競輪

競輪とは

全国の競輪場のどこかで毎日開催されている。
競輪場はバンクのある週回コースとなっており、1周が333m・400m・500mの3種類となっている。
333mなら6周、400mなら5周、500mなら4周が基本となり、約2,000mを走る。
この2,000mという距離設定が絶妙で、人間が自転車を使って全力で走り切るのが不可能な距離となっており、色々な駆け引きや作戦が必要とされる。

レースがスタートすると、先頭誘導員が風よけになって周回のペースを作り、その後ろを選手たちが一本の棒のようになって連なり、ゆっくりとレースが進んでいく。
その間、選手たちはそれぞれマークする選手や仲間である同じラインの選手、自分のコンディションや脚質を考えて位置取りを取っていく。

残り2周になると先頭誘導員が抜けて、レースが動きだし、残り1周半になるとジャン(内鐘)が鳴っていよいよ競争が本格化していく。
選手たちはラインを軸として、より有利な展開を作る事を狙って激しく競り合い、仕掛けのチャンスを狙いながらゴールを目指していく。
ゴール前では全力でペダルを踏み、時速70kmに及ぶスピードでゴールラインを駆け抜けていく。
最後はタイヤ差(数センチ)の決着になる事も珍しくない、白熱したレースが展開される。

選手のランクや成績によって出場するレースが決まり、自分のレーサー(自転車)を持参して各競輪場に参戦する。
競輪で使用する競走用自転車である「レーサー」は、7,8kgと一般の自転車の約半分の重量で、変速機もブレーキも付いていない。
選手たちは自身で「レーサー」をチューニングし、分解・組み立てを繰り返しながら全国の競輪場を転戦している。

毎年12月末に行われる賞金1億円のビッグレース「KEIRINグランプリ」を最終目標として、出場権を得るために日々のレースに勝ってグレードやクラスを上げる事を目指している。

競輪は「ライン」というチームプレーが許された唯一の公営競技

※ガールズケイリンではラインを組む事が禁止されており、男子の「競輪」とは別種目といっていい。

競輪も基本的には個人戦となっているが、同じ地区や繋がりのある選手同士で「ライン」を組む事が公認されている。
原則として各選手は自分自身が勝つ事を最優先にしなければならない「敢闘の義務」が規則に明記されていると同時に「ライン」としてチームを組む事も許されているというかなり特殊な競技となっている。
ガールズケイリンもオリンピック種目の「ケイリン」も、韓国競輪でもラインを組む事は禁止されているので、世界的に見ても日本の競輪だけは特殊な競技である。

ラインというのは予め公言する必要があり、どの選手同士が同じチームなのかは、新聞やネットの出走表に必ず明記されている。

ラインでは、基本的にスピードを出せる強い「自力選手」が先頭を引っ張り、その後ろをマーク選手が追走するパターンが多い。
自力選手は自分のラインのマーク選手たちを少しでもゴール近くまで引っ張って走り、2番手のマーク選手は後ろから迫りくる他ラインを牽制して前に出さないようにブロック、3番手のマーク選手は内を締めて他ラインを潜り込ませないようにする。

絆の強いラインの順位

  1. 同県の先輩・後輩、同県の師匠・弟子
  2. 同県同地区
  3. 近くの地区
  4. 同期
  5. 特に関係性なし、利害関係のみの関係

同県の先輩・後輩、師匠・弟子で組まれたラインは非常に強固で、後輩や弟子サイドが裏切る事はほとんど無い。
逆に、利害関係のみで組まれたラインは、裏切りも起きやすい。

狭義の意味での「スジ車券」が王道

「スジ車券」とは、広義の意味では同じラインの選手で1-2着が決着する事を指す。
更に狭義の意味での「スジ」は、1着を先行選手、2着を番手選手が取る事を指す。
出走表に記載されているラインの「先頭→2番手」で決まる事で、かなり分かりやすい決着といえる。
競輪全体の決着において、この「狭義の意味でのスジ車券」決着が26%を占める。
回収率で見ても、愚直に「先行→番手」の車券を買えば、80~90%を狙える。
バカになって頭空っぽにして、出走表にあるラインの先行と番手の車券を買い続けるだけでも、きちんと的中して収益も狙えるという事である。

「ズブ」と「ズブズブ」

広義の意味のスジ車券の中でも、番手→先行で決まる事を「ズブ」、番手→三番手で決まる事を「ズブズブ」と称する。
更に三番手が突き抜けて、三番手→番手で決着するケースは「交わしの交わし」と称されている。

「ズブ」決着は全体の15%、「ズブズブ」決着は全体の5%、「交わしの交わし」決着は全体の1%以下となっている。
「ズブ」決着は、「スジ」決着の次に多いのだが、意外にも回収率は悪くなりがちに。
恐らく「番手絶好」という格言にも象徴されるように、番手から買う車券や裏抑えの車券が過剰に売れてしまう事が要因にあると思われる。
また、レースを観ていると、逃げが垂れて沈む場面や番手が鮮やかに差す場面の方が強く印象に残るという側面も大きいと思われる。
競馬でも、差し馬の方が過剰人気になりがちで、統計的には逃げ馬の回収率が優れているという現象が発生しており、その点は共通していると思われる。

四分戦でも「スジ」は強い

四分戦は荒れやすい、スジ違いが起きやすいとされており、実際にその通りではある。
しかし、そんな荒れやすい四分戦でも、先行→番手の狭義の意味での「スジ決着」が占める割合は、やはり26%近くある。
そのうち1番人気の本命ラインのスジ決着が15%、2番人気ラインのスジ決着が5%、3番人気ラインのスジ決着が3%、4番人気ラインスジ決着が1%程度となっている。
特に2番人気や3番人気のラインは、高配当となりやすく、かなり優秀な回収率が期待できる。
四分戦で穴を狙いたいなら、死ぬ気で点数増やしてスジ違いを狙いにいくよりも、別ラインのスジ決着を狙うのがかなりお手軽な手法といえる。

スジ車券比率が高い狙い目競輪場

競輪はラインが最重要で、その中でも「先行→番手」で決まる「スジ決着」の比率が高い事が分かっている。
その中でも、特にスジ決着が決まりやすい・決まりにくい競輪場というのは存在している。
大前提として、333バンクは決まりやすく、500バンクは決まりにくい。
400バンクの中でも、直線長の短い競輪場は決まりやすい。

スジ車券比率が高い333バンク競輪場一覧

  1. 奈良
  2. 前橋
  3. 伊東
  4. 松戸
  5. 小田原
  6. 防府 ※333バンクとしてはスジ決着比率低め
  7. 富山 ※333バンクとしてはスジ決着比率低め

スジ車券比率 400バンクBEST4

  1. 佐世保
  2. 青森
  3. 松山
  4. 西武園

逃げが不利に見える統計の罠

1着決まり手を見ると、逃げの比率は20%を少し下回り、差しが55%程度、捲りが25%程度となっている。
2着決まり手も似たようなもので、差し・捲りの代わりにマークの決まり手が増える。

一見すると逃げが最も不利な決まり手に見えるが、冷静に考えてみると逃げるのは1人のみ。
その1人が勝率2割、連対率3~4割、3連対率5割超を記録してると考えたら、かなり高い勝率といえる。
競馬では逃げ馬の単複回収率というデータで逃げの有用性が公に証明されているが、競輪においては単複のデータが無く、ラインの重要性がより大きい事から、逃げ選手を狙う事の有用性がそれほど広まっていない。
強い番手選手が過剰人気となりがちで、逃げ選手を軸にすると美味しい配当を得られる確率が上昇する。

誰が逃げるのかについては、出走表に記載されている決まり手の数字や「B/H/S」の数字が参考になる。
どの馬が逃げるのか予測の難しい競馬と異なり、競輪は誰が逃げるのかかなり予測が簡単。

スジ違いも先行絡みが基本

決着の半分はスジ違い、そんなスジ違いでも出やすいパターンが「先行-先行」「先行-番手」「番手-先行」とされている。
スジ違いに三番手が絡む事はほとんど無いし、番手同士で決まる事もほぼ無い。
スジ違いを狙うに当たっても、まずは強い逃げ・先行選手を見極める事が最重要といえる。

番手絶好という格言の事は忘れて、とにかく逃げを狙うのが競輪で勝つための秘訣といえる。

自力一車は黙って買え

先行する自力選手が一人しかいないレースは、大体その自力選手が勝つとされている。
逃げが有利な競輪で、逃げが一人しかいないならそりゃ有利、逃げ馬が一頭しかいない競馬と同じ。
逆に差し・追い込みな番手選手たちは激しい競りに巻き込まれる可能性が高いため、先行選手からスジ違いで高配当を狙う事が可能となっている。

出走表に記載されている決まり手

出走表に記載されている決まり手の数字は、直近4ヶ月にレースで上位2着に入った(連対)ときに記録した決まり手の数となっている。

  • 「逃げ」レースの先頭を引っ張りそのまま逃げ切って連対
  • 「捲り」先頭を走っているラインを後方から一気に追い抜いて連対
  • 「差し」最終ストレートのゴール直前で前の選手を躱して連対
  • 「マーク」勝った選手に張り付いて雪崩れ込むように連対

出走表に記載されている「B/H/S」

それぞれ「B=バック」「H=ホーム」「S=スタート」を表しており、直近4ヶ月でそれらを先頭で通過した回数を示している。

  • B(バック)
    残り半周時点で「バック・ストレッチ・ライン」を先頭で通過するとカウントされる。
    純粋に逃げた回数が分かる。
    競馬で例えると逃げ馬の4角先頭回数のようなもの。
    決まり手の数字と比較する事で、毎回逃げて沈んでるのか、逃げ切ってるのかが分かる。
    Bが多くて決まり手の「逃げ」も多い選手がいるラインはかなり強いと推測できる。
  • H(ホーム)
    残り1周時点で「ホーム・ストレッチ・ライン」を先頭で通過するとカウントされる。
    ぶっちゃけ「B」の数字の方が大事なので、出走表によってはもはや「H」の記載すら無いものもある。
  • S(スタート)
    スタート後速やかに発送して、先頭誘導選手後ろについた回数。
    実質的にスタート直後先頭に立った回数。

残業社畜サラリーマンでも楽しめるミッドナイト競輪

公営ギャンブルの中で唯一深夜に楽しめる最高の競技、それがミッドナイト競輪。
21時前後からスタートし、最終レースは23時30分。
元旦から年越し直前の大晦日まで、365日欠かさず開催されている。
競輪場に入場は出来ず、場外車券売場でも車券は販売されない。
Abemaでも毎日20時30分からミッドナイト競輪番組が放送されている。

ミッドナイト競輪の車番は「競走得点順」1番が一番強い

ミッドナイト競輪では、競走得点が最も高い選手から順番に車番が割り当てられる。
出走表で競走得点を調べなくても、自動的に一番強い選手から順番に並んでくれている。

あえてライン無視で「1-2-3」で高配当拾える可能性も

脳死状態で2車複・2車単「1-2」、三連複・三連単「1-2-3」を買うだけでも当たりやすい。
更に「1」から全で6点、「1-2」から全で5点流すだけで、高い的中率を誇りながら思わぬ高配当を得られる可能性が高まる。

また、明らかに内枠有利だと分かっていても、人気になる買い目はラインが中心となる。
出走表を見ればラインが記載されているし、◎◯印も人気ラインの先行・番手選手に打たれている事が多い。
ほぼ全ての競輪ファンが「ラインが最重要である」事を知っているが故に、「ラインの買い目が過剰人気」になるケースが多々存在する。
とはいえ、スジ違いやハサミ車券を意図的に狙うのはあまりにも難易度が高い。
そんな時、ただシンプルに内枠を狙う事でライン無視スジ違い高配当車券が狙いやすい。
無理して「4-6-8」車券を狙うより、ミッドナイト競輪でスジ違いの内枠「1-2-3」で高配当を狙う方が可能性高い。

ラインのおかげで三連単が予想しやすい

競輪は個人戦であると同時に、ライン同士で戦うチーム戦でもある。
どのラインが勝つのかを予想すれば、必然的に2人ないし3人を軸にして車券を組む事になる。
そのため、競馬などの他の公営競技に比べれば、3連単がかなり簡単に組める。

例えば、車番①②③という並び順のラインがあった場合、不測の事態が起きない限り、基本的にこの並び順はレース中キープされる。
そこで①が1着になると予想した場合、必然的に①の最も近くを走っている②が2着候補となり、③が3着候補となる。
別ラインの選手が2着になろうとすれば、②③を追い抜く必要がある。
1着を予想すれば、必然的に2,3着を絞り込んで他の公営競技より遥かに簡単に三連単を的中させる事が出来る。

ちなみに、同じラインの選手2名でワンツーフィニッシュする確率は40%強となっている。
同じラインの選手2名が3着以内に入る確率は65%強。
さらに予選の方が同じラインで決まりやすく、決勝やグレードの高いレースほど決まりにくい。
決勝ともなれば、全員がトップクラスの実力で均衡し、個人でガチに勝ちにいくからだろう。

三連単1番人気的中率10% 中央競馬の10倍の的中率

最も難易度の高い車券である三連単だが、1番人気の的中率は約10%もある。
中央競馬の三連単1番人気の的中率は約1%であるから、かなり高い的中率である事が分かる。
S級やA級だと的中率が下がり7%強、チャレンジ競争だと13%、ガールズだと14%にもなる。

地元3割増し

基本的に地元選手は有利とされている。
普段から練習をしている競輪場でのレースだし、メンツもあるので普段以上に勝ちに拘ってレースに挑むものと思われている。

競走得点は強さの偏差値

予想する上でまず目に付くのが「競走得点」
単純に点数が高い選手ほど強い。
一般的に10点以上の点差があると逆転が難しく、逆に5点差以内であれば僅差、とされている。

各レース毎に着順に応じた得点が決めれれており、上位グレードのレースほど高得点となっている。
そして、出走表には「直近4ヶ月の獲得点数の平均値」が記載されている。
基本的に信頼度の高い指標ではあるが、絶対では無いので、勝率や2連対率・3連対率という指標も合わせて確認するようにしたい。

競輪選手は実力に応じたランク区分があり、S級S班からA級3班まで区分されている。
S級になれば、G1やG2のグレードの高いレースに参加出来るようになり、より多くの競走得点・賞金を稼ぐ事が出来るようになる。
各グレードでは年に2回競走得点に基づいた入れ替えが行われている。
更に競走得点が低すぎる選手をクビにする「代謝制度」というものがあり、競走得点があまりにも低すぎると選手登録を抹消されてしまう。
だから、選手たちは本気で競走得点を稼ぎにいっている。
ラインというチームプレーは許されているが、選手には「敢闘の義務」があり、「怠慢競争」は許されておらず、チームのためにわざと負ける事は許されていない。
建前の上では、あくまでも自分が勝つための戦略としてチームプレーが許されている形になっている。
だから競走得点が低い選手も勝ちには行ってるし、クビが掛かった選手が必死で大駆けすれば波乱の高配当となる可能性もある。

この競走得点に加えてラインを読んでいけば、どんどん予想の精度は上がっていく。

  • 「競走得点は高いけど、このレースでは孤独なので着外になりそう」
  • 「競走得点は若干低いけど、強い人のラインに付いていけるから着は拾えそう」
  • 「強い選手のラインだけど、あまりにも競走得点低すぎるから今回は無さそう」

基本的に内枠有利

とにかく内枠の選手、内枠の選手がいるラインは、初手で好きな場所にポジションを取りやすい。
SやBの数が多い実力を備えた先行する自力選手が内枠に配置されていれば、有利になりやすい。
さらに出走表の配置的にも、1番に有力選手を配置する事が多い。
迷ったら内枠の選手を信頼する、という考え方もあり。

車番毎の勝率連対率データでも、明らかに1番の成績が良好となっている。
そして、「4」「6」「8」番の成績がダントツに悪い。
9人立てのレースでは、4枠4番以降が「1枠に2人」割り当てられる事になるため、枠ごとの実力を均衡させるために、「4」「6」「8」番に競走得点の低い選手を割り当てる傾向にある。
ただ、この468の法則に関しては、事前に出走表を確認すれば、実際に468に実力の低い選手が配置されているのかどうかは判別可能なため、無理に覚えておく必要はない。
468ヨーロッパ車券という言葉もあるが、単に競走得点の低い人気薄の選手が絡むと高配当になるという当たり前の現象であると理解しておけばいい。

ミッドナイト競輪だと、競走得点が高い順に車番が割り当てられるため、1番の選手が最も競走得点が高い。
1番車の勝率は35%強に及び、競輪場によっては5割近くにも達する。

車番1着率2着率3着率
1番車23%18%13%
2番車16%15%14%
3番車15%13%12%
4番車4%6%9%
5番車13%15%14%
6番車2%3%5%
7番車12%13%13%
8番車3%5%7%
9番車10%11%12%

一番強いライン2名を軸にして3着総流しでもいい

上記記載の通り、車番毎の1着率においては1番が圧倒的に良好で、468との差が大きいが、3着率で比べるとかなり差が縮まってくる。
競馬でも同様だが、1着よりも3着に穴が突っ込んでくる可能性が高い。
特に三連単の場合、1,2着がガチガチでも3着に穴が来てくれるだけで配当が跳ねて美味しい思いを出来る可能性が高い。
9人立てなら、単純に1着・2着固定で流すと7点、1,2着マルチで流しても14点。
三連単上位人気の買い目が安すぎる場合には、3着欄から該当の車番を外して、あくまでも3着だけ荒れる事を狙いすませばいい。
ガチガチの本命買いなのに、2車複や2車単1点勝負するよりかは高配当も狙えてしまう。
競馬と比べると、ラインのおかげで1・2着は固定しやすいし、競馬の大穴よりかは遥かに高い確率で3着に大穴が突っ込んでくるので、競馬の2頭軸流しより遥かに高い勝率が期待できる。
1,3着を本命で固定して2着欄を流せば、より高配当なハサミ車券を狙う事はできる。

競馬に例えると「少頭数」「逃げ禁止」「スローペース」「2周コース」「上がり勝負」

最大出走数9人、前半は必ず誘導員がトップを走る。

もし競馬でこんな条件が適用されれば、伏兵馬が台頭する余地は大幅に減少し、ほとんどのレースで一番強い一番人気馬が勝つようになるだろう。
競輪というのは、実力ある選手・チームがきちんと実力を発揮しやすい条件が整えられており、競馬ほどには紛れが生じにくい。
ただ、人間のトップ選手同士のガチンコ勝負だからこそ、競走馬ほど個体の実力差は存在しない。
プロ野球の最下位チームでも、勝率4割60勝はしているのだから。

雨の日に格下の捲り一発

有名な競輪の格言。
単純に路面が濡れていると急加速でスリップしやすいし、有力選手が滑って転ぶような事故が起きる可能性が高い。
格下選手でも後方から強烈な捲り一発で勝てる可能性がある。
強風の日も同様で、上位選手がゴール前に急失速する可能性がある。

他ギャンブルとの比較

競馬は地方競馬と中央競馬に分かれて興行が行われており、特に中央競馬は地上波テレビで放送され、有名俳優が出演するテレビCMもバンバン流されている超メジャーギャンブル。
ABEMAがワールドカップ放映権を獲得する原資となった爆売れコンテンツのウマ娘も中央競馬がモデルだ。

そんな初心者が最も多く参加する中央競馬だが、実は公営ギャンブルの中で一番難しい。
最大18頭という出走頭数の中から、「馬」という生き物が走るという不確実性も加わるため、いくらでも不測の事態が起こりうる。
最も売上規模が大きく、不確実性も高く、高配当。
初心者も多いが、億単位で稼ぐプロも存在し、博士号持ったAIのプロや外国人も参戦している魑魅魍魎の世界。
ガチで億り人目指すなら、10万100万円単位の元手を用意して、勉強を重ねて最終的には中央競馬に参戦する必要がある。
地方競馬は、人気も難易度も中央競馬の下位互換のような存在となっている。
ただ、地方競馬の場合、楽天競馬を利用すれば、楽天ポイントのバックが大きい。

公営ギャンブルで最も的中率が高いのは、競艇。
出走数が全レースで6艘に統一されており、単純に確率の面で的中しやすい。
さらに内枠が絶対的に有利となっており、基本的に1号艇の勝率がダントツで高い。
ただ的中が簡単な分、払戻金は最も安い。

オートレースは最もマイナーな公営ギャンブル。
露骨なハンデ戦で実施され、かなり癖が強い。
素人では予想が難しい。

競輪は、大体7人から9人ぐらいの選手でレースが施行される。
ラインという暗黙のチームプレーが許されている事が最大の特徴で、チームの強さを予想するような一面がある。
ラインは認められているが故に、予めきちんと公言されており、初心者でもきちんとラインを把握した上で予想を組み立てる事が出来る。
競馬より的中は簡単で、競艇よりは配当が跳ねる、そんな丁度いい感じの立ち位置。

賭式

競輪には単複馬券に値するものは無く、ワイド・2枠複・2枠単・2車複・2車単・3連複・3連単の計7種類。
競馬と比べれば多少配当は安いといえるが、元返しとなるのはワイドの圧倒的1番人気の組み合わせぐらいなもので、ワイドの平均配当は600円超と意外とワイドでも簡単に2倍以上の配当は狙える。
中途半端にガチガチの2連車券を買うよりかは、人気選手+不人気選手の組み合わせでワイドを狙った方が良い。
また、三連単でも3着だけ人気薄でも十分にオッズは跳ねるので、ガチガチ2選手から総流しするだけでも美味しいオッズは狙える。
人気+穴の組み合わせが期待値高いのは、競馬とも共通している。

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