漢方健康薬物睡眠

  1. 漢方とは
  2. 同病異治
  3. 異病同治
  4. ゆっくり効く補剤と素早く効く瀉剤
    1. 代表的な補剤の漢方薬
    2. 代表的な瀉剤の漢方薬
  5. 漢方にも副作用はある
  6. 精力剤としての漢方
  7. 眠気覚ましカフェイン漢方エフェドリン
  8. 覚醒剤の流通経路
  9. 漢方で診る体質
    1. 証(しょう)
    2. 気・血・水(き・けつ・すい)
      1. 気・血・水と不調の関係
  10. 風邪
    1. 葛根湯(ファーストチョイス)
    2. 麻黄湯(初期の実証)
    3. 小青竜湯(初期の実証)
    4. 桂枝加葛根湯(初期の実証)
    5. 桂枝湯(初期の虚証)
    6. 香蘇散(初期の虚証)
    7. 麻黄附子細辛湯(初期の虚証)
    8. 補中益気湯(初期の虚証)
    9. 参蘇飲(中期)
    10. 柴胡桂枝湯(中期)
    11. 小柴胡湯(中期)
    12. 竹茹温胆湯(こじれた風邪)
    13. 麦門冬湯(こじれた風邪)
    14. 柴朴湯(こじれた風邪)
  11. アレルギー性鼻炎・鼻詰まり
    1. 小青竜湯(ファーストチョイス)
    2. 葛根湯(急性鼻炎)
    3. 麻黄湯(急性鼻炎)
    4. 越婢加朮湯(急性鼻炎)
    5. 苓桂朮甘湯(気逆・水滞)
    6. 麻黄附子細辛湯(冷え)
    7. 苓甘姜味辛夏仁湯(冷え)
    8. 半夏白朮天麻湯(胃腸が弱い)
    9. 葛根湯加川芎辛夷(慢性鼻炎)
    10. 荊芥連翹湯(慢性鼻炎)
    11. 辛夷清肺湯(慢性鼻炎)
    12. 十味敗毒湯(慢性鼻炎)
  12. 疲労・倦怠感
    1. 補中益気湯(ファーストチョイス)
    2. 六君子湯(気虚・脾虚)
    3. 人参湯(気虚・脾虚)
    4. 小建中湯(気虚・脾虚)
    5. 加味逍遙散(気鬱)
    6. 加味帰脾湯(気鬱)
    7. 柴胡桂枝乾姜湯(気鬱)
    8. 清暑益気湯(夏バテ)
    9. 十全大補湯(血虚)
    10. 人参養栄湯(血虚)
    11. 四物湯(血虚)
    12. 当帰芍薬散(血虚)
    13. 八味地黄丸(腎虚)
    14. 六味丸(腎虚)
  13. 胃痛・胃もたれ・胸焼け
    1. 六君子湯(ファーストチョイス)
    2. 安中散(胃痛)
    3. 平胃散(消化不良)
    4. 啓脾湯(消化不良)
    5. 黄連湯(吐き気)
    6. 半夏瀉心湯(吐き気)
    7. 柴胡桂枝湯(吐き気)
    8. 茯苓飲(吐き気)
    9. 胃苓湯(吐き気)
    10. 四逆散(ストレス・気鬱)
    11. 半夏厚朴湯(ストレス・気鬱)
    12. 呉茱萸湯(冷え)
    13. 人参湯(冷え)
    14. 当帰湯(冷え)
  14. 葛根湯
  15. 鼻炎関連漢方三兄弟
    1. 小青龍湯 水っぽい鼻水(アレルギー性鼻炎など)向け漢方薬
    2. 葛根湯加川芎辛夷 鼻づまり向け漢方薬
    3. 荊芥連翹湯 慢性的な鼻詰まり蓄膿症ニキビ向け漢方薬
  16. 疎経活血湯
  17. 八味地黄丸
  18. 六君子湯
  19. 清肺排毒湯
  20. 夏バテ=胃腸の弱り
    1. 夏バテの胃腸の弱りには朝鮮人参
      1. 補中益気湯
      2. 人参養栄湯
      3. 六君子湯
      4. 五苓散
  21. 漢方医学と西洋医学の違い
  22. 睡眠時間は必ず7~8時間必要との一般常識は間違い
  23. ゴールデンタイムにも根拠はない
    1. 一般常識による固定観念を捨て去れば、不眠症の問題は解決する!
  24. 長時間睡眠の弊害
  25. 暇と退屈と飽きが眠気を誘う
  26. 短眠で集中力アップ!セロトニンとノルアドレナリンの分泌量が増える
  27. 睡眠の目的は、眠気を除去して思考をリセットすること
  28. レム睡眠「理想的な睡眠」
  29. ノンレム睡眠「ただのレムではない睡眠」
  30. 多相性睡眠と仮眠
  31. アルコールは控えよう
  32. 炭水化物も控えよう
  33. 最終目標は「睡魔をコントロール出来る人間になること」

漢方とは

日本の医師の80%以上が漢方薬を使用している。

近代医学ではやたら検査ばかりされた挙げ句、治療法が無かったりうまく対処出来なかったりする症状が多々存在する。

そんなとき、漢方薬で解決出来る症状は多くある。

薬物治療というのはどうしても受け身になりがちなので、自分の体は自分が一番よく理解している、自分が出来る事は自分で行うという積極性も大事になってくる。

自覚症状に注意を払い、体の表面に現れるサインを早くキャッチするのが肝要となる。

漢方で最重要視されているのは養生で、感情のコントロールと食事が最も大事だという基本がある。

近代栄養学の知識だけでなく、漢方医学の考え方も取り入れる事で、食事を幅広く捉える事が出来るようになる。

単にカロリー数や栄養素など、食材の特定の成分のみを問題視するのではなく、全体性や調和の大切さも理解した上で日頃の食事を見直す事により、体調の回復を図る事が可能となる。

自分の体については自分が主治医。

同病異治

風邪薬の定番といえば、葛根湯。

ドラックストアの店頭にも山積みになり、今やコンビニでも様々な種類の葛根湯ドリンクが購入可能。

しかし、風邪に効く漢方薬は他にもたくさんある。

葛根湯がぴったり合うのは、風邪の初期、寒気、発熱、頭痛、首や肩の強張りがあり、まだ汗が出ていない状態のとき。

同じような症状でも、体力が低下していて自然に汗が出る場合には桂枝湯の方が良いし、風邪が長引いて食欲不振と吐き気を伴う場合には小柴胡湯、胃腸の弱いお年寄りの場合は香蘇散が良いなど、漢方薬の風邪薬には症状や体質によって様々なものがある。

このように同じひとつの病気でも症状に合わせて薬を変えて異なる治療を行う漢方の治療法が「同病異治」である。

異病同治

風邪薬として有名な葛根湯が使われるのは、風邪だけではない。

肩こり、扁桃炎、中耳炎、乳腺炎、神経痛などの治療にも用いられる。

ひとつの薬が異なる病気に効果があるというのは、西洋医学の世界では考えられない事であるが、葛根湯は七つの生薬から作られている薬で、それぞれの生薬の持つ複数の成分の相乗効果によって多方面の薬効を発揮出来る。

このように異なる病気に同じひとつの薬で治療を行う漢方の治療法が「異病同治」である。

ゆっくり効く補剤と素早く効く瀉剤

漢方薬は自然で出来ている作用が穏やかで体に優しい薬、そんなイメージから全て慢性の病気に対処するものと思われがちだが、ちゃんと急性の病気に効くものもある。

風邪の治療に使用される桂枝湯や麻黄湯、葛根湯などは即効性があり、発汗を促して自身の自然治癒力を高めて治療に導く。

中国の医学書「傷寒論」にも、「汗が出たらすぐ服用をやめる。もし汗が出なければ汗が出るまで3,4時間に1回続けて飲ませる」と記述されており、明らかに即効性が期待されている。

インフルエンザに対して、抗ウィルス薬のオセルタミビルと麻黄湯を比べてみたところ、両者の解熱と全身症状の消失までの時間に差が無かったとされる研究結果も報告されている。

花粉症のときの小青竜湯、こむら返りのときの芍薬甘草湯も即効性が期待され、飲んですぐに治る場合もある。

薬の形によっても効き目が現れるまでの時間が異なり、急性の病気には煎じ液の「湯剤」、進行がやや遅い病気には粉末の「散剤」、非常に進行が遅い病気には固形の「丸剤」が用いられる。

代表的な補剤の漢方薬

補中益気湯、六君子湯、八味地黄丸など。

補剤、補う事で治療に結びつく。ゆっくりと効き目が現れる。

体質改善や慢性病の治療に使われる。

最低でも2週間以上の服薬が推奨される。

代表的な瀉剤の漢方薬

麻黄湯、葛根湯、桂枝湯、大承気湯など。

瀉剤、取り除くことで治療に結びつける。素早く効き目が現れる。

即効性で急性の病気に短期間使用する。

長く使い続けると、副作用が現れてしまうかもしれない。

漢方にも副作用はある

一般的に漢方薬は副作用が無いと勘違いされている事が多く、その点には注意が必要。

漢方は複数の生薬を組み合わせる事で最大限に作用を強め、毒性や不都合な作用は最小限に抑えるという工夫がされており、西洋薬に比べれば、副作用が断然少ないというのは事実である。

作用が強い麻黄や附子などの生薬を含む漢方薬では、血圧上昇、動悸、発汗、のぼせなど。

地黄、麻黄、石膏を含む漢方薬では、胃もたれ、食欲不振、吐き気。

経皮、麻黄、人参で、発疹や掻痒。

大黄で下痢や腹痛。

慢性肝炎や肝硬変の治療に使われた小柴胡湯の副作用で1996年に間質性肺炎が起こって患者が亡くなるという死亡事故も発生している。(但し、極めてレアケースな上に原因は結局はっきりとはしていない。)

当時は、肝障害に対してガンガン小柴胡湯が処方投与されており、当時の日本における漢方薬の年間総売上1600億円のうち、小柴胡湯が5分の1を占めるという異常さであった。

小柴胡湯がエキス剤として気軽に便利に広く投与されていたわけだが、明らかに乱用されていたわけで、漢方薬においても正しい利用方法が大事なんだという教訓になっている。

多くの漢方薬に含まれ、一般用医薬品や食品にも広く使われている甘草では、偽アルドステロン症という重い副作用が起きる可能性がある。

偽アルドステロン症は、体内に塩分と水が溜まって血圧上昇やむくみが起こり、体からカリウムが失われ、手足のだるさやしびれ、筋肉痛が現れるもので、副作用に気付かずに飲み続けると、筋肉が壊れたり不整脈が起きたりする危険な状況に陥る可能性もある。

副作用を避けるためには、証にあった薬を飲むこと、漫然と同じ薬を長期間服用しない事も大事になってくる。

漢方薬だからと過信しすぎずに、とくに服用してから2週間は気をつけましょう。

また、西洋薬はもちろんの事、あらゆる食べ物にもアレルギーを筆頭に副作用がありますので、結局は食事も漢方薬も同じぐらい気をつけて摂取するべし。

毒性が強い附子(トリカブトの根)、エフェドリンが主成分の麻黄、下剤成分を含む大黄、解熱や渇きを癒す時に重要な石膏。

漢方の古典でも、誤治は厳しく戒められている。

精力剤としての漢方

陰萎(いんい)とは、漢方用語で勃起力の不足を意味する。

脳から脊髄中枢への刺激が抑制されてしまう事が原因となる場合が多い。

代表的な漢方薬精力剤としては、植物薬、動物薬、鉱物薬など多くの先人達が実地で服用して効果のあったものが後世に伝えられている。

ごしゃじんきがん、けいしかりゅうこつぼれいとう、さいこかりゅうこつぼれいとう、八味丸、十全大補湯、補中益気湯

マムシホルモ、海馬補腎丸、至宝三鞭丸、新ロクジュオウ、亜鉛、、金粒マムピン

眠気覚ましカフェイン漢方エフェドリン

意外にも葛根湯には眠気覚ましの効果があるとされている。

現代の風邪薬では眠くなるように作用する物が多いので、風邪薬として有名な葛根湯に眠気を覚ます効果があるというのは意外感がある。

葛根湯の構成生薬の中に麻黄という生薬が含まれており、この麻黄にはエフェドリンという物質が含まれている。

エフェドリンは咳などを止める作用のある物質だが、眠気を覚ます作用も持っている。

覚醒剤、メタンフェタミン(その昔の呼び名ヒロポン)などはエフェドリンから作る事が可能。

麻黄のエフェドリンは覚醒剤のメタンフェタミンと構造が似ているために、目を覚ます覚醒作用が多少存在している。

もちろん、覚醒剤に似ているといっても、麻黄自体に危険性は無い。

葛根湯は、肩こりや首筋の張りなどにも効果的なので、徹夜での勉強やお仕事にも実は相性の良い漢方薬と言える。

ただ、胃腸の調子を崩していたり、徹夜仕事で極度の空腹のまま連用したりするのは危険で、胃腸障害にも繋がるリスクがあるので、その辺は気をつけたい。

葛根湯は実証の薬で、あくまでもある程度体力がある人向けの薬ですし、そもそも体力が無くて弱ってる時に徹夜仕事を敢行しようとする事が危険である。

エフェドリンは、充血除去薬、局部麻酔時の低血圧に対処するために使用される交感神経興奮剤で、漢方医学で生薬として用いられる裸子植物の麻黄い由来されるアルカロイド。甘味剤の1種

1885年、長井長義が麻黄から単離抽出した。

渋谷駅から六本木通りを数分ほど、軽い傾斜を登りながら高樹町方面へと歩いていくと、「日本薬学会長井記念館」のビルが聳え立っている。

この長井長義博士が抽出したエフェドリンは、喘息に苦しむ多くの患者を救済した後に、覚醒剤の主要成分となるメタンフェタミンに応用されて変貌を遂げていく事となる。

皮肉にも、この長井記念館が建つ渋谷から六本木にかけての界隈こそが、日本で最も覚醒剤が蔓延して摘発が絶えないエリアとなっている。

覚醒剤の流通経路

まずは「元売」と呼ばれる組織が海外の密売組織「マフィア」から商品を仕入れる。

大手の元売は全国で数団体しかないと言われ、その全ては暴力団員や暴力団関係者で構成される闇の組織である。

次に、元売からキロ単位で商品を仕入れて全国の「卸業者」たちに転売するのが「大卸」で、元売がこれを兼ねている場合も多い。当然ながら、暴力団関係者が仕切っている。

そこから「仲卸」と呼ばれる中間密売人に流れて、そこから末端の売人たちは仕入れを行う。

この末端の売人からようやく一般の「ユーザー」の元に商品が届くことになる。

当然、流通段階によって仕入れ値が異なっていくわけだが、グラムあたりの末端価格は輸入時の10倍近くになるというのが一般的

使用目的の一般人は1回の取引で1パケ(0.2〜0.3グラム)の購入が普通え、この場合の相場は1万円から1万5千円ぐらいとなる。

麻黄は、主要な有効成分としてエフェドリンを含んでいる。

麻黄類の他種においても同様にエフェドリンが成分として含まれている。

塩酸エフェドリンは、交感神経興奮効果を利用した様々な用途に用いられている。

主に感冒薬、鎮咳薬(ちんがいやく)など。

ソーマと呼ばれるヴェーダやゾロアスター教の祭祀用飲料は、古代において原型となったものは麻黄由来ではないかと考証されており、主要成分としてエフェドリンを含んでいた可能性が高い。

伝統的な漢方薬治療においては、エフェドリンは何世紀もの間、気管支喘息と気管支炎に用いられてきた。

西洋医学においては、局所の鬱血除去剤、気管支喘息治療のための気管支拡張剤として幅広く使われてきた。

ただ、西洋医学的には重篤な副作用が発生したり、他の強力な薬が登場してきて、あまり用いられなくなってきた。

ドーピングのためにエフェドリンの薬物乱用が問題になったこともあり、精神依存や選手の熱中症による死亡、繰り返し報告される重量挙げ選手の大動脈瘤による死亡などが問題になっている。

エフェドリン、プソイドエフェドリン、メチルエフェドリンはいずれも世界アンチドーピング機関による禁止薬物に指定されており、感冒薬の服用にも注意が必要となっている。

麻黄とコーヒーなどカフェインを含む飲み物などとの組み合わせには要注意。

カフェインにも中枢神経系、心臓、筋肉、血圧を制御する中枢を刺激する効果があり、交感神経を刺激する効果のあるエフェドリンと一緒に服用すると、中枢神経への刺激が過剰となってしまって深刻な副作用や心臓の異常を引き起こしやすくなるリスクがある。

元売が海外マフィアからグラム千円から三千円で仕入れて、大卸に五千円から六千円で卸す。

仲卸がこれを八千円から一万円で仕入れて、一万二千円から一万五千円前後で末端の売人が仕入れて、最終段階のユーザーが二万円から三万円で買う、というのが大まかな流れで、俗に言う末端価格は1グラムあたり2万円から3万円前後という事になる。

警察庁発表の統計によれば、覚醒剤取締法違反での検挙者数は大体1万人前後で推移。

全国の覚醒剤乱用者の総数を推測するにあたり、検挙者数の10倍と見積もるのであれば、ざっと全国で10万人規模の乱用者が居ると推定される。

末端の売人の肌感覚で、一般ユーザーの購入頻度の平均は1回一万円の月2回、約月二万円出費していると想定され、それだけで1ヶ月あたり20億円、年間240億円と推測される。

ただ、大量密輸の手段として一番多いとされる海上での取引に関して、海上保安庁が摘発した密輸事件だけでも年間1000キロオーバーにも及ぶ。

国内に流通する覚醒剤は、末端価格に換算して年間数千億円になると推測されている。

日本で一番売れている向精神薬デパスの売り上げが年間100億円程度なので、日本国内の覚醒剤市場は充分に巨大なマーケットであると言える。

最末端の売人なんて、月の売り上げが30万程度あれっば良い方、クズみたいな自身もシャブ中な商品にガンガン手を付けてしまうようなチンピラであり、最終的に破綻するようなケースがほとんどなので、ビジネス的に成り立っているのは仲卸以上。

覚醒剤特有の事情として、大麻やコカイン、危険ドラッグなどの薬物等と比べて、暴力団関係者が完全に仕切っており、覚醒剤に関してはヤクザの専売特許となっている。

ヤクザにとっては、大麻やコカインの比じゃなく儲かる最大の利権。

暴力団排除の機運が年々厳しくなる中でヤクザにとって覚醒剤利権は命綱のような存在となっており、絶対に死守すべきシノギとなっている。

最終消費者となっているのは、カネを持った中高年のサラリーマン。

一時大ブームとなった危険ドラッグは警察当局の集中摘発によって完全に下火となっている。

危険ドラッグが下火となって、結局は覚醒剤に帰ってくるものが多い。

ただ、危険ドラッグの2倍から3倍と、覚醒剤の値段は高い。

イランイラク戦争休戦後の1988年頃より、ビザ相互免除協定を締結していた日本へ、大量のイラン人が職を求めて来日。

その後、不法滞在者の増加などによって1992年に協定は解除されるが、そのまま日本に居着いた不法滞在者のイラン人の一部が不良化して、日本のヤクザと結びつき、覚醒剤の販売利権を手にしていくようになった、というイラン人ルートも存在する。

ただ、あくまでもイラン人密売グループは末端の売人利権であり、完全にヤクザの支配下に置かれている。

ブロンの糖衣錠を一度に1瓶飲む。

市販の風邪薬を薬物乱用する事例も。

真っ白なうんこが出る。

だるさが吹き飛んで、やる気が出る。

リン酸ジヒドロコデインにはモルヒネに似た鎮痛作用がある

塩酸メチルエフェドリンには覚醒剤に似た覚醒作用がある。

麻薬と比べれば効き目は弱いが、大量に摂取すれば市販の風邪薬でも同様の効果が得られる。

市販の風邪薬は乱用しても幻覚などは出づらいし、価格も安いので生活が破綻するまで追い込まれる事態に陥る可能性は低い。

なんせ、一日一瓶のペースで乱用しても、たかだか月4万円程度。

結果的に、乱用者は誰にも知られる事なく摂取を続けることになり、見えない薬物汚染がどんどん進んでいく。

もちろん大量摂取を続ければ、強い依存性が現れ、いくら飲んでも倦怠感に包まれて、仕事にも行けず人と会う意欲のなくなり、食欲も無くなって痩せ細っていくという事態にまで堕ちて逝く事になる。

無動機症候群、薬物によって日常的に脳を刺激していると、脳が形態学的な変化を起こして通常の量のドーパミンでは機能しなくなってしまう。慢性的な虚脱状態に陥り、社会生活が出来なくなり、薬を止めてもも健康な状態に戻れなくなる。

ある程度依存が進んだ状態で薬を止めるのも地獄で、ブロンの禁断症状は覚醒剤よりも辛いと言われている。

焦燥感に駆られて横になっていることもできない。

自分の肉体を恨めしく思うような、身の置き所のないような辛さに延々と苛まれることになる。

厚生労働省はセルフメディケーションという名目で、処方箋が必要だった薬をどんどん市販化していっている。

医療費削減を最優先して、市販薬乱用の歯止めがどんどんと無くなっていく。

漢方で診る体質

漢方には独自の理論に基づいて体質を診るオリジナルのものさしがある、

それが「証」と「気・血・水」

証(しょう)

「証」とは体力や病気に対する抵抗力など、その人の状態を表すもので、「虚証」と「実証」の2種類がある。

「虚証」とは、体力がなく弱々しい、細くて華奢、顔色が悪く肌が荒れやすい、細くて小さな声、胃腸が弱く下痢をしやすい、寒がり、といった特徴がある。

対して「実証」とは、体力がある、筋肉質でガッチリ、血色が良い、肌ツヤがある、大きくて太い声、胃腸が強くて便秘気味、暑がり、といった特徴がある。

気・血・水(き・けつ・すい)

「気・血・水」は、不調の原因を探るためのものさしとなるもの。

「気・血・水」の3つの要素が体内をうまく巡る事によって、健康が維持され、これらが不足したり、滞ったり、偏ったりしたときに、不調や病気、障害が起きてくると考えられている。

気・・・目には見えない生命エネルギー。元気の気、気力の気、気合の気。自律神経の働きに近いと考えられている。

血・・・全身を巡って様々な組織に栄養を与えるもので、主に血液を指す。

水・・・血液意外の体液全般に相当し、水分代謝や免疫システムなどに係わっているとされる。

気・血・水と不調の関係

気虚・・・無気力や疲労感、だるさ、食欲不振

気滞、気鬱・・・頭重、喉が詰まった感じ、息苦しい、お腹が張る

気逆・・・のぼせ、動悸、発汗、不安感

瘀血・・・月経異常、便秘、お腹の圧痛、色素沈着

血虚・・・貧血、皮膚の乾燥、脱毛、血行不良

水毒、水滞・・・むくみ、目眩、頭痛、下痢、排尿異常

風邪

漢方薬には体の抵抗力を高めて症状を改善する効果がある。

適切な薬を早めに服用すれば、風邪の症状が酷くなることなく継承のうちに治す事が可能となる。

患者の体質と病気の進行状況に合わせた処方を行う事がポイントとなる。

葛根湯(ファーストチョイス)

葛根湯は風邪の薬としてよく知られ、比較的体力のある人の風邪のひき始めに適しており、ファーストインプレッションとして最初に処方される漢方薬となる。

麻黄湯(初期の実証)

悪寒、発熱、関節痛、咳、汗が出ていない

麻黄湯は悪寒や関節の痛み、咳を伴う風邪によく用いられ、インフルエンザに対する有効性も報告されて注目を集めている。

ただし、麻黄が含まれる漢方薬は副作用にも注意が必要となる。

虚弱な人や高齢者は体力を補いながら治していく処方が必要となる。

小青竜湯(初期の実証)

水っぽい鼻水、くしゃみ、咳

桂枝加葛根湯(初期の実証)

首すじのコリ、葛根湯が使えないやや虚証の人

桂枝湯(初期の虚証)

頭痛、発熱、汗が出ている

香蘇散(初期の虚証)

胃腸虚弱、食欲不振、発熱

麻黄附子細辛湯(初期の虚証)

悪寒、熱っぽさはない、全身倦怠感、喉の痛み

補中益気湯(初期の虚証)

虚弱体質、食欲不振、微熱、倦怠感

参蘇飲(中期)

胃腸虚弱、咳、痰、吐き気

柴胡桂枝湯(中期)

発熱、悪寒、頭痛、吐き気

小柴胡湯(中期)

吐き気、食欲不振、扁桃腺やリンパ節の腫脹

竹茹温胆湯(こじれた風邪)

長引く発熱、夜間に酷くなる咳、痰が多い

麦門冬湯(こじれた風邪)

痰が切れにくい、激しい咳、喉の乾燥

柴朴湯(こじれた風邪)

喉に物が引っかかった感じ

アレルギー性鼻炎・鼻詰まり

アレルギー性鼻炎には、通年性と季節性のものがあり、麻黄剤を中心とした漢方薬がよく用いられる。

鼻水の症状を抑えるだけでなく、アレルギー体質を改善する根本的な治療を目指したい。

アレルギー性鼻炎では、水の巡りが悪くなって余分な水分が溜まった水滞の病態が比較的多く見られる。

冷えが原因であれば、体を温める麻黄附子細辛湯など、目の痒みや充血などの症状が強ければ越婢加朮湯などが有効となる。

慢性の鼻炎では、鼻詰まりがひどくなり、後鼻漏が見られたり、副鼻腔炎を合併したり、嗅覚障害が起こったりするので、その際には炎症を鎮めて膿性の鼻汁を改善する効果のある漢方薬を用いる

小青竜湯(ファーストチョイス)

葛根湯(急性鼻炎)

悪寒、発熱、鼻詰まり、首の後ろの強張り、頭痛

麻黄湯(急性鼻炎)

悪寒、発熱、鼻詰まり、咳

越婢加朮湯(急性鼻炎)

むくみ、口の渇き、汗が出る、目や皮膚の痒み

苓桂朮甘湯(気逆・水滞)

立ちくらみ、めまい、動悸、火照り、鼻詰まり

麻黄附子細辛湯(冷え)

全身倦怠感、微熱、寒気、手足の冷え

苓甘姜味辛夏仁湯(冷え)

胃腸が弱い

半夏白朮天麻湯(胃腸が弱い)

胃腸が弱い

葛根湯加川芎辛夷(慢性鼻炎)

鼻詰まり、後鼻漏、頭痛、頭重、肥厚性鼻炎

荊芥連翹湯(慢性鼻炎)

鼻詰まり、慢性副鼻腔炎、慢性扁桃炎

辛夷清肺湯(慢性鼻炎)

鼻詰まり、後鼻漏、鼻中の感想・熱感

十味敗毒湯(慢性鼻炎)

鼻詰まり、膿性の鼻汁がたくさん出る

疲労・倦怠感

睡眠をとっても疲れやだるさが抜けないとき、それは全身の気が足りなくなっているサイン。

症状が重くなれば、仕事を休んだり寝込んだりすることにも。

内分泌系の異常や精神疾患など、原因となる病気がないのに半年以上にわたって疲労・倦怠感が続く場合には、慢性疲労と呼ばれる。

病後術後に体力が低下して、食欲が落ちて風邪を引きやすくなる事もある。

気の不足した気虚の状態には、人参や黄耆おうぎなどの気を補う作用のある生薬を含む漢方薬が効果的。

その他にも、気の巡りが滞った気鬱、血の不足した血虚、脾の働きが低下した病態などがあり、症状にあった漢方薬を処方する事によって、疲労回復に繋げる事が出来るようになる。

補中益気湯(ファーストチョイス)

中(体の内側)を補い気を増やすという意味で、「補中益気湯」と名付けられている。

胃腸の働きを高め、食欲を出すことで「気」を増やし、気を上のほうに動かして巡らせる事によって、疲れを改善していく漢方薬。

六君子湯(気虚・脾虚)

胃腸虚弱、食欲不振、、疲れやすい、食後に眠くなる

人参湯(気虚・脾虚)

疲れやすい、冷え性、胃もたれ、下痢、尿量が多い、唾液が多い

小建中湯(気虚・脾虚)

虚弱体質、胃腸が弱い、寒がり、腹痛

加味逍遙散(気鬱)

倦怠感、精神不安、イライラ、不眠、のぼせ

加味帰脾湯(気鬱)

体力低下、精神不安、不眠、貧血、のぼせ

柴胡桂枝乾姜湯(気鬱)

体力がない、倦怠感、精神不安、不眠、動悸

清暑益気湯(夏バテ)

胃腸が弱い、食欲不振、倦怠感

十全大補湯(血虚)

慢性疲労、身体衰弱、貧血、皮膚につやがない

人参養栄湯(血虚)

身体衰弱、貧血、食欲不振、不眠、動悸、咳

四物湯(血虚)

皮膚が乾燥してカサカサする、貧血、目眩

当帰芍薬散(血虚)

血色不良、目眩、むくみ、冷え症、月経不順

八味地黄丸(腎虚)

手足の冷え、ほてり、口の渇き、尿量減少、頻尿、夜間尿

六味丸(腎虚)

ほてり、口の渇き、尿量減少、頻尿、夜間尿

胃痛・胃もたれ・胸焼け

日常、経験の多い胃の不調。

病院で検査をしても胃自体には異常が見つからないが、胸焼けがしたり食後に胃がもたれたり、少量のストレスで胃が痛くなったりする。

西洋医学では機能性胃腸症と診断される事が多いが、漢方医学的に見ると、気の巡りの異常や、水の停滞、胃にこもった熱などが原因である事が多い。

六君子湯には食欲増進効果があるという研究結果が最近になって発表されて、西洋薬にはない優れた効き目があるとされている。

胃腸の調子さえ良ければ、全身状態が改善し、元気に活動出来るようになる。

六君子湯(ファーストチョイス)

安中散(胃痛)

痩せ型の体型、みぞおちの痛み、胸焼け

平胃散(消化不良)

食欲不振、みぞおちのつかえ、比較的体力のある人向け

啓脾湯(消化不良)

体力低下、食欲不振、慢性下痢

黄連湯(吐き気)

食あたり、胃が重苦しい、口臭

半夏瀉心湯(吐き気)

みぞおちのつかえ、お腹がゴロゴロする、不眠

柴胡桂枝湯(吐き気)

胃痛、食欲不振、みぞおちのつかえ

茯苓飲(吐き気)

げっぷ、胃酸が上がる、みぞおちのつかえ

胃苓湯(吐き気)

口の渇き、むくみ、下痢

四逆散(ストレス・気鬱)

みぞおちのつかえ、イライラ、抑うつ、手足の冷え

半夏厚朴湯(ストレス・気鬱)

喉が詰まった感じがする、予期不安

呉茱萸湯(冷え)

手足の冷え、胃痛、頭痛、吐き気、嘔吐

人参湯(冷え)

冷え症、口の中に唾液が溜まる、尿量が多い

当帰湯(冷え)

冷えると胃痛が起きる、胸部の痛み

葛根湯

葛根湯はあまりにも幅広い効用があるために、「葛根湯医者」というどんな患者にも葛根湯を出すという医者が落語にも出てくる。

頭痛で訪れた患者にも、腹痛で訪れた患者にも、果ては付き添いの暇を持て余してる人にまで葛根湯を処方する・・・

ヤブ医者の代名詞として葛根湯医者という陰口が言われていたりもする。

ただ、風邪にも頭痛にも腹痛にも眠気にも効果があるのは事実なので、意外と葛根湯医者の処方には合理性があったりもする。

基本的に体力のある「実証」の人向けの薬で、風邪の初期などの頭痛、発熱、首の後ろのこわばり、寒気はするが汗は出ないといった場合に有効。

葛根湯は基本的に発汗を促す事で熱を下げて、風邪を治そうとする。

西洋医学的な基礎研究でも、抗炎症作用などが確かめられている。

基本的に急性期に用いられ、発病後1-2日が目安とされる。

風邪に限らず、鼻炎、頭痛など、炎症が起こって熱が出るような急性の病気の初期にも広く使われる。

慢性頭痛、緊張性頭痛や肩こりの治療でも用いられる。

配合生薬、葛根、大棗、麻黄、甘草、桂皮、芍薬、生姜

桂枝は頭痛やのぼせに効果がある。

芍薬、甘草は胃の痛み、内臓や筋肉の痙攣に効果あり。

麻黄、生姜は体を温めて発汗を促し、関節痛などの緩和にも用いられる。

麻黄のエフェドリンの成分は、咳止めに効果があり、さらに交感神経を興奮させることによる眠気覚ましの効果まで期待できる。

鼻炎関連漢方三兄弟

小青龍湯 水っぽい鼻水(アレルギー性鼻炎など)向け漢方薬

体の「水(すい)」をうまく排出出来ないと、体内に余分な「水」が溜まりやすくなり、様々な不調を引き起こす。

その「水」が鼻から溢れ出たものが鼻水。

「水」が「気」の流れを妨げるため、その「気」を動かそうとしてくしゃみが出る。

「小青竜湯」は、「水」によって冷えた部分を温めながら水分代謝を促すとともに、「気」を動かして、鼻水やくしゃみなどの症状を抑える。

葛根湯加川芎辛夷 鼻づまり向け漢方薬

体が冷えて体内に余分な「水」が溜まり、鼻の血行が巡らず、鼻の通りが悪くなると様々な不調を起こす。

その余分な「水」が鼻に溜まってむくんだものが鼻づまりとなる。

「葛根湯加川芎辛夷」は、体を温める葛根湯をベースにした処方で、冷えによって溜まった「水」の発散を促して、鼻詰まりなどの症状を改善していく。

荊芥連翹湯 慢性的な鼻詰まり蓄膿症ニキビ向け漢方薬

体の水をうまく排泄出来ないと、体内に余分な水が溜まり、鼻に溜まって鼻詰まりが起きて、それを繰り返していると鼻の部分の「気」や「血」の流れを妨げる。

すると、溜まった気が熱に変わって水分を奪うため、粘ったような鼻水が出るようになる。

顔に余分な熱があるので、目が充血したり。、痒くなったり、ニキビが出来たりする。

「荊芥連翹湯」は、余分な熱を冷やして追い出し、鼻の通りを良くする。

気を巡らせる事によっても、鼻詰まりを改善していく。

首から上の炎症に効く処方なので、鼻詰まりや濃い鼻水が出るなどの症状の他、扁桃炎やニキビなどにも効果が期待出来る。

疎経活血湯

八味地黄丸

足腰の痛み、頻尿、しびれ。

年齢を重ねるとだんだんと体温が下がっていき、潤いが失われ、体が硬くなっていく。

このような機能低下は、加齢に伴う「気」「血」「水」の不足と、「腎」の低下が原因となる。

「腎」に蓄えられた「腎精」は親から与えられたもので、成長するにつれてどんどん減っていく。

そうすると、夜トイレに行きたくなる、頻尿、尿もれといった尿トラブルの他、疲れやすい、目がかすむ、腰痛などの様々な症状が出てくる。

「八味地黄丸」は体を温め、体全体の機能低下に効果がある。

「気」「血」「水」を増やし巡らせる生薬と、体を温める生薬の組み合わせによって、頻尿や軽い尿もれ、残尿感、夜間尿などを改善していく。

「腎気丸」という別名もあり、昔から腎虚に対しても用いられてきた。

漢方での「腎」は、現代医学での腎臓だけではなく、副腎、膀胱、生殖器の総称となる。

慢性前立腺炎にも効果的。

慢性前立腺炎は、前立腺炎に慢性的な炎症があり、陰茎や陰嚢、下腹部、下半身に痛みや違和感が出る。

日々のストレスや、座りっぱなしも原因となり、新型コロナウィルス流行において、患者が増加している。

検査で特に所見は見当たらず、細菌感染があるわけでもないので西洋医学での治療が難しく、八味地黄丸による治療が最も効果的と考えられている。

40代を超えた辺り男性ホルモンが低下することにより、男性更年期障害が発症し、やる気低下、倦怠感、イラつき、性欲低下などの症状が現れたりする。

男性ホルモンを補充する事でも治療は可能だが、弱った泌尿器生殖器に働きかける八味地黄丸も効果を発揮する。

六君子湯

逆流性食道炎にも効果あり。

西洋医学的には胃酸の産生を抑える薬を投与する事で症状を抑えようとするが、六君子湯によって胃腸の働きを改善させる事によって胃腸の排泄を促して症状の改善を図る事もできる。

便秘に対しては、西洋医学では大腸に水分を誘導したり大腸の蠕動運動を促すような薬を投与することによって改善を図っていく。

ただ、こうした薬は腹痛や下痢の原因にもなりやすい。

漢方薬の大建中湯を用いれば、自然な形で便秘を改善していく事が可能となる。

清肺排毒湯

中国でのみ新型コロウィルス治療薬として当局から承認されている漢方薬。

残念ながら、日本では保険診療にて処方することは不可能。

漢方の専門家であれば、似たような成分の薬を調剤する事は可能らしいが・・・

夏バテ=胃腸の弱り

ジメジメムシムシで過ごしにくい日本の夏は過酷そのもの。

夏に体がバテることを総称して夏バテと呼んでいるが、具体的な症状は以下の通り。

・カラダが重だるい、全身の倦怠感

・やる気が出ない、無気力

・食欲が無くなる

・下痢、便秘

・イライラ

・カラダが熱っぽい、のぼせる

・目眩、立ちくらみ

・頭痛

・むくみ

夏という季節の特徴は高温多湿だが、健康のために必要な最適な温度と湿度から乖離した過剰な暑さや過剰な湿気は百害あって一利なし。

夏に訪れるこの2つの過剰な気候変動がカラダに襲いかかる事によリ、体調が崩れて様々な症状を引き起こすようになる。

特に夏の過酷な熱と湿気によって一番ダメージを受けやすいのが胃腸である。

「食欲が無くなる」「カラダが重だるい」「全身の倦怠感」「やる気が出ない、無気力」「下痢、便秘」といった主な症状は、漢方の視点から見れば、全て「胃腸の弱り」からくる関連症状であると考えられる。

胃腸は、カラダを支える元気の要。

漢方では特に胃腸の健康を重じている。

疲れると食欲が無くなるように胃腸が弱くなる。逆も然りで胃腸が弱くなるとカラダはとても疲れやすくなり、元気も出にくくなる。

胃腸は「カラダを動かすエネルギーを作り出す製造工場」であり、健康体を維持するには胃腸の健康こそが最も大事となる。

胃腸が健康に働くと、エネルギーがしっかり製造されて、ヤル気も漲る。

しかし、胃腸が弱った状態ではエネルギーが作れず、元気もヤル気も出せなくなる。

疲れを解消するためのエネルギーも不足し、なかなか疲れが取れずにだるさを感じるようになっていく。

夏バテにおいても、食欲が落ちることをきっかけとして元気がなくなり、カラダの重だるさや疲労感を訴える人が増えてくる。

漢方では「脾は燥を好み、湿を嫌う」と言われており、胃腸は乾燥を好んで湿気を嫌う特徴があると考えられている。

脾とは、消化吸収の働きの総称。

梅雨や夏などの湿気の多い季節には、食欲が湧かず胃が重たく感じるものである。

ところが、乾燥が始まる秋になると今までの重い胃腸が嘘だったかのように美味しく食事を楽しめるようになる。

「食欲の秋」とは、胃腸が嫌いな湿気がなくなり、胃腸が元気になることによって訪れる秋の風物詩である。

島国である日本は、四方八方を海に囲まれ、さらに国土の4分の3は山岳地形のために風通しが悪く、湿気がこもりやすいという特徴がある。

そのため、大陸の乾燥した地域に比べ、日本人の胃腸は弱りやすいともいえる。

乾燥した中国大陸内部の四川省では麻婆豆腐に代表される辛い香辛料をふんだんに使った胃腸に刺激的な四川料理が伝統食となっているが、日本では薄口で淡白な胃腸に優しい和食が伝統食となっている。

日本人は元々胃腸の弱い人が多い上に、夏と梅雨の過剰な湿気の洗礼を受けるため、特に胃腸の弱りからくる様々な症状に見舞われやすい。

夏バテの胃腸の弱りには朝鮮人参

漢方の世界で胃腸を元気にしてくれるものといえば、朝鮮人参が代表的です。

昔から本場中国では胃腸が弱ったときやカラダが疲れたときには朝鮮人参が好んでよく飲まれている。

朝鮮人参が配合された漢方薬の中でも、特に補中益気湯、人参養栄湯、六君子湯などがオススメ。

補中益気湯

元気が出ない、カラダがだるくて疲れやすい、胃腸が弱って食欲がない・・・そんなときに

人参養栄湯

カラダがだるくて疲れやすい、胃腸が弱って食欲がない、貧血気味、手足も冷える・・・そんなときに

六君子湯

胃腸が弱って食欲がない、吐き気がある、みぞおちがつかえる、消化不良、カラダも疲れやすい・・・そんなときに

五苓散

カラダがむくむ、水溶性の下痢が続く、飲みすぎで二日酔い、目眩、吐き気、頭痛・・・そんなときに

漢方医学と西洋医学の違い

漢方医学は、5世紀から6世紀に伝来した中国医学が日本の風土や文化の中で、日本人の体質や生活に合うように少しずつ進化発展してきた日本独自の伝統医学である。

漢方薬を飲む事だけが漢方医学というわけでもない。

西洋医学では病気そのものがターゲットで、漢方医学では病気を持つ人がターゲットとなる。

西洋医学では病気の原因となっている器官などに合わせてピンポイントで治療を試み、漢方医学では人それぞれの体質や心身の状態に合わせて自然治癒力を活かした治療を試みる。

特に漢方医学では未病と称されるささやかな症状にもアプローチする。

未病の例としては、胃もたれ、胸焼け、食欲不振、肩こり、冷え、イライラ、疲れやすいといった症状が挙げられる。

そのため、体調が少し気になる時の予防策にもぴったりなのが漢方医学である。

自然界の中にある薬効を持った植物や動物、鉱物、これらの天然物を調剤のために加工したものが生薬。

体を温める事で知られる生姜「ショウガ」は、生薬として生姜「ショウキョウ」でもある。

漢方薬は、こうした様々な効用を持つ生薬を組み合わせる事によって作られている。

人それぞれの体質や症状に合わせて生薬の配合を変えることによって調整する事も可能。

一方で、西洋医学で処方される薬は、ある症状や病気に対して強い効果を持つ単一成分で作られているというのが一般的。

睡眠時間は必ず7~8時間必要との一般常識は間違い

毎日規則正しく8時間寝て、朝スッキリとした頭で余裕を持って出社して、何事もなく仕事をこなしている人が短眠法を実践する必要はありません。

不眠症に悩まされている、逆に長時間寝ているのに疲れが取れない、時間を無駄にしていると感じてる方は、是非短眠法を実践していただきたい。

この長時間睡眠が大事だというデータの大本となっている調査では、多くの場合被験者から自己申告された睡眠時間が利用されています。
人間は自分の寝ている時間を正確に把握する事はほぼ不可能です。
健康に不安のある人ほど実際より睡眠時間を短く答えやすい傾向がありハードワークや長時間の飲酒喫煙等により睡眠時間が短くなっている人も居るため、睡眠時間だけが要因となって死亡率に影響しているのかどうかは実際のところ明確なデータは存在しません。

脳波を計測する事によって正確に睡眠時間を計測している実験では、睡眠時間の計測が容易な入院患者を対象にしていたり、被験者を監視可能な密室に監禁して実験しており、日常生活を送る人々のデータとは言えません。

結局は何時間寝ないと体や脳に悪いという明確なデータは存在せず、日中に眠気さえ生じないのであれば、睡眠時間は短くても特に問題はありません。

「自分で息を止めて死ねない」「食べ物がある環境で自分の意志で餓死できない」のと同様に、眠れない事で死ぬ事は出来ません。
眠れないと主張している人でも、どこかの時点で必ず小さな睡眠を取って体を休めています。

ゴールデンタイムにも根拠はない

22時~2時というゴールデンタイムに寝ると成長ホルモンが多く出ると言われているが、成長ホルモンは特定の時間に寝ていないと出ないものではなく、ただ寝始めの時間に出ているだけにすぎません。
そもそも、人間が一日に出す成長ホルモンの総量は決まっており、どんな生活でも結局は決まった総量が出ます。

一般常識による固定観念を捨て去れば、不眠症の問題は解決する!

上記の事を踏まえて、必ず8時間寝なければならないという呪縛から逃れられれば、不眠症の問題は自ずと解決されます。
不眠症は思い込みの病気でもあります。

「睡眠が少ないと健康に悪いのではないだろうか?」
少しの睡眠でも健康に問題ない!

「もっと眠りたいのに眠れない」
→短時間なら眠れる!それで問題ない!

「他の人は長時間寝ているのに自分だけなぜ?
→長時間寝ている人より効率良く睡眠が取れている!

長時間睡眠の弊害

逆に長時間寝すぎることには、デメリットもあります。

眠っている間は動かない事で体温が低下し、免疫力も代謝力が下がる。
起き抜けに風邪気味になりがちなのは、免疫力が低下した睡眠時に風邪をひいてしまっている事が要因。

睡眠時には口呼吸にもなりやすく、口が乾きやすい。
口が乾くと殺菌作用のある唾液が無くなる
そのため、「虫歯になりやすい」「口やノドで雑菌が繁殖しやすい(やっぱり風邪も引きやすい)」「口臭が生じやすい」というデメリットがある。
起き抜けの口内は唾液による殺菌が出来ないため、トイレと同じぐらい雑菌が繁殖しているとも言われている
そのため、起き抜けにはまず歯を磨くべき。

長時間睡眠は必ずしもお肌に良いとは限らない。

前述の通り、睡眠中は体温低下により代謝力も下がるため、肌のターンオーバー(新しく綺麗な細胞に入れ替わる)も弱まり、古い細胞のままになりやすくなる。
化粧を落とさないで寝てはいけないというのも、睡眠時に肌の代謝が悪くなる事によるものが一因である。

さらに睡眠時は同じ体勢で枕に顔を押し付ける事にもなるので、必然的に汗・ヨダレ・垢・埃などが顔に付着する事になる。

長時間を汗を欠いて水分補給をしない状態が続くため、水分不足も起こりやすい。

寝ている間に不自然な体制を長時間取ってしまうリスクも高まるため、寝違いも起こりやすくなる。

暇と退屈と飽きが眠気を誘う

車の運転手は眠くならず、何もしていない助手席の人間は眠くなる。

長時間運転で居眠り運転をしてしまうのは、長時間の運転に飽きたから。

退屈な映画、つまらない授業や説教で眠くなる。

乗り物での移動中に眠くなる(何もする必要がないから)

マッサージを受けていると眠くなる(リラックスして何もする必要がなくなるから)

やりがいのある仕事や面白いゲームや漫画を楽しんでいるときは眠くならない。

他の動物でも、例えば野生のキリンは木の葉っぱを一日中食べるために1日20分しか睡眠しないが、動物園に連れてこられてエサを与えられると、睡眠時間が4時間になる。

他の動物でも概ね共通で、人間だって安全に食料が得られて外敵に襲われる危険が無ければ、エネルギー消費を抑えるために長時間睡眠になる。

つまり、疲れるからではなく、食料に困らず安全が確保されていてヒマだから睡眠時間が長くなるのである。

短眠で集中力アップ!セロトニンとノルアドレナリンの分泌量が増える

幸せホルモンといわれる「セロトニン」とやる気ホルモンといわれる「ノルアドレナリン」は睡眠中にはほとんど分泌されない。

例えば、悪夢や悲しい夢は見ても、幸せな夢はあまり見れない。

睡眠中はセロトニンが働かないため幸せな気分になりにくく、明け方には気分が沈みがちになり、うつ病の人でも明け方に症状が悪化する事例が多い。

やる気ホルモンのノルアドレナリンも働かなくなるため、起き抜けには集中力がなく、何時間か経過してからようやく集中出来るようになる。

短眠によってセロトニンやノルアドレナリンが分泌されない時間を減らす事が出来れば、起き抜けにすぐ集中力を高めて勉強や仕事に打ち込めるようになる。

睡眠の目的は、眠気を除去して思考をリセットすること

身体の疲労回復だけであれば、睡眠という意識を失うレベルの休息を取る必要はなく、普通に小休止をしたり、ストレッチやマッサージをすれば充分です。

睡眠中に体の緊張が弛緩する事で筋肉が回復したりもするが、やはり最大の目的は眠気の除去であり、脳のリセット。

眠気を作り出すのは、アデノシンやプロスタグランジンD2などの「睡眠物質」、これらが脳に溜まる事によって働きが鈍くなるのが眠気の正体とされている。

そして睡眠によって、これらの睡眠物質が掃除される事で眠気が飛び、思考がリセットされる。

レム睡眠「理想的な睡眠」

レム睡眠とは、1953年睡眠の研究をしていたクレイトマンとアセリンスキーによって発見された概念で、アセリンスキーは息子の睡眠中の目を観察していてすごい勢いで目が動いているのを発見した。

そこから、「Rapid Eye Movement Sleep(急速眼球運動睡眠)」=REM睡眠と名付けられた。

レム睡眠中は、総じて起きているとき以上に脳は活性化しているが、脳と体の連絡の大半が遮断されているため、体が動く事はほぼない。

レム睡眠時に脳波を測るとかなり活動的なので、ActiveSleep(活動的な睡眠)とも呼称されている。

脳が活動する事によって洗濯機を回すように睡眠物質が除去されて眠気が減っていく作用があるため、レム睡眠によって眠気が取れていく。

脳と体の連絡が遮断される事により体が完全に弛緩するため、体もスッキリした気分になる。

レム睡眠時には眠気を除去出来るため、目覚めも良い

目覚めが良いのはちゃんと眠気を除去出来ているからであって、眠りが浅いというのは間違い!

基本的にレム睡眠だけ取れれば問題なく短眠出来る!

『体が寝て脳が起きている』というのは本質ではなく、『脳が大興奮しているが体とは遮断されている』というのがより正確。

ちなみに明確な夢を見るのもレム睡眠時である。

但し、冷静且つ客観的な判断を司る「前頭前野背外側部」という部分の働きは低下しているため、大半の夢は意味不明な内容である。

ノンレム睡眠「ただのレムではない睡眠」

ノンレム睡眠時の脳波はとても静かでQuietSleepとも呼称されている。

日中の「ぼーっとしてやる気がない状態」に近いのが、ノンレム睡眠である。

ノンレム睡眠のときは脳と体の連絡は遮断されないが、脳の働きが純粋にボヤッとしているために、体はほとんど動かない状態。

『脳が寝て体が起きている』というのは本質ではなく、『脳がボヤっとしつつ体とは繋がっている』というのがより正確。

ノンレム睡眠は、眠気を除去する効果が薄く、体温が落ちて免疫や代謝も落ちやすい。

ノンレム睡眠は不要!減らせば短眠出来る!

多相性睡眠と仮眠

生き物の大半は、一日に細かい睡眠を何度も取る「多相性睡眠」を実践している。

外敵に襲われるリスクがあるため、通常はまとまった睡眠時間は確保出来ない。

ライオンのような強くて誰からも食べられるリスクの無い動物だけが、一日に一回だけまとまった睡眠を取っている。

人間に関しても、文明を発展させて他の生物を駆逐したからこそ、まとめて睡眠を取るようになった。

人間は本来「一日に一回長時間睡眠を取る」よりも「短時間の睡眠を小分けに取る」という方がずっと自然で効率的!

つまり、日中に細かく仮眠を取るのが推奨される。

人間は寝入りの時間に最も効率の良いレム睡眠が出来る!

15分を過ぎると、効率の悪いノンレム睡眠に入ってしまうので、仮眠は15分以内に切り上げる!

数秒程度、目を瞑るだけの一瞬の仮眠でも効果はある。

ナノナップ 数秒程度の仮眠

マイクロナップ 1分前後の仮眠

ミニナップ 数分~10分程度の仮眠

パワーナップ 10~20分程度の仮眠

アルコールは控えよう

アルコールには眠りを促し、上気道の筋弛緩による睡眠時無呼吸症候群の引き金になったり、脱水症状に陥ったり、中途半端に覚醒したりと大変質の悪い睡眠となります。

さらに翌日にも酩酊状態を持ち越したりする事から、短眠というより睡眠や健康全般に何の好影響も齎さないので、出来る限り飲酒は控えるべきです。

少なくとも入眠直前の飲酒は控え、意識をしっかり保ってこまめに水分を補給する事が大事です。

炭水化物も控えよう

炭水化物を摂取すると、食後すぐに血糖値が上昇し、多量のインスリンが分泌されて、血糖値を下げようとして下げ過ぎてしまって、逆に血糖値が急低下して低くなりすぎてしまいます。

消化のために血流が胃に集中するという事象も重なり、脳がスリープモードに入って強烈な眠気に襲われます。

炭水化物を多量に摂取しての睡眠は、アルコール摂取時と同様に質の低い睡眠に繋がるため、出来る限り炭水化物の摂取量は抑えめにして、タンパク質中心の食生活を心掛けるべきです。

最終目標は「睡魔をコントロール出来る人間になること」

日常生活で強い眠気を感じているのに無理やり睡眠時間を削っては駄目。

どうしても眠気が強いならば、10-15分程度のパワーナップを取ったり、1時間ほど睡眠時間を伸ばしてみたりと、工夫を凝らして決して無理をしない事が大事。

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