値段と健康
ワインの値段は、提供されている場所によっても異なる。
同じワインでも、コンビニやスーパーで売ってるものより飲食店で提供されているものの方が高い。
温度管理とかが難しく、飲食店で取り扱うのにもコストが掛かっている。
葡萄の産地が大きく値段に影響しており、産地の畑にも格付けがされている。
土の質や生産者、農薬使用の有無、収穫方法、歴史など様々な評価ポイントがある。
格付けのワインは、農薬や機械を使わず、時間が掛かる方法で少量生産となっているため、コストが高く供給が少ないため、価格が高騰してしまう。
ロマネ・コンティは本当に質が良いワインであり、供給も極端に少ないため、とんでもない高値となっている。
安いワインは基本的に大量生産されているものとなっている。
ワインの質という観点では高いワインの方が良いといえるが、熟成される事によって出る深みが万人にとって美味しいとは限らない。
味という意味では、高いワインと安いワインに大差は無い。
チリ産は安くて美味しいとして有名。
日本産でも安くて美味しいワインがある。
山梨県や北海道のワインなんかが有名。
健康面に関しては、値段は関係ない。
アルコール度数と含まれている栄養成分が重要になってくる。
特に健康に良いとされている代表的な栄養素といえば、ポリフェノール。
有機赤ワインと酸化防止剤
有機赤ワインとして売られているものの栄養成分を見てみると、実は酸化防止剤として亜硫酸塩が含まれている事が多い。
赤ワインを飲むと頭が痛くなるという人は、酸化防止剤のせいかもしれない。
赤ワインを買うのであれば、「有機」ではなく「酸化防止剤不使用」のものを選んでみてもいいかもしれない。
ただ、亜硫酸塩自体はローマ時代から長年使用されてきたものであり、決して亜硫酸塩が完全な悪であるとは断定出来ない。
雑菌の増殖を抑え、熟成にも耐える事が可能になり、腐敗を防いでくれる存在。
熟成に必須という事は、むしろ歴史があって長期熟成が必要とされる高級なワインほど使用せざるを得ない。
無添加ワインというのは理想的な形ではあるが、とにかく日持ちしないというデメリットがある。
では、コンビニやワインで大量に売られている無添加ワインがどうかというと、こまめに冷凍を繰り返す事によって出荷量を調整しており、風味が損なわれている側面がある。
コンビニやスーパーに大量に並んでいる安い無添加ワインが絶対的に健康に良いとかそういうわけでは無いので注意が必要。
そして、結局は「有機」=健康・安全でも無い。
高級ワインの飲み頃
ワインには「熟成向き」のものと「早飲み」に適したものがある。
高級ワインの特に「赤ワイン」は基本的に熟成させる事が想定されているため、想定より早く飲むと、香りが立ちづらかったり、渋みや酸味が強く出過ぎたりしてしまう。
具体的な飲み頃は、ワインの評論誌やワイナリー自身が飲み頃を公開しているので、銘柄名と年号で飲み頃をググるのが良い。
世の中には飲み頃のピークを過ぎた赤ワインもいっぱい売られているので、買う際にはきちんと飲み頃も調べておいた方がいい。
一般的に重口の赤ワインは長期熟成向きとされている。
買ってすぐ飲みたいなら、白やスパーリングワインがオススメだが、高級な白やスパーリングには長期熟成向きのものも存在する。
高級なワインを買う場合には、とにかく徹底的に下調べをする必要がある。
世の中には「ワイン投資」というものもあるように、例え自分で飲むワインであっても、高級なワインを買うときは、投資をするという気持ちできっちり下調べをして買う事を心掛けたい。
気軽に飲みたいなら、素直に安くて美味しいコンビニの人気ワインを買えばいい。
コンビニワイン
セブンイレブン「アンデスキーパー」426円でかなり安くて美味い。
ローソン「カーサ・スベルカソー カルベネ ソーヴィニヨン」598円が特にオススメ。
ファミマはちょっと・・・
ネット通販
楽天市場がオススメ。
情報が多く煩雑で見づらいと不評の楽天市場だが、ワインに関してはとにかく情報量が多いというのは良い事。
アマゾンはシンプルで情報がスッキリしているが、情報が少なすぎて判別が付きにくく、初心者には難しい。
ワインブティックヴァンヴァン(楽天市場と楽天外の本店がある)
仕入れたワイン1店1店にシニアソムリエの店長が点数を付けている。
とにかく分かりやすく、良いオススメワインが分かりやすい。
とりあえず5点満点で評価される「麦ちゃんポイント」を見るのが良い。
ただやっぱり値段と比例する部分もあるので、4.2点以上と評価の高いワインの中から安いワインを選ぶのがオススメ。
店主は辛口が好みなようなので、基本的には辛口ワインを選ぶお店として評価したい。
うきうきワイン玉手箱(楽天市場)
福袋がお得と評判。
特にシャンパーニュセットがお得度が高い。
ただ、あまりにも人気となっているため、ちょっと購入の難易度が高い。
wine-nets おおはし(ワインの業務スーパー)
商品の説明が少なく見づらいが、異様に安いのが特徴的。
ある程度自分で目利き出来ないと難しい面がある。
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