馬券シミュレーション内のレース検索条件や買い目抽出条件は、1つの要素を少しずつ変えながら、その都度シミュレーションを実施すべき。
一度に複数の設定を変えると、どの要素が回収率にどんな影響を及ぼすのか、分かりにくくなってしまう。
充足率と経験率
充足率・経験率の数値を高くすると、キャリア豊富な馬ばかりが揃ったレースだけが検証の対象となり、シミュレーション結果も安定する傾向がある。
逆に低い数値より多くのレースを対象にすれば、他の競馬ファンが手を出せない、穴な買い目を見付ける事が出来るかもしれない。
範囲指定の活用
「距離」や「期待値」といった各ファクターについて、細かく範囲指定をしながらシミュレーションしていけば、特定の条件で力を発揮する条件を探し出せる。
単勝率計算式
馬券シミュレーション内の「単勝率を◯乗する」という部分は、数値を大きくすれば「有力な馬はより有力と捉える」し、数値を小さくすると「各馬の差はそれほどない」と捉える。
概ね、1〜4の数値を入力して、買い目や回収率の変化を確認したい。
複雑さと単純さの両立
各数値を細かく設定すると、他人と買い目はカブりにくくなるが対象レース数は減り、成績の上下が激しくなる。
逆に大雑把な設定だと、対象レース数が増えて成績は安定するが、他人との買い目重複も起こりやすい。
バランスの取れた設定こそが、最終的な理想となる。
対象レース数と回収率のバランス
対象レース数が少ないのに大幅プラスになるような条件設定は、たまたま的中した大穴で成績が向上しただけ、という恐れがある。
対象レース数が多く、毎月安定して収支プラスを目指せるような指数ブレンドと条件設定を目指したい。
自動運転機能
馬券シミュレーションと同様にレース抽出条件や買い目抽出条件を設定した上で、「上限金額を越えたら購入を見送る」「高的中率順に上限金額まで購入」といった金額条件の設定も行い、自動運転させる事が出来る。
上手く行けば「ソフトが勝手に投票し、いつの間にか儲かってる」を実現出来る。
RB☆STRIKE!
レースに出走する競走馬の今までの競走成績からその馬の能力値をルール値で評価し、そこから各競走馬や各買い目の的中率を算出、その中から最も期待値が高い買い目を厳選するための競馬予想ソフト。
一般的には着順やクラス条件などによって出走馬は評価されているが、メンバーが難解になってくると、その分評価が難しくなっていく。
その点、RB☆STRIKE!のルール値では、各競走馬の純粋な能力を評価する事によって、各競走馬を簡単に比較出来るようになっている。
有料の予想データは、中央競馬と地方競馬それぞれで月額税込み9,900円とちょっとお高めだが、某netkeibaなどのサイトやその他情報サイトで、プロ予想家の個別予想をレース毎に購入する事を考えれば、お安いもの。
公式サイトなどの説明文などを見ると、莫大な資金量を用意して、ド派手な三連単的中を狙うソフトだという先入観を持ってしまいがちだが、単勝複勝ワイド枠連でもピンポイントで期待値の高い買い目が狙えるため、例え1レース100円の予算であっても、十分に活用できる。
公式サイトのUIは一昔前のホームページデザインのまま放置され、説明文なども不十分で分かりにくいが、毎週ちゃんと最新のデータは更新されるし、ソフトの期待値投票画面は非常に見やすく分かりやすいので、その点は安心していい。
出馬表画面
過去成績などに加え、競馬当日のオッズや馬体重など、基本的な情報を表示。
オリジナルの「RP☆STRIKE!指数」「RB☆STRIKE!2指数」に加え、「新AB値」「最強HIT指数」「データマイニング」などいくつもの指数をソフトに取り込み、予想の参考にできる。
何よりも特徴的なのは、単勝率と期待値を自動で計算して表示してくれること。
単勝率と期待値
例えば10回に1回勝つ馬が、単勝10倍なら期待値は100%、単勝5倍なら50%、20倍なら200%。
「同じ金額で買い続けた場合の、想定される回収率」が「期待値」であり、シンプルに「期待値が100%を超えていれば儲かる!」と考える事が出来る。
「RB☆STRIKE!」では、この「期待値」を自動計算して、出馬表からネット投票を行う、という事も可能。
この「期待値」は「単勝率」を基にして計算され、全ての買い目について予想される的中率や、その的中率とオッズから導かれる「期待値」を一覧表示することも出来る。
レースによっては、100%を超える買い目が多すぎたり、期待値が高くてもあまりに的中率が低かったりする買い目もあるため、工夫して条件設定を行い、取捨選択する必要がある。
馬券シミュレーションと自動投票機能
「RB☆STRIKE!」にて「期待値」算出の大本となる「的中率」は信頼出来るのか?ということは、しっかり「馬券シミュレーション」機能で確かめたい。
「期待値」「的中率」「オッズ」「指数上位◯頭」といった条件で馬券シミュレーションを行い、的中率と回収率を計算出来る。
「RB☆STRIKE!」のシミュレーションの凄いところは、馬王Zなど他の競馬ソフトからも外部指数を取り込んでシミュレーション出来てしまうところ。
他の優れた外部指数も組み合わせてシミュレーションを重ね、オリジナルの買い目を生み出す事により、オッズ急落などの憂き目に合う事なく、高期待値馬券を追求し続ける事が可能となる。
予想に各指数を利用出来る「リアルタイムデータ」は有料情報だが、「過去データ」で馬券シミュレーションを行うのは無料。
「これならお金を払う価値がある」と納得できる結果が出るまで、無料で何度でもシミュレーションを繰り返す。
充足率と予想精度
「RB☆STRIKE!」では、過去の競走成績をもとに指数が算出されているため、初出走馬やキャリアの少ない馬の指数は精度が低くなる。
そこで過去4戦しているかどうかを1つの基準として、出走全馬が過去4戦以上しているレース「充足率100%」、全馬が初出走である新馬戦を「充足率0%」と考える。
当然ながら、充足率が高いレースほど指数の精度も高い。
更に、初出走率や休み明け率など、出走メンバーのキャリアを分析するために用意された各種ファクターが全て100%のとき、指数の精度が最も高いと判断する。
休み明け率(休み明けではない馬の出走割合)、初トラック率(芝・ダート・障害)、初コース率(同じ競馬場・トラックでの出走経験)、初状態率(同じトラック+馬場状態での出走経験)、初距離率(大雑把に2000m以上は長距離戦と一括り、その他プラマイ200mは同距離と判断、1000m戦だけは別物)といったファクターがあり、それぞれ経験馬がちゃんと多ければ多いほど100%に近い数字となり、指数の精度も向上する。
また、多頭数・短距離戦・ダート戦、だとより指数の精度は高いとされる。
出走頭数(不確定要素の数)の多いレースほど、予想的中率の誤差が少ないレースといえる。
「RB☆STRIKE!」指数に限らず、指数系の予想は極端なスローペースに弱い傾向があるので、スローペースになりにくい短距離戦の方が精度は高くなりやすい。(直線1000mは例外)
芝のレースは痛み具合や馬場状態など、当日のトラックバイアスの影響を大きく受けやすいため、ダート戦の方が指数の精度が高くなる。
RB☆GOLD! CLASSIC指数
単勝的中率:25.3% 回収率:84.5%
前身のソフトである「RATE BUSTER! GOLD」で使われていた指数。
純粋なスピード指数に近く、ハマったときの破壊力は大きい。
RB☆STRIKE!指数
単勝的中率26.5% 回収率:89.6%
「RB☆STRIKE!」完成時にリリースされた指数。
コースや馬場状態ごとのトラック係数を設定してバージョンアップされた。
RB☆STRIKE!2指数
単勝的中率:25.4% 回収率:87%
「RB☆STRIKE!指数」の修正版。
一部補正の廃止やレースレベルの見直しなどを行い、爆発力よりも安定性が追求されている。
新AB値
単勝的中率:31.0% 回収率:86.9%
「AB値 – ABsolute value(競走馬絶対能力値)」から、アルゴリズムなどのノウハウを引き継ぎ、精度を高めた最新版。
最強HIT指数
単勝的中率:31.9 回収率:77.9%
「競馬最強の法則WEB」が独自に契約しているトラックマン予想の集計値を指数化。
的中率重視で、人気順に近い指数が算出される。
優良有料情報サイト
まず、そもそもの前提として最低限のデータ収集が出来なければ勝負にならない。
- 競馬ラボ
全部無料で、予想や関連ニュース、競馬新聞が閲覧出来る大変有り難いサイト。
競馬情報サイトの中には、無料を謳っておいて、後から執拗に有料コンテンツに誘導してくる悪質なサイトも多いが、ここはマジで無料。
スポーツ新聞並みのクオリティあるのにマジで無料。
とりあえず無料なんで、見ておいて損なし。 - JRA DataLab target(ターゲット)
targetを利用するためだけに加入する価値あり。 - JRA-VAN
- JRAレーシングビューアー
- netkeiba
無料でも見られる総合競馬情報サイト。
ただ、最近は個々の予想を有料で購入するウマい馬券コンテンツゴリ押しなのが、ちょっと辟易する。
月額有料コースで見られるデータ分析情報にもちゃんと力を入れてほしいところではあるが・・・
ウマい馬券の中では、的中型人工知能の予想が格段にオススメ。
中穴の美味しいワイドを2,3点で的中、的中率30%程度で回収率100%近辺を達成してる超優秀な予想。
他の属人的な予想家とは一線を画しており、安定感信頼感バツグン。 - JRDB
独自の指数IDMに代表される、JRA公式にプラスアルファされた大量のデータベースが魅力的なサイト。
特にTargetと連携させると、鬼に金棒なデータベースを完成させる事が出来る。
ただ、データ量が多すぎて多少センスが無いと分析には活用しきれない。
総合印、騎手印、IDM印など、自動で生成される予想印を活用するだけでも充分に価値はある。 - ストライド競馬新聞
JRDBのデータから特に重要なデータを取り出し精製し、視覚的にも見やすく分かりやすく高密度なデータを閲覧出来る。
そんじょそこらの競馬新聞よりも有益なデータがギュッと凝縮されているにも関わらず、月額たった1000円なので、加入して損はしない。 - マツリダ予想
- 日刊スポーツ 極ウマプレミアム コンピ指数
- ウマニティ
独自の高精度スピード指数「U指数」
ちゃんと的中率も確保しながら、必ずしも人気通りの指数にはなっていないので、人気薄も狙えるようになっている。
競馬エイト掲載の厩舎コメントや調教データも閲覧可能。
当週の情報だけではなく、紙面では読むことの出来ない過去の記事も、競走馬別に閲覧が可能。
週刊ギャロップに掲載されている前走情報や取材メモも、当週分に加えて過去の記事まで閲覧出来る。
データには現れない勝因や敗因を探るためのツールとして利用可能。
プロ予想家による限定スペシャルコラム
「同厩舎二頭出しは人気薄を買え」は嘘
人気薄の馬というのは、基本的に「大穴バイアス」によって実力以上に売れるために回収率が下がる傾向があり、同厩舎二頭出しの場合でも、人気薄の方が回収率は悪い。
株式会社AlphaImpactと的中型人工知能
最先端の人工知能技術を実装するのに必要となる高度なスキルを持つメンバーが、競馬予想のためだけに立ち上げた話題となった会社。
色々な人工知能を使った予想データを提供していたが、結局はnetkeibaのウマイ馬券に提供している「的中型人工知能」しかやってない会社。
「的中型人工知能」は、中央・地方全場全レースの予想を提供しており、高い的中率で堅実に勝つ事をコンセプトとして設計された、ローリスクで買いやすい馬券戦略が特徴。
予想毎に買い目がブレブレな他のプロ予想家と一線を画し、ワイド1〜3点できっちり仕留める予想には好感が持てる。
馬券の仕組み
購入者が購入した金額からJRAが20%~30%を引いた額が的中者に分配される。
外した人が賭けたお金が的中者に分配されるわけで、誰かが勝つためには負けてる人が必要になり、負けている人が多ければ多いほど勝てる人が存在出来るようになる。
つまり、多数の人が買っている本命サイドを避けて、少数の人しかいない穴サイドの馬券を買えば、勝ちやすくなる。
負け組のメンタル
・新聞の印通りに馬券を買ってしまう。
・予想家などのテレビ用の予想に全乗っかりしてしまう
・自分の本命馬の人気薄過ぎると不安になって、逆に人気馬を本命にしてしまう。
・単勝1倍台の馬を無条件に信じてしまう。
・外国人騎手を無条件に信じてしまう。
・絶対に外したくない、取りこぼしたくないと思ってしまう。
・馬券に保険をかけてしまう。
・保険のはずの複勝などを厚めに買ってしまう。
・自動配分で無条件にオッズの安い買い目を厚く買ってしまう。
・トリガミよりも外したくない気持ちが先行してボックスやマルチで抑えすぎてしまう。
・2頭で迷ったら人気馬を買ってしまう。
上記事項は、全て大多数の負け組に共通するメンタルである。
こういったメンタルで馬券を買って、「うわぁ、2着だけ買ってない」「ワイドにしとけば良かった」などと叫んでる人は完全に負け組です。
こういう思考回路の人たちが集中して買う買い目は過剰人気となりやすいため、こうした過剰人気の買い目を避けて中穴以上の買い目で勝負すると儲けやすい。
勝ち組のメンタル
・的中率を気にしない。回収率重視。
・負けてもスタイルを崩さない。
・外れる事を全く恐れない。
・熱くならない。
・人気馬の欠点、穴馬の利点を探せる。
・勝負レースの見極めが出来る。
馬券で最も大事なのはオッズ
どんなに的中率が高くてもオッズが低ければ勝つのは難しい。
110円の複勝は的中率100%でも回収率110%にしかならないし、1度2度外すだけで利益が吹っ飛ぶ。
100万円突っ込んでもたった10万円しか儲からない。
運で勝ててしまうのが怖い
新聞の予想に従うだけでも結構当たるし、誕生日や馬の名前などで買ってもなかなか当たってしまう。
ビギナーズラックが大いにある。
しかし、長い目で見れば運だけでは勝てないのが競馬。
間違った買い方をするビギナーが増えれば儲かる可能性が増える。
かもしれない馬券ではなく仕方ない馬券
「堅いかもしれない」「本命馬が来ないかもしれない」「予想しなかった馬が来るかもしれない」
かもしれない馬券に陥ると、無駄に手を広げすぎて保険馬券が増えすぎてしまったり、必要以上にオッズの低い本命馬券を買ってしまう。
トリガミにもなってしまうし、自信の穴馬への賭金も少なくなってしまい、的中しても利益が大幅に減ってしまう。
逆に、仕方ない馬券は「本命が来なかったら仕方ない」「人気サイドで決まったら仕方ない」「切った馬が来たら仕方ない」という思い切りのいい馬券のこと。
競馬で勝つためにはこの仕方ない馬券の支配が重要で、配当の少ない的中を見送り、一発でしっかりと大きく当てる事が重要となる。
馬券は『当たり馬券を切り捨てる』作業でもある。
全通り買えば必ず当たるが、そうすれば控除率の分だけ必ず負ける。
人気馬から順番に買っても、必ず負ける。
当たるはずだった馬券を切り捨て、期待値が高くて美味しいオッズゾーンだけを待ち受けて狙い澄ます。
データ競馬のスーパースターソフト『TARGET(ターゲット)』
ターゲットといえば、月額2052円で利用可能な競馬データサービス「JRA-DataLab.」で利用可能な、歴代最強ツール。
現代のデータ競馬では利用が必須とされているソフト。
ターゲットは、膨大なデータが収録された巨大なデータベースであり、簡単に買い目を出してくれるソフトでは無い。
ぶっちゃけ、ターゲットだけ使っても全く儲からない。
出馬画面をアレンジしたりソートしたり、リアルタイムオッズを取得して表示させたり。
複雑な買い目を一瞬で構築して、合成オッズを割り出したり、オッズが安すぎる買い目を削るオッズフィルター的利用法も簡単に出来たり。
ぶっちゃけ、データ分析全く利用しなくても超便利なので、オッズのチェックと馬券購入のためだけに利用するという用途だけでも充分に活躍してくれる。
レース検索と馬券シミュレーション
レース機能は、自分の仮設を検証するためにデータ分析する。
馬券シミュレーションは、具体的に馬券種を指定して、過去の回収率を調べる。
この2つの機能を使う事で、自分としてはいけると思ったロジックが、本当に長期的な視点で機能するのかをすぐに検証する事が可能となる。
ただ、このデータ分析は詳細にやり過ぎると単なる確率の誤差を拾ってしまうので、要注意!
必ず、長期間に及ぶ充分なデータ量に基づくデータを信頼する事が大事となる。
ベタなデータとしては、「騎手」「調教師」「種牡馬」のデータはそこそこ使いやすい。
それぞれの騎手や種牡馬の得意条件を調べるのは初歩の一手といえる。
あとは、競馬場のコース毎の枠順や人気馬の成績など。
人気馬の成績といっても、単純な単勝・複勝回収率はどこの競馬場でも似たような数字に収束してしまう。
なので、馬連で1番人気から2〜4番人気に流した場合の的中率・回収率といった調べ方をすると、顕著に違いを発見出来たりする。
データ分析する際の単勝人気『2〜9番人気に絞ろう』
単勝人気順のデータほど、長い歴史の中で安定しているデータは無い。
人気は正確に馬の実力を反映しており、見事に人気馬ほど勝率が高い。
そして、単勝回収率と複勝回収率は70%〜80%の範囲に収束している。
大体8番人気か9番人気ぐらいに断層があり、更に13番人気以降の馬は極端に回収率が低くなってしまうし、勝率も1%を下回ってしまう。
馬券の鉄則としては「基本的に2ケタ人気の馬は捨てる」のがセオリーとなる。
その前提に立てば、データ分析時にも必然的に2ケタ人気の馬は最初から除外しておいた方がいい。
特に一発大マグレの単勝万馬券が混じってしまって、誤ってとんでもなく回収率が高いデータを抽出してしまう危険性も高くなってしまう。
また、単勝1番人気の馬というのは、基本的にずば抜けて勝率と複勝率が高くなっている。
特に単勝1倍台などオッズが低い馬は極端に強い。
他のあらゆるデータ分析の要素よりも、単勝1番人気というデータの自己主張が強すぎるので、回収率・期待値の高い馬券データを探すという意味では、除外してもいいと思われる。
よって、データ分析は「単勝2〜9番人気」に絞る!
選ぶべき馬券の種類
資金量が潤沢にあるのであれば、三連単が一番儲かる馬券。
組み合わせ数が最も多いので、絶対に来ない組み合わせを排除して的中させる事が出来るので、最も効率良く美味しいオッズゾーンを掠め取る事が可能となる。
全買い回収率でみると、単複だと72%もあるが、三連単では57%に過ぎない。
単複ならド素人が適当に買ったとしても的中してしまうので、例え当てたとしても美味しい配当とならない。
三連単であれば、絶対に来ない組み合わせであっても、マルチや総流しで買ってくれる人々がたくさんいるので、効率良く買い目を構成すれば最も美味しいオッズゾーンをゲットできる。
麻雀も上手い人同士でやれば、安定して勝つのは難しい。
麻雀の必勝法は自分より弱い人を呼んでくること。
競馬も弱い人が一番多く参加している馬が一番儲かる。
複勝は紛れる要素が少なく予想が簡単で、素人でもランダムに買っても簡単に的中出来る。
みんながプロ並みの卓で麻雀打つようなもので、一人だけ抜けて勝つ事は非常に難しい。
三連単は外れる目が一番多いから、素人がランダムに買えば控除率以上に負ける目が最も多い。
配当の多さに釣られて負ける買い目を大量に買ってくれる素人がやまほど参戦してくれる、最も多くの人が負ける馬券であるからこそ、当たり馬券への配当に大きな魅力がある。
競馬は運の要素が非常に強い。
だからこそ、射幸性があるし、楽しい。
馬券下手のド素人も退場せずに参戦し続けてくれる。
コツを見つけて運をマネージメントする。
麻雀も運の要素が無ければ、弱い人は参加しなくなってしまう。
運で勝って喜びを知った人が参戦し続けてくれるからこそ、玄人にとってのカモとなってくれる。
他人のビギナーズラックは蜜の味。
サッカーですら、実力の拮抗した者同士の争いであれば、ゴールポストに当たるかどうか等運に左右される要素が強くなってくる。
穴馬券を狙って4,5着になる確率とゴールポストに当たる確率はある意味で似ている。
ギリギリを狙うにはコツを習得しなければならないが、ゴールポストに当たってしまうかどうかはもはや運。
競馬でも写真判定レベルの差なんて、まさしくちょっとの運の差。
単勝
平均配当約1000円、最高配当45010円、平均買い目約14点、全買い回収率約72%
売上は全体の約6%、還元率が80%と高めで、5%上乗せキャンペーンなども実施されており、優遇されている券種。
最大のメリットは、なんといっても分かりやすいという事。
1着を当てるだけで2着以降は関係なし。1点買いならトリガミもなく、当たれば確実に勝てる。
とにかく予想が全てで、オッズに対する的中率が全て。
1.5倍のオッズなら3回に2回、2倍なら2回に1回、10倍なら10回に1回、オッズと的中率の関係が極めて明確。
まずは1番人気の見極めが重要で、一般的に1番人気が1番信頼出来ると勘違いしがち。
オッズが極めて低い分、より絶対的な的中率が必要となるし、逆にちょっとでも過剰人気してる馬に負ける可能性があれば、2番人気以降の馬券を買う妙味が増す。
「前走派手な勝ち方をした」「良血」「外国人ジョッキー」「直近5走の着順が良い」といった理由で過剰に人気してる馬がいるときには要注意。
複勝
平均配当約350円、最高配当13620円、平均買い目点数約14点、全買い回収率約72%
複勝は3着内に来る馬を当てる馬券、但し7頭以下のレースでは2着内に来る馬を当てる馬券。
還元率は単勝と同じく80%と優遇されており、売上シェアは約8%で単勝よりも高い。
馬連が導入される1991年までは単勝の方が売上が多かったが、2005年頃から複勝の方が売れるようになる。
2008年にはJRAプラス10が開始され、今まで元返しになっていた超大本命馬に大金を張って勝負したり、コロガシ馬券を試行したり。
とにかく100%の的中率を求めて買う人が多い馬券。
ほんの少しでも外せば回収率はプラスにならず、とにかく絶対に当てる凄まじい予想力が求められる儲けるには最も難しい馬券である。
ただ、初心者が適当に買っても半分以上は当たるし、回収率は70%や80%にはなってしまうので、難しい馬券だとは気付かずに予想を修正出来なくなってしまう罠に陥ってしまう可能性が大なので要注意。
枠連
平均配当約2200円、最高配当98640円、平均買い目点数約35点、全買い回収率約63%
昔は連勝馬券といえば枠連しかなく、単枠指定なども存在した。
枠連のメリットは馬連と比べて購入点数が節約出来る事。
それぞれの枠に2頭ずつ入っているとすると、枠連1-2=馬連1-3,1-4,2-3,2-4となる。
また、ゾロ目の組み合わせ、枠連1-1と馬連1-2は同じ組み合わせの場合、馬券としては全く同じだが、オッズは完全に分離しているため、見極めて購入すると美味しい馬券が取れる。
18頭のフルゲートであれば、7枠と8枠には3頭ずつ入るので、外枠の馬を絡めた馬券であれば、馬連と比べてかなりオトクになるといえる。
また、枠連のオッズは基本的に同枠の人気馬に引っ張られるため、本命党で点数を絞りたいなら、馬連より断然オトクで当てやすい。
人気薄馬を狙うときも、同枠に人気馬が同居していないのであれば、枠連で相手を絞って高配当を狙ったりも出来る。
枠連最大のデメリットは出走取消となった場合のリスク。
本命の人気馬が出走取消となったとしても、同じ枠にもう一頭馬がいれば、賭金は残念ながら返還されない。
枠は最大8枠なので、全買い目を買ったとしても36点。本命枠から総流ししても、7,8点で済むのも魅力的。
枠番ごとの帽子の色で馬の見分けが付くので、観戦用に買うのにも案外オススメの馬券といえる。
馬連
平均配当約6000円、最高配当446550円、平均買い目点数100点、全買い回収率約60%
長く続いた単複と枠連の時代の後、1991年に初めて導入された馬券。
1,2着を順不同で当てる。
最も平均的で、一番基本的な馬券。
3連系が無かった時代には売上シェアの7割以上を占め、現時点のシェアは約14%程度。
16頭立てで全120通り、18頭立てで全153通り。
ワイド
平均配当約2000円、最高配当129000円、平均買い目数100点、全買い回収率約60%
1999年に導入された馬券で、2頭を選び、その2頭がどちらとも3着以内に入れば的中となる馬券。
馬連の保険的に利用される事も多い。
ワイドが無かった時代に、馬連を「1着、3着」「2着、3着」でよく外してしまっていた人待望の馬券。
資金不足で三連複や三連単が買えない人の味方となる馬券。
ワイド1点は三連複2頭軸総流しと同等なので、三連系馬券に手が出ない人が美味しいオッズを狙うのに活用するといい。
本命サイドや大穴サイドは、みんなが狙いがちなので、期待値が下がりがち。
断然人気馬を外す買い方に最適なワイド
不安要素のある単勝1倍台がいたとしても、この断然人気馬を切って他の連単系馬券を買うのは至難の業である。
1番人気の馬というのは、基本的に最も実力のある馬であり、どんなに展開不利でも、絶対的な能力だけで馬券圏内に突っ込んでくる可能性が高い。
ましてや1倍台の断然人気馬ともなれば、統計的に勝率4割、3着内率7割、という驚異的な数字であり、この馬を切った時点で馬券的中率は大幅に減少する。
かといって、馬券に組み込むのであれば、オッズのバランス上、軸として扱わざるを得ない。
下手に断然人気馬をヒモにしてしまうと、無駄に点数が増える割に払い戻しも激安、という最悪の結果となってしまう。
つまり、断然人気馬と心中するのか、逆らって低的中率の穴狙いに徹するのか、という選択肢を迫られる事になる。
その点、ワイドであれば無理して断然人気馬を切る必要も無ければ、組み込む必要もない。
断然人気馬の影に隠れて過小評価されてる美味しい馬を狙い撃ちにする事が出来るし、的中率を犠牲にする必要もないし、無駄な点数も削減できる。
断然人気馬が追い込み馬だが、その日は前残りが連発するような馬場状態。
そんなときには、恩恵を受ける逃げ・先行馬だけを狙ってワイド馬券で勝負すれば、例え次元の違う脚で断然人気馬が差し切ったきたとしても、展開の恩恵を受けて2,3着に粘った馬のワイドを的中させる事が出来る。
断然人気馬が馬群に沈んでくれれば、前残り馬ワンツースリーの高配当ワイド馬券トリプル的中という最高の結果を得られる可能性もある。
使いこなす事が出来れば、比較的的中率が高い割に破壊力もある、それがワイド馬券である。
馬単
平均配当約12000円、最高配当1087490円、平均買い目数約200点、全買い回収率約58%
馬連が順不同なのに対し、1,2着を順位通りに当てる馬券。
馬単の裏表を買えば馬連を買ったのと同じ事になるので、合成オッズとの兼ね合いで使い分ける事も可能。
1着間違いなしと思われる断然人気の本命馬を1着固定にしても、馬連と大してオッズが変わらないにも関わらず外すリスクが高まるので、あまり賢い選択とはいえない。
どちらかというと、断然人気馬が負ける可能性もある場合に、人気薄側を頭にした馬単を抑えておいた方がいい。
三連複
平均配当約24000円、最高配当5508830円、平均買い目数約440点、全買い回収率約54%
1着から3着まで順不同で当てる馬券。
三連単に次ぐ人気で、売上シェアは約20%。
点数は三連単の6分の1で、配当も約6分の1。
とはいえ、配当は安いわけじゃなくて、充分に高いし、買い方を工夫すれば、馬単よりもしっかり点数を抑えながら大きな配当を狙う事も出来る。
三連単
平均配当約150,000円、最高配当27,929,360円、平均買い目数約2,600点、全買い回収率約57%
1着から3着までピッタリ当てる馬券。
売上シェアは約32%で、最も売れてる馬券。
最も配当の高い馬券で、万馬券なんて当たり前、10万馬券も毎日は出るし、100万馬券も珍しくない。
基本的に当てるのは至極困難ではあるが、ワイド馬券から無駄を省くと考えれば、そこまで的中が遠いわけでもない。
ワイド1点≒2頭軸マルチ総流し馬券となるのだが、ここから絶対に来ない馬を外していく事が出来る。
本命馬が連を外さないと読むなら、本命馬が3着になる目を削る事も出来る。
JRAとは
日本中央競馬会=JapanRacingAssociationの略称。
農林水産大臣の監督下にあり、政府が資本金の全額を出資する特殊法人。
それまで行われていた国営競馬を引き継ぐ形で、1954年9月に日本中央競馬会が設立される。
初代理事長は安田伊左衛門。
定款の第一章第一条に、「本会は競馬法(昭和23年法律第158号)に基づいて中央競馬を行い、もって競馬の健全な発展を図って馬の改良増殖その他畜産の振興に寄与することを目的とする。」と明記。
国の管理下で、国民のレジャーとしての中央競馬を主催、運営する団体。
近代競馬の成り立ち
馬を競わせること自体は、有史以前からあったとされているが、現代の競馬に繋がる最初のきっかけは、「ヨーロッパ貴族の馬自慢」から始まったといわれている。
ヨーロッパ貴族たちが、自分の所有している馬について誰が早いのか競争しようじゃないか、と金銭を出し合い、それを着順に応じて分配する方式「ステークス」という競争を開催。
その「ステークス」という名称は今も残っており、日本でも「フェブラリーステークス」「スプリンターズステークス」など、数多くのレース名に「ステークス」の名称が使用されている。
重賞や特別戦に出走する際には、出走のための登録料が必要となり、そうした集まったお金は付加賞として、1着・2着・3着の馬に、7:2:1の割合で交付することになっている。
これもステークスの名残りとされている。
現行のように、一定のルールを設けて専用のコースでレースを行うことを「近代競馬」
「近代競馬」の発祥はイギリスで、1540年頃とされている。
その「近代競馬」が日本に渡ってきたのは、江戸時代。
横浜に外国人居留地ができ、娯楽としての競馬が始まったのが、1862年(文久2年)
ただ、戦争に突入するとともに、日本競馬史においても「軍馬」最優先の暗黒時代が到来。
時の政府が、日本の馬の低さを嘆き、淘汰のための競馬を推奨し、馬産とともに、優秀な「軍馬」を選りすぐるための競馬を推奨した時代があった。
太平洋戦争が終結し、平和な世の中が訪れたとき、「軍馬はもう要らないが、競馬を無くす事だけは避けよう」と、国会議員たちが動き、終戦からわずか3年後の1948年(昭和23年)には、競馬法という法律が制定された。
こうした始まった日本の競馬は、国(特殊法人)が運営する「中央競馬」と、各地方自治体が運営する「地方競馬」に分かれ、それぞれに発展していった。
中央競馬は、JRAが運営母体となり、原則として土曜日と日曜日に開催されている。
JRA所属の競走馬たちが生活をし、レースに向けて調教を積んでいる場所を、「トレーニングセンター(通称トレセン)」という。
東は茨城県稲敷郡美浦村にある美浦トレーニングセンター、西は滋賀県栗東市にある栗東トレーニングセンター。
美浦トレセンに所属する馬は「関東馬」、栗東トレセンに所属する馬は「関西馬」とよばれる。
東西に調教師がそれぞれ約100名ずつ所属しており、厩舎とよばれるそれぞれの拠点を持ち、馬主から競走馬の預託を受け、調教し、レースに出走させている。
クラシック競争
近代競馬発祥の地、イギリスでは「Classic Races」という歴史が長く、格の高い、伝統的なレースが存在する。
そのイギリスに範をとり、日本では「皐月賞」「東京優駿(日本ダービー)」「菊花賞」に、牝馬限定「桜花賞」「優駿牝馬(日本オークス)」を加えた、3歳馬による5つの競争のことを「クラシック競争」と呼んでいる。
日本の「クラシック競争」は、種牡馬や繁殖牝馬の選定競争の意味合いが強いため、去勢されたセン馬は出走できない。
この「クラシック競争」に、古馬による「天皇賞春」「天皇賞秋」「有馬記念」の3つのレース加えたものを「八大競争」と呼び、重賞の中でも特に格の高いものとされている。
ちなみに、「牝馬三冠」の最後の1冠とされている「秋華賞」は、1996年に新設された比較的新しいレースであり、範としているイギリスには同様のレースが無いことから、「クラシック競争」とは呼称されない。
もともと、菊花賞に参戦するしかなかった3歳牝馬のために、1970年に牝馬三冠レース最終戦として、ビクトリアカップが創設。
1975年にエリザベス2世が来日した事を記念し、1976年にビクトリアカップを改題し新しい競争として、エリザベス女王杯が創設された。
1996年にエリザベス女王杯が古馬牝馬にも開放されるのに伴い、新設されたのが秋華賞。
2020年には、コントレイルとデアリングタクトによる「牡牝三冠馬」が同時に誕生し、ジャパンカップで2018年の「牝馬三冠」アーモンドアイと激突する、という熱い展開が盛り上がったため、誰も「秋華賞がクラシック競争ではない」事など、気にも留めていなかった。
最近では、牝馬三冠のジェンティルドンナやアーモンドアイが古馬牡馬と対等に渡り歩くと同時に、「三冠」が狙えないなら菊花賞は要らないというように、実質的には菊花賞の方が評価ガタ落ちという現状もあるため、それほどみんながみんな「クラシック競争」にはこだわっていない。
最高の栄誉とされているのは、「日本ダービー」か「三冠」である。
高級ブランド品も馬が発祥
ヨーロッパの高級ブランド・メーカー、エルメスやグッチも、元は馬具屋が発祥で、他にも馬のロゴをあしらった昔からの高級品メーカーがたくさん存在する。
シャネルのオーナーであるヴェルテメール兄弟は、フランスの競馬界では、大馬主として有名な存在。
POGとは
「ペーパー・オーナー・ゲーム」の略称で、紙面上で仮想馬主となって競馬を楽しむゲーム。
血統や厩舎、馬主、評判などの様々な要素の中から選んだ馬を決められた頭数選択し、獲得賞金をポイントに置き換えて競い合うゲームとなっている。
POGの開催時期は、「その年の新馬戦スタート時から翌年のダービーまで」が一般的とされている。
開催団体によっては、「菊花賞まで」「有馬記念」までと期間が異なったり、「生涯」というルールを設けている所も存在する。
ポイントの集計方法についても同様に、「1着~5着までの入賞賞金の合計」「1着のみ(重賞レースは2着まで)」など、様々なルールがある。
POGを知る事で、自然にと競馬について詳しくなる事が出来る。
指名馬を選ぶ段階で、血統や馬体に詳しくなるし、馬主・厩舎・牧場・騎手などの関係も覚える事が出来る。
レーススケジュールやローテーションも把握出来るようになるので、馬券を選択する際にも知識として活かしていく事が出来る。
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